ウィリアム・アラン・ムーア大統領が乗っていたエアフォースワンがテロリストによって撃墜され脱出した中で子供の狩人であるオスカリと心を通わせて追っ手から逃げた末にテロリスト・ハザルと結託していた黒幕であるモリスを倒すも束の間、墜落していたエアフォースワンの中にあった爆弾の爆発の爆風に巻き込まれて生死不明となる。
一方で爆発の様子をタピオは双眼鏡で見ていた中、仲間の猟師がタピオカに呼びかける。
猟師「オスカリはまだ戻ってこない。ほら言わんこっちゃない迷子になったんだ」
猟師がそういう中で魚が落ちてくる。
猟師「何だ!これは?。」
タピオ「何で空から魚が降ってくる?」
爆発の拍子で吹き飛んだ水しぶきが止んだ中、車の上から何かがぶつかる音がすると同時に黄色いパラシュートが前面の窓に被さる中、ノックの音が聞こえタピオが窓を開けると、そこには大統領を捜索していた特殊部隊が銃を構えていた。
特殊部隊ら「出ろ!トラックから降りろ!早く!早く!ぐずぐずするな降りろ!」
「ここから離れるんだ!行け!」
「さぁ!さっさと歩け」
「武器を持っているものは今すぐ下に置け」
「手を頭の後ろに!」
「さあこっちだ!」「しゃがんで膝を付け!動くなよ!」
特殊部隊はタピオを含む現地住民らを取り押さえていた中、リーダーとなる部隊が国防総省に連絡をする。
特殊部隊「現地の特殊部隊より司令部へ湖の水はすべて蒸発した模様です」
国防長官「よしわかった。生存の見込みはなさそうだ」
ハーバード「では副大統領、お辛いでしょうが証人先制をなさらないと…あなたがアメリカ合衆国大統領です」
副大統領「謹んでその意を受けよう。この国のために」
一方でタピオを筆頭とする村の狩人らはアメリカ特殊部隊抑えられていた中、タピオは爆発に巻き込まれたと思われていたウィリアムとオスカリが脱出用パラシュートに乗っているのに気付く。
特殊部隊「あれは何でしょう?。上空から何か降りてきます!」「司令部へ。未確認飛行物体が接近中です。衛星がとらえているはずです。映像をご覧ください」
国防総省の大型モニターにその様子が写っている中で脱出パラシュートは着陸する。
特殊部隊「警戒せよ未確認飛行物体は着陸した。繰り返す。飛行物体が着陸した。警戒せよ!」
国防長官『何かが動いているようだ…あれは…少年だ!少年が見えるぞ!手に弓矢を持っている!』
連絡してきた国防長官がそう言うと、パラシュートに乗っていたオスカリが姿を見せる。
タピオ「オスカリ!」
タピオがそう言った後。次にウィリアム大統領も姿を見せる。
タピオ「あれは俺の息子だ!」
特殊部隊「おい、動くな!」
タピオは特殊部隊の制止を振り切りオスカリの元へと行く。
オスカリ「父さん。この人はねウィルだ」
ウィリアム「タピオですね」
タピオ「ええ」
ウィリアム「オスカリから聞きました。凄腕の狩人だと…オスカリもそうだ。あなたに似ている…本当に素晴らしい息子さんだ。真の勇気を持って」
タピオ「オスカリ、よくやったな!」
タピオがそう言いオスカリは手をつなぐ。
他の狩人も新聞に載っていた大統領を見て、本物であることに驚愕する。
猟師「たまげたなぁ本当にアメリカの大統領だ…」
特殊部隊「大統領よくぞご無事で…大丈夫ですか?」
ウィリアム「そうだな…今日は側近に裏切られて追いかけられて…冷凍庫に入れられて…飛行機から2度も飛び出した…その割には…まあ…問題ない。この少年のおかげでね…」
両者は互いに笑顔を見せる。
特殊部隊「お仕えできて光栄です大統領。チーム1より報告。大統領を確認しました。繰り返す大統領はご無事です」
国防総省の人々らが大統領が存命していることに大きな歓声を上げる中、CIA局員・ハーバードがトイレへといく中で副大統領はその様子を見る。
変わってハーバードが洗面台の鏡を見て身だしなみを整えている中、副大統領がやってくる。
副大統領「今回の計画は大失敗だったな」
ハーバード「ハザルとは15年の付き合いで優秀で忠実なスパイだったが、この様です。大統領を体よく葬るはずだったのに…英雄にしてしまった」
副大統領「無念だよ。大統領の椅子に座れなくて…ひとつだけ聞いておきたいことがある。ばれる恐れはないか?」
ハーバード「我々のことが?副大統領。モリスは死んだ。ハザルも死んだ。彼の部下たちも」
ハーバードはそういった後、副大統領を脚にけたぐりの一撃を浴びせ洗面台に頭をぶつけて殺す。
ハーバード「そしてあなたも…では…さっきの質問に答えましょう…」
ハーバードはそれを言い、副大統領が息をしていないのを確認する。
ハーバード「誰かにばれる恐れはあるか?。いえ、そういう心配はご無用。真相は永遠に闇の中です」
モリスとハザルと結託した副大統領の陰謀を既に見抜いていたと思われるハーバードは副大統領が滑って頭にぶつけて事故死を偽装した後、トイレを立ち去る。
変わってフィンランドの山中でアメリカ特殊部隊のヘリコプター数機が飛行する光景を背景に村民らはカメラでオスカリとウィリアム大統領の記念写真を撮る。
猟師「はい、チーズ!笑って!」
最後にオスカリの自宅の山小屋に「合衆国大統領、若き英雄に救われる。オスカリに名誉勲章(翻訳字幕)」と書かれている新聞の内容の切り抜きと共に猟師が撮った写真が飾られてあった光景が映る。
最終更新:2021年08月19日 04:02