超者ライディーンの第1話

超者(ちょうじゃ)ライディーンの第1話


宇宙の彼方から、真っ赤な流星が太陽系へと飛来。
土星の輪に衝突し、中から異形の魔物、ルーシュ・デ・モンが出現する。

ルーシュ「あれが地球か」

もう1体の流星が飛来し、中から魔物、バーサーカーが出現する。

バーサーカー「あそこにゴッドライディーンが隠されているのだね、ルーシュ様」
ルーシュ「この銀河の12星座が結界となり、あの地球にゴッドライディーンは封印されている。そして、その結界を解くには、地球に隠された12個の『ゾティアックオーブ』を手に入れなければならない」
バーサーカー「わしにお任せを。グフフフ!」
ルーシュ「何としても全能のゴッドライディーンを手に入れ、この宇宙を『超魔』のものとしてくれる!」



飛翔、時をこえて



地球、日本の東京都。
空の彼方から、1枚の羽根が舞い降りる。

工事中のビルの上から金髪の青年、エース羽田がそれを見下ろしている。

エース「誰を捜しているんだ、『ゴッドフェザー』……」


医大病院の病室。見舞客の主人公・鷲崎飛翔が、新聞を読んでいる。

飛翔「『流星群が土星に激突したときの様子が、観測者によって写真に収められている。信じられないことではあるが、撮影された写真の中には、人影らしきものが写っており、宇宙人ではないかと波紋を呼んでいる』── UFOが激突して、宇宙人が放り出されたのかな? どう思う、瑠璃? こういうSFっぽい話、好きだろ?」

傍らのベッドでは飛翔のガールフレンド、宮坂瑠璃が眠り続けている。飛翔の言葉にもまったく反応しない。

飛翔「早く目を覚ましたほうがいいぜ」

瑠璃の母親、恵子が現れる。

恵子「飛翔くん……」
飛翔「お邪魔してます」
恵子「いつもお見舞いに来てくれて、ありがとう」
飛翔「いえ……」
恵子「きっかけさえあれば、昏睡状態から脱する可能性は充分にあるって、お医者さんは仰ってくださるんだけど……」
飛翔「瑠璃ちゃん、絶対に目を覚ましてくれますよ!」
恵子「……そうね」
飛翔「じゃあ、また来ます」
恵子「あ、飛翔くん」
飛翔「はい?」
恵子「ありがとう……」

回想。
かつて学校の屋上でかわした、飛翔と瑠璃の会話──

瑠璃「なんか私、最近つまんないのよね」
飛翔「何が?」
瑠璃「何がって、何もかも」
飛翔「俺は…… 毎日、おもしろいけど」
瑠璃「私、飛翔がうらやましい。な~んにも悩みがないんだよね。その頭の中には」
飛翔「バカにすんなよ。俺にだって悩みぐらいあるぜ。親は離婚してるし、うるさい妹はいるしよ」
瑠璃「いいお母さんと、かわいい妹じゃない。大事にしなさい」

屋上の端に腰かけていた瑠璃が、不意に立ち上がり、縁の上を平均台のように歩き出す。

飛翔「おい、危ないぞ、瑠璃」

瑠璃「私、何やっても退屈しちゃうんだよね…… なんか、すべてが決められたレールの上を動いているような感じでさ。本当、退屈って大嫌い。誰か助けれくれないかな? 誰か私を、こことは違う、もっと別のところに連れてってくれないかな……」
飛翔「フフッ、思春期ってヤツ?」
瑠璃「私、翼がほしい……」
飛翔「翼?」
瑠璃「翼があれば、ここからどこへでも飛んで行ける。どこへでも……」

一陣の風。

屋上の縁に立っていた瑠璃が、風にあおられ、体が宙に舞う。
飛翔が手を伸ばすが、届かない。

(瑠璃『飛んで行ける……』)


飛翔「瑠璃!? 瑠璃ぃぃ──っっ!!」


現在の屋上に立つ飛翔。

飛翔 (何でなんだよ…… ん?)

先ほど「ゴッドフェザー」と呼ばれた1枚の羽根が、飛翔のそばにが舞い降りている。

飛翔「『翼が欲しい』、か……」

突如、そのゴッドフェザーの表面が開いて眼球が浮かび上がり、閃光が放たれる。


気がつくと、いつしか飛翔は、無数の銀河の浮かぶ宇宙空間にいる。

飛翔「ここは……? あぁっ!?」

彼方から、冒頭のルーシュ・デ・モンが飛来。

ルーシュ「死ぬがいい!!」
飛翔「あぁっ!?」

あわやと思いきや、ルーシュは飛翔の体をすり抜ける。
さらに、黒い鋼鉄状の体と翼を持つ戦士、ライディーンコンドルが飛来。

コンドル「そうはいかん!!」

コンドルとルーシュが、激しく激突、戦いを繰り広げる。

飛翔「なんだ、あいつら!? それに、どこなんだよ、ここは!?」
ルーシュ「ライディーンコンドル、貴様ごときに! 我がしもべよ、ヤツらを皆殺しにするがいい!」

ルーシュが無数の魔物を放つが、コンドルはそれを次々に斬り捨てる。
さらにコンドルと同じような、緑、赤、青のライディーン戦士たちが飛来。

一同「コンドル! ここは俺たちに任せろ!」「早く行け、コンドル!」「ゴッドライディーンを守るんだ!」
コンドル「ホーク、ファルコン、アウル! 任せたぞ!」

コンドルが飛び立ち、無数の魔物たちが追う。

一同「行かせはせん!」「やぁっ!」
飛翔「なんだよ、あいつら!?」

魔物が飛翔のそばをかすめ、衝撃で飛翔はふっ飛ばされる。

飛翔「わああぁぁ──っっ!?」

(瑠璃『私、翼が欲しいな……』)

飛翔「くッ……! 俺に、俺に翼をぉ! くれぇぇ──っっ!!」

叫びに応えるかのように、飛翔の腕を誰かがしっかりと掴み、体を支える。

飛翔「な…… なんだぁ!?」

その救い主は、先ほど同じように赤い鋼鉄の体と翼を持つ戦士、ライディーンイーグル。

飛翔「な、何なんだよ!?」
イーグル「お前が欲したものだ」
飛翔「あ…… あんた、誰なんだよ? それに、ここはどこなんだよ!?」
イーグル「いずれ人間が『銀河系』と名付ける宇宙だ」
飛翔「何だって……?」
イーグル「今、お前に見せたのは、私の過去の記憶の一部だ。我々『ライディーン』は、世界を闇で覆い尽くそうと目論む『超魔族』と、幾世代にもわたる戦いを続けてきた── そして我々は全能のゴッドライディーンを使い、ついに超魔を次元の彼方に追いやることに成功した。だが超魔は甦り、今また世界を闇で覆い尽くそうとしているのだ」
飛翔「超魔……?」
イーグル「お前は選ばれし人間だ。超魔と戦え!」
飛翔「あ、あんた、誰なんだよ?」
イーグル「私はお前だ!」
飛翔「えぇっ……!?」
イーグル「お前は私になり、超魔たちと戦う宿命にあるのだ!」
飛翔「ム、ムチャクチャ言うなよ!?」

イーグルが赤い光球と化し、さらにゴッドフェザーの姿となる。

イーグル「この羽根、ゴッドフェザーを受け取れ! そして、お前は私になるのだ!」

反射的に飛翔がフェザーを跳ね除けるが、どこからか無数のフェザーが舞い、飛翔の頭上に降り注ぐ。

飛翔「や、やめろ! やめてくれぇぇ!! わぁ──っ!!」


(『お兄ちゃん! 飛翔兄ちゃん! お兄ちゃんったら!』)


飛翔が気づくと、自分は屋上に倒れており、妹・つばさが自分の顔を覗き込んでいる。

飛翔「つ…… つばさ!?」
つばさ「どうしたのぉ?」

飛翔 (俺は…… 夢を見てたのか?)

つばさ「もう~! 今日は西條きらりちゃんのイベントに連れてってくれる約束でしょ? 忘れちゃったの?」
飛翔「……」
つばさ「聞いてるの!? お兄ちゃあん!」
飛翔「あ…… ご、ごめんごめん。まだ間に合うから行こう、つばさ」
つばさ「やだぁ! 約束忘れてたから、おんぶぅ!」
飛翔「ふぅ…… はい、はい」
つばさ「やったぁ!」

飛翔は、つばさを背負って屋上を去る。どこからかエースが、屋上へ舞い降りる。

エース「まだ目覚めてはいないようだな…… ライディーンイーグル」


人気アイドル・西條きらりのイベント会場。大勢のファンで賑わっている。
そばの道路。目に見えない巨大な何者かが歩いているように、停車中の車が次々に潰れ、道路に大穴があく。
走って来た車が、その何者かにぶつかったかのように吹っ飛び、横転する。

運転手「痛ぇ…… ど、どうなってんだよ!?

ドアミラーには、冒頭の怪物・バーサーカーの姿が映っている。

運転手「な、何なんだ、ありゃあ!?」

振り向いてバーサーカーのほうを見やると、そこには何もいない。

運転手「……あ!? 何にもいない。おかしいな、何だったんだよ!?」
人々「おい、事故だぁ!」「何にぶつかったんだよ?」「それが、勝手にひっくり返っちゃったのよ!」

ざわめく人々の中を、バーサーカーが我が物顔で歩くが、その姿は人々の目に見えない。

バーサーカー「ルーシュ様は、ゾディアックオーブはこの辺りにあるって言ってたけど、どこにあるのかな?」

壁に貼られている、西条きらりのポスター。

バーサーカー「おぉっ!? 可愛い~! もろ、わし好みじゃん! ……お、あれはもしかして」

ステージ衣装の胸元に、大きな宝石が飾られている。

バーサーカー「ゾティアックオーブじゃん! うひょお! もう見つけちゃったもんねぇ! よぉし、このカワイコちゃんと一緒に頂きぃ!」


弱小芸能プロダクションの女社長・天賀井玲子が、イベント会場の盛況ぶりを眺める。

玲子「さすが西條きらりのイベントね! うちの事務所にもこういう売れっ子アイドルが育ってくれるといいんだけど…… なかなか美少年って、いないのよねぇ」

そこへ飛翔が、つばさを背負って歩いて来る。

玲子「いるじゃなぁい! 好みだわぁ、ああいう優しいお兄さんタイプ!」

飛翔「つばさ、着いたぞ」
つばさ「わぁぁ~!」
飛翔「お兄ちゃん、外で待ってるから、行っておいで」
つばさ「えぇ~っ!? 一緒に行こうよぉ!」
飛翔「俺、アイドルとか興味ないんだ。ちょっと、考えたいこともあるしな」
つばさ「やだやだぁぁ! 一緒に行ってくれなきゃ、やだあぁぁ~!!」
飛翔「わかった、わかったって! だから大声出すなよ!」
つばさ「じゃ、一緒に行こ!」
飛翔「もう……」

玲子「ちょっと君!」
飛翔「え? 何ですか?」
玲子「君、芸能界に興味とかない?」
飛翔「はい、全然」

即答する飛翔に、玲子がズッコける。

つばさ「おばさん、スカウト?」
玲子「む~っ! 『おばさん』!?」
飛翔「行くぞ、つばさ」
玲子「ちょ、ちょっと! 君! もう、いい子だと思ったのに……」

飛翔が去った後、玲子のもとにエースが現れる。

エース「さすが、玲子さん」
玲子「まぁ、来てたの? 『さすが』って…… はっ、もしかして、あの子が!?」


イベント会場内。

観客たち「きらりちゃあん!」「早く出て来てぇ!」「待ちくたびれたよぉ!」
飛翔「つばさ。西条きらりって、そんなに有名なのか?」
つばさ「お兄ちゃん…… 知らないなんて、遅れてるよぉ。きらりちゃんはまるで天使みたいに可愛いんだから~」
飛翔「ふぅん、天使ねぇ……」


控室。きらりが静かに鏡を見つめ、祈りを捧げている。

きらり「私の歌が、聞いてくれる人たちの心を、少しでも温かくできますように……」

ノックの音。

きらり「はい?」

オカマ言葉のマネージャー、篠田善太郎。

篠田「きらりちゃん、準備できた? もうお客さんたち、待ちくたびれてるわよぉ!」
きらり「はい、今行きます!」
篠田「よろしくぅ!」


ついにイベントが開演。きらりがステージに登場し、観客の熱気は最高潮に達する。

つばさ「わぁ、見てぇ! きらりちゃんだぁ~!」
飛翔「あ…… あれは!?」

きらりの姿── その顔は、瑠璃と瓜二つ。

飛翔「瑠璃……!? ウソだろ……!?」

観客席に紛れているバーサーカー。

バーサーカー「きらりちゃん! わし、きらりちゃんが気に入ったぜ! ゾディアックオーブも一緒に頂きぃ!」

観客をおしのけ、きらりへと近づくバーサーカー。客たちがはねとばされるが、その姿は見えない。

客たち「わぁっ!?」「何だぁ!?」

きらり「あぁっ!? あ…… あ、あぁ!?」
バーサーカー「きらりちゃぁ~ん」

飛翔「あ!? 何だぁ、あいつは!?」
つばさ「きらりちゃん、どうしちゃったんだろ……?」
飛翔「ステージにバケモノがいる!」
つばさ「バケモノ? ……何にも見えないよ?」

(イーグル『超魔は甦り、今また世界を闇で覆い尽くそうとしているのだ──』)

飛翔「あれが…… 超魔!? どうして、俺にだけ見えるんだ?」

周囲の客を見渡すと、超魔の姿は見えないようである。
ステージ上のきらりは、バーサーカーの姿に怯えきり、観客たちはきらりの様子に疑問を抱くばかり。

きらり「い、いやぁぁ──っっ!!」
飛翔「あぁっ!? くそぉ!」
つばさ「あっ、お兄ちゃん!?」

ついに、きらりが逃げ出す。飛翔も席を立ち、駆け出す。
きらりが会場内の通路を駆ける。目の前に篠田。

篠田「どうしたのよ、きらりちゃん!?」
きらり「逃げてぇ!」
篠田「ちょ、ちょっと!?」

きらりが駆け去り、彼女を追って来たバーサーカーに、篠田が吹っ飛ばされる。

篠田「……どうなってるのよ、もう!?」

バーサーカー「きらりちゃん、その胸のゾディアックオーブを渡しなさ~い!」

きらりがエレベーターに駆け込み、その拍子に胸の宝石が廊下に転がる。
すんでのところでドアが閉まる。

きらり「はぁ、はぁ…… 来たんだわ、ヤツらが」

バーサーカー「やったぁ、頂きぃ!」

床に転がっていた宝石が、バーサーカーの手でたやすく割れてしまう。

バーサーカー「何じゃ!? オーブと違う! チッ! だけど、きらりちゃんはあきらめないもんねぇ」


きらりは最上階へ到着。バーサーカーは依然、追って来る。
そして、きらりはついに屋上まで追いつめられる。

バーサーカー「普通の人間には見えないはずなのに、きらりちゃんにはわしの姿が見えるみたいだねぇ。どうしてなんだろうねぇ~?」
きらり「あ、あ、あ……!」
飛翔「やめろぉぉ──っっ!!」

背後から飛翔が、力任せにバーサーカーを鉄パイプで殴りつけるが、まったく歯応えがない。

飛翔「その子に手をだすんじゃねぇ! このバケモノ野郎!!」
バーサーカー「坊やにも見えるようだねぇ?」
飛翔「お前が…… 超魔なのか?」
バーサーカー「何で知ってんだよぉ!?」

バーサーカーが腕をかざすと、暴風が巻き起こり、床が抉れ、飛翔が吹っ飛ばされる。

飛翔「わぁぁっ!?」

壁面にしたたかに叩きつけられ、崩れ落ちる。

バーサーカー「知らなきゃ良かったのに…… きらりちゃんは、壊さないからね」
きらり「いやぁ! 来ないでぇ! 来ないでぇぇ!!」

飛翔「うぅっ…… る、瑠璃…… 瑠璃……」

気を失いかける飛翔の脳裏に、かつての瑠璃との会話が甦る。

瑠璃「物語って、たくさんあるね」
飛翔「あぁ」
瑠璃「すべてがここに書かれてる、って感じがする」
飛翔「なんか、悩みでもあんの?」
瑠璃「私だけの物語って、あるのかな?」
飛翔「……まぁ、俺にできることがあったら、言ってくれよ」

飛翔「俺に…… 俺に、何ができるっていうんだ? 何が……?」

そのとき。閃光とともに、夜空からゴッドフェザーが舞い降りる。

イーグルの声「お前に今できることは── 私と一つになること! ライディーンイーグルになることだ!!」
飛翔「ラ…… ライディーン……」

きらりは次第に、屋上の端へと追いつめれ、もはや逃げ場はない。

イーグルの声「さぁ、受け取れ! このゴッドフェザーを!!」
飛翔「瑠璃……!」

バーサーカーの巻き起こした暴風で、きらりが屋上の端から、宙へ──

きらり「きゃああぁぁ──っっ!!」
飛翔「はっ……!?」

きらりのその姿に、かつて瑠璃が屋上から落ちた光景が重なり── 飛翔はしっかりとゴッドフェザーを受け止める。

飛翔「超者!! 降──臨っっ!!

ゴッドフェザーが飛翔の腕に同化。服がはじけ飛び、全裸となった体が結晶状の装甲となり、飛翔はライディーンイーグルの姿と化す。
きらりが屋上から落ちてゆく。イーグルとなった飛翔が翼を開いて宙を舞い、きらりを受け止め、地上に舞い降りる。

イーグル「大丈夫か?」
きらり「……あなたは!?」
イーグル「俺は…… 俺は、ライディーンイーグル!!
バーサーカー「ライディーン!? 目障りなヤツだ!」

イーグル目がけ、バーサーカーが怪光線を放つ。しかしイーグルが手をかざすや、目に見えない壁でイーグルときらりは守られる。
爆風の中からイーグルが飛び立ち、バーサーカーの頭上へと舞い上がる。

バーサーカー「は、速ぇ!?」
イーグル「この体が…… 戦いかたを憶えている! イーグルソード!!

炎とともに、イーグルの手に剣が出現する。

イーグル「我が剣に── 斬れぬもの無し!! はあぁぁ──っっ!!

宙を舞ったイーグルが、炎をまき散らしつつバーサーカーを一刀両断する。

バーサーカー「バ、バカな……!?」

バーサーカーが光の粒子となって四散、消滅── ライディーンイーグルは初陣にして初勝利を収める。


彼方から、ルーシュがその戦いぶりを見ていた。

ルーシュ「また私のジャマをする気か? ライディーン。だが、ゾディアックオーブさえ手に入れれば、貴様らなど敵ではない。フフフ……」

そしてエースと玲子もまた、イーグルの戦いを目にしていた。

エース「イーグルがやっと、目覚めてくれたようです」
玲子「私好みのいい子みたいね。楽しくなりそう!」


イーグルが屋上に舞い降りる。変身が解け、全裸の飛翔の姿となる。

飛翔「はぁ、はぁ……」

腕に浮き上がっていたフェザーが消える。


飛翔「俺は…… 俺じゃ、なくなっちまったのか?」



(続く)

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最終更新:2013年12月25日 07:55