ラヴァンジェ諸侯連合体 > 種族 > シュリントヴァット

シュリントヴァッドの一例
シュリントヴァット(shît muók 耳族 / shlint vat)とは、ラヴァンジェ諸侯連合体における獣人種の固有種族の一つ。


特徴

様々な種類があるが、多くは「ミミズクの耳」とも形容されるような獣耳を持っている。獣耳部分には聴力があり、人類種の耳に当たる部分は形は残っているが、聴力はなく痕跡器官となっている。獣耳部分は非常に敏感であり、揉んだりすると失神する。人によっては枯れ葉が当たったり、天井部分に擦れただけで倒れるシュリントヴァットも居る。このため、多くのシュリントヴァットは耳にトゥーント(tūt 覆 / tuunt)と呼ばれるカバーを付けることが多い。子供の頃はトゥーントは付けるのも嫌がる者が多く、そのまま外出して耳に何かが当たって失神することが子供時代によくあることとされている。獣耳の衝撃による失神はそれ自体が死に直結することはないが、心臓病などの合併症・運転などの状況など複合要因によって大きな危険となりうることが報告されている。

禁忌規定

 ラヴァンジェ諸侯連合体においては、上記の理由からシュリントヴァッドによる完全手動運転車両及び船舶の運転を禁止している。シュリントヴァッドが運転可能な車両及び船舶は、デッドマン装置を完備し、その発動時に安全に運行を停止することができることが保障されているものに限られている。また、シュリントヴァッドはラヴァンジェが共立機構に派遣している宙軍軍人に志願することが出来ない。
最終更新:2021年06月17日 01:58