貧困国のFTA禁止

11. Poorer Countries should abandon Free Trade Agreements.
貧しい国はFTA締結を断念すべきだ。


1 現状分析、問題点(メリット、デメリット)
●FTAとは。
 自由貿易協定(じゆうぼうえききょうてい、英: Free Trade Agreement, FTA)は、物品の関税、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁を取り除く自由貿易地域の結成を目的とした、2国間以上の国際協定である。
●問題点(貧しい国においてはどうなるのか。傾斜体)
[メリット]
  • 経済的メリット
a)自由貿易の促進拡大により、スケールメリットや、協定国間における投資拡大。
(投資の拡大によって国内産業の形成が促進される。)
b)地域間における競争促進によって、国内経済の活性化や、地域全体における効率的な産業の再配置が行われ、生産性向上。
  • 政治的メリット
a)協定国間の地域紛争や政治的軋轢の軽減や、地域間の信頼関係の熟成。
b)貿易上の問題点や労働力問題なども、各国が個々に対応するよりも協定地域間全体として対応をすることができる。
[デメリット]
  • 国内で競争力があまり強くない産業や生産品目が打撃を受ける。
→協定推進の立場の国や人々は、地域間における生産や開発の自由競争や合理化を前提にしていることが多く、自国に立地の優位性がない場合、相手国に産業や生産拠点が移転する可能性がある。
(競争力のない伝統産業が衰退する恐れがある。また、投資によって形成される国内産業が原料生産型で安価な商品しか作れないものとなる可能性がある。恩恵を受けうるのは誰なのか?)
(例)タイにおける農業の崩壊
   http://www.labornetjp.org/Members/yukihiro/617/articles/thaifta
  • 国民の安全が守れるのか。
 →(例)中国餃子の中毒事件
 (国により安全水準は違い、先進国の求める水準に合わせるためには設備投資などにはさらなる資金が必要。)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年09月29日 11:49
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。