エイダ・オーガスタ・バイロン

概要

水上都市セラニアンにてコニーたちがであった貴婦人。cv:金田まひる
自らを奇矯な女と称し、「おもしろいから」との理由で指名手配されているコニーたちに力を貸す。
その正体は様々な発明から帝国に貢献し、十碩学第三位《機関の女王》の名を与えられた天才碩学。同じ十碩学の第二位《大数式》C=G・バイロンとは実の親子だが仲は冷え切っている。
才色兼備を地で行く人物で彼女の活躍に倣ってスチパン世界では女性の社会進出が進み、人々はこの潮流を「エイダ主義」と呼んでいる。

来歴

前述の通り、十碩学の第三位に名を連ねる《機関の女王》。同時に貴族であり、夫はラブレイス伯爵。
チャールズ・バベッジ直系の弟子にして再来と噂され、女性として二人目の十碩学にも選ばれた彼女は現在の機関文明発展の先頭に立って活躍し、この世界の女性の社会的立場の見直しと進出に大きな影響を与えた。
実年齢は不明。若々しい美貌を持つが、齢100を超えるとも言われるバイロンの娘であることから考えてそれなりに高齢と思われ、ローラが旅立ってしまった頃にバベッジと話している少女エイダや、幼いテスラが口にしていたエイダが彼女ならば、少なくとも半世紀以上は優に生きていることになる。

能力

  • プログラミング……機関の情報にアクセスして情報を書き換える
  • 機関科学……10歳(史上最年少)で碩学位を取得
  • 《回路》……型落ちながら《回路》の力を使うことを示唆されている

装備


本編での活躍

第六章でセラニアンにてコニーたちと出会う。蒸気王が連れてきた彼女たちを気に入りミュトの奪還計画を立ち上げる。
作戦当日「公務」と称して戸籍をでっち上げ、コニーとシェラを自らの妹として領事館のパーティーへと招いた。
その後バイロンからの命令で未知世界の各地を制圧した、に見せかけてバイロンの暴走を止めるための情報収集と協力者を募っていた。最終決戦では《皇帝騎》に対抗するマタイオスセレファイスの《王》や三盗賊と共に加勢し、ウルメンシュが近づくための隙を作る。
エピローグではコニーたちの指名手配を解除した。

蒼天のセレナリアファンディスクの活躍

帝国の執政官制度の設立に伴い第一執政官に任ぜられる。友人であるメアリ・シェリーを帝国に招き、ネーエルに彼女の護衛を命じる。やってきた《西インド会社》十字騎士に帝都の権限の委譲を迫られるが、マタイオスとの工作で空軍の指揮権を取り戻し、十字騎士を失脚させる。

漆黒のシャルノスWEBノベル『ナイハーゴの灰葬』

幼いクセルクセス皇女が政治の道具として砂漠都市に遣わされたことに心を痛めていた。

元ネタ

チャールズ・バベッジの協力者、理解者であった詩人バイロンの娘エイダだと考えられる。
本名はエイダ・ラブレスまたはラブレース伯爵夫人オーガスタ・エイダ・キング。
情報工学史の世界では、彼女は世界初のプログラマーと呼ぶこともあり、バベッジの階差機関などのコーディングを行ったとされている。

登場作品

蒼天のセレナリア -What a beautiful world-
蒼天のセレナリアファンディスク
漆黒のシャルノスWebノベル「ナイハーゴの灰葬」

関連人物

C=G・バイロン……実父
チャールズ・バベッジ……恩師
蒸気王……協力する
ラス・カサス……旧知の仲
マタイオス・ノン=デュ……嫌いでない人
メアリ・シェリー……友人にしてファン
ニコラ・テスラ……同門。何度かひどい目に合わせる

備考

  • 働く女性すべての憧れとしてシリーズには幾度となくその名が登場。この時代のファッションリーダーとしても有名で、時には水着や下着までデザインしている。大胆なデザインも多いようで前世紀の人間をたびたび戸惑わせている。
  • その美貌から世界中にファンを持ち、セルヴァンテオドール・リュパンもその一人。
  • 結社幹部のように赫眼が発現しているようには見えない。ただヒルドからは『型落ちの回路使い』と称されているため、この容姿にはそのあたりが絡んだ秘密があると思われる。
  • バベッジのことは幼い頃から慕っており、ローラのことを気に病む彼に対し「自分がローラの代わりになる」と言って支えようとしていた。
    その後にローラと同じ十碩学に上り詰めるエイダの原点はここにあったとも考えられる。もっとも数を操る専門家である本人としては、自分が十碩学として数えられるのを嫌っているが。
  • 『漆黒のシャルノス』には直接登場しないが、メアリの母はカダスにあるエイダの研究所で働いている他、ロンドンの超高層高架の建築にも手を貸している。
    のだが、終盤にロンドン政府はある事実を隠蔽するために『超高層高架に設計ミスがあった』と偽情報を流す事態となり、本人が気にするかは別としても世界有数の碩学としての立場に響きかねない風評被害を被った。
  • 『セレナリア・ザ・ガイド』によれば彼女は人生を全力で楽しむ天才であり、そのためなら多少の人格や性格はその都度変えてみせると記されている。
    そんな享楽主義者な彼女が唯一自分を責める事柄が、政治的取引として砂漠都市へ送られてしまったクセルクセス・セルラ・ブリートについて。どれほど親しかったかは語られていないが「姫殿下が救われない限り、自分は永遠に許されない」と憂いを帯びた表情で口にしている。
  • 夫のラブレイス伯爵はエイダにとっては“あまり面白くない殿方”であり結婚生活は1年も持たず離婚している。が、政治的な理由か何度か再婚もしているようで、それが彼女は憂鬱らしい。一応“最愛の夫”と描写されたこともあり、両者の関係には複雑な事情があるのかもしれない。
  • 軍関係への情報にも精通しており、帝国の軍事機密イザムバード級の弱点を知っているどころか、所有までしている。



  • シャルノスWEBノベルでいつの間にか再婚してエイダ・ラブレスに戻ってたw -- 名無しさん (2013-02-15 18:16:15)
  • ガクトゥーンSNで1829年にバベッジ卿に師事してるけど、いったい何歳なんだ?少なくとも80以上なのは確定だが、赫眼だった記憶もないし。元ネタ的に同一人物なのは間違いないしな… -- 名無しさん (2013-09-16 22:38:30)
  • 普通にバイロンの娘としてちょうどいい年齢だろう。なんで老けてないのかは…エイダ脅威のアンチエイジング!ってのは冗談としてヴィクトリア女王のあり得ざる在位、あたりと似たような技術なのかなぁと想像 -- 名無しさん (2013-09-16 23:05:20)
  • 旧式の回路使いってヒルドに言われてる。 -- 名無しさん (2013-09-17 00:46:22)
  • サイバーパンクTRPGのテストプレイで桜井さんがエイダで遊んだらしいなw -- 名無しさん (2013-10-15 02:16:36)
  • ↑2回路で延命したら赫眼になるんじゃね? -- 名無しさん (2013-10-16 17:07:35)
  • レオみたいに普段は別の色だったりすんのかもね -- 名無しさん (2013-10-16 22:35:06)
  • 女の子もイケる口だと判明した時は驚いたけど驚かなかった -- 名無しさん (2018-05-15 22:21:55)
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最終更新:2018年05月15日 22:21
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