曇り空のハイウエイをVAVAは一人歩いていた。
VAVA「エックス・・・なぜお前なんだ!」
VAVAが直前のことを回想する。
戦闘による振動が響くイレギュラーハンターベースの拘束室。
VAVAがいるここに、シグマが入ってきた。
VAVA「ふっ、直々にこの俺を処分しようと?」
シグマがビームサーヴァーを抜く、VAVAはとっさに両手で顔面を覆うが、ビームサーヴァーはVAVAの両手足の枷を切り落とした。
VAVA「なっ・・・」
シグマ「力を貸せ エックスを倒す」
VAVA「エックスを倒すだと!?」
シグマ「そうだ ひいては、それが我々の進化につながるだろう」
VAVA「ふふふ・・・何を言い出すかと思えば・・・
あの悩んでばかりの甘ちゃんハンターが何をしてくれると言うのだ!」
シグマ「悩む?そう、悩むことこそ他のレプリロイドには無い特殊な能力だ.
甘さゆえにエックスは悩み、深く考え、通常のレプリロイドが達しえない結論にたどり着くのだ。だがエックスは本来の力にまだ気づいていない」
VAVA「そのエックスの力を引き出すために自らイレギュラーになるというのか?」
シグマ「そうだ」
VAVA「俺にもその手伝いをしろと?」
シグマ「だからここに来た」
VAVA「狂ってやがる!」
シグマ「強制はしない 誰にでも出来ることではない。自ら狂うことが出来るものでなければ」
そう言うと、シグマは立ち去って行った。
ハイウエイではVAVAの前方で爆発と火災が起こっている。
VAVA「・・・悪いが世界を変えるのは、この俺だ!!」
VAVAがハイウエイから飛び降りた。
最終更新:2023年08月05日 12:11