トルコのとあるホテル内。
とある部屋の一室の廊下がぼやけて見えて、そこにジェームズ・ボンドが拳銃を構えて警戒し部屋の一室に入るとその部屋にはボンドをより先に任務に遂行したMI6の一員らが何者かによって殺されており、机の上にあったパソコンのハードドライブが無理やり抜かれていた。
ボンド「ドーソン負傷。医療班の手配を」
M『例のものは?そこにある?』
ボンド「ハードドライブの中がなくなってる」
M『確かなの?』
ボンド「ええ、ちょっと待って下さい」
M『奪われたのよ、追って』
ボンドは負傷したドーソンの容態を確認した後、そばにあったタオルでドーソンの胸の傷口を塞ぐ。
ボンド「応急処置をします」
M『時間がないの』
ボンド「だが、出血を止めないと」
M『彼はいいから!』
Mと会話しながらドーソンを応急処置した後、部屋を出て外に出ると仲間である女性・イヴがジープに乗ってやってきて、ボンドはそれに乗る。
ボンド「何処に行った?」
イヴ「あの黒のアウディ」
イヴはそう言うと機密ファイルを奪った犯人が運転していると思われる黒いアウディを尾行する。
イヴ「ドーソンは?」
ボンド「撃たれた」
変わってMI6本部内でMを筆頭に職員らが任務の状況を見ていた。
タナー「こちらに緊急救助班を送る」
ボンド「今から来たってもう遅い。気付かれたか」
再びMI6本部内。
職員「ドーソンの救出まであと5分です」
ボンドとイヴは黒いアウディを追い続けていた。
ボンド「構わんさ、ミラーは要らない」
イヴ「そうね、こっちもいらない」
2人はジープで黒いアウディを追いかける中で速度取り締まりの白バイが気付き、店の屋台を突っ込んでカーチェイスをする中で黒いアウディをジープでぶつけてカーチェイスが続く中、ボンドが何かに気付きハンドルを咄嗟に曲げ黒いアウディにぶつけ前方ライトを壊すと同時に黒いアウディは斜めの障害物にまたがってひっくり返る。
ボンド「頭を下げろ!」
ボンドがそういうとイヴも含め即座に頭を伏せてハードディスクを奪ったパトリスが拳銃で発砲しボンドとの銃撃戦となって白バイ警官が駆け付けるがパトリスはそれを射殺し、そのすきに奪った警官のオートバイで逃走すると、ボンドは追いかける中で市場にあったオートバイに乗り追いかけると、イヴはジープの前方のガラスを壊して発進する。
イヴ「邪魔よ退いて!。タナー、どっちにいった?」
イヴはボンドを追う中でタナーと無線連絡をする。
タナー「そのまま進め、後は指示する」
M「わかってるわね?あのリスト失うわけにはいかない」
ボンドはMの無線を聞き話す。
ボンド「了解」
ボンドはオートバイで街中を縦横無尽に駆け回りパトリスを追う中、イヴがタナーと交信する。
イヴ「二人はどこ?」
タナー「グランドバザールの屋根の上を走ってるようだ。」
グランドバザールの屋根の上でボンドとパトリスのオートバイのチェイスが続き、窓ガラスを突き破り、店内でチェイスとなり、イヴはジープでボンドを追いかける。
タナー「左に橋があるそれを食い止めろ」
タナーの指示通りにイヴはジープを橋がある場所で挟み撃ちをしようと反対車線を走行し、同じくオートバイに乗ったボンドは道路でパトリスを追い続けた末にイヴとボンドはパトリスを包囲する中、パトリスは橋の下の列車が走ってるのに気づき咄嗟にそれに飛び移り逃走しイヴが発砲するが命中せず、ボンドはオートバイの推進力で列車の貨物の上に乗り移り、振り下ろされようとするもののなんとかコンテナの上に登る。
M『どうしたの?』
イヴ「列車に乗りました」
M『何?』
イヴ「飛び乗ったんです屋根の上に」
M『だったらすぐに追いなさい』
Mの指示を受けイヴはジープに乗る。
一方で走行中の列車ではボンドがパトリスを追いかけショベルの陰に隠れパトリス向けて発砲すると、やってきたパトリスがマシンガンを発砲し銃撃戦となる中、ジープに乗ったイヴは2人が乗った列車と並走する。
MI6本部内。
タナー「圏外に出ました」
M「シグナルが消えたどうなってるの?」
イヴ『今、追跡中です』
タナー「監視カメラか衛星の映像を出せ」
ボンドとパトリスの銃撃戦が続く中、傍にあった小型ショベルに乗り、それを動かしバケットをパトリスの方向へ向ける中、ボンドは銃弾のダメージを負う。
M『今のは何?』
イヴ「フォルクスワーゲンです、おそらく」
ボンドはショベルを動かし、バケットを盾にパトリスの所へ向かう中、パトリスはマシンガンで連結器を破壊する。
イヴ「ボンド、連結器を外された」
ボンドはショベルを前進しバケットを客車の屋根を破壊する形で引っ掛けた後、ショベルを出てバケットのアームの上に登り客車へ乗り移る。
M『007、あなたは無事なの?』
ボンド「車内を移っただけです」
M『どうなってるの?報告しなさい』
イヴ「いろいろ事情を説明するのが難しいんですが…007は追跡中」
パトリスは列車の屋根に留まってる中、列車がトンネル内に入りぬけそれが抜けると同時にボンドは屋根の上に登ってパトリスを抑え込んだ後、格闘戦となり、イヴはジープを運転しながらその様子を見ていた。
ボンドはパトリスの首にあるハードディスクに気付き、それを奪い返そうとする中、トンネルに気付き両者は伏せて再び格闘戦が続く。
イヴ「もうすぐ行き止まりのようです。車ではこれ以上追えません」
ボンドとパトリスの格闘戦が続く中でイヴはライフルを構えて橋に列車が来た隙にパトリスを狙撃しようとしており、格闘戦をしてる2人が見えると、イヴはパトリス目掛けて狙撃しようとする。
イヴ「狙撃できるかもしれません。狙いきれない、狙いを定められません」
イヴは無線で本部に通じた後、先にトンネルがあるのに気づき時間の猶予が無い中、イヴは無線連絡する。
イヴ「すぐ先のトンネルに入ったら見失います」
M『向きを変えられないの?』
イヴ「無理です、時間がありません」
M『撃つのよ。早く撃ちなさい!』
イヴ「無理です!ボンドに当たる!」
M『ボンドごと撃つのよ!』
イヴは判断が迷ったMの言う通りに一か八かの賭けでライフルを狙撃すると運悪くボンドに命中してしまいボンドは川へと落下する。
イヴ「諜報部員負傷…」
イヴの無線を聞いたMを筆頭とするMI6の職員らは無口となる。
ボンドが川に流され滝に落ち水の中に落ちた後、オープニングの演出に続く形で映画のタイトルが映る。
最終更新:2018年10月01日 22:33