C=G・バイロン

概要

初代十碩学第二位《大数式》にして北央帝国急進派をまとめる帝国第一宰相。cv;どぶ六郎
優秀な数学者にして詩人でもあり《碩学詩人》とも呼ばれている。
いかなる事態にも常に己の計算通りと不穏な笑みを崩さない。
帝国空軍の一部を私物化する「黒い人物」であり、配下にゼーズロム・ユエルドゥーガ・ル・ビィ・アダムがいる。エイダ・オーガスタ・バイロンは実の娘であるものの親子仲は冷え切っている。
《西インド会社》の幹部メンバーであり赫眼の魔人でもある。

来歴

大英帝国出身。時の北央帝国皇帝ヒュブリスに厚遇され頭角を現し初代十碩学第二位《大数式》に叙せられる。
《探索姫》ローラ・ジョサイア・ネーデルマンに求愛するがローラは《世界の水殻》に挑み帰らぬ人になり、帝国によって彼女はおとぎ話のディーラ・ドゥーラに落とされてしまう。その悲しみを《時間人間》に付け込まれて狂気に堕ち、その後ローラが残した「大数式」を支配のための方程式へと変貌させ、それを完遂させるための大計算機たる《皇帝騎》ディユ・メシャンを作り上げようと画策する。
アステア公爵家を陥れたのもベヴェルにて戦災孤児に《回路》の実験を行ったのもその一環である。

能力

《大数式》…その頭脳によって人の行動を予測、あるいは絡め取り操ることができる。事実、セレナリアの終盤まであらゆる人物の行動はバイロンの掌の上であった。

装備

《皇帝騎》ディユ・メシャン…大数式を完遂させるための巨大碩学機械にして大計算機

蒼天のセレナリアでの活躍

序盤よりゼーズロム・ユエルドゥーガ・ル・ビィ・アダムに指示を出して暗躍していたが、初めて姿を現したのは水上都市セラニアンにて。仇を前に周りが見えなくなったカルベルティを庇った《蒸気王》をクロイツ式刻印砲で破壊し、政敵のデ・マクシムを暗殺した。
黒迷奇城で再びコニーたちの前に現れてカルベルティを傷つけ、かつて植えつけた《回路》でコニーを絡め取ろうとするも、マウマウの介入によって逃げられる。その後ゼーズロムことジェライラ・ロムを《皇帝騎》に組み込み、テュケーシェラを祭壇に捧げたことにより起動したヒュプリスを動力に《皇帝騎》が起動させた。
雷雲操る《皇帝機》の力で世界を分断し効率的な支配を行おうとした矢先、それに反発したマタイオス、エイダの抵抗を受け、その隙を突いたウルメンシュが迫る。再び《回路》でコニーを絡め取ろうとするがシェラの声でコニーは己の誇りを取り戻し、さらに《ふるきもの》の力を借りたウルメンシュの決死の突撃を受けジェライラか救出されてしまう。
制御を失った《皇帝騎》が瓦解する中、誤った式は直せばよいと冷静さを取り戻そうとするが、そこに破壊したはずの《蒸気王》が現れ、彼によってローラのもとへと連れて行かれて行方不明となった。
世間的には急病で亡くなったことになっているようだ。

セリフ・名言・迷言

『だから、あなたが生きなさい。だから、あなたが殺しなさい』
『誰かが生きるためには、誰かが死ぬ必要がある』

備考

  • メアリ・シェリーと話したことがあり、メアリは「素敵な詩を書くおじさま」という印象を持ち、彼の死を悲しんでいた。もっとも彼女の大叔父は良く思っていないようだが。

元ネタ

19世紀初頭英国の詩人、ジョージ・ゴードン・バイロン。
バベッジの階差機関が完成した世界を描くスチームパンクの古典「ディファレンス・エンジン」では、英国首相として登場する。作中で帝国宰相を務めているのは史実ではなくこちらが元ネタだろうか。

登場作品


関連人物





  • カルの父親以外は手にかけてない、というのは本当なんだろうか?赫眼だから記憶が曖昧ってことはないだろうし。単なる挑発だったのかもしれんけど -- 名無しさん (2013-10-19 17:13:58)
  • カルの父親を殺して罪人に仕立てあげたら芋づる式に身内全員死罪になったってことだろう -- 名無しさん (2013-12-01 05:25:25)
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最終更新:2018年08月05日 19:52
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