外神形態


グザンとある魔王候補との戦闘の最中、氷漬けにされ瀕死になった際に自らに眠る外なる神の力に触れ覚醒した姿。
人間と外なる神との半神であるグザンが会得した固有の『戦闘形態』への変身能力。

額に黒紫の宝石のような第三の目が開眼し、両目の下には三筋の涙の痕のような紫の紋様が出現。
頭部からは暗金色の感知能力を兼ねる湾曲した四本の角が突き出し、皮膚は硬化、手足には血管のような紋様が浮かび上がり神力を供給する。

背中からは後光を伴う八葉蓮華と、それから生えた暗金色の触手が集まって六対十二枚の翼を形成している。
この触手は伸縮が自在であり防御や攻撃に活用出来る他、牙の生えた獣の口を形作る事も可能。
臀部からも太く長い同様の8本の触手が尾のように生えている。

全身からは暗金色の神力が陽炎の如く噴出しており、腕程度であれば切り落とされても断面から触手が飛び出して腕を形成させる程の回復力を備えているようだ。

当時は未だ未成熟な体故、維持は五分が限界だった。
この形態にて魔王候補を怯ませ撤退に成功するも体力の消耗が激しく、離脱後暫くは動く事もままならなかった模様。


外神形態・改

全身から迸る暗金色の神力を己の丹田にて気功と練り合わせ、肉体へと還元させる事により発現させた外神形態の一つ。
内丹術による肉体強化によって今まで以上に神力を解放できるようになると同時、それまで五分程度が限界であった外神形態を三十分程度まで延ばす事に成功した。

基本的な能力と再生能力が大幅に上昇し、限度はあるが身体の半分近くが消失しても再生する事が可能。
触角を兼ねた角は肥大化し、額の第三の目は母親の物には及ばない物の千里眼の能力を備えている。

背後の八葉は暗金に燃え、そこから大慶帝国の仙山に封じられた四凶獣の力の一端を行使可能とし戦術の幅が広がったようだ。


竜人形態

白壁西の魔樹が率いるアンデッドの軍勢との激戦中、過去に侵植のプランの力を使って己が身に取り込んだアンゲロニア竜力で発現させた形態。

真紅の鱗を持つドラゴンの翼と尾を備えた竜人族にも似た姿。
頭部には黒く鋭利な6本の角、黒く鋭い爪を備えた腕、肘や膝には鋭利な角状の突起が生じ、肩からも同様に大小2本の棘。
全ての歯は牙と化しており、白目の部分が黒く染まった暗金の瞳孔は縦に割けている。

膂力の更なる強化に加え、鎧の様な鱗を備えた事による防御と火炎や氷雪への耐性が飛躍的に向上しているようだ。
またこの状態になると口から火球を吐く事が可能となっている。

スペックだけで言えば外神形態より若干劣るようだが肉体への負荷も軽く、単純な肉弾戦や接近戦においては此方の方が適しているようだ。


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最終更新:2023年04月07日 00:16