シャンハイ・ヌーン (吹替版)のエンディング

ぺぺ姫が誘拐されチョンとその仲間らは身代金引き渡し場所のアメリカ・ネバダ州に行く途中で強盗に襲われて逸れた中、チョンは様々なトラブルに巻き込まれた末にインディアンの族長の娘フォーリング・リーヴスと強盗仲間に裏切られたロイ・オバノンと仲間になり手助けの中で、国を裏切った近衛兵で中国人などを強制労働させたロー・ファンの陰謀を知ったチョンはロイと共に引き渡し場所の教会の戦いにおいてローの手下である連邦保安官ネーサンはロイの隙を狙った射撃で倒され、ローはチョンの加勢をしたペペ姫を殺そうとするが、その隙を狙ったチョンによりロープに首を巻きつけられ、鐘を支えてるロープを落とし絞められて絶命した。
ペペ姫は落下する鐘を見て咄嗟にチョンを転がる形で抱きなんとか回避する。

教会の中に戻ったチョンとペペ姫ははぐれていた近衛兵3人と合流する。

チョン「大丈夫か?」
近衛兵「ああ」

ペペ姫が近衛兵を手当てする一方で戦いが物語った教会内でロイがいないことに気づきチョンは叫び声をあげる。

チョン「ロイ!君のロイが…」

すると金貨の音に気付き、チョンはその足元に落ちた金貨を拾う。

ロイ「金しか頭にないのか?」

ロイの声に気づいたチョンはロイがいることに気づく。

ロイ「恥を知る、金ばかりが人生じゃないわかってくれ」

ロイは下に降りる。

チョン「保安官は?」
ロイ「なんてことないさ、やっつけたよ。」
チョン「どうやって?」
ロイ「撃ち合ったのにきまってるだろう」
チョン「いいから本当のことを言え」
ロイ「それが奇跡なんだ、見せたかった。弾は一発しかない、奴は山ほど残ってて、あいつは一発が銃を入れないとぬかしやがった。けど3つ数えて俺…」

近衛隊長と向き合ったロイは頭を下げる。

近衛隊長「戦場では勅命に背く時もある」
ロイ「いいって」
チョン「そうだ」
ロイ「顔を上げていい?」
チョン「いいよ」

すると銃弾が入口のドアを貫通し、近衛兵はとっさにぺぺ姫を庇う。

近衛隊長「姫を守れ!」

ウォラス「高く手を上げろお前ら!」

撃ったのはウォラスを筆頭とする3人組であった。

ロイ「俺の台詞だ。手下を奪った上にセリフを盗みやがった!」
チョン「ロイ!おい戻れ!」
ロイ「待ってくれウォラスだ
ウォラス「ローイ!俺達をう置いてきやがって汽車の黄色い奴とバイトしてるんだってよな」
ロイ「君たちはここにいておれの問題だ」
チョン「いや、一緒に行こう。相棒だろう」
ロイ「嬉しいよ相棒」
チョン「裏からお逃げを」
ペペ姫「だめよ」
チョン「姫、心配なく約束です会いに行きます」
ペペ姫「私に約束したことは必ず守って」

ぺぺ姫はチョンにキスをする。

チョン「後を頼むぞ!」

チョンは近衛兵にペペ姫の護衛を頼み、ロイのところへ行き回避する。

チョン「こっちへ来い、いいから!駄目だ!何してるんだ?頭打ったか?」
ロイ「おいジョン、おれの話しを聞いてくれ、おれには当たらない、そうだったんだ。奇跡が起きた」
ウォラス「おい趣野郎聞こえるか!時間だぞ…時間切れだオバノン」
ロイ「簡単にやっつけられる」

チョンはロイを引きとめようとする。

ロイ「心配しなくても大丈夫だ」
チョン「銃を」

ロイはチョンに拳銃を渡す。

ロイ「マジでシャンハイキッドだな」
チョン「どこまでも着いていくぜ相棒」

ロイは自分の唾をチョンの手の平に落とし握手する。

ロイ「3で出よう、数えるぞ」
チョン「いや、俺が数える」
ロイ「じゃあ一緒に…」
チョン、ロイ「1…2…3!」

チョンとロイが突進して扉をあけ外に出ると、ウォラスの3人組みは何故か銃を発砲しなかった。
教会の屋根の上にはチョンの仲間のインディアンらがいた。

ロイ「インディアンだやばい!」
チョン「大丈夫!家族だ俺の家族だ!」

そこにはチョンとロイの手助けをしたフォーリング・リーヴスが馬に乗っていた。

ロイ「友達!兄弟!」
ウォラス「おい!話があるんだ!お前のことをずっと馬鹿だと思ってた。だけどお前がよかったら俺達の仲間に戻ってもいいんだ、美味しいだろ?」
ウォラス一味「美味しいだろうな」
ロイ「俺は適当にやる」
ウォラス「そうか…」
ロイ「お前らは豚箱行きだ」

リーヴスの父「ハロー!トモダーチ!」

族長がそれを言うとチョンとロイはハイタッチをする。

チョン、ロイ「ハロー!トモダーチ!」

変わって夜の鉱山。
そこでは強制労働から解放された中国人らやアメリカ人による祭りがあった。

ロイ「よかった、やっとそばにこれたよ。ずっと言いたいと思ってたんだ。何度も助けてもらった。そうか…わかんないんだっけ、俺たちには溝があるもんな…カウボーイだし君はインディアン…君たちはワンプンって言うんだろ?俺たちは金って言うんだすごく」

ロイはフォーリングにキスをする。

フォーリング「おだまりロイ、しゃべっちゃだめよ」
ロイ「でも…だって」

ロイは再びフォーリングにキスをする。

一方でペペ姫とチョンは手をつなぎ笑顔になる。
変わって朝の野原の鉄道の線路。
丘の上では保安官になったチョンとロイが馬に乗って周辺を警戒していた。

ロイ「いらっしゃいました。給料どっさり積んで定刻通りですな。いつかバッジが似合うようになるかな?」
チョン「心配ない、すぐ慣れる」
ロイ「保安官はならず者にもたないのに俺たちは特別だぜ。本当に縁というのはわからないな。それから俺ならずものの名前を変えようと思ってるんだ。
チョン「どうなの?今度はどんな名前だ?」
ロイ「決めてない。本名はワイヤードキャップだけど…」
チョン「ワイヤードキャップ?カウボーイらしくないな」
ロイ「そうかな?」
チョン「かっこ悪っ!」
ロイ「マジ?じゃあチョン・ウェンはかっこいいっていうのか?」
チョン「おい、お出ましだ」

チョンがそれを言い、ロイが双眼鏡で見ると汽車に積んだ金を奪おうとする馬に乗った列車強盗がやってくる。

ロイ「だな、ド素人どもに。おれの特許だぞ!」
チョン「出番だろロイ、ハウディと行こうぜ!」

チョンとロイが馬を走りながら列車強盗の所へ向かったところで終わる。


(終)

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最終更新:2017年07月07日 21:58