かって、少女‘アンジュリーゼ‘は、
兄のジュリオ、妹のシルヴィアと共に白馬で野原を駆けていた。
侍女のモモカ、父のジュライ、母のソフィア達もそれを見ていた。
現在、‘アンジュ‘は機動兵器パラメイルの一種、`ウィルキス`に乗って、空を飛んでいた。
周囲には他のパラメイルも居て、ヴィルキスを含めた7体の編隊で飛行していた。
サリア「時空振動確認、方位O2.距離4500、来るぞ!」
空が歪み、そこから複数の‘ドラゴン‘が出てきた。
クリス「大きい」
サリア「ドラゴン出現、ブリック級1、スクダー級30」
ロザリー「ブリック級?ガレオン級はあんでしょ?」
ヴィヴィアン「小さいのも一杯いる」
エルシャ「ほらほら、文句言わないの」
サリア「隊長より各機、これより殲滅攻撃に移行する。セーフティ・オフ!」
隊員達。「「「イエス、マム!」」」
サリア「ファイア」
ラグナメイルの編隊が砲撃を始め、小型ドラゴンのクーダン級を撃ち落としていく。
サリア「クーダン級8、撃破。退路を遮断する、後衛各機、距離500に弾幕を展開」
エルシャとクリスのパウザーとロザリーのグレイプが人型に変形し、ライフルと連装砲でクーダン級を撃ち落としていく。
サリア「今だ、前衛突撃!」
ヒルダ「了解!」
ヴィヴィアン「了解!」
ヒルダのグレイプとヴィヴィアンのレイザーがクーダン級の中央で変形し、
近接武器とライフルでクーダン級を更に撃ち落としていく。
ロザリー「4万キャッシュ頂き!」
ウィルキスは単身、中型ドラゴンのブリック級に向かう。
クリス「あいつ・・・また独断専行?」
ビルダ「こら!フォーメション乱すんじゃないよ!」
サリア「エミッション反応確認、全機散開」
ブリック級が撃った電撃がかすり、ウィルキスが落下していく。
ロザリーのグレイプとエルシャのパウサーも電撃を受けた。
クリス「ロザリーとエルシャが・・・」
サリア「アンジュ、応答しろ。アンジュ!」
アンジュ「行くよ、ウィルキス」
ウィルキスが人型に変形し、上昇していく。
ウィルキスはブリック級の電撃をかいくぐり、
ライフルを撃ち、ブリック級のバリアを砕いていく。
ウィルキスがライフルからグレネードを撃ち、ブリック級の頭に直撃させた。
アンジュ(私は、アンジュ・・・)
ウィルキスがドラゴンの首に左手を叩きつけ、凍結バレットを直撃させた。
ドラゴンが悶え、ウィルキスの左手を叩きつけられた所が氷結する。
アンジュ(私は生きる・・・)
コックピットからアンジュが出てきて、ウィルキスと共にライフルを構えた。
アンジュ「・・・殺して、生きる」
アンジュとウィルキスのライフルが同時に発射された。
その日。スタジアムで、「ある方法」で飛行させたバイクに乗った2人一組の選手達が行うスポーツ、エアリアの大会が開催されていた。
実況「若き血と汗とマナの光が激突するエアリア選手権!大優勝旗を手にするのは
ローゼンブルク王国グロリア学園か!それとも、イスルギ公国鳳凰院か!」
上の貴賓席では、ジュリオと車椅子にのったシルヴィアが試合を見ていた。
ボールを受け取ったのは、皇女‘アンジュリーゼ‘だった。
アンジュリーゼ「絶対に逆転します!」
ホイッスルが鳴った。
アンジュリーゼ「我に続け!」
ミスティ「ここは、通しません!」
グロリア学園のミスティとアンジュリーゼがスティックをぶつけ合う。
弾かれたボールをグロリアの生徒と鳳凰院のアキホが取ろうとするも、
ぶつかった拍子にアキホが落ちていった。
アンジュリーゼ「モモカ!」
モモカ「はい!」
アンジュリーゼとモモカのバイクが飛び上がる。
ボールが落ちて、ホイッスルが鳴った。
アキホはアンジュリーゼに助けられた。
アンジュリーゼ「怪我は無くて?」
アキホ「ア、アンジュリーゼ様!」
アンジュリーゼ「飛びますよ、もう一度」
アキホ「は、はい!」
ここで試合終了のホイッスルが鳴った。
実況「おーっとここで試合終了―!一点差で激闘を制し、今年度のエアリア選手権優はオーゼンブル公国グロリア学園!おしくも力尽きた鳳凰院。熱戦を繰り広げてきた両校に対してジュリオ殿下、シルヴィア殿下からも健闘を称える拍手が送られています」
アキホ「申し訳ありません、アンジュリーゼ様・・・私達が足を引っ張っていなければきっと・・・」
アンジュリーゼ「あの日、約束しましたよね。勝ち負けより大切なものを目指しましょうと、私達はどのチームよりも強い絆を輝かせる事が出来ました。それが、それこそが私達にとっての勝利です」
アキホ「アンジュリーゼ様・・・」
ミスティが拍手しながらアンジュリーゼ達の所に来た。
ミスティ「素晴らしいですわ、アンジュリーゼ殿下。優勝よりも美しくして、尊い物を皆様に教えて頂いた気がします」
ミスティとアンジュリーゼが握手を交わす。
アンジュリーゼ「今日の借りは秋の大会で必ず」
「洗礼の儀が終わったら、帰ってきます。どれだけ公務が忙しくなっても必ず」
「それまで皆さん、エアリア部をお願いしますね」
鳳凰院生徒「「「はい!喜んで!」」」
ジュリオ「・・・滑稽だな」
アンジュリーゼ達はリムジンに乗っていた。
シルヴィア「私、まだまだドキドキしてます。お姉様が空を飛んだ時は心臓が止まるかと思いましたもの!」
ジュリオ「アンジュリーゼの側に居ると心労が絶えないね、モモカも」
アンジュリーゼ「悔しい・・・」
シルヴィア「え?」
アンジュリーゼ「仲間も助けて優勝もする。皇女たるものそうでなくては・・・」
シルヴィア「まあ」
ジュリオ「やれやれ、皇女殿下は欲張りだね」
リムジンが進む街中には、アンジュリーゼの画像で溢れていた。
シルヴィア「国中、お姉様一色!」
ジュリオ「みんな、待ち遠しいんだよ。明日の洗礼の儀が」
アンジュリーゼ「分かっています、お兄様。この国の未来を照らしてみせます。私のマナの光で」
ジュリオ「楽しみだね、明日の洗礼の儀が」
リィザ「ん?」
リムジンと先導の車の前に、複数のパトカーが来ていた。
2台が止まり、近衞長官のリィザと近衛兵達が出た。
リィザ「近衛兵、防御円陣!」
近衛兵「マナの光を!」「障壁!」
近衛兵がマナで障壁を張った。
リィザ「皆様しばしのご辛抱を。すぐに処理します」
ジュリオ「ノーマか」
アンジュリーゼ・シルヴィア「!」
警護兵達は若い母親を取り押さえていて、その足下に赤子がいた。
母親「放して!放して下さい!」
警護兵「結界!」
警護兵が赤子を包む障壁を張った。
警護兵が赤子へ手を伸ばすも、障壁に触れた手が弾かれる。
赤子は母親の方へ這っていく。
母親「駄目!」
赤子は、結界を砕いた。
アンジュリーゼ「マナの光を・・・壊した!」
ミツルギ「実際に見るのは初めてか?」
アンジュリーゼ「あれが・・・ノーマ」
警護兵「ノーマ管理法第一条第三項に基づき、この者を第120776号ノーマと認定して・・・」
母親「セーラを・・娘を返して!」
母親が警護兵を振り切って、娘のセーラを庇う。
警護兵「こいつ!」
母親「どうかお目こぼしを・・・この子はホンの少し、マナを使うのが下手なだけなんです・・・どうか・・・」
アンジュリーゼ「それこそが、ノーマの証。断じて、見過ごす訳には参りません」
アンジュリーゼが出てきた。
母親「アンジュリーゼ様・・・」
人々「え!」「本当だ・・・」
アンジュリーゼ「人類が進化の果てに手にしたマナの光。それを否定するノーマは本能のままに生きる、暴力的で反社会的な化け物、今すぐこの世界から隔離しなければなりません」
母親「・・・!お願いします、アンジュリーゼ様・・・私がきちんと育てますから!」
アンジュリーゼ「不可能です。ノーマは人間では無いのですから」
人々「そうだ・・・・」
母親「!!」
アンジュリーゼ「早く忘れることです、そして次の子を産むのです。今度はノーマではない、正しい子供を」
母親「うわああぁ!」
母親がアンジュリーゼに哺乳瓶を投げつけた。
モモカ「障壁!」
モモカが障壁を張って、哺乳瓶を防いだ。
警備兵「貴様!」
母親は警護兵達に取り押さえられた。
モモカ「姫様、お怪我は?」
アンジュリーゼ「過保護なんだから」
セーラはパトカーに連行されていった。
母親「セーラ!セーラ!お願い放して!セーラァ!!」
夜、アンジュリーゼはバルコニーである歌を歌っていた。
そこへ、ソフィアが同じ歌を歌いながら来た。
ソフィア「小さい頃から変わりありませんね。何かあると、あなたはいつもここでこの歌を」
アンジュリーゼ「全てを洗い流してくれる気がするんです。迷いも不安も全部」
ソフィア「永遠語り、進むべき道を示す皇家の守り歌ですから」
アンジュリーゼ「進むべき道・・・お母さま、私この世界が好きです。
マナの光に照らされ、戦争、格差、貧困、全ての闇が消え去った平和で美しく、完璧な世界。でも、ずっと探していました。私が挑むべき道が何処かにあるはずだと」
ソフィア「では・・・見つかったのですね?」
アンジュリーゼ「今日、初めてノーマを見ました。マナを破壊する突然変異。
どうしてあんなものがこの世にいるのでしょう」
ソフィア「何も分かっていません。どの様に発生するのか、どうして女性だけなのか
そう・・・何も分かっていない」
アンジュリーゼ「ですから私が解き明かそうと思います」
ソフィア「え・・・」
アンジュリーゼ「ノーマがこの世界から根絶されれば、世界はもっと美しくなるはずです」
ソフィア「・・・アンジュリーゼ、貴方にこれを」
ソフィアがアンジュリーゼに指輪を渡した。
アンジュリーゼ「これ、斑鳩皇家の・・・」
ソフィア「どうか光のご加護があらんことを・・・」
アンジュリーゼ「お母さま・・・」
ジュライが何かの端末を操作していて、ジュリオは物陰からそれを見ていた。
翌日。
レポーター「16歳の誕生日を迎えられたアンジュリーゼ様を祝福しようと沿道には多くの国民が集まってります。これからアンジュリーゼ様は皇室の方々と共に、暁ノ御柱前の会場に入られ、いよいよ洗礼の議が始まります」
アキホ達エアリア部の皆は暁ノ御柱の前に来ていた。
ミスティ達もその中継映像を見ていた。
セーラの母親は荒れ果てた部屋の中で映像を見ていた。
ジュライ「為政者となった皇女アンジュリーゼの光が、このミズルギ皇国に更なる平和と繁栄をもたらすであろう」
アンジュリーゼが暁ノ御柱の土台に入った。
暁ノ御柱が光っていくが、その光が途中で止まり、周りに警告音が響いた。
アキホ「何、この音・・・?」
警護兵「ノーマの・・・警告音だ・・・」
モモカ「!」
ジュライ「馬鹿な・・・!?位相は確かに・・・」
ジュリオ「位相なら、解除しておきました」
ジュライ「な、何故だ、ジュリオ!?」
ジュリオ「ふふ・・・ふははは!それはこっちの台詞です父上!」
リィザがジュライに右手のマナの光を突き付ける。
「洗礼の儀を操作して、化け物を皇室の一員にするなど・・・正気ですか!」
シルヴィア「お・・・お兄様?」
ジュリオ「可愛いシルヴィア・・・」
「そして我が愛しの皇国民よ。今こそ真実を明かそう。アンジュリーゼは・・・」
「ノーマだったのだ!!」
シルヴィア「え・・・」
ジュライ「くっ!」
ジュリオ「真実を隠し、化け物を為政者に頂くなど国家の私物化!国民への重大な背信だ!」
「化け物に!我がミツルギ皇国を汚させてなるものか!」
「今こそ全ての国民の前で真実を明らかにする!
「それがアンジュリーゼの、洗礼の議だ!!」
ソフィアがアンジュリーゼを塔から出した。
ソフィア「逃げますよ!急いで!」
アンジュリーゼ「お母さま!?一体何が!」
ジュリオ「捕らえろ!」
リィザ「実銃を使いなさい!」
近衛兵が二人に銃を向ける。
ソフィア「封鎖!」
ソフィアが兵士達の前に隔壁を下ろした。
リィザ「被疑者は儀礼区画から御柱内部に逃走!至急、各国へ・・・」
シルヴィアが気絶した。
モモカ「シルヴィア様!」
アンジュリーゼとソフィアが外に出たが、そこでは警護兵達が待ち構えていた。
アンジュリーゼの周りにマナの障壁が張られた。
警備兵「アンジュリーゼ様、こちらへ。皇女殿下にはノーマの疑いがかけられております。抵抗なさらぬ様」
アンジュリーゼ「何を言ってるのですか・・・」
ソフィア「いけません!アンジュリーゼ!」
アンジュリーゼが手を伸ばすと、障壁が砕かれた。
警護兵「マナの光を・・・破壊した」
警護兵達が一斉に銃を向けた。
アキホ達もその場に来ていた。
アキホ「姫様がノーマだったなんて・・・」
鳳凰院生徒「嘘よ、そんなの!」
警護兵「武器を捨て、投降しろ。抵抗すれば射殺する」
警護兵がアンジュリーゼに銃を向けた。
アンジュリーゼ「この私に・・・第一皇女に向かって、銃を向けるか!!」
アンジュリーゼが儀礼用の短剣を抜いて、警護兵へ切り掛かった。
ソフィア「アンジュリーゼ!!」
警護兵は恐怖して、発砲した。
ソフィアがアンジュリーゼの前に割って入り、障壁を張るも銃弾に砕かれ、そのまま自分が銃弾を受け、倒れた。
アンジュリーゼ「お、お母さま!?」
ソフィア「守りたかった・・・貴方を真実から・・・生きるのです・・アンジュリーゼ、何があっても・・・アンジ・・・」
アンジュリーゼ「お母様!」
ソフィアが事切れた。
警護兵「ノーマ管理法第一条第三項に基づき、お前を第120377号ノーマと認定する。連行しろ」
「「はっ!」」
人々「俺達を騙していたのか!」
アキホ「何が絆よ・・・この嘘つき!」
ミスティ「あ・・・」
アンジュリーゼ「お母さま・・・」
セーラの母もその様を見ていた。
母親「ざまあ見ろ・・・ざまあ見ろ!!」
ジュライ「ぐ・・・」
ジュリオ「母上・・・皇后陛下の国葬の準備を。皇帝陛下は拘束せよ」
リィザ「はっ」
ジュライがリィザと近衛兵に連れられた。
ジュリオ「忙しくなるよ、シルヴィア・・・汚された皇室を再建しなくちゃいけないからね、僕達だけの・・・」
「リィザ!これよりミスルギ皇国は私が動かす。神聖皇帝ジュリオ一世として」
リィザ「御意・・・」
夕暮れの海。破かれたアンジュリーゼの写真が大量に浮かんでいた。
雷鳴の夜に、輸送機がある島へ飛んでいった。
パイロット「こちら、107.廃棄物を持ってきた。着陸許可を求む。こちら107」
アンジュリーゼはその島へ送られた。
エマ「120377号ノーマ、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ。出身、ミスルギ皇国、16歳」
「16歳ねぇ、あなたには今日からここ、アルゼナルに入隊、兵員として戦うことが義務付けられています」
アンジュリーゼ「どこなんです、ここ・・・私に一体何が起きているのですか・・・」
エマ「16歳であるあなたは、特例として教育課程において・・・」
アンジュリーゼ「母は!母はどうなたのですか!?会わせてて下さい!今すぐに!」
エマ「所持品を没収します」
エマがアンジュリーゼの付けていたピアス等を外していく。
アンジュリーゼ「止めなさい!」
エマ「その指輪も」
エマはソフィアが送った指輪も外そうとする。
アンジュリーゼ「触るな!これは我がイズルギ皇国、斑鳩王家に伝わるもの!
お前の様な下級役人が触れていいものでは無い!」
エマ「ノーマの分際で!」
エマが鞭を取り出すが、その場に居た女、ジルに止められた。
ジル「私がやろう、エマ・ブロンソン監察官。ノーマの相手はノーマでなくてはな」
「アルゼナル司令官のジルだ。手荒な真似をしてすまなかったな」
アンジュリーゼ「私がノーマ・・全て何かの間違いです。すぐにイズルギ皇国から・・・!」
ジルがアンジュリーゼの腹を蹴りつけ、壁に叩きつけた。
ジル「いやいや恐れ入ったよ。16歳までマナを使わず生きていく事が出来るなんて」
アンジュリーゼ「な、何を・・・・」
ジル「おかしいと思った事無かったのか?一度も?」
アンジュリーゼ「何を言っているのですか!」
エマ「マナを使う専属の侍女がいたそうです」
ジル「な―るほど。16年の努力も水の泡、お前の母親も無駄死にだな」
アンジュリーゼ「し・・し・・・ん・・・だ・・・」
ジルが指輪を奪った。
アンジュリーゼ「返しなさい!」
ジル「取り返してみたらどうだ?マナの力で」
アンジュリーゼ「マナの光よ!光よ!光よ・・・」
しかし、何も起こらない。
ジル「お前には何も無い。皇女としての権限も人としての尊厳も、何も・・・ようこそ、生き地獄へ」
ジルがナイフでアンジュリーゼのドレスを切り裂き、前を露わにした。
そのまま、ドレスを引きはがし、机の上に押し倒した。
ジル「監察官、お手伝いいだけますか?」
エマ「何故私が!?」
ジル「早く終わらせたいでしょ、汚れ仕事なんてものは」
エマがマナを使って、アンジュリーゼの両手を鎖で縛る。
アンジュリーゼ「な、何を・・・」
アンジュリーゼのパンティーがはぎ取られ、アンジュリーゼが全裸となった。
ジル「身体検査だ」
アンジュリーゼ「やめなさい!やめろ!」
エマが目をそらした。
アンジュリーゼ「我は第一皇女・・・アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギなるぞ!!」
ジル「いや、今からお前は・・・`アンジュ`だ」
アンジュリーゼ「い、い、いやあああああ!!」
アンジュリーゼ、いやアンジュの絶叫はサリア、エルシャ、ヴィヴィアン達が居る格納庫、
ロザリー、クリス、ヒルダ、そして部屋の主のゾーラが全裸で過ごしていた部屋まで響いた。
アンジュは全裸の体に赤い痣を付けられ、横たわっていた・・・
(続く)
~次回予告(?)~ アンジュ『第1話いかがでしたか?』 『って最悪よ!あんな事やこんな事、セレブでハイソな皇女様に何なのこの扱い!?理不尽とリムジン、一文字違いで大違いだわ!』 『そもそも、これって美少女ロボットアニメでしょ?美少女はともかく、ロボットは?』 まつろわぬ魂
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最終更新:2017年07月20日 13:09