|SNIPER|(文字白、背景灰色)
パナマの森林地帯。
運河では船が航行しており、森林地帯の中で任務に来た軍曹のトーマス・ベケットとパピッチ伍長の2人が隠れながら移動し森の外にある街を見る。
店長「全部持ってけ!」
一方で、2人はライフルの射撃準備、双眼鏡で街の中の人の動向を様子見をしていた。
トーマス「距離は?」
パピッチ「女まで325です」
二人が様子見をする中で軍事用のジープに乗った兵士がやってくる。
パピッチ「来ました、やつらです」
ジープに乗っていた兵士の一人は降りる。
兵士「よし、あっち行け!みんな家に入ってろ!とっとと行け」
トーマス「カブレラを探せ」
トーマスの指示通りにパピッチはライフルを動かし標的となるカブレラを探す。
男「あっちへ帰りな!ちょっとどういうこと?商売の邪魔をしないでさっさとどけ!」
兵士と店長が口論する中でパピッチは兵士の中の一人であるサングラスをかけた兵士を見る。
パピッチ「サングラスをかけた男です」
トーマス「確かだろうな?」
パピッチ「階級章からも間違いありません。絶対です」
トーマス「650だ。確認しろ」
パピッチ「650。ドンピシャです」
トーマス「村人が散ったところで、俺がやる」
トーマスはカブレラがリンゴを食べているすきにライフルで撃ち射殺する。
村人は逃げる。
兵士「応戦しろ!敵のスナイパーだ」「こっちを向くんだ」
兵士の群れはトーマスが発生した方向に向けて銃撃を一斉に放つ中で村人は避難する。
女性「何してんの!?いらっしゃい!」
トーマスらを狙った兵士らは銃撃をやめる。
一方でトーマスは手を動かしてパピッチに何かの作戦の手話をし、その後、2人は隠密に移動し川へ到着する。
トーマス「どうした?」
パピッチ「いえ、別に」
パピッチは水筒の水を飲み、トーマスはメモに何かを書き始めた。
パピッチ「後2時間だ。何して待ってりゃいいんです?」
トーマス「戻ったら休暇が待ってるんだろ?」
パピッチ「まあ…」
そんな中、2人はヘリコプターの音に気付く。
パピッチ「もう迎えが来たんですか?」
ヘリコプターの姿を2人は見る。
トーマス「どうなってんだろう?、まだ、こんなに明るいっていうのに?」
パピッチ「合図はどうします?」
トーマス「駄目だ、馬鹿らしい、そのうちマイルで呼び出しを始めるぞ。打ち合わせの場所へ急いでいこう」
トーマスはリュックを背負い、川の中を歩きながら警戒をし、後を着いてきたパピッチも来る。
トーマスは止まって、周辺を警戒する中で、黒いフードを被ったスナイパーが2人を狙っていた。
2人はヘリコプターのところへ向かう。
ヘリの兵士「急げ!急ぐんだ!」
ヘリコプターに乗った兵士がそれを言い、トーマスが向かう中、パピッチは何らかの気配に気づき狙撃体制に入る一方でトーマスはヘリに乗る準備をする。
ヘリの兵士「早く乗れ!早く!」
パピッチは警戒する中で黒いフードを被ったスナイパーに撃たれる。
トーマス「援護して!」
ヘリの兵士「無駄だ!やつはもう死んでる!やめろ!戻れ!ベケット、よせ!」
トーマスは撃たれたパピッチの元へと向かう。
トーマス「パピッチー!」
トーマスが向かう中でパピッチは同時に黒いフードを被ったスナイパーに再び撃たれた。
トーマス「パピッチ…」
トーマスはパピッチの容態を確認する中、ヘリの兵士はマシンガンで黒いフードを被ったスナイパーに向けて撃つ。
一方でトーマスはパピッチを運び、ヘリコプターへと向かい一緒に乗る。
トーマス「よし!行け!」
ヘリコプターに乗った中で兵士はトーマスにパピッチの死の責任の一言を言う。
兵士「パピッチの事なら機銃掃射の後にしろよ!」
トーマス「パピッチが死んだのはな、貴様らがあっという間に来たからだ!。言ったろ!暗くなるまで待てって!お前らずそれでも空軍の一員か!?」
トーマスは作戦を無視した兵士を糾弾した後、パピッチからサバイバルナイフを取り出し身分証明書となるメタルプレートを取り出す。
兵士「その認識用は軍に持ち帰らないと」
トーマス「形見にもらっとく」
トーマスは死んだパピッチを見る。
最終更新:2017年07月07日 22:46