1895年、シャーロックとワトソンはリコレッティ夫人と夫トーマスの自殺事件の捜索をする中で、「最後の誓い」での飛行機の着陸シーンから始まる形で現代のシャーロックはリコレッティ夫人の未解決事件を解決するため過去へと戻り、その事件を解決する中でリコレッティ夫人事件は偽装自殺によるもので、モリアーティに仕組まれたものと判明し、再び現在に戻り夫人の墓を確認後、過去へ戻るとライヘンバッハの滝の岩棚におり、真犯人のモリアーティとの格闘戦でワトソンの加勢で倒すことに成功し、シャーロックは滝の下へと飛び降り、現代へ戻った。
シャーロックは飛行機内で目を覚ます。
シャーロック「あっ…はあ?会いたかった?」
ワトソン「シャーロック、平気か?」
シャーロック「ああ、平気に決まってる」
メアリー「薬をやり過ぎたから入院しなきゃ」
シャーロック「時間がない、ベーカー街に帰る。モリアーティが戻った。」
マイクロフト「それでお前が薬から…救われるならいい…」
マイクロフトが渡した紙をシャーロックが破る。
シャーロック「もう必要ない。現実での事件、仕事がある。」
マイクロフト「シャーロック、約束だぞ」
シャーロック「ここで何をしてる?早く俺の恩赦を決めて来いよ兄貴だろ?」
シャーロック、ワトソン、メアリーが飛行機を降りる中、マイクロフトが呼びかける。
マイクロフト「ワトソン先生。弟を…どうかよろしく」
マイクロフトはシャーロックが破った紙を拾い、メモ帳に挟もうとする中、赤ひげと書かれた文字があった。
空港滑走路内。
ワトソン「シャーロック?モリアーティは生きているのか?」
シャーロック「僕は戻ったと言ったんだ」
メアリー「じゃあ死んでる?」
ワトソン「もちろん、僕も脳みそ吹っ飛んたんだ。薬をやってまて証明した。モリアーティは死んでる。間違いない。しかも僕には次にやつが何をするかはわかってる」
最後は3人が車に乗って、変わって1895年。
アパートの部屋で本物のワトソンがシャーロックと話していた。
ワトソン「空飛ぶ機械、それに電話とかいう代物。空想にしたってとんでもないな」
シャーロック「それが僕の推理する未来を世界とその世界で生きている僕と君だ。一滴の水から推測できるものさ。大西洋か。ナイアガラか」
ワトソン「ライヘンバッハか」
シャーロック「もう話は書き上げた?」
ワトソン「ああ」
シャーロック「うん。僕の滅多にない、失敗例の一つになるわけか」
ワトソン「もちろん」
シャーロック「目に見えぬ軍団の冒険?、「怒りの同盟」、「怪物の軍隊」?」
ワトソン「これはどうかな忌まわしき花嫁」
シャーロック「どぎついな」
ワトソン「売れるぞ。殺人も出てくるしね」
シャーロック「まかせるよ」
ワトソン「そういえば君は7%の溶液だって言ってたけど、本当か?もっと高かったんじゃないか?」
シャーロック「空想が過ぎたかな。でも、いずれは現実になるかもしれない。どっちにしろ、ああいう世界なら僕もくつろげる。」
ワトソン「私は無理だ」
シャーロック「そんなことはない。でも僕は時代を越える男だから…」
外の声「新聞×2はいかが?」
最後にシャーロックが再びパイプをくわえ、外の景色が現代のロンドンになった所で終わる。
(終)
最終更新:2017年11月09日 20:42