金色のガッシュベル!! 101番目の魔物のオープニング

魔界。森の奥の湖に、白い本を持った魔物の青年がいた。
青年の手から紫色の光の球が溢れ、白い本に重ねた。
青年「ふふ・・・これまでだ、ガッシュ。お前の化けの皮をはがれる時が来た・・・魔界の王になるのはこの僕だ。」
青年が白い本を湖に落とした。


人間界。野原を紫色の光が飛んで行き、木の枝の上に降りた。
その拍子に、隣の枝にあった鳥の巣から、一匹のひな鳥が落ちた。
光は、あの白い本になり、開いた本から小さな光が出てきて、蝶になって飛んで行った。

少女、コトハが四つ葉のクローバーを見つけた。
コトハ「あー四つ葉のクローバー!占い通りだわ、やっぱり今日のかに座のA型は超ラッキー!まいったなー、素敵な彼氏が出来ちゃったりして!」
コトハが、落ちたひな鳥を見つけた。
コトハ「カワイイ~、ばかねー、木から落っこちちゃったんだ」

コトハが木を昇っていき、ひな鳥を巣に戻した。
コトハ「もう落っこちないでね、ひな鳥さん。ん、本?」

帽子を抱えたコトハの母親が来た。

コトハが白い本を開くと、白い本のページに文字が浮かび上がった。
コトハ「間もなく、素敵なプレゼントが届くでしょう?プレゼント・・・うわ!」
コトハが木から落ち、母親が駈け寄った。
母親「コトハ!大丈夫、コトハ!」
コトハ「イタタ・・・あれ、どうしたのママ?」
母親「もー、コトハももう中学生なんだから、少しは女の子らしくしないと。はい」
母親がコトハに帽子を渡した。
コトハ「わー素敵な帽子、こういうの欲しかったの」
母親「コトハの喜ぶ顔が見たくて、色々探したのよ」
コトハ「ありがとうママ!」
帽子を被ったコトハが母親に抱きついた。
母親「コトハ、重ったいたら」
母親の首に、あの蝶が止まった。
母親「良かった、気にいってくれて。日差しには気を付けるのよ」

コトハ「うん!そういえば、これって本のお告げ通りだ」
コトハの上をヘリコプターが飛んでいく。
コトハ「金色の髪の少年と運命の出会いが待っているでしょう・・・それって、まさか彼氏!?」


ヘリコプターのハッチが開き、何故かブリを背負ったガッシュと清麿達が飛び降りた。

ガッシュ「ヌワァァァァ!死ぬぅぅぅ!」
清麿「こら何やってんだガッシュ!」
ガッシュが清麿に掴まった。

ティオ「ウワァァァ!」
ウマゴン「メルゥゥゥ!」

清麿達がパラシュートを開いた。

清麿「ふー」
ガッシュ「こうして見ると気持ちのいい眺めだのう、清麿。遊園地もあるぞ。楽しい夏休みになりそうだのう」
清麿「ガッシュ、お前パラシュートは?」
ガッシュ「うぬ、間違えてブリを・・・」
清麿「間違えるか普通!」

ウマゴンは馬達のいる牧場を見ていた。

ウマゴン「メル・・・メル!メルメルメ~!」
サンビーム「成程、馬に乗りたいと言いたいんだな、ウマゴン」
ウマゴン「メル!」

清麿「ウマが・・・馬に・・・」
ウマゴン「メル!」

ティオ「見て恵!テニスコートもあるわよ!」
恵「折角のお休みだもの。今日はたっぷり遊んであげるわよ、ティオ」
清麿「イテテ!やめろウマゴン!」
ウマゴンは清麿に噛みついていた。

フォルゴレ・キャンチョメ「「おーーーーい」」
フォルゴレとキャンチョメの2人が清麿達を追って来た。

ガッシュ「キャンチョメとフォルゴレも来たのだ!」
ティオ「遅いわよ、アンタ達」

フォルゴレ「いや~待たせたみたいだね。お忍びのつもりが見つかってしまってね!」
フォルゴレとキャンチョメの後ろから、大勢の女性達が来ていた。

ティオ「そんな派手なステージ衣装で何がお忍びよ!」
キャンチョメ「黙れティオ!恵のような一般芸能人と違って、フォルゴレのような世界的スーパースターは常に美しくゴージャスでなくちゃならないんだぞ!」
ティオ「何ですって!恵をバカにすると承知しないわよ!
泣き虫キャンチョメのくせいに!」

キャンチョメ「ハッハッハ・・・」
女性達はフォルゴレとキャンチョメを踏みつけて、進んでいった。

女性達「「「ウマが空飛んでる!カワイイ―――!」」」

キャンチョメ「・・・フォルゴレ~!」

ウマゴン「メルメルメ~」
サンビーム「なるほど、僕の名前はウマゴンだよと言いたいんだな」


ガッシュの背中からブリが落ちて行った。

ガッシュ「私のブリが!どこに行くのだ!?」
清麿「おいガッシュ!」
ガッシュは清麿から離れてしまい、落ちて行った。
ガッシュ「あ・・・ヌワアァァァ!」
清麿「ガッシュ―――――!」
マントが脱げて、裸になりながらガッシュが落ちて行く。


金色のガッシュベル!!101番目の魔物

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最終更新:2018年09月01日 22:23