特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTERのオープニング

異星人が町外れを逃げ惑う。
フードを目深にかぶった何者かが、それを追う。

異星人「俺は関係ないんだよぉ! 来るなってば!」

そこへ、宇宙警察地球署の江成仙一(センちゃん)、胡堂小梅(ウメコ)が割って入る。

ウメコ「フリーズ!」
セン「S.P.Dだ!」

フードの者が素顔を晒す。
かつてデカレンジャーを何度も苦しめたアンドロイド、バーツロイド。

セン「おっとぉ! 久々に見たねぇ、こいつ」
ウメコ「本当! この人に何の用なの!?」
異星人「お、俺じゃないよ。中の人!」
ウメコ「中の人!?」
セン「ウメコ!」

バーツロイドに続き、何体ものアーナロイドたちが現れる。
突如、追われていた異星人の腹から、1人の少女が飛び出す。

ウメコ「えぇっ!? センさん!」
セン「……クレメント星人?」
少女「おじさん、ありがと」

その少女は、今度はウメコの体の中に飛び込み、姿を消す。

ウメコ「えぇっ!? なんでぇ!?」
異星人「俺、もういいんだよね? さらば、地球よ!」
ウメコ「ちょっとぉ!」

異星人が逃げ出す。
アーナロイドたちの銃撃が降り注ぐ。
センちゃんとウメコがかろうじて銃撃をかわし、衝撃で少女がウメコの体から飛び出す。

少女「……本当に信じていいのかな?」

なおもアーナロイドたちが次第に迫る。

声「そこまでだから!」

アーナロイドたち目がけて銃撃が唸り、デカレッドとデカイエローが割って入る。

レッド「デカレッド!」
イエロー「デカイエロー!」
レッド「もう、好きにはさせません!」

少女「あの人たちは?」
ウメコ「私たちの同僚、1年目の新人くんたち」
セン「地球署の刑事(デカ)、アサムとムギだよ」

デカレッドとデカイエローが、アーナロイドたちを一掃し、さらにバーツロイドに果敢に立ち向かう。

セン「10年前だったら、あっち側だったよね」
ウメコ「もう、私たちの時代じゃないのかな?」
セン「ボスのあの事件以来……ね」



S.P.D── SPECIAL POLICE DEKARANGER
燃えるハートでクールに戦う6人の刑事たち。
彼らの任務は、地球に侵入した
宇宙の犯罪者たちと戦い
人々の平和と安全を守ることである。

だが今、彼らは一つの場所にはいない。
10年の時の流れが、彼らに新たな運命を与え
様々な道を歩ませていたのだ──

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最終更新:2016年04月29日 06:03