今となっては、とっくに昔のことだ。
ガルディア王国のトルース村の裏山で、ワシは魔物共の親分をやっていた。
たまに襲ってくる人間がいれば返り討ち。もっと強い人間が来れば、いなくなるまで隠れ続けていた。
山からいつも人間のデカい城が見えていたが、その頃は城に住むとは思ってもいなかった。
ガルディア王国のトルース村の裏山で、ワシは魔物共の親分をやっていた。
たまに襲ってくる人間がいれば返り討ち。もっと強い人間が来れば、いなくなるまで隠れ続けていた。
山からいつも人間のデカい城が見えていたが、その頃は城に住むとは思ってもいなかった。
ある日のことだ。山奥で何かが歪んだと思ったら、知らないガキがそこから出てきた。
紫色の髪。真っ白な肌。明らかにガルディア王国のガキとは違っていた。
だからと言って、特に気にするつもりは無かった。
急に現れて驚きはしたが、大した話じゃない。
腹をすかせた魔物どものエサにしようと思って、ジャリー共をけしかけた。
紫色の髪。真っ白な肌。明らかにガルディア王国のガキとは違っていた。
だからと言って、特に気にするつもりは無かった。
急に現れて驚きはしたが、大した話じゃない。
腹をすかせた魔物どものエサにしようと思って、ジャリー共をけしかけた。
そこから先のことは、思い出すのも恐ろしい。
これが魔法なのか、だとすれば、今までワシが魔法だと思っていたのは何だったのか。
僅かな時間で、恐ろしいほどそれを見せつけられた。
これが魔法なのか、だとすれば、今までワシが魔法だと思っていたのは何だったのか。
僅かな時間で、恐ろしいほどそれを見せつけられた。
あの日を機に、ワシの人生は完全に変わった。
そして、ワシの考え方も。
お山の大将をやっていれば良かったワシは、もしかすればガルディアよりデカい王国の王になれるんじゃないか?
などと思うようになった。
とりあえず魔王様(本名があったらしいが忘れた)の配下として、ガルディア中で暴れ回った。
拠点は裏山と、別の場所に作っていたアジトから、いつの間にやら出来た巨大な城に移ったが、それで満足など出来やしない。
魔王様には、人間どもを滅ぼしたらワシの王国を用意してくれと、きちんと頼んでおいた。
邪魔なニンゲン共を魔法で焼き、時には面白半分で動物に変えたりしていた。
死体も再利用して、スケルトンの兵として使って行った。
聖剣を手にした勇者とか言うナマイキな奴がいたが、魔王様のおかげで事なきを得た。
そして、ワシの考え方も。
お山の大将をやっていれば良かったワシは、もしかすればガルディアよりデカい王国の王になれるんじゃないか?
などと思うようになった。
とりあえず魔王様(本名があったらしいが忘れた)の配下として、ガルディア中で暴れ回った。
拠点は裏山と、別の場所に作っていたアジトから、いつの間にやら出来た巨大な城に移ったが、それで満足など出来やしない。
魔王様には、人間どもを滅ぼしたらワシの王国を用意してくれと、きちんと頼んでおいた。
邪魔なニンゲン共を魔法で焼き、時には面白半分で動物に変えたりしていた。
死体も再利用して、スケルトンの兵として使って行った。
聖剣を手にした勇者とか言うナマイキな奴がいたが、魔王様のおかげで事なきを得た。
ある日、魔王様はワシらを集めて言った。
地の底に眠るラヴォスという怪物を呼び出す儀式を執り行うと。
日増しに、信じられないような力を感じられるようになった。
あの力があれば、ニンゲン共など一瞬で終わりだ。世界はワシらの天下だ。そんな確信があった。
地の底に眠るラヴォスという怪物を呼び出す儀式を執り行うと。
日増しに、信じられないような力を感じられるようになった。
あの力があれば、ニンゲン共など一瞬で終わりだ。世界はワシらの天下だ。そんな確信があった。
思えばあの時の高揚感は、今でも代えがたいものだった。
ワシの魔族としての人生は、どこまでも順調のはずだった。
ワシの魔族としての人生は、どこまでも順調のはずだった。
☆!!!!!☆!!!!☆!!!!☆
ワシの後頭部を、鈍い衝撃が襲った。
魔王様…いや魔王に仇名す、ルッカとかいうメガネの女に殴られた時と同じくらい痛い。
一体ワシを誰だと心得る。魔王様の第一の部下、ビネガーにして、未来の大魔王だぞ?
魔王様…いや魔王に仇名す、ルッカとかいうメガネの女に殴られた時と同じくらい痛い。
一体ワシを誰だと心得る。魔王様の第一の部下、ビネガーにして、未来の大魔王だぞ?
「何ボサっとしてんの。」
殴ったのは、ワシの可愛い人形を、卑怯な戦略で壊した女だ。
見たことの無い魔物を操り、自分はその手を汚すことなく戦い、しかも勝った気になっているのは憤懣やるかたない。
自分もやってること同じじゃないか、だと?あの女は道具を使って怪物を操っているんだ!
ワシは自分の術で、可愛い人形どもを操っている!その違いが分からんのか!!
見たことの無い魔物を操り、自分はその手を汚すことなく戦い、しかも勝った気になっているのは憤懣やるかたない。
自分もやってること同じじゃないか、だと?あの女は道具を使って怪物を操っているんだ!
ワシは自分の術で、可愛い人形どもを操っている!その違いが分からんのか!!
「ワシを見逃してくれるのではなかったのか?」
「執行猶予という言葉は知っているか?あたし達は、お前を逃がしてやるほど信用している訳じゃない。」
もう一人の女がそんなことを言ってくる。
執行猶予だと?そんな400年も先にありそうな、難しい言葉を使うんじゃない!
いや、コイツらを利用して、魔王の奴を倒してもらうために、一緒に行くべきか?
流石にこの2人じゃ難しそうだが、弱らせることぐらいは出来るはずだ。
執行猶予だと?そんな400年も先にありそうな、難しい言葉を使うんじゃない!
いや、コイツらを利用して、魔王の奴を倒してもらうために、一緒に行くべきか?
流石にこの2人じゃ難しそうだが、弱らせることぐらいは出来るはずだ。
「まずはその、魔王という奴のことを教えて欲しい。」
その言葉を聞いて、思わず口から笑みがこぼれた。
ワシを裏切った魔王の悪評を広めるチャンスが、予想もしない所から回って来たのだ。
だからこそ、ワシはあること無いこと、吹き込んでやった。
ワシを裏切った魔王の悪評を広めるチャンスが、予想もしない所から回って来たのだ。
だからこそ、ワシはあること無いこと、吹き込んでやった。
天から降ったか地から湧いたか、ある日突然やってきて、ワシを凄まじい暴力でねじ伏せたと。
その先は最早奴隷と主人の関係だった、逆らうことは許されず、人間との戦争に駆り出されたと。
戦った人間は魔王様の見ていない所で、こっそり逃がしてやったと。
そして魔王様は自分の力に飽き足らず、ラヴォスというとてつもない怪物を呼び出し、地上を焼き払おうとしていたと。
その先は最早奴隷と主人の関係だった、逆らうことは許されず、人間との戦争に駆り出されたと。
戦った人間は魔王様の見ていない所で、こっそり逃がしてやったと。
そして魔王様は自分の力に飽き足らず、ラヴォスというとてつもない怪物を呼び出し、地上を焼き払おうとしていたと。
「何よ!あんまり適当ごとばっかり言ってると、口の中にシャカシャカほうを流し込むわよ!!」
「待て待て待て!全部本当の話だ!お前たちは魔王…いや魔王様を見たことないから、そんなに涼しい顔をしていられるのだ!!」
「気持ちは分かるが、ビネガーの言っていることが本当かもしれない。少なくともあたしらには、嘘だという証拠が無い。」
初めてワシは、魔王の奴がこの世界に呼ばれていたことに感謝した。
コイツらの狙いを、ワシから魔王に逸らすことが出来る。なんともありがたいことだ。
それにしても、マヌケですぐ手が出る青い女より、黒い女の方が頭は回るようだ。
だが、魔王と共に幾多の死地を乗り越えてきたワシだからこそ言える。
そういう奴らは、マヌケよりも質の良いエサだ。
コイツらの狙いを、ワシから魔王に逸らすことが出来る。なんともありがたいことだ。
それにしても、マヌケですぐ手が出る青い女より、黒い女の方が頭は回るようだ。
だが、魔王と共に幾多の死地を乗り越えてきたワシだからこそ言える。
そういう奴らは、マヌケよりも質の良いエサだ。
「そのラヴォスってのはどんな奴なの?魔王よりも強い力があるの?」
「それを知るのは魔王様だけだ。だが、魔王城にいる間、日に日に恐ろしい力を感じていた。」
アレが蘇れば、地上は瞬く間に砂と石コロだけになることは分かった。」
アレが蘇れば、地上は瞬く間に砂と石コロだけになることは分かった。」
「たくわえておいて、はきだすと思ったらそれだけ?」
いや待て、これ以上ワシに何を聞き出すと言うんだ。
魔族のワシがニンゲンに、貴重なラヴォスと魔王の情報を教えてやったんだぞ?少しぐらいは労ったらどうだ?
ゼナンの橋からつき落とされて、ジャンクドラガーの一部になっても知らないぞ?
魔族のワシがニンゲンに、貴重なラヴォスと魔王の情報を教えてやったんだぞ?少しぐらいは労ったらどうだ?
ゼナンの橋からつき落とされて、ジャンクドラガーの一部になっても知らないぞ?
「ラヴォスのことが分からないのならそれでいい。教えて欲しい。魔王のこと。魔王の弱点を。」
「ちょ…聞くのは良いけど、コイツがウソついているかもしれないわよ!!」
「そんなことは承知の上だ。確かにこの男は事実を話していないかもしれない。でも、あたし達が知らないことを知っているのは事実だ。」
それを聞いて、ワシは笑みがこぼれた。
コイツらは、魔王を危険人物だと考え始めている。
いざとなれば、魔王に襲われた時、使い捨てに出来るということだ。
まさか正義を重んじると言うなら、魔王を目の前にして、シッポを巻いて逃げたりせんよな?
コイツらは、魔王を危険人物だと考え始めている。
いざとなれば、魔王に襲われた時、使い捨てに出来るということだ。
まさか正義を重んじると言うなら、魔王を目の前にして、シッポを巻いて逃げたりせんよな?
「聖剣グランドリオン。それさえあれば、奴にも倒せるはずだ。」
またも知らない言葉を聞いて、女二人は目を合わせる。
いいぞ、ワシが言っていることは本当だからな。疑わないでくれよ。
ワシは間抜けなお前らに、魔王を倒してほしいだけだ。
いいぞ、ワシが言っていることは本当だからな。疑わないでくれよ。
ワシは間抜けなお前らに、魔王を倒してほしいだけだ。
「それは良いことを聞いたわ。この剣が、どこにあるのか分かっていればだけどね!
で、アンタはその剣を持っているの?」
で、アンタはその剣を持っているの?」
この女…強欲すぎる!!
「す、すまん。持っていない。だが他の奴らが持っているかもしれんぞ?ここはひとつ、ワシらで探しに行こうではないか!!」
「なーんか、誤魔化されているような気がするわね……」
「だがビネガーの言うことも一理ある。どの道あたし達には、探さなきゃいけない人がいるのは事実だ。
それで、どこへ行くんだ?」
それで、どこへ行くんだ?」
ヤレヤレ…話をまとめてくれる奴がいると、本当に助かる。
都合の悪い話を振られた時、誤魔化してくれる奴ぐらい、そばにいて欲しい奴だ。
都合の悪い話を振られた時、誤魔化してくれる奴ぐらい、そばにいて欲しい奴だ。
「決まってるでしょ。ここから北西に行った、テーブルシティよ。」
「そこに何かあるのか?」
「あんたに言う必要があるの!?カリキリ歩きなさい!もう一回シャドーボールをおみまいするわよ!!」
……助けてください。憎くて憎くて仕方がない魔王だが、こういう時に助けを求めてしまう。
もうソイソーでもマヨネーでもいい。このゼイユとかいうクソ生意気な女をどうにかしてくれ。
もうソイソーでもマヨネーでもいい。このゼイユとかいうクソ生意気な女をどうにかしてくれ。
「…あたしにも教えて欲しい。まず、聞いてない。」
「何よ!副リーダーの座、降ろ…あ、本当に話してなかったわね。」
何でも、ゼイユという女が言うには、テーブルシティと言う場所に、仲間がいると言う。
アオイと言う名のおもしろい女で、そこから自分らの故郷にやって来たそうだ。
コイツの仲間と言う時点で、嫌な予感がしてならないが、魔王の奴を倒せる貴重な助っ人になるかもしれない。
あわよくば、コッソリ殺して、我が配下に加えてしまうのも悪い話ではない。
魔物使いがアンデッドとなった場合、その配下の魔物はどうなるのか不明だが、まとめて道具に出来るチャンスだと考えてもよい。
「あたしの仲間がいるかもしれない場所とも近いし、行ってみる価値はありそうだな。」
アオイと言う名のおもしろい女で、そこから自分らの故郷にやって来たそうだ。
コイツの仲間と言う時点で、嫌な予感がしてならないが、魔王の奴を倒せる貴重な助っ人になるかもしれない。
あわよくば、コッソリ殺して、我が配下に加えてしまうのも悪い話ではない。
魔物使いがアンデッドとなった場合、その配下の魔物はどうなるのか不明だが、まとめて道具に出来るチャンスだと考えてもよい。
「あたしの仲間がいるかもしれない場所とも近いし、行ってみる価値はありそうだな。」
「よし決定。さっさと行くわよ。」
☆≡☆≡☆≡
しばらく歩くと、ワシらの行く先に見えたのは、巨大な城だった。
まだ距離は遠いが、城下町の後ろに、紫を基調とした、天を突かんばかりの城が見える。
ともすればガルディア城や、魔王城よりもデカくないか。
人間がこんな所に住んでおり、魔族のワシがあんな館を根城にしていたのは、何だか不公平じゃないか!?
しかし、そんなことより、問題はコイツらをどうするかだ。
すぐ近くにゼイユの操るポケモンがいるので、迂闊に逃げることも、魔法を使うことも出来そうにない。
まだ距離は遠いが、城下町の後ろに、紫を基調とした、天を突かんばかりの城が見える。
ともすればガルディア城や、魔王城よりもデカくないか。
人間がこんな所に住んでおり、魔族のワシがあんな館を根城にしていたのは、何だか不公平じゃないか!?
しかし、そんなことより、問題はコイツらをどうするかだ。
すぐ近くにゼイユの操るポケモンがいるので、迂闊に逃げることも、魔法を使うことも出来そうにない。
「あれがゼイユの言ったテーブルシティ?」
「そうよ。名前しか知らなかったけど、ブルーベリー学園より大きいわね……」
「な……何だ!あの城のことを知っているのか?」
「アンタ学園って知らないの?道理で頭が悪そうだと思ったわ!」
「いい加減にしろ!さっきから言いたい放題言いおって!!
そんなことより、パンツは無いのか!こんな大きい街だぞ!!」
そんなことより、パンツは無いのか!こんな大きい街だぞ!!」
どちらの女も、怪訝な顔をしてワシを見ておる。
まあこれは仕方がない。ビネガーパンツがそこらの凡百のパンツとは全く違うことなど、分かるのはワシぐらいだろう。
ワシだって、来るべき魔王との戦い、そして大魔王になるために、何も考えずにボンヤリしていたわけではない。
ソイソーやマヨネーと再び組み、アジトに罠を構え、万全を期して新しい武具を調達していた。
その中でワシが用意したのは、最強の防具であり、最強のパンツだ。
ソイソーやマヨネーからは、クサいと言うことで不評クサクサ…いや不評さくさくだったがな。
まあこれは仕方がない。ビネガーパンツがそこらの凡百のパンツとは全く違うことなど、分かるのはワシぐらいだろう。
ワシだって、来るべき魔王との戦い、そして大魔王になるために、何も考えずにボンヤリしていたわけではない。
ソイソーやマヨネーと再び組み、アジトに罠を構え、万全を期して新しい武具を調達していた。
その中でワシが用意したのは、最強の防具であり、最強のパンツだ。
ソイソーやマヨネーからは、クサいと言うことで不評クサクサ…いや不評さくさくだったがな。
「また良からぬことを考えているんじゃないでしょうね!!」
「危険物の隠語とも汲み取れる発言だな。」
「まあ珍しい道具が置いてあるかもしれないわ。探索してみる価値はありそうね。」
ワシらは3人で、静かなテーブルシティを周ることにした。
地面も建物も、何とも明るい色ばかりの町並みで、どうにも目が痛くなる。
それよりも気になったのは、何とも言えない静けさだ。
これだけだだっ広い街だと言うのに、人っ子一人いないのは、ワシでも不気味に感じる。
地面も建物も、何とも明るい色ばかりの町並みで、どうにも目が痛くなる。
それよりも気になったのは、何とも言えない静けさだ。
これだけだだっ広い街だと言うのに、人っ子一人いないのは、ワシでも不気味に感じる。
軍団を率いて、街に攻め入った時とは違う。
ニンゲンの臭いがしたり、潜めようとしている息の音が聞こえてきたものだった。
しかし、この町からはそのようなものは感じない。
待ち伏せも、ワシらが通り過ぎるまで隠れて居ようと言う奴らもいない
念のためにと、いくつかの家や店に入って見たが、予想を裏切ることは無かった。
ニンゲンの臭いがしたり、潜めようとしている息の音が聞こえてきたものだった。
しかし、この町からはそのようなものは感じない。
待ち伏せも、ワシらが通り過ぎるまで隠れて居ようと言う奴らもいない
念のためにと、いくつかの家や店に入って見たが、予想を裏切ることは無かった。
「何よこの店!商品が無いなんて客を舐めているんじゃないの?
サーフゴーが見たら涙をゴールドラッシュするわよ!」
サーフゴーが見たら涙をゴールドラッシュするわよ!」
泥棒でも入ったかのようなスッカラカンの商品棚を見て、青い女が怒り心頭だ。
少なくとも、支給されている道具以外の補給は難しいのだろう。
しかし、サーフゴーとは、ゴールドラッシュとは何なのだ。
少なくとも、支給されている道具以外の補給は難しいのだろう。
しかし、サーフゴーとは、ゴールドラッシュとは何なのだ。
「意味不明なことを言うな!」
「意味ぐらい分かりなさいよ!あたしはヤバソチャへの持ち物を用意したかったの!!」
ヤバソチャというと、青い女が使っているモンスターだ。
持ち物?アイツは明らかに物を持ちそうな手など無かったぞ?ワシにとってのパンツみたいなものを探しているのか?
なんてことを聞いたら、この女がまたよく分からん言葉で捲し立ててきそうだから黙っておく。
持ち物?アイツは明らかに物を持ちそうな手など無かったぞ?ワシにとってのパンツみたいなものを探しているのか?
なんてことを聞いたら、この女がまたよく分からん言葉で捲し立ててきそうだから黙っておく。
「どうする?このままこの辺りを探していても、得るものは少なそうだが。」
「このまま無駄足踏まされたのもシャクだし、アオイが来るまで待つつもりよ。
それにまだ全部周ってないし、学園の中も探してみるわよ。」
それにまだ全部周ってないし、学園の中も探してみるわよ。」
そんなことをするより、この辺りに火でも付ければ、バカ者どもがやって来るのではないか?
ワシならこうするのにと言いたいところだが、黙っておくことにした。
この青い女があーだのこーだの騒ぐか、黒い女が良く分からん賢ぶったことを言うだけだからだ。
ワシならこうするのにと言いたいところだが、黙っておくことにした。
この青い女があーだのこーだの騒ぐか、黒い女が良く分からん賢ぶったことを言うだけだからだ。
街の散策も中途半端にして、ガクエンとかいう紫色のデカい建物に入る。
色合いからして、外法剣士ソイソーの奴を思い出すが、アイツとは無関係そうだ。
そんなことを考えると、不意にワシの心臓が、嫌な音を立て始めた。
色合いからして、外法剣士ソイソーの奴を思い出すが、アイツとは無関係そうだ。
そんなことを考えると、不意にワシの心臓が、嫌な音を立て始めた。
この感じは……何だ!?
急にワシの身体から、じっとりとした汗が流れ始めた。
空気は澄んでいるはずなのに、妙に息が吸いにくい。
他の女どもは感じているのか?表情を変えることもなく、階段を上り続けている。
空気は澄んでいるはずなのに、妙に息が吸いにくい。
他の女どもは感じているのか?表情を変えることもなく、階段を上り続けている。
いや、ワシは本当に、階段を上っているのか?
ワシらは今、長い階段を上り、空に近付いているはずだ。
しかし、地の底に段々近づいているような。玉座の間から魔王様の儀式の間に近付くような気分を覚える。
そうだ。ワシはこの空気そのものを支配するような圧迫感を、よく知っている。
魔王城の中で、日に日に増していたラヴォス様の力だ。
しかし、地の底に段々近づいているような。玉座の間から魔王様の儀式の間に近付くような気分を覚える。
そうだ。ワシはこの空気そのものを支配するような圧迫感を、よく知っている。
魔王城の中で、日に日に増していたラヴォス様の力だ。
魔王のヤツがいるのか?
いや、これは魔王の力ではない。
じゃあ、他にラヴォス様を呼び出そうとしている奴がいるのか?
いや、これは魔王の力ではない。
じゃあ、他にラヴォス様を呼び出そうとしている奴がいるのか?
「ストーーーップ!!」
声を殺して、女どもにだけ聞こえる声で警告した。
コイツらなどどうなってもいいが、ワシ一人で逃げれば、勝手に逃げたとあらぬ疑いをかけて来るに決まっている。
ここで最悪なのは、女どもと共倒れになることだ。魔王はともかく、ラヴォス様は間違ってもこの2人が扱えるようなヤツじゃない。
コイツらなどどうなってもいいが、ワシ一人で逃げれば、勝手に逃げたとあらぬ疑いをかけて来るに決まっている。
ここで最悪なのは、女どもと共倒れになることだ。魔王はともかく、ラヴォス様は間違ってもこの2人が扱えるようなヤツじゃない。
「何よ!?ムックルがタネマシンガン食らったみたいな顔しても、騙され…」
「静かにしろ!あの紫の建物から、ラヴォス様の力を感じる!!」
「静かにしろ!あの紫の建物から、ラヴォス様の力を感じる!!」
「…ラヴォス様?それはつまり、魔王がいると言うことなのか?」
頼む、ワシの言うことを信じろ。
コイツらが弱ければ無理矢理脅して、この場から逃げ出すことも出来る。
だが、中途半端に強いから迷惑なんだ。トルース山の大将をやっていたワシのように、強い奴こそ、より恐ろしいヤツに会う可能性がある。
コイツらが弱ければ無理矢理脅して、この場から逃げ出すことも出来る。
だが、中途半端に強いから迷惑なんだ。トルース山の大将をやっていたワシのように、強い奴こそ、より恐ろしいヤツに会う可能性がある。
「……分からん。とにかく、この場から逃げるべきだ。」
「そう言ってアンタ自身が変なことを考えているんじゃないでしょうね?」
違うと言っておるだろ!
あの扉の向こうに、何が待っているか分からんことが、お前たちには分からんのか?
自分を大事にしろ!お前たちは魔王を倒すために、戦ってもらわなければならんのだぞ!?
あの扉の向こうに、何が待っているか分からんことが、お前たちには分からんのか?
自分を大事にしろ!お前たちは魔王を倒すために、戦ってもらわなければならんのだぞ!?
【C-3/テーブルシティ/一日目 黎明】
【恵羽千@Crystar】
[状態]:迷い(大)
[装備]:大魔王の鎌@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、不明支給品×0~2(確認済み)
[思考・状況]
基本行動方針:分からない。
1.私の正義は……なんだ?
2.小衣さんや母さんがいたら、どうする?
3.零達に会うべきなのだろうか。
4.ビネガーに警戒。
5.ビネガーの言うことを信じるべきなのか?
[状態]:迷い(大)
[装備]:大魔王の鎌@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、不明支給品×0~2(確認済み)
[思考・状況]
基本行動方針:分からない。
1.私の正義は……なんだ?
2.小衣さんや母さんがいたら、どうする?
3.零達に会うべきなのだろうか。
4.ビネガーに警戒。
5.ビネガーの言うことを信じるべきなのか?
※一週目、アナムネシスを庇った後からの参戦です。
※ゼイユと情報交換しましたが、アオイ以外は殆ど把握できていません
※ゼイユと情報交換しましたが、アオイ以外は殆ど把握できていません
【ゼイユ@ポケットモンスター バイオレット】
[状態]:夢への怒り(特大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、モンスターボール(ヤバソチャ)&テラスタルオーブ(草)@ポケットモンスター バイオレット、不明支給品×1~3(未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:夢をぶっ飛ばす。
1.この子(千)のこと、どうしよう。
2.アオイやアオイの知り合いを探しておきたい
3.スグ……やらかすんじゃないわよ。やらかしてたら姉の意地を見せてやるわ。
4.ビネガーに警戒。
5.この場から逃げる?それともビネガーのウソ?
[状態]:夢への怒り(特大)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、モンスターボール(ヤバソチャ)&テラスタルオーブ(草)@ポケットモンスター バイオレット、不明支給品×1~3(未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:夢をぶっ飛ばす。
1.この子(千)のこと、どうしよう。
2.アオイやアオイの知り合いを探しておきたい
3.スグ……やらかすんじゃないわよ。やらかしてたら姉の意地を見せてやるわ。
4.ビネガーに警戒。
5.この場から逃げる?それともビネガーのウソ?
※参戦時期はゼロの秘宝で少なくともアオイと再会してます。
※名簿になくてもスグリがいると確信してます。
※千と情報交換しました。
※名簿になくてもスグリがいると確信してます。
※千と情報交換しました。
【モンスターボール(ヤバソチャ)&テラスタルオーブ(草)@ポケットモンスター バイオレット】
ゼイユに支給されたヤバソチャとテラスタルオーブ。
ゼイユの所持しているヤバソチャと同じ個体。
ゼイユに支給されたヤバソチャとテラスタルオーブ。
ゼイユの所持しているヤバソチャと同じ個体。
【ビネガー@クロノ・トリガー】
[状態]:健康 足に擦り傷 ラヴォスの力を感じた恐怖(大)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、アウラに操られた首無し死体@葬送のフリーレン×8、不明支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:魔族の未来のために優勝して生還する。
1.まずはこの場から絶対に逃げる。
2.魔王を孤立させるべく悪評を振りまく。うまく行けばゼイユと千にも戦ってもらう。
3.協力者になり得そうな参加者を探す。アンデッドにして戦わせるのもアリ。
4.最期は己の手で魔王を始末したい。
5.ワシのパンツがあればよかったのだが…
[状態]:健康 足に擦り傷 ラヴォスの力を感じた恐怖(大)
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、アウラに操られた首無し死体@葬送のフリーレン×8、不明支給品0~2
[思考・状況]
基本行動方針:魔族の未来のために優勝して生還する。
1.まずはこの場から絶対に逃げる。
2.魔王を孤立させるべく悪評を振りまく。うまく行けばゼイユと千にも戦ってもらう。
3.協力者になり得そうな参加者を探す。アンデッドにして戦わせるのもアリ。
4.最期は己の手で魔王を始末したい。
5.ワシのパンツがあればよかったのだが…
※参戦時期はビネガーの館でネコにトラップのスイッチを押された直後からです。
(何をやっている?奴ら……)
まだ参加者と対面していないクオードは知らない。
自身の所持品が、邪悪な力を猛毒のようにまき散らしていることを。
それはラヴォスの力を知らなければ、あるいはそれに近しい力に詳しくない者ならば素通りするほどの力だ。
しかし、それを知っている小心者には勘付かれてしまった。
自身の所持品が、邪悪な力を猛毒のようにまき散らしていることを。
それはラヴォスの力を知らなければ、あるいはそれに近しい力に詳しくない者ならば素通りするほどの力だ。
しかし、それを知っている小心者には勘付かれてしまった。
(まさか、俺に気付いたか?)
窓から既に人間2人と、魔物1匹が来ているのは見えていた。
獲物が近づいてくるのが分かると、すぐに入り口に戻る。
そのまま学園の入り口に張ったクモノに引っ掛け、一網打尽にするつもりだった。
だが、待てど暮らせど、入り口の扉は開かれない。
獲物が近づいてくるのが分かると、すぐに入り口に戻る。
そのまま学園の入り口に張ったクモノに引っ掛け、一網打尽にするつもりだった。
だが、待てど暮らせど、入り口の扉は開かれない。
このまま見逃すか、それとも自ら出て攻めに行くか。
鞘に収められた剣を抜く力が強まる。
鞘に収められた剣を抜く力が強まる。
彼の心の中にある、黒く大きな炎は、音を立てて燃え続けていた。
【C-3/グレープアカデミー 一階ロビー/一日目 黎明】
【クオード@ドラゴンクエストXオンライン】
[状態]:健康、精神消耗(中)、ラヴォスエネルギー吸収によるステータス上昇、赤眼化、殺人への忌避感低下
[装備]:ブラッドソード@FINAL FANTASY IX
[道具]:基本支給品、魔神器@クロノ・トリガー、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本行動方針:優勝し、エテーネ王国を救う
1.勝ち残る。どんな犠牲を払ってでも
2.ハノンには今度こそ邪魔はさせない
3.(姉さん……)
4.テーブルシティを訪れた者を殺し、支給品を奪う
5.ポケモントレーナーとの戦いでは、出来る限りポケモンを出させない立ち回りを狙う
6.アオイとネモを強敵として認識
7.外にいる奴らをどうするか?
【クオード@ドラゴンクエストXオンライン】
[状態]:健康、精神消耗(中)、ラヴォスエネルギー吸収によるステータス上昇、赤眼化、殺人への忌避感低下
[装備]:ブラッドソード@FINAL FANTASY IX
[道具]:基本支給品、魔神器@クロノ・トリガー、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本行動方針:優勝し、エテーネ王国を救う
1.勝ち残る。どんな犠牲を払ってでも
2.ハノンには今度こそ邪魔はさせない
3.(姉さん……)
4.テーブルシティを訪れた者を殺し、支給品を奪う
5.ポケモントレーナーとの戦いでは、出来る限りポケモンを出させない立ち回りを狙う
6.アオイとネモを強敵として認識
7.外にいる奴らをどうするか?
※バージョン4.3「砂上の魔神帝国」でウルタ皇女に撃たれた直後からの参戦です
※ラヴォスエネルギーを吸収したことにより『ジゴデイン』『覇王の征戦』(※悪鬼なる王の使用特技)が使用可能になりました
※ラヴォスエネルギーによる精神への影響は後の書き手に一任します
※ブラッドソードを装備したことにより暗黒剣のアビリティを習得しました
※グレープアカデミー内の資料を読んだことにより、ポケモンとポケモントレーナーについての知識を得ました。
また、アオイとネモがパルデア地方のチャンピオンであることを知りました
※グレープアカデミーの入り口にクモノの魔法陣が設置されました。
※ラヴォスエネルギーを吸収したことにより『ジゴデイン』『覇王の征戦』(※悪鬼なる王の使用特技)が使用可能になりました
※ラヴォスエネルギーによる精神への影響は後の書き手に一任します
※ブラッドソードを装備したことにより暗黒剣のアビリティを習得しました
※グレープアカデミー内の資料を読んだことにより、ポケモンとポケモントレーナーについての知識を得ました。
また、アオイとネモがパルデア地方のチャンピオンであることを知りました
※グレープアカデミーの入り口にクモノの魔法陣が設置されました。
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