国家安全保障局ことNSAの高官トーマス・ブライアン・レイノルズが「通信の保安とプライバシー法」を強硬的に法案を可決させようと障害となる反対派の下院共和党議員フィリップ・ハマースリーを殺害した一部始終の証拠が偶然にも撮影され、その事件に巻き込まれ口封じとして追われる身となった弁護士のロバート・クレイトン・ディーンは逃走の中で元NSA技官のブリルことエドワード・ライルと接触しその証拠を目にした事から、そのデータが入ってるディスクを世間に公表させようと逃走の最中で壊れてしまい、言い逃れも出来なくなった中。ディーンは以前のマフィア絡みの訴訟の対象となるピンテロがディスクを持ってるとトーマスに嘘を吹き込み対面させた末に口論から続く銃撃戦となってトーマスとピンテロならびにその一員双方の大半が相打ちとなって死亡した。
老人「手を挙げろ!」
警官「銃を下ろせ!」
ロバート「待って!待ってくれ!」
その現場内にFBIらが突入してくる。
警官「さあ、立って!こっちだ!」
ブリルはその様子を監視カメラで見ていた。
ブリル「そう馬鹿じゃないな」
FBI捜査官に扮したブリルは猫を抱えてFBIの車両トラックを出る。
変わって銃撃戦があった現場内ではディーンがFBIらに囲まれる形で一人佇んでいた。
捜査官「よし!みんな!こいつらの身分証を調べて武器を押収しろ」
ロバートが現場を出ると数多くのパトカーと消防車があり、その中には銃撃戦に巻き込まれ負傷したNSAの一員であるフィードラーが搬送される。
FBI本部 10時33分。
フィードラーとヒックスがハマースリー暗殺事件の全貌をFBIらに事情聴取されていた。
映像の音声『この男が捕まったら君も祭りだ!』『うわっ…何をしやがる!』『レイチェル・バンクスはどうでもいい私が消した。テープは何処だ?』
FBI捜査官「なぜ録音した」
フィードラー「それは…現場に行ったのは突然で…それで何も知らずに…」
FBI捜査官「死んだことは…」
フィードラー「ええ…」
FBI捜査官「知ってるのか?」
他のFBI捜査官「白を切ってる」「成程」
フィードラー「テープをとりました」
FBI捜査官「何だと思ってた?」
ヒックス「必要のつもりで…」
FBI捜査官「必要?」
ヒックス「トレーニングです」
変わって裁判所前。
そこには「通信の保安とプライバシー法」に関連する裁判に出廷した議員やその関係者が出てきて、数多くの報道陣が集まる。
リポーター「議員、プライバシー法案が否決されたことについて、一言お願いします」
議員「残念ながら、今回はこういう結果になったな。法案が無くなったわけじゃない。皆さんが国の安全に興味を持つなら別ですな」
ディーン一家の自宅。
玄関前に置かれた新聞には「弁護士の容疑 晴れる。レイチェル殺しはマフィア?」という内容でロバートの無罪が公表された記事が掲載されていた。
家の中ではロバートと妻・カーラと息子・エリックが一緒に「通信の保安とプライバシー法」の可決に関するニュースを見ていた。
議員(テレビ)『今まで特有を監視することばかりを考えていました。彼らを監視する人間を必要であることがわかります』
カーラ「じゃあ誰が監視の監視の監視をするの?」
ロバート「よかったら僕が監視してもいいよ」
ロバートがそう言うとカーラは笑顔になる。
カーラ「う~ん、そうね私たちの監視ももっとしましょう」
エリック「監視ってセックスのこと?」
ロバート「ほら」
カーラ「あら、ご夕食の時間」
ロバート「ほ~ら、さっさと行け。ぎらんと付き合うな」
カーラとエリックがキッチンに行くと、ロバートはテレビのチャンネルをリモコンで次々と変える中で突然とテレビに不具合がなり、そのモニターにはクルーザーが映っており、次に砂浜で遊んでいる猫とロバート自身が映る。
ロバートは火災報知機にカメラのあることが仕掛けられていることを知り、手を振る。
ロバート「ブリル、あんたはほんとに病気だ」
ロバートがそういうとテレビの映像が砂浜となりブリルがお礼のメッセージとしてか砂には「WISH YOU WERE HERE」と書かれてあり、次に砂浜で遊んでいると思われるブリルの両足が映る。
ロバート「そうしたいよ。もう少し日焼けした方がいいな」
変わって人工衛星が上空から捕えた大都会が映る。
「国家の安全も大事だ」
「さらに政府は情報入手しなければなりません」
「一方、市民の実権も保護すべきだ」
「人にとって家は聖域です…いくら国でも入る権利がないのです」
数多くのメッセージが流れた後、最後は地球の周りを回る人工衛星が映った所で終わる。
最終更新:2018年10月18日 20:39