フィフス・エレメントのオープニング (字幕版)

|THE FIFTH ELEMENT|(背景マルーン、文字白)

テロップが流れると共に宇宙の光景と地球が映る中で一隻の宇宙船が地球に向かってやってくる。

エジプト 1914年。
砂漠にはとある岩の祠らしきものがあった。
ラマに乗って出かけていた子供が帰って来て他の子どもは指を指しながら叫び、乗った子供はラマから降りて祠である遺跡内へ入ると、そこには考古学者らが遺跡を調査しており。

少年「アジス!」
バッコリー教授「アジス!光を!」
ビリー「アジス 光を」
バッコリー教授「よし」

アジスは光を反射させる道具を太陽に向ける。

バッコリー教授「もう一度。3つの惑星の食でブラックホールが開き、邪悪が恐怖と混乱をもたらす。蛇を見ろ、ビリー。究極の悪の象徴だ」
ビリー「ちゃんと描きました。一匹残らず。いつ悪が訪れるので?」
バッコリー教授「これが5を表すならそれが訪れるのは…5000年毎だ」
ビリー「まだ先の話ですね」

遺跡にフードをかぶった男がはいってきて、その様子を見ていた少年の肩を掴む。

司祭「水を持って来たのか。私が2人のところへ持っていく。」

教授とビリーは遺跡に掘られた古代文字を調査し続けていた。

バッコリー教授「ここに描かれているのは人間と生の4要素だ。水、火、土、風、中心に第五の要素。第五(フィフス)要素(エレメント)

司祭はそれをひそかに聞いてる中で何かの薬を持ちながら独り言を話す。

司祭「主よ、彼らは知り過ぎました」

司祭はその薬の液体を袋に入れると教授とビリーの元へ行く。

ビリー「神父様。ようこそ」
司祭「コップがあるかね?」
バッコリー教授「解読しました。驚くべき内容です。歴史的発見です」
司祭「喉が渇いたでしょう。」
バッコリー教授「こりゃ、どうも」

司祭は水をコップに入れる。

司祭「まるで作戦図だ」
バッコリー教授「こっちが善、こっちが悪。これが悪に対抗する武器。私は有名人だ!」
司祭「あなたの名声に乾杯」
バッコリー教授「名声に乾杯」

3人がコップで乾杯し教授が飲む中でコップの水を投げ捨てる。

バッコリー教授「水で乾杯?鞄の中のグラッパを」

ビリーは酒であるグラッパの瓶を取り出す。

教授「ここの意味がわからない。有史以前のことかな?いや、待て」

司祭は古代文字を解読してる教授の元を離れると、大きな影が覆う。

子供「見ろよ!」

ビリーもそれに気付く。

司祭「彼らだ」

司祭がそう言うと、遺跡付近に大きな宇宙船が降り立つ。

教授「この人物は完全無欠の人間…この人物が鍵だ」

ビリーは外にある宇宙船を見る。

教授「これが神の光?一体、何のことだ?アジス、光を!それでいいアジス」

宇宙船が大きな光を発すると同時にその宇宙船のハッチが開いて中から宇宙人であるモンドシャワン人が降りてくる。

司祭「ご主人様」

司祭がそう言うと、数多くのモンドシャワン人が遺跡へと入る中でビリーはそれをスケッチする。

教授「神父さん。全く信じられない話しです」

教授はそう言い後ろを振り向くと、モンドシャワン人と向き合う。

教授「君らはドイツ人?」
司祭「あと一歩で彼が解読するところでした。お前も先代の僧侶たちも我々に忠実だった。だが戦いが近い。危険な地球に石は置いておけぬ。」

モンドシャワン人は手に仕込まれてあった鍵で遺跡の隠し部屋の扉を開く。

教授「全く、信じられん」

教授は人知を超えた事を目にしてその場で気絶する。
モンドシャワン人らはその隠し部屋へ行くと、中央には像が立っていた。

教授「第五のエレメントだ」
モンドシャワン「石を取れ」

モンドシャワンは中央の像の東西南北の方向にある置かれてあった石を取り、ケースにはめ込み閉める。
ビリーはピストルを取り出し中央の銅像を運ぶモンドシャワンの様子を見ていた。

司祭「主よ。悪が襲って来た時に我々に何の武器が?」
モンドシャワン「悪が次に襲ってくるのは今から300年後。我々もまた戻る。」
ビリー「先生!」

ビリーはピストルを片手でかまえる中で教授の目を覚まさせようとしていた中、モンドシャワンと向き合う。

ビリー「動くな!撃つぞ!」
司祭「待て!彼らは我々の味方だ」
ビリー「何が味方だ!博士が殺されたんだぞ!」
司祭「話しを聞いてくれ」
ビリー「話?」
司祭「私は君の友達だ」
ビリー「嘘だ!」
司祭「聞け!頼むから銃を下ろせ。」

ビリーが後ろに引き下がる中、後ろにあった荷物に引っかかりその弾みでマシンガンが暴発してしまいモンドシャワンに命中してしまうと隠し部屋の扉が閉まろうとする。

司祭「早く!壁が閉まります!」
モンドシャワン「お前の指令だ。次の僧侶にすべてを伝えるのだ。」
司祭「分かりました、早く!時間がありません!」
モンドシャワン「重要なのは時間ではない。生命だ」

モンドジャワンは司祭に鍵を渡す。
モンドジャワンらが乗った宇宙船が飛び立つ中で司祭が遺跡の外を出る。

司祭「仰せの通りにします!ご安心下さい!次の者にすべてを伝えます!」

司祭が鍵を掲げそう言った後、モンドジャワンの宇宙船は空へと上がる。

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最終更新:2020年01月05日 21:03