侯式ヴァンジェ語(侯式ヴァンジェ語:traklat raaklat)とは、ヴァンジェ語族の言語の一つ。
ラヴァンジェ諸侯連合体の公用語である。
音韻
市民ヴァンジェ語とは異なり、まず声調が語頭の二重子音か長母音に変化する。
また、語頭のhは消滅する。
市民ヴァンジェ語 |
侯式ヴァンジェ語 |
ā |
aa |
à |
rV(lrはdrに変化する) |
á |
wV(wu,woの場合はそれごとve, vaになる) |
ã |
jV(jiの場合はそれごとviになる) |
â |
lV |
韻尾の子音は以下のように変化する。
市民ヴァンジェ語 |
侯式ヴァンジェ語 |
p |
(a, i, e, oの後)w/f、(uの後)m |
k |
t |
t |
nt |
ng |
nd |
ただし、市民ヴァンジェ語での合成語で韻尾の子音と韻母の子音が同じ場合は癒着する。
特例として、a, i, e, oの後のpは合成語では消滅し、韻母が代償延長する。
tèk kâk(語流)→ traklat
hàp kâk(侯流)→ raaklat
また、nlはdl, nrはdrになる。
韻母の二重母音は主母音のみが残る。
muVはmvVにならず、vVで脱落する。
名前
称号・個人名・家族名・領土名の順番である。
ヴァンジェ語の共通文法
語順
SVOを基本とする。
siéng dân 人言 / swend dlan 人は言う
siéng vīm kāng 人視果 / swend viim kaand 人は果実を見る
修飾語順はNAである。
dúk vuõp kān nām kûn zêk 集団主辺構社 / dvetvjof klannam klunzlet
文明共立機構
→集団(=機構)主辺(=共立)構社(=文明)
最終更新:2022年12月08日 02:55