惑星サンダウィン。
ウルトラマンエックスと
ジードが、何者かと戦いを繰り広げている。
エックスとジードが強烈な衝撃を受け、岩盤に叩きつけられる。
ジード「うぅっ!? こいつら、強い!」
エックス「俺たちの光の力を、闇のエネルギーで増幅している……」
戦いの相手は、エックスとジードにそっくりの、2人の黒い巨人。
ウルトラマンエックスダークネス、ウルトラマンジードダークネス。
2人のダークネスが、必殺光線を放つ。
エックスとジードは防御するものの、防御し切れずに火柱に包まれる。
エックス・ジード「うわああぁぁ──っっ!!」
グリージョ「カツ兄とイサ兄が留学している今、綾香市は私が守らないとです!」
頭上に次元の穴が開き、巨大な何かが地面に落ちて、火柱が上がる。
グリージョ「えっ!? 何ですか?」
ゼロ「おい、俺と一緒に来い」
グリージョ「えっ? いや、でも私たち、会ったばっかりだし……」
ゼロ「早く!」
そして火柱の中から、もう1人の姿が現れる。
闇の魔人、ウルトラダークキラー。
ダークキラー「そいつを渡せ」
ゼロ「ウルトラダークキラー!」
グリージョ「何ですか、その態度! 初対面の相手に向かって!」
ダークキラー「無限の闇に、墜ちるがいい!」
ダークキラーが暗黒の光線を放つ。
ゼロ「危ねぇっ!」
グリージョ「きゃあ!」
ゼロが身を挺して、グリージョを庇う。
しかしゼロとグリージョは2人とも光線を浴びてしまう。
ゼロ「うわあぁ──っ!!」
グリージョ「きゃあぁ──っ!!」
虚空に穴が開き、ゼロとグリージョはその中へと消え去る。
ダークキラー「ワハハハハ! ハハハハハ!」
ダークキラーもまた、どこかへと姿を消す。
ロッソ・ブル「え~っ!?」
ブル「カツ兄、ミラノでデザイナーの勉強してるんじゃ!?」
ロッソ「いやいや。お前こそ、カリフォルニアの大学で研究を……」
ブル「てか、ここどこだよぉ!?」
ロッソ「わからないよ。なんでこの姿なんだ?」
ブル「いやいや、カツ兄だって!」
ロッソ「なんでだろうなぁ……?」
タロウ「ようこそ。ウルトラマンロッソ、ウルトラマンブル。突然のことで困惑していることと思う。ここはウルトラマンの故郷、光の国。そして我々は、宇宙警備隊だ」
ロッソ・ブル「宇宙警備隊……?」
最終更新:2020年04月03日 22:25