ザ・ヤクザ (吹替版)のエンディング

ハリー・キルマーは元ヤクザの田中健と共に東野組からタナーの娘を救うが、健の命が東野に狙われる中でタナーが裏切っていたことが判明し、殺された花子とダスティの仇を取ると共に東野邸での決着の末に東野を倒す。
その後、健は花子とその父の墓へ行って守れなかった懺悔の一言を言う。

健「お父さん…申し訳ありませんでした…」

変わってハリーと花子が話す。

ハリー「さて、これでロサンゼルスに帰れる。知らなかったとはいえ、君にも苦労させてしまったね。英子、幸せになってくれ」
花子「やっと秘密がなくなったの。私…」
ハリー「別な幸せが待ってるはずだよ」

ハリーは花子にキスをする。

花子「ハリー…」

花子は涙を流しながらハリーを抱き着く。
変わってハリーと健は五郎の元へ行って話していた。

五郎「警察は兼ねがね東野とタナーに目をつけていたらしい。として密貿易の話が拗れて仲間割れか喧嘩へ。こう判断してるようだ。こちらへは追及の手は述びんだろ。とにかくすっかり片付いた訳だ。良かった×2。2人とも四郎の事を気にしているようだが。出入りの際死んだ、いいから忘れてくれ」
健「申し訳ありませんでした」
五郎「いかん!許さんぞ!みっともない!」

健は四郎の死を賠償しようと短刀で指詰めとして指を切ろうとするが五郎が咎める。

五郎「頼むから言うとおりにしてくれ…やめるんだ。死ぬことだけは思いとどまってくれ…私は息子を失った…それまで弟を失いたくない…」
健「すいません…」
五郎「やめろ!健!」

五郎の制止を聞かず、健は小指を短刀で切る。

健「納め願います…」

健は自分切った小指をハンカチにくるみ五郎に献上する。

五郎「お前は純粋過ぎる。他人に対しての自分にな」

その後、2人は五郎の元を出る。

健「これから、どこいくつもりだ?」
ハリー「ロスさ。君は?」
健「京都へ戻るよ」
ハリー「それが一番いいだろう」
健「さよなら…」
ハリー「さよなら…」

2人は別れを告げる。
変わってハリーはタクシーに乗っていた。

|変わって回想。
ハリー「オリバー、花子は健の子だった」
オリバー「どういうことだい。それは?」
ハリー「英子は健の妹じゃなくて娼婦だったんだ。私は健の一妻を破壊してしまった…」|

ハリー「Uターンして下さい」

変わってハリーがある事情で健の元へ訪れる。

健「はい。ハリー…どうしたの?用かい?」
ハリー「ええ、ちょっと話があって…」
健「どうぞ…今、京都で荷造りを…」
ハリー「あの、部屋へ…」
健「じゃあ、お茶入れよう」
ハリー「お願いします」

ハリーは部屋へ行くと布を用意すると短刀を出し自ら小指を切る、その後、健がやってきてその光景に驚愕する。

健「ハリー…!」
ハリー「すまなかった。私はあなたの誇りを傷つけた上に過去の未来を覆してしまった。お詫びの印に…どうぞ」

健自身の親族などを巻き添えにした賠償としてか健に小指を献上する。

ハリー「私を許すだけでなく、英子も許してやってください…彼女は今でもあなたを愛してます。それを忘れたり…」
健「確かに…」
ハリー「恐れ入ります…」
健「キルマーさん…私にとってこれ以上の友情はありません」
ハリー「田中さん。私にとってもこれ以上の友情は…ありません」

変わって空港。
ハリーはロスへ帰ろうとしていた。

健「これ俺が持つよ」
ハリー「ありがとう」

最後はハリーが飛行機に乗り、飛行機が旅立つと同時に健がそれを見届けた事で終わる。

(終)

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最終更新:2017年08月23日 21:10