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ある野球選手の回想

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匿名ユーザー

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嫁さん――小春と出会ってから、もうこんなに経ってるのか。俺も、ベテランとか呼ばれ始めるはずだよな。
目の前の試合に追われながら日々を過ごしてると、月日の流れに鈍感になっていかんね。

馴れ初めか。そんな大層なものじゃないぞ。
プロ野球の世界に入って、俺が初めて一軍の試合でお立ち台に上った試合の後で、先輩がある居酒屋に連れて行ってくれた。
その居酒屋は「たちばな」って名前の店で、俺の球団の地元で三十年以上も前から店を構えている。
選手やコーチにも常連がいるって話だった。そこで俺は小春と出会った。

小春は、その居酒屋を切り盛りしてる大将――権三さんって言ってな――の一人娘で、家の手伝いで給仕をしていた。
栗色の軽くカールがかかったショートヘアに、丸く垂れ気味の目。手慣れた仕上げの薄化粧。
玉子型のつるりとした輪郭。浮かべていた表情は苦笑気味の営業スマイル。地味目のシャツに白いエプロンが眩しかった。
その第一印象は……絶対本人には言えないが、俺の高校時代の彼女に似てるな、ってところだ。

当時の小春は、えーと、そう、年は二十一だった。
可愛いとは思ったが、親父の居酒屋の手伝いで仕事中だったせいか、格好が地味で、
目鼻立ちも小作りだったし、前も言ったけど目が丸いから、全体を見ると童顔だった。それで、高校生みたいだって。
特に印象に残ったところは、小春から初対面でちょっと距離を置かれたところだな。
権三さんは熱狂的なうちの球団のファンで、一人娘の小春をどうしても選手に嫁がせたかったらしい。
それで、冗談交じりとはいえ、店に新しい選手がやってくる度に、娘を紹介しようとする。
俺が来た時もそうだったから、小春は「あーあーいつものことね、はいはい」みたいなノリだったようだ。

それが当時の俺には新鮮だった。手前味噌だが、俺は甲子園でも神宮でも名を馳せた強打者だった。期待のルーキーだった。
しかも顔まで男前だったから、そりゃもう……畜生、笑うことないじゃないか。外れとはいえ、ドラフトで1位指名貰って、
入団会見で「四番を打てる選手になりたい」「本塁打王が目標です」とか調子乗ったこと言って、
スポーツ紙でちやほやされてな。バレンタインのチョコだって、山ほどキャンプに送られてきたんだぞ。

とにかく、俺は同年代の女子から黄色い声援を浴びるのに慣れていた。自己紹介した時の反応も入れ食いだった。
そうやってコロリと行った内の一人に、ちょっとだけ小春が似ていてな。似ていたんだけど、
さっき行った通り、小春の食い付きは悪くて――そらそうだ、小春はプロ野球選手なんか見慣れてるんだ――
それで、プロ野球とか抜きで、気易く話に付き合ってくれるもんだから、欲しいな、と思うようになったんだ。

それから俺は、先輩や同期と一緒に、後輩ができてからは、連中を何人か引き連れて、折を見て「たちばな」に通った。
勝った試合の後や、負けた試合の後、活躍した試合の後も、ダメだった試合の後も。ひとりでは行かなかったが。
ある夜、他の客や、店主の権三さんの目を盗んで、こっそり小春に連絡先を握らせた。
露骨に困った表情をされたが、そういう物を粗末にできなさそうな性格と読んで、強引に押し付けた。
それ以外は、店では素知らぬ顔で通した。権三さんやチームメイトに知られても反対はされないだろうが、面倒になるし。
一応マスコミも警戒しておかないと。あとは、秘密ってのを女は好む。だから、演出の一環でもあった。

まぁ、そんな馴れ初めとかは、たいして面白くないか。もっと、どぎつい話がいいな。

小春と付き合いが深まっていくと、見た目通りのおぼこ娘であることが分かった。
おぼこなんて言葉、死語かなぁ。で、初々しいのは可愛らしかったが、その分身体も青かった。初めての時とか……
処女なのはいいとして、どこ触ってもくすぐったがられるし、触り心地も固かった。肉付きも薄かった。
さあてどうするよ。俺だって経験が無かったわけじゃないが、処女をお楽しみできるほど達者じゃない。困った困った。
小春は緊張してるから反応はぎこちないわ、物理的にも挿入しにくいわ、相手の緊張がこっちにまで伝染してきたか?
という感じで、ガードを切り崩してせっかくここまで持ち込んだのに、ここに来て気分が萎えてきててな。
俺も若かったし……生真面目に、うまく感じさせてやらなきゃとか思い込んでた。
どうせ最初なんだからね、気兼ね多くて愉しむどころじゃないだろうに、そういう開き直りができなかった。

ただ、それから小春との緒戦は思わぬ展開になった。
ベッドに寝かせられても、小春は恥ずかしがっていて、ずっと顔が俯き気味だった。
それだとあんまりだから、顎に手を添えて、顔を上げさせようとした。そうしたら、指が滑って、首筋をふっと撫でる形になった。
すると、小春は吐息混じりの呟きを漏らして、胸から脇腹にかけてが、ぐぐっと仰け反って盛り上がった。
やっと聞けた喘ぎらしき声に、呼吸に合わせて皮膚に肋骨が浮き沈みする様が、一気に俺を臨戦体勢に引き戻した。
「もしかして、首が弱いんだ?」とか言いながら、首筋を撫で、キスマークをこれでもかと捺した。
勿論うなじも鎖骨も堪能した。下顎のあたりに走る動脈の鼓動を、舌で思う様なぶった。
首ばっかり重点的に攻められているものだから、小春もうっかりと口開けて声を出せなかったようで、
それで息が乱れてそそったな。何だ、色気出せるじゃないか、って。

俺は別に首フェチではないが、緒戦は処女を貰ったことより、こっちの方が思い出深い。
その翌日、同僚と一緒に「たちばな」に行くと、小春は季節はずれのタートルネックを着込んでいた。
間違いなく俺のせいだった。俺は笑いをこらえきれず、同僚に変な目で見られてしまった。
次のデートでスカーフをプレゼントしたら、小春は顔を茹でダコより真赤にして俯いていた。
また俺が小春の顔を上げさせようとして、手を滑らせたのは言うまでもない。

緒戦と言えば、小春はずっと自分の胸を気にしていた。大きさじゃなくて、形の問題で、乳輪とのバランスが、ね。
鏡餅――と喩えるのはさすがに大袈裟だが、乳輪が乳房から大きく盛り上がっている。
その乳輪に相応の太さ長さの、ぽってりとした乳首もある。プールや海に行くときは、サポーターが手放せなかったとか何とか。
とにかく恥ずかしい思いをしてきたらしく、俺が緒戦で初めて拝ませてもらう時も、かなり勿体をつけられた。
俺から見れば、気にするほどおかしくないと思うのだが、周りの女と比べて自信を持てなかったのだろう。
小春が脱ぐ度に、そんなに焦らされるのは俺が困るので、初陣以来、嫌というほど胸を弄ってやった。
やれ、こんなに可愛いとか、俺は好きだとか、とにかく小春の耳元で調子のいいことを囁きながら、するすると摩り、
唾液の匂いを滲み込ませるつもりで舐め回し、時々やり過ぎて腫れ上がらせてしまって怒られたり。

そういう悪戯や愛撫を根気よく繰り返して、やっと乳イキを覚えさせた時は格別だった。
あの日は……俺が不意にムラムラときて、部屋で何かの立ち仕事をしていた小春を、後ろからいきなり抱き締めておっ始めた。
部屋ってのは俺が住んでたマンションな。もう通い妻状態になってた時期だから、何ヶ月も乳を開発してたって計算だ。
とにかく、二人とも立ったままで、俺が背後に立って、小春の両脇から手を回して、服に手を突っ込んで弄ってた。
あれこれと乳輪を虐めて手触りで遊んでいると、不意に小春が脇を閉め、手で俺の指を引き剥がそうとしてきた。
小春の肩甲骨のあたりが、緊張で右往左往してるのが分かった。構わず愛撫を続けると、十秒もしない内に、
音で言うなら……ひっ、ひっ、て感じの、恐怖体験でもしたような詰まり気味の悲鳴を、半開きの口から垂らして、
スリッパでフローリングをずりずり、膝頭同士をカタカタぶつけながら腰を抜かしてしまった。

絶頂が収まっても、小春は黙っていた。胸への刺激だけで達してしまったことに、驚きで言葉が見つからなかったのか。
俺は内心でガッツポーズしていた。処女を貰った時よりも、こいつを俺の女にしてやった、という達成感があった。
それ以来、時々ではあるが、小春もこちらが仕掛ける前から、そのご立派な胸を付き出して、愛撫をせがんでくるようになった。
なんだかんだで小春も満更ではなかったと、俺は信じている。少なくとも、変に胸を恥ずかしがらなくなった。
だが、この間以前みたく後ろからいきなり抱きついたら、足をこっぴどく踏まれてしまった。骨折とかしなくて本当に良かった。

ある程度身体を重ねてから、気づいたこともある。小春は、特に正常位で突かれるのが好きなようだ。
挿入して、盛り上がってきて、お互いそろそろ終わりか? という暗黙の雰囲気が流れると、
小春は体位を正常位に変えようとする。正常位に移ると、両足をおもいっきり絡めてくる。

小春の膣内は、ぎゅうぎゅうと精液を搾るというモノではなく、むしろ締め付けは穏やかで気楽なシロモノだ。
ただ、所謂数の子天井って奴でさ。棒をスライドをさせると分かりやすいんだが、ザラザラとした襞がいちいち襲ってくる。
そうして膣内の腹側をぐりぐりとしばらく堪能していると、小春が腰をびく、と跳ね上げる瞬間がやってくる。
最初はすぐ脱力して、尻肉をぺたんとベッドにつけてしまうが、急かさずピストンを続けると、頻りに腰を浮かせるようになる。
ビクビクと上下に腰を揺すり始める。こうなる頃には、もう膣内はゆったりという様子じゃなくなっている。
挿入したての時はちょうどいいアクセントだった襞が、キツイ膣圧でひっきりなしにぐいぐいと俺を追い詰めてくる。
小春の両足で、こちらの腰回りはがっちりと拘束されているので、前後のピストンもままならないが、
それが膣内の締め付けを更にキツくしているのか。腰の動きが制限されて、ハードな吸い付きで一方的にどんどん追いやられる。

この段階が、たぶん小春のイキ始めだろう。いちいち聞いたことはない。俺だって、余裕がなくなってるからな。
程なくして小春の仰け反りが大きくなり、その周期が長くなり、毛穴という毛穴から汗がざわりと吹き出して、
口を真ん丸に開けて息み始めたら、腰をガッと押し付けて、しこたま精子を呑ませてやる。これでようやく一段落。
あとは小春がぶるぶると身体を細かく震わせ、途切れ途切れの甘声を漏らしているのを聞きながら、、
手を握ってやるか、背中に手を回して抱いてやるかして、震えが収まるまでしばし待つ。
小春は達した余韻に浸っていたいらしくて、この段階で悪戯しようとすると嫌がられるんだよな。せっかくイヤらしいのに。
だから俺は、この直前のタイミングを狙って射精しておかないとならん。そうしないと虐めたくなってしまうから。

……意地悪な気を起こして、その先の段階までどんどん責めてやったこともあったな。
不思議なもので、ある程度ペースを落としながら――じゃないと俺でも体力がしんどいし、小春は尚更だろう――
挿入を続けていると、膣内の中頃から奥の締め付けはふわふわと緩んできて、
入り口のところだけがしっかり喰い付いてる状態になる。こっちから見れば、根元だけをグイグイと掴まれているような感覚だ。
だから、だいぶこっちに余裕が出てくる。一方、小春はそろそろ声が嗄れてくる。
顔を見れば、ボロボロ泣いてるんだか笑ってるんだか、目線が上の方に転がっていて、時々自分の涎にむせたりしている。

締め付けが緩くなると、刺激は無くなるが、その分小春の中を自由に行き来できるようになる。
この時に奥を突いてやると、ふかふかした感触が亀頭に当たる。ゆっくり押すとその分だけ沈む。
そのふかふかが多分子宮口だと思う。よく言われるコツコツ叩くってより、先で揉んでるって言う方が近いな。
男なら分かると思うが、してる途中に相手が色々な反応をしてくれると、それだけでこっちも楽しくなる。
しかも、今までこんなことになった女なんて知らなかったから、それはもう男として一段上に登った気がして有頂天だった。
息も絶え絶えに、もう許してって懇願されても、収まりの付かない俺は気づかない。
それこそ何時間のように感じられて、けれど時計を見ると……まぁそれなりの時間まで、俺は小春が噎び泣くのを堪能した。
終わると疲れが一気に出て、それからはよく覚えていない。翌日、小春は口を利いてくれなかった。

何のかんの言ったが、俺も正常位は好きな方だ。さっきも言ったが、小春の弱点は首周り。
俺と小春は体格差があるから、正常位で挿入しながらだと、ちと体勢が苦しいが、それでも首を責めやすい。
騎乗位やバックだと、首に食いつけない。正常位は座位より楽だから、長く楽しめる。反応が見やすいのも良い。
感じ過ぎて首をぶんぶん振り出したら、肩を掴んで抑えられて都合が良い。そしたら鎖骨あたりを可愛がってやれる。

あまり許してもらえないが、背面座位も面白いぞ。ふわふわとした後ろ髪の巻き毛に、顔を埋めるのが心地良い。
あと、うなじがちょうど責めやすいのが楽しい。正常位じゃやりにくいからな。見えないのをいい事に、歯型なんかつけたり。
身体を支える素振りで尻をむにむに揉んだり、挿入ってるのが見えやすいように膝を抱えてがばっと開いたりもした。
小春は恥ずかしがって両足を閉じようとするんだが、背面座位だから、男が抑えてなくても女が脚閉じるって難しいんだよな。
それをいい事に好き放題さわさわ悪戯してやれば、直に小春の脚が効かなくなる。そうなるまでの葛藤が可愛いんだなぁ。
それで、小春が切羽詰まりだすと、鳥の翼みたいに、両足を爪先や足指までピンとさせて、
徐々に高く広げていく様は、出来過ぎなほどいやらしい。誰かに見せびらかしたいほどだ。いや見せないけど。

他に面白いことか……クルマの中でしたことがあるな。車体に鋭い流線型を抱いた、オレンジ色のピュアスポーツ。
自宅ガレージの奥側に、いつも鎮座している愛車。オールスターMVPの賞品としてもらい、小春を乗せて連れ回した。
小春とのデート中に、権三さんが倒れたって連絡が入って、デート中断して道路飛ばして駆けつけたこともあった。
その成り行きに乗じて小春を口説いたっけ。とにかく思い出深いクルマだ。
そういうわけで、家族で乗るためのワゴンを買ってからも、これは手放していない。助手席に乗せるのも小春だけだ。

そんなクルマの中で致そうとした。ドライブで山の湖まで飛ばして、その駐車場にクルマを停めてした。
スペースに余裕が無くて、なかなか難儀だった。スポーツカーだから、普通のクルマよりさらに狭い。
リクライニングの可動域も少ない。それでも、窓越しに外の風景を感じながらのソレは、かなり興奮した。
密室でありながら、雰囲気は野外だ。外は夕暮れ。静かな湖畔の森で何をやってるんだってね。
中途半端な時間帯だし、駐車場に長居する観光客なんていないから、人気は無いが、完全な静寂でもない。
革張りのフロントシートに小春を寝かせて、俺は車内の天井に身体をぶつけないよう気をつけながら覆いかぶさる。
後ろや側面のガラスにはスモークフィルムを貼ってあるが、フロントガラスからは当然丸見え。

車内が狭いから脱がせにくい、ということで、俺は服を着せたまま小春を弄り始めた。
「服、皺になっちゃう」とか言われると、ますます燃える。口呼吸どころか鼻息まで聞こえそうな距離。
地味目の格好が多い小春が、背伸びして披露したであろう一張羅。マリンブルーのワンピース。
色合いは落ち着いていたけど、袖が短くて二の腕が見える、首元も鎖骨がちらりと見えて、下は膝上でひらひらする薄布地。
よーく覚えているよ。俺がたった一回でそれダメにして怒られたからな。

手を握る。指を絡める。野球で皮の厚くなった俺とは大違いだ。小手調べで、頭を撫でたり、軽くキスしたりする。
時折、小春がシートに乗せた両足をもぞもぞさせる。シートの革と繊維が、いつもと趣の違う衣擦れを立てる。
目線を上げる。目前の鎖骨に食いつこうとしたら、痕が隠せないからダメだ、って、言われてしまった。おいおい。
俺が今までさんざ弄ってきたってのに、そんな首元を晒す服を着てくるってことは、そうしろってことだよな。
もちろんべったりと痕をつけてやった。つけた痕を、バックミラー調節して小春に見せてやった。

そんなこんなで興が乗ってきて入れる段になる。ワンピースの裾を捲り上げて……この動作だけで生唾モノだ。
普段服を着せたまますることなんて無いから、一層扇情的だ。小春はそういうところキッチリしているんだ。
ブルーの布地にむちっとした脚が鮮やかに跳ねる。現れた下着は、服に合わせた水色。少女趣味の凝ったレース。
状況とはかなりのギャップがあったが、小春の好みが見えてニヤニヤしてしまう。

ワンピースを下腹まで完全にずり上げてしまう。小春は身体をよじって俺の手から逃げようとするが、
本気で抵抗していない。エンジン切ってるとは言え、手足をバタつかせて、変な動作させてしまったら事だからなぁ。
下着は面倒くさいので、脱がさないまま弄る。直に下着に染みが広がっていく。もう抵抗は口だけになっている。
ああ、これ帰りがまた面白くなりそうだな。替えの下着を持ってきている様子は無かったし。
下着をずらしてねじ込む。小春はくちびるを噛んで声を我慢していた。ちょっと痛々しいのでハンカチを差し出してやる。
お互い、クルマに手足をぶつけないように、やや縮こまった体勢で腰を使う。野外の静かな緊張感のせいか、
水音や肉がぺちぺちと叩かれる音が際立って聞こえる。ハンカチの布越しに殺し切れない喘ぎが漏れてくる。

そうして小春の具合が良くなってきた頃合いで、出し入れを大きくしてやると、小春がぷるぷると首を振った。
ピストンの動きで、車体がギシギシと揺らいでいるのが気になるらしい。見る奴が見れば一発でバレるもんな。
でも、そういうリアクションは逆効果だ。イヤよイヤよがたまらない。ガンガン打ち付けて、遮二無二車体を揺らしてやる。
俺も十分昂ぶってきたので、そろそろ出してもいいんだが、もうひと押し悪ふざけ。
一旦動きを止めて、怪訝な顔でこちらを見返してくる小春に向かって――ドア開けて見ようか――とか、囁いてやる。
その時の小春の反応ったら凄かった。もう必死で俺にしがみついて止めようとする。
というのも、あのクルマはガルウィングだから。そう、スポーツカーでよく見る上開きのドアだ。
開けてしまったら目立つなんてもんじゃない。当然車内でしてるのも丸見えだ。
あんまり必死にぎゅうぎゅうとやられたので長く保たなかったが、あれは傑作だったな。
いろいろやり過ぎたせいで、小春はしばらく俺のクルマに乗ってくれなかったな。

あとは……俺が小春に押されまくったこともあった。
権三さんは早く孫の顔が見たいとか言って、しょっちゅうマムシドリンクを送ってくる。産ませてからも送ってくるが。
これだけでも噴飯物のお節介なんだが、送られてくる度に、はい、これ……と、小春は律儀にそれを俺に渡してくる。
お兄さんにいったい何を渡してくれちゃうんですかね。目が少女漫画のごとくキラキラしてて、もう主導権取られてしまう。

シーズンオフのある日なんか、同期の奥居が家に遊びに来た時に、そのドリンクの箱が積まれてるのを見られてしまった。
もう気まずいったら。滅多なことで動じない奥居が、露骨に笑いを噛み殺していた。どんな顔して球場で会えばいいんだ。
後で小春に文句を言ったら、小春は肌を赤らめながら身体擦り寄せてきて。あいつ、わざと片付けなかったんだと。
あの、その、奥様、子供が怪訝そうな顔でこっち見てますが。え、何? お母さんを寂しがらせたらダメ?
ああ、我が家の教育はしっかりしているようでお父さん安心……夕食の献立はウナギでした。ははは。
そんなだから、もうアタマから小春のペースだった。子供を寝かしつけている間も全然落ち着かない。
小春は着替えてくると言って寝室を出ていった。ははあ、お色直しですか。ってまさか子供の横で?
それはちょっと教育上の配慮がうんぬんかんぬん、とまあ俺は動揺していた。まるで童貞だわ。
やがて小春がドア越しに呼んできたので、俺はそーっと寝室を出ていく。どうやらダイニングに行けということらしい。

突然だが、野球には来ると分かっていても打てない球がある。
160km/hの重い速球が胸元にズバッときたら、打球を前に飛ばすことすら難しい。へっぴり腰なら尚更だ。
小春が仕掛けてきたものはその類だ。ダイニングのドア越しに、待ち受ける小春の姿がちらりと見える。
さて俺も覚悟を決めて、ゆっくりとドアノブを回す。音を立てないようにゆっくりと押し開ける。

……予想はしてたよ。その淡いピンクの色合い、見慣れてるから。
ローテの中でもお気に入りのエプロンだよね、それ。先発のエースみたいな。さっきドアのガラス越しに少し見えていた。
それを纏って、小春は会釈でもするように軽く身体を傾げて、上目遣いで俺を見上げてくる。
肩口が、さんざっぱら虐めてやってる首の素肌が出てる。最近気にしてるらしいお尻の膨らみが隠しきれていない。
あらら、奥様ったら刺激的ですね。俺は興奮と滑稽さの混じった妙な気分になった。勝負服が裸エプロンとかお前は某歌手か。
そんな寒々しい格好のくせに体温は熱い。立ったままのキス。小春の方が積極的に舌を使ってきた。
争える心持ちじゃないので小春に従っておく。キスは主従がちゃんとしてないと決まらないから。

エプロン越しに胸を押し付けられる。思えばずいぶん柔らかくなったもんだ。
腰を低くして、小春の尻に手を伸ばす。触り心地もそうだが、反応も変わったもんだ。
前は少しでも指を食い込ませようものなら涙目で見返してきたのに、今はどうよ。
鷲掴みにしてるのに、もっともっとと尻をゆらゆらさせてせがんで来る。
不意に小春が俺の寝間着をずらし下着を掴み、勃起した一物を晒す。エプロンの荒い布地が擦れる。
どうやら、エプロン越しの小春の臍上あたりに、俺の亀頭が当たってるらしい。
「今日は、ここまでお願い」なんて、耳元で囁かれた。ついグラっと来て深入りさせた手の指を、ぬらついた感触が覆った。

もうダイニングだってのに収まりが付きそうもなくてな。小春の上体を、普段飯食ってるテーブルの上に押し倒して、
つまり小春はテーブルにうつ伏せに覆いかぶさる形になって、テーブルの縁に突き出された尻を掴んで後ろから挿れた。
膣内は既に最高潮で、抜き差しの度にぱちゅんぱちゅん音が立って、防水万全のエプロンもぐしょぐしょ。
テーブルの足がずれて床でゴトゴト音を立てる。慌てて腰の動きを緩めると、物足りなさげに小春はこちらを振り向く。
いや、あんま激しくしたら起きちゃうでしょうが。かと言ってこの有り様ではソファを使うわけにも。
ええいままよ床で、ってそれは……ああそう、さすが小春、掃除に抜かりはないんですね。ホントいい嫁さんだわ、ははは。

焦れったくなったのか、あれよあれよの間に床の上で小春に跨られていた。騎乗位って殆どやったことないから、
挿入に手間取ったが、おかげで大きく股を開いて、手を添えて場所を調節している小春の卑猥な姿をしっかり眺めることができた。
仕切り直しは、いきなり奥の奥までガツンと叩き込まれた。膣内が破れるんじゃないかという勢いだった。
まったく手加減なしだからもう堪らない。体勢を安定させるために、それぞれの手を組んだ。
こってり膣内で絞られながら、エプロンの布地がよれて、胸がはみ出してぶるんぶるん弾けるほど動かれた。
俺はと言えば、硬いフローリングの床に寝ていたから、下手に足腰使うと痛いので、小春のサポートに徹した。
むしろそうするしかなかった。小春は俺でさえ聞いたこともないような悲鳴を上げて、火を吐く勢いで身体を揺する。
加減がないから、我慢の限界も保たず、俺は小春の宣告通り、一番深いところで射精していた。
もう俺は子供が起きてしまった場合の言い訳を考えていた。思いつかなかったが。むしろ勘違いされて警察とか来たらどうしよう。
俺、一応プロ野球選手なんですけど。スポーツ新聞のいいネタじゃないか。

こんな調子で三発目までやられた。抜かずの三発なんて、20代の頃でもしなかったんだが。一本5万のマムシの効果ってすごいな。
次の日から、そのエプロンは小春からの「したい」の合図になってしまった。遠征帰りは決まってそのエプロンで迎えられる。
キャンプになったら、あっちでスッポン粉末買い込まないとならん。それを見られて、また奥居に笑われた。

そんなこんなで、俺も年を食えば、小春も年を食うわけだ。私がオジサンになったらー、とか若い選手は知らんだろうね。
俺の先輩がカラオケでふざけて歌ってた曲だからな……あなたは、若い子が好きだから、か。
若い頃は、経産婦とか、30過ぎの女なんて、あまり面白くないと思ってた。今だって特に面白いとは思わないが。
ただ幸いなことに、小春とは未だに飽かない夜を過ごさせてもらっている。
くたびれ始めてきた出っ尻だとか、下着の上に乗り出した腹には妊娠線が出てて、すっかり乳首は焦げてしまった。
全部俺のせいだと思うと、妙に愛おしい。長めの遠征帰りなどは、わざと俺も溜めてから、年甲斐もなくガツガツ犯してしまう。
皮膚の薄いところに出始めてきた皺も、健気に化粧してて隠しているが、俺が台無しにしてしまう。

小春の話はそのぐらいか。好き勝手話してしまったな。うちはこんな感じだ。
プロ野球選手は、スケジュールの関係で、シーズン中に家族と離れる期間が長いが、
夫婦の関係を維持するという点だと、遠征の行き帰りの合間に……ぐらいが、飽きが来なくてちょうどいいかもしれない。
その分、付き合える時には濃いサービスをしておかないといけないが。もう子供もいるしな。

たまには、ガレージからあのクルマ引っ張りだして、二人きりで洒落た店でも回ってみるか。
あいつが好きそうな小説や映画でもチェックしないとな。それから、あとは……

(おしまい)

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