概要
オクシレイン政府は大きく分けて、外政を担当する統領府と内政を担当する総統府の対立によって成り立っている。国民の議会選挙や省庁における分離もこれに基づいて行われている。両翼省庁合議委員会は縦割り行政の是正のために設置された機関であり、これら行政における分裂を避けるために第二の議会として稼働している。
命令と拒否権
総統府と統領府の長たる大総統と大統領は、国会を通じて選出される。この二つの長は府を越えてお互いの省庁に命令をすることが出来る権限を持っている。
しかし、府を超えた命令をされた省は拒否権を発動することが出来る。拒否権によって拒否された命令は、所属する府の長に差し戻され、検討された結果、再度命じるか命令を破棄するかが決定される。差し戻し後に再度命令された命令に対しては拒否権を発動することはできない。
国会を通じて選出される大総統と大統領は、信任を受け続けるために差し戻し命令の再命令を容易に行うことができないが、政府としての双頭の相互的な信頼関係を維持するためには再命令を検討する必要もあり、微妙なバランス関係が政治の安定化を実現している。
政治派閥
オクシレインの政治派閥は多い順に1)民主主義革命に由来するリベラル派、2)反移民・共立機構への不信などを掲げる右派、3)フエル・ナショナリズムなどを主張する民族派に別れる。リベラル派と右派の対立関係がオクシレインにおける緊張ある一般的な政治状況であり、相互に健全な対立関係を築いてきた。しかし、
RSDLの出現以降、右派の過激化が著しく暴力事件を起こすなど国内問題としても国際問題としても発展しつつある。
政党
オクシレインにおいては長らく主要政党である大衆自由党(大自党)と民主革命党(民革党)の二大政党制に特徴づけられるが、通常二大政党はお互いに一つの政党では過半数を維持できず組閣ができなかったためにそれ以外の基盤政党との連立によって政権を維持することが普通である。
- 大衆自由党……二大政党のうちの一つ、リベラル右派主義政党、オクシレイン・ナショナリズム
- 民主革命党……二大政党のうちの一つ、社会民主主義政党、オクシレイン・ナショナリズム
- 過去の禍根を断つための真の保守党(GRF)……基盤政党(大)、右派政党、反共立機構
- 氏族主権党……基盤政党(大)、フエル・ナショナリズム、反オクシレイン・ナショナリズム
- 星空環境党……基盤政党(小)、環境問題
- イェルサー宗教会議……基盤政党(小)、宗教基盤政治
- 圧政抵抗革命委員会……小政党、社会主義的集産主義、社会主義革命
最終更新:2025年02月26日 22:47