偽ニセモノ者ガタリ語

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偽ニセモノ者ガタリ語 ◆LMthJwSLQ.



 デイパックと一振りの長剣を抱えたまま、ユーフェミアは座り込み、震えていた。


 青白い炎。助けを求める絶叫。灰となり消える身体――――

 頭の中で繰り返し再生される惨劇を、身体の中を駆け巡る感情と一緒に、ユーフェミアはゆっくりと己の心に刻んでいく。
 恐怖も。怒りも。不安も。悲しみも。
 全てを等しく、忘れてはならないものとして。

 どれだけの痛みを伴おうとも、起こった事実をありのまま受け入れる。
 『現在』から目を背ける人間に、『現在』から繋がる『未来』を創っていくことはできない。
 だからユーフェミアは、現実と正面から向かい合う。たとえそれが、悪夢よりも残酷な現実だとしても。


 五分……十分……

 ようやく身体の震えが止まり、ユーフェミアは自分が今まず何をしなければならないかを考える。
 やるべきことは、いくらでも思いついた。
 最初にすべきは所持品の確認。だが、それに必要な灯りが無い。

 ユーフェミアは立ち上がり、自分の周囲を見渡す。
 足元の感触で、ここが室内だということはわかる。
 だが、どの程度の広さの、何のための部屋なのかはわからない。
 完全な暗闇というわけではないが、微かな光は周囲の状況を把握するには足りなかった。
 それでも光は、部屋の状況は教えてくれずとも窓の位置は教えてくれている。
 床に張り巡らされたケーブルに何度か足を取られながらも窓まで進み、ユーフェミアは、下ろされていたブラインドの羽を一枚、指でそっと下げた。

 眼下に広がるのは、トウキョウ租界とは明らかに違う町並み。
 ブリタニアよりも、以前写真で見たことのあるかつてのエリア11――『日本』に近い。
 窓から灯りの漏れている建物は見当たらないが、街灯は点いている。
 自分のいる部屋と同じか、それ以上の高さの建築物は近くには無かった。
 外から室内を覗かれる可能性は低い。が、ブラインドを上げることは躊躇われた。

 羽を下げたまま、ユーフェミアは振り返り、光の差し込む隙間が大きくなった室内を改めて見渡す。
 整然と並べられた長机。ホワイトボード。パソコン。何かの機材に、大量の紙の山……

 どこに何があるかをおおまかに把握して、ユーフェミアは窓から離れると
 手探りで近くにあった机の上に置かれたパソコンの電源ボタンを押した。
 電気が止められている可能性も考えていたが、ボタンを押したパソコンは何事もなく動き出す。
 念のためディスプレイが窓とは逆に向くようパソコンを動かしてから、ディスプレイの発する光を頼りにマウスを操作した。

 ネットに繋がっていれば、救助を求めることができるかもしれない。
 そう思っていたが、期待は一分と経たずに砕かれた。
 机の上にあった電話も試したみたが結果は同じ。
 今の状況を考えれば容易に外部と連絡が取れないことくらいは予想済みだが、それでも、はっきりと「無理だ」という現実を突き付けられれば、落胆は隠せない。

 もしかしたら何か情報が得られるかもしれないと開いたいくつかのファイルも、ユーフェミアにとっては意味のわからないものだった。

 その中のひとつ、『凶悪犯罪者連続殺人事件 被害者リスト』というファイルには知らない日本人の名前と罪状、死因がひたすら並べられていた。
 記載されている死因がすべて心臓麻痺となっていることに疑問を抱いたものの、自分の巻き込まれた『儀式』に関係することだとは思えず、ユーフェミアはリストの意味を追求することはしなかった。

 パソコンを確認し終え、次に支給品の確認に取りかかる。
 部屋の電気を点けるのはさすがに危険だと考え、ディスプレイの光を使うことにした。

 まず、抱えていた長剣――バスタードソードを鞘から抜き放つ。
 刃は間違いなく本物だ。
 試しに構えて振り下ろしてみる。
 通常よりも長くて重い剣が、自分に使いこなせる物ではないと判断するには、それだけで十分だった。
 鞘に戻し、傍らに置く。

 デイパックの中の物はひとつずつ、慎重に取りだし確認していく。
 水の入ったペットボトルが二本。パンが六個。数本のペンとノート。コンパス。

 手のひらに乗る大きさの機械は、ボタンを押すと液晶部分に『E-3』という文字が表示された。
 もう一度押すと、次は時刻が表示される。
 ボタンを押すたびに液晶は『E-3』と時刻を交互に表示する。
 何も押さずにいると、10秒ほどで表示は消えた。

 機械が表示していた『E-3』が示しているのが自身の現在地だということは、地図を見て初めて理解できた。
 同時にこの機械が、アカギの言っていたデバイスであることも理解する。
 とはいえ、自分の正確な位置は掴めない。
 ここがE-3の北なのか南なのかは、地図とデバイスだけではわからないのだ。

 もっと詳しい位置を知りたい。
 そう思いながら、ユーフェミアは支給品の確認を続ける。

 懐中電灯は、窓から外に光が漏れることのないように、机の下でスイッチを入れ、電球と電池が切れていないことと、明るさの程度を確かめた。

 次に出てきたスタンガンと防犯ブザーには説明書がついていた。
 それによると、スタンガンの威力は一般的な成人男性を気絶させることが可能な程度。
 防犯ブザーは紐を引っ張って鳴らすタイプの物で、音量は半径500mの範囲に聞こえるように設定されているらしい。
 いつでも鳴らせるよう、防犯ブザーは付属のストラップを使い、デイパックにぶら下げる。

 そして、最後の支給品―――この『儀式』の参加者名簿を見て、ユーフェミアは息を呑んだ。


 枢木スザク
 ナナリー・ランペルージ
 ルルーシュ・ランペルージ


 名簿には、ユーフェミアにとって大切で特別な存在の名前が記されていた。

 何故、彼らがこんな殺し合いに巻き込まれなければならないのか。
 彼らは無事でいるのだろうか。

 込み上げる、不安と怒り。
 それをユーフェミアは必死に押さえつける。

 冷静な思考と判断を欠くわけにはいかないと自分に言い聞かせながら、もう一度、名簿にゆっくりと目を通す。
 比較的、日本人だと思われる名前が多い。
 スザクたち以外にも何人か、知っている名前があった。
 あの異端審問官と同じ名と、ルルーシュたちの名乗る偽りの姓をもつ「ロロ・ランペルージ」という気になる名前もある。

 名簿に記された参加者の確認を終えたユーフェミアは、外に出した支給品をデイパックの中に戻し、それを肩にかけた。
 鞘が腰から下げることも背中に背負うこともできるようになっていたので、バスタードソードは背負うことにする。

 一刻も早くスザク達をみつけたいが、手掛かりが無い。
 まずは自分の詳しい位置を知るために、近くにあるはずの『警視庁』か『バークローバー』を探そうと歩きだす。
 しかし、ほんの数歩だけ進んだところで、ユーフェミアは足を止めた。
 そして、デイパックからペットボトル一本を取り出し、机の上に置く。

 荷物を軽くする。それが、ユーフェミアの目的だった。
 運べない重さの荷物ではないが、長時間持ち続け移動するとなると負担は大きい。
 飲み水が貴重な物資となる可能性はもちろん考慮したが、所持品の中で何かを捨てるとしたら、水だった。
 ペットボトル一本で、重さは約一キロ。
 有ると無いとではかなり違う。

 ショルダーベルトの位置を少し直し、外に出ようとユーフェミアが改めて一歩を踏み出そうとしたその時。


 部屋の扉は、ユーフェミアではない誰かの手によって、開かれた。


 廊下から溢れる光が室内を照らす。
 蛍光灯の、人口の光。
 今まで電気を点けずにいたユーフェミアの配慮は一瞬にして無駄になったが、彼女自身がそのことには気づかなかった。


 光の中から現れたのは、黒。
 名簿に記された参加者のうちの一人が身につけている物ととてもよく似た黒い仮面を被り、黒いマントを身に纏った人物。

 ユーフェミアが知っていて、ユーフェミアの知らない人物だった。


「ユフィ……」

 微かに聞こえた音に、ユーフェミアは驚きを隠せない。
 ユフィ――それは、ごく限られた人間しか呼ばない、彼女の愛称。

「――君は?」

 全身を黒で覆った人物が、ユーフェミアに問いかける。
 機械を通しているのであろう作られた声。
 にも関わらず、ユーフェミアにはそれが、先程自分を「ユフィ」と呼んだ声とはまるで別人のように思われた。

「私は、ユーフェミア・リ・ブリタニアと申します。貴方のお名前を教えていただけますか?」

 皇女として、毅然とした態度でユーフェミアは臨む。

「私は、ゼロ」

 相手が名乗ったのは、ユーフェミアの知る名であり、名簿にも記載されていた名だ。

 けど、違う。
 少なくともユーフェミアにとっては、違うのだ。
 仮面とマントがどれだけあの、黒の騎士団総帥を名乗る魔王に似ていようとも、今、目の前にいる相手は――


「私の知るゼロは、貴方のような細マッチョではなく、もっとムキムキマッチョです」


 ――ユーフェミアが知っていて、ユーフェミアの知らない人物。

 『ゼロ』ではない『ゼロ』。
 『枢木スザク』ではない『枢木スザク』だった。


   ◆   ◆   ◆


「ユーフェミア。君にひとつ、言っておきたいことがある」
「なんでしょうか?」
「私はゼロのコスプレをしているわけではない」
「あら、違うんですか?」
「違う」
「ですが、私の知るゼロはもっとムキムキマッチョなんです。スザクの話によると、生身でKMFの蹴りを受けても無事だったとか」
「それは私には無理だ」
「ええ。人間ならばそれが普通です。
 スザクはゼロを『タダ者ではない』なんて言ってましたけど、そういう問題ではないと私は思います」
「……ああ。それには私も同意しよう」


 ムキムキマッチョのゼロとはなんなのか。
 そう訊ねた結果始まった会話を続けながら、細マッチョのゼロ―――かつては『枢木スザク』という個を持ち、今は『ゼロ』という記号となった青年は、仮面の中で戸惑っていた。


 出会って数分。
 机を挟んで向かい合って座り会話している相手は、自分の知るユフィではないと、スザクは思っていた。

 ユフィは既に死んでいる。
 そして、ユーフェミアの話す『スザク』は自分ではない。
 だが、スザクがユーフェミアをユフィとは違うと思うのは、そういった理屈で説明できる理由ではなく、もっと感覚的なものだ。


 違う。
 彼女はユフィじゃない。

 違う。

 違う。

 違う――――


「ユーフェミア。君はこれからどうする?」

 スザクは『ゼロ』として、ユーフェミアに問う。

「スザクと、参加者の中から協力することのできる仲間を捜します」
「何のために?」
「この『儀式』を止めるために」
「止められると思っているのか?」
「止めます」

 そう言ったユーフェミアは、こんなにもユフィに似ていて

「既に死んでいる参加者もいるだろう。殺し合いに乗った参加者がいないとは思えない」
「わかっています」
「君の考えに賛同しない者もいるだろう。敵対し、君の命を奪おうとする者もいるかもしれない」
「その時は……」
「その時は?」
「戦います」

 そう言ったユーフェミアは、こんなにもユフィと違う。

 目の前の少女と想い出の中の少女を比べて、スザクは独り仮面の中、悲しんで、喜んで、虚しさを感じ、傷ついて、懐かしみ、嫌悪して、愛おしみ、そしてその全ての感情を自分の中へと押し込めて蓋をする。

『ゼロ』には必要のない、『ゼロ』が抱くないはずの感情が、仮面の外へと溢れてしまわないように。

「戦う、と言っても、私は力を持ちません。
 けれど、この『儀式』を止めることも、生きて帰ることも、諦めるわけにはいきません」

 ユーフェミアの纏う空気が変わる。
 そこにいるのはユフィとは違う、気高き皇女。

「私に力を貸していただけませんか」

 そう言ったユーフェミアの瞳に、スザクは射抜かれたような感覚を抱いた。
 彼女からは自分の顔は見えていない。相手と目が合ったと感じてもそれは、自分だけの感覚だとわかっている。
 それでも、心は落ち着かない。

「それは私に言っているのか。ユーフェミア」
「はい」
「私は、貴女の知るゼロではない」
「わかっています。私は、今私の目の前にいる貴方に、お願いをしています」

 言葉が、出て来ない。
 何も言えない自分に、スザクは慌てる。

 答え自体はそれほど迷うことではなかった。

 スザクの目的は、アカギを捜しだし、この『儀式』を止めさせることだ。
 ユーフェミアの目的と同じといって支障はない。
 『生きろ』というギアスがかかっている以上、いざとなれば他人を犠牲にしてでも生き延びようとするであろうスザクにとって、いつ戦闘に発展するかもわからない状況下で他人と一緒にいることはできれば避けたいことだ。
 だが、かといって女性を一人にさせるわけにもいかない。
 同行することは自分から提案しようと思っていた。

 だから、ユーフェミアの願いを、断る理由は何もない。
 それなのに、何も答えられないのはきっと、ユーフェミアが自分の知るユフィではなく、自分がユーフェミアの知るゼロでも、スザクでもないからだ。

 どんな言葉で表せばいいのかわからない感情と感覚を、スザクはどうすればいいのかわからずにいる。

「……君が他の協力者をみつけることができるまでは同行しよう。ユーフェミア」

 スザクは、『ゼロ』として答えたつもりだった。
 だがそれは、『スザク』としての答えだった。

 本人も自覚していないが、スザクは、ユーフェミアとずっと一緒にいることには耐えられないと感じていた。
 スザクにとって目の前の少女は、ユフィへの想いを残酷に抉る存在でしかないのだから。


   ◆   ◆   ◆


 他の協力者をみつけることができるまで。
 条件付きの協力にユーフェミアは満足していなかったが、これから真の協力者になれるよう努めればいいのだと気持ちを切り替えた。

「それでユーフェミア。君はこれからどう動くつもりだ?
 『儀式』を止めると言っても、具体的に何か策があるわけではないのだろう?」
「デイパックに入っていた地図とデバイスだけでは、はっきりとした現在地を把握できなかったので、まずは『警視庁』か『バークローバー』を探そうと思います」
「ここがその、『警視庁』だ」
「そうなんですか?」
「建物の入口に堂々と書かれていたが、見なかったのか?」
「私は、最初からここにいたので……」
「なるほど。それで?」
「え?」
「現在地の把握はできた。次は?」
「他の参加者を捜しながら、政庁に向かいたいと思います」
「人が集まる場所、というだけなら他にもあると思うが」
「政庁がいちばん、スザクが向かう可能性のある場所だと思うので」

 そこで、会話が止まった。
 変声機を通した声は抑揚が掴み難いが、それでも何かを話してくれていれば、感じるものはある。
 だが、声と言葉という情報を断たれれば、表情がまったく見えない相手からは何も感じることはできない。
 沈黙は怖かった。

「あの……ゼロ?」

 おそるおそる、仮面の向こうにあるはずの顔を覗き込む。
 目を合わせるつもりで。
 細マッチョのゼロの目がどこにあるのかは、仮面の所為でユーフェミアには見えないが。

「――君の知らないゼロが、こうしてここにいる。
 名簿に記されている枢木スザクは、君の知らない枢木スザクかもしれない」

 今度は、ユーフェミアが沈黙する番だった。


「ユーフェミア。あれは?」

 沈黙を破りそう言った細マッチョのゼロが指で示しているのは、荷物を軽くするために置いて行くことにしたペットボトルだった。

「あれは、荷物を軽くしようと思って」
「水は置いて行くのに、その重そうな剣は持って行くのか?」
「はい。私の支給品には他に銃や剣の類はありませんし、こんなところに武器を放置するのも危険ですから」
「――ユーフェミア。私と取引をしないか?」

 突然の提案に、その意図を読めず、ユーフェミアは困惑する。

「そんなに堅苦しく考える必要はない。要は、物々交換だ」

 言いながら、細マッチョのゼロはペットボトルを持ち上げる。

「これと、その剣を私がもらう」
「わかりました。それで構いません」
「物々交換だ。私が君に何を渡すか確認せず、そんな答えをしてもいいのか?」
「私にとっては、捨てた物と使いこなせない物ですから。貴方のお役に立つのなら差し上げます」

 そこでまた、会話が途切れた。
 だが、この沈黙は怖くないと、ユーフェミアは感じる。

「どうぞ」

 バスタードソードを差し出す。
 細マッチョのゼロはそれを左手で受け取り、右手でユーフェミアに一丁の拳銃を渡した。

 物々交換と言っていたが、これではあまりに自分に有利だとユーフェミアは思った。
 この場において、強力な武器を持つことが大きなアドバンテージになる。
 それなのに、細マッチョのゼロは拳銃という、この場において"当たり"と思われる武器を自分に渡したのだ。

「この取引はフェアではありません。これはお返しします」
「私は満足しているが」
「しかし……」
「私に支給された武器はそれだけではない。それに、銃は私の専門外だからな」

 その言葉が本当なのかどうかは、ユーフェミアにはわからない。
 確かめようもないと思った。

「――しかし、君は大胆だな」
「え?」
「君にとって私は、顔も見せない得体の知れない相手だろう」
「あ……」
「何を驚いている?」
「あ、いえ。私、貴方のことを『得体が知れない』とは思ってなかったので……」

 その言葉は、ユーフェミアの本心だった。
 目の前にいる細マッチョのゼロは、言われてみればたしかに『得体の知れない相手』だった。
 普通に考えれば、最大限の警戒心をもって臨まなければならなかっただろう。

 だが、そんな気には全くならなかった。
 どうして………


「ユーフェミア」

 つい考え込んでしまっていたユーフェミアの思考を引き戻したのは、いつの間にか窓のそばまで移動していた細マッチョのゼロの声だった。

「政庁に行くことに異論は無かったのだが、どうやら我々の選択肢はひとつ増えたらしい」

 窓の外を見つめたままそう言った細マッチョのゼロに近づき、ユーフェミアも窓の外を見る。
 遠くに、煙が見えた。
 煙を下へと辿っていけば、そこには赤い炎。

 ユーフェミアは、確認した地図を思い出し、見える範囲の地形と照らし合わせる。
 火の手が上がっているのはおそらく『古びた教会』か、その周辺だろう。

「燃えている、ということは、火をつけた何者かがあそこにいるということだ」
「あの場で戦いが起こった可能性が高い……
 傷つき助けを求めている者と、この殺し合いに乗った者がいるかもしれない……」
「そういうことだ」

 ユーフェミアの言葉を、細マッチョのゼロがあっさりと肯定する。

「どうする、ユーフェミア・リ・ブリタニア?」

 問われる。
 ユーフェミアは、選択を迫られていた。


【E-3/警視庁/一日目 深夜】

【ユーフェミア・リ・ブリタニア@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:健康
[装備]:防犯ブザー@現実
[道具]:基本支給品一式(水はペットボトル1本)、シグザウエルP226(16/15+1)@現実、スタンガン@現実
[思考・状況]
基本:この『儀式』を止める
1:細マッチョのゼロ(スザク)と共に行動する
2:スザク(@ナイトメア・オブ・ナナリー)と合流したい
3:他の参加者と接触し、状況打開のための協力を取り付けたい
4:細マッチョのゼロ(スザク)は警戒しなくてもいい……?
[備考]
※CODE19『魔女の系譜Ⅲ-コードギアス-』でゼロの乱入した戦場からロイドに連れられ避難したよりも後からの参戦
※名簿に書かれた『枢木スザク』が自分の知るスザクではない可能性を指摘されました
※『凶悪犯罪者連続殺人事件 被害者リスト』を見ました


【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:細マッチョのゼロ、「生きろ」ギアス継続中
[装備]:バスタードソード@現実、ゼロの仮面と衣装@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:基本支給品一式(水はペットボトル3本)、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本:アカギを捜し出し、『儀式』を止めさせる
1:当面はユーフェミアと共に行動
2:なるべく早くユーフェミアと同行してくれる協力者を捜す
3:「生きろ」ギアスのことがあるのでなるべく集団での行動は避けたい
[備考]
※TURN25『Re;』でルルーシュを殺害したよりも後からの参戦


※警視庁の一室に『凶悪犯罪者連続殺人事件 被害者リスト』が入ったパソコンが置かれています。データからわかるのは、犠牲者の氏名、罪状、場所、死因(全員が心臓麻痺)のみ。DEATH NOTE(漫画)1巻頃のもので、死亡日時や死亡状況の詳細はわかりません

※スザクの身につけているゼロの仮面と衣装@コードギアスは支給品ではなく、没収されなかった初期装備品です


【シグザウエルP226】
枢木スザクに支給。
シグ・ザウエル&ゾーン社が開発した自動拳銃。
長時間、水や泥の中に浸けた後でも確実に作動するほど堅牢であり、耐久性は非常に高い。
対応弾薬は主に9mmパラベラム弾。装弾数は15+1発。

【スタンガン】
ユーフェミア・リ・ブリタニアに支給。
相手に電気ショックを与える器具。護身用であり、一般的に殺傷能力は無い。
支給された物は、携帯用のハンディタイプ。
ロワ仕様ということで、少なくとも一般人なら気絶させることができる威力を持っている。

【防犯ブザー】
ユーフェミア・リ・ブリタニアに支給。
大音量を鳴らす事によって、周囲の人へ注意を促す防犯用品。
大きさは手のひらに収まる程度で、紐を引っ張ることで大音量を鳴らす。音が聞こえる範囲はだいたい半径500m程度。
カバンに付けたり首にかけたりできるストラップ付きで支給。

【バスタードソード】
ユーフェミア・リ・ブリタニアに支給。
16世紀~17世紀に西洋で使われていた両手、片手持ちの両用の剣。
斬撃と刺突、両方に優れており、片手半剣(Hand and a half Sword)と呼ばれる剣に含まれる。
長さは1.2m~1.4mほど(両手で握れるだけの柄を含む)、重さは2.5kg~3kgほどで、通常の剣よりも長くて重い。
独特の重心と使用法を持った剣であり、扱うには専用の訓練が必要。扱い難さのため、あまり普及しなかった。


028:殺さねばならない相手がいます 投下順に読む 030:ばーさーかーとのそうぐう
時系列順に読む 033:命の長さ
初登場 ユーフェミア・リ・ブリタニア 052:思い思いの重い想い
初登場 枢木スザク


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