概要
当記事では、アッシャラス号の主砲に関する仕様について纏める。
レーザー発射のメカニズム
通常空間では、主砲から放たれるレーザー光は周囲の物質や重力場の影響を受け、直進せずに散乱してしまう。
このため、レーザー光はターゲットに到達する前に拡散し、効果を発揮できない。レーザー光が拡散する主な要因は、空間の特性によりレーザーの位相が乱れることにある。
これを避けるために「位相安定星雲」と総称される特殊な領域から安定エネルギを抽出し、持続的な主砲の運用を可能としていた。
しかし、共立世界に転移して以降は安定した「位相星雲」が存在せず、事実上、稼働を凍結しているのが現状とされる。
位相安定星雲
この特殊な星雲は、クフラト社会における、あらゆる分野において運用のためのエネルギー源として重宝されており、現在も
事象災害を通じた長期探索の計画が進行している。
周囲の空間密度とエネルギー場が極めて均一であるため、仮に主砲の継続運用を可能とする場合、通常のEMPシステムに場を乱されることなく大出力の超次元レーザー(共立側の視点から、量子レーザー、または異層線レーザーとも言う)を発射できる。
この星雲の中では、超次元レーザーの位相が安定し、直進性を保つことができるという。このため、攻撃対象を正確に撃ち抜き、追加の効果を及ぼせる仕組みとして注目された。
超次元レーザー砲の調整
超次元レーザー砲は、以上の特殊な条件を踏まえて実装された。
現在も使用可能となった際の波長コントロール機能を維持し、
平和維持軍とともに必要なメンテナンスを続けているという。
これにより、超次元レーザーが位相安定ガスの特性に適応し、最大の効果を発揮することができる。
一方、通常空間での使用時には、レーザー自体が周囲の不均一な空間密度やエネルギー場の影響を受けて位相を乱し、正確な照準が困難になる。
そのため、通常の物理法則に囚われない特異兵器の一つとして分類された。
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最終更新:2024年10月26日 16:29