概要
cv;野月まひる
飛空挺ウルメンシュを駆り、空のなんでも屋を営む少女。元孤児。
明るく快活。女の子らしいしたたかさと、腹黒さを併せ持つ。リーダー気質。
根本的には理想主義者。誰かが何とかしないと世界は駄目になることを知っている。
飛空挺の借金返済・整備費・修理費・孤児院への仕送りのせいで、いつもいつもいつも貧乏。
仕事は選ばないけれど、あくどい仕事はしないのが信条。
来歴
ベヴェル戦役の孤児で、廃墟で
シェラと共に保護される。そのまま
ダイラス孤児院で育ったため両親はいない。
10歳でエア・ギルドで働き始め、この頃は男装していたためコニー坊やと呼ばれていた。
ラス・カサスと出会った後は勉強して正式なエア・ギルドの一員になり、
ウルメンシュを譲られてからは「空のなんでも屋」を営む。
C=G・バイロンによって《大数式》に組み込まれている人物の一人で、彼女の冒険は全てバイロンによって仕組まれたものだった。
かつてバイロンに
人造心理を埋め込まれかけ、結果的には失敗したものの、近しい人物が死んだ際にはこの時の体験がフラッシュバックして精神が不安定になってしまう。
バイロンとの会話などから
ローラ・ジョサイア・ネーデルマンの子孫である可能性があり、さらに姓などの共通点から
イル老師とも血縁関係にあると思われ、ジャイアニズムvol4記載の相関図では血縁?となっている。
コニー自身の回想から、孤児になる前はバイロンによって育てられていた模様。
人物
かなりのお節介焼き。他人の頼みごとや危機を放っておけず、それがたとえ自分とは何の関係のない人や国に対しても迷わない。これは考えなしにやっているわけではなく、「手の届く範囲で、できることをする」というスタンス。とはいえ他人から見れば行き過ぎた行動に感じることも。
母性が強く、自身も子供好き。
既知世界で何でも屋をしていた頃も孤児院の子供たちに世話を焼いていた。ちなみにネコ毛と花粉のアレルギー持ちであり、動物の子供を大勢相手にする時はフルフェイスマスク付きの重装備でなければ(可愛い子供たちに)接触できないというジレンマがある。(会報)
人の生き死に敏感で、命の選択を迫られた時は普段見せない程に感情的になり、親しい人物の死を目の前にするといつもの快活さは嘘のように塞ぎ込んでしまう。
シェラとは互いに信頼し合っており、コニーの操縦技術はシェラの補助が有ってこそのもの。普段はシェラがコニーに依存しているように見えるが、シェラと引き離されてそばにいないのを自覚した際にはひどく狼狽え混乱した。
能力
飛空挺ウルメンシュの操縦技術はかなりのもので、一級操縦士の資格はもちろん、各辺境エア・ギルドで随一の飛空挺乗りに与えられる"盾"(腰から下げてるやつ)を持つほど。
しかしコニーの最大の武器は、状況に合わせて"最善"の行動を選択する判断力と柔軟な思考にあり、いざ戦闘となっても
ウルメンシュ唯一の"牙"である突撃衝角展開機構、更に着地用のアンカーチェーンや信号弾すらも巧みに使って相手の意表を突く。
耳が良く、飛行時は音で状況を察知することが多く、シェラの視力がそれを補助する。
特技は料理で、作中でも多くの料理を作り仲間に好評。
カダス地方の料理だけでなく
西亨の料理も作れるなどレパートリーも広く、
レヴィによれば「再現度が高い」とのこと。
蒼天のセレナリアでの活躍
蒼天の物語は、一仕事を終えた彼女と
シェラが帰る途中に
暗闇峡谷で帝国の
トゥルナルシ級機動要塞と接触したところから始まる。
何とか無事
ダイラスに帰れはしたものの、シェラが
個人機関カードを忘れて出掛けたのを知って届けてあげようと酒場に足を運ぶ。酒場で話を聞いていると、突然
ヤーロを探す帝国辺境管理軍による監査が始まり、その場にいたヤーロが見つかってしまう。軍人のあまりに横暴な態度に腹を立て、ヤーロを庇って共々連行されかけるも
カルベルティによる思わぬ助力もあって酒場からの脱出に成功する。
しかし翌日には
機動要塞を指揮する帝国空軍の特務大尉
ゼーズロムに追い詰められ、そこに
小型攻撃機に乗ったカルベルティがヤーロを回収したことで、結果的にまたも救われる。その後、彼の乗る攻撃機の航続距離が短いことを知り、
ラス・カサスの計らいで
ウルメンシュに乗ってダイラスを脱出。カルベルティとの合流を目指していたが、途中彼からヤーロを強引に託された。
機動要塞の執拗な追跡も持ち前の気転で翻弄し、そのまま追手を振り切るために禁忌の《最果ての海》の向こう
《世界の水殻》を抜けて、
《未知世界》まで逃げることになる。
《世界の水殻》を抜け、今まで見たことのない《未知世界》の"青空"に感動するのも束の間、ヤーロが
《緑色秘本》と手紙を残して姿を消してしまう。手紙には感謝と出て行った理由が綴られていたが、"最後まで面倒を見る"と決意を新たにし、ヤーロ探しを目的に冒険することとなる。
最初に発見した島で、鳥の姿をした"人"
《パルデス》の
ルダと出会い、"人"や
《盟約》といった《未知世界》の話を聞き、その後も
《アシャム》の
ニェルレイ、
《メソム》の
ソム=メソム、
《フォルネ》の
パルポなど様々な"人"と出会い、時には困難に巻き込まれながらも《未知世界》を旅していく。
《海底王国》の事件では、鉄の機関鎧
《蒸気王》に船を襲撃されるのと同時にカルベルティと再会。戦闘で彼のイクトゥスが損傷していたこともあり、以降はカルベルティも旅に同行することになる。カルベルティとは話す度にいがみ合っていたが、
《逆さ城》での一件を皮切りに徐々に距離を縮めていく。
アポンダンス群島では帝国に労働力として酷使されていた"人"たちを解放したが、その過程で知り合った少年
ミュトが帝国に連れ去られてしまったことから、彼を奪還するために
《水上都市》セラニアンへと向かう。セラニアンでは《蒸気王》と思わぬ再会を果たし、彼を慕う
レイディ・エイダの協力でミュトが囚われている尖塔の最上階に辿り着くが、そこで心を閉ざして牢獄に閉じこもる
水の竜の娘
ミンツチと出会い、彼女に手を差し伸べて
ミュトと一緒に塔から救出した。
途中、
トゥルナルシ級機動要塞と
イザムバード級巨大飛空要塞に行く手を阻まれるが、前者はカルベルティと《蒸気王》、後者は水の竜《ラプシヌプルクル》の援護で何とか退けることに成功するが、《蒸気王》がカルベルティを庇って破壊されたことを聞かされ強いショックを受ける。しばらくは塞ぎ込んで船の操縦も儘ならなかったが、
「すべてを託す。《水の都》へ行き、ヤーロを追え」という《蒸気王》の遺言を思い出し、立ち直った。
《黒迷奇城》に向かう途中の
黒き山脈で、数百年の間、復讐のために
《狂える竜の王子》と戦い続ける人狼の戦士
ムムリクと出会い、カルベルティが自分と同じ復讐者であることを告げられる。《
狂える竜の王子》との戦いの最後に、
ムムリクは竜と相打ちとなり、またも近しい人の死を体験すると同時に
ムムリクの末路をカルベルティと重ねてしまう。
功を焦りそのまま《黒迷奇城》に単機で向かおうとするカルベルティを説得するが、彼はそれを聞かずに突入する。そして奇城の中で二人にとって因縁の相手である
C=G・バイロンと邂逅し、カルベルティの過去とここまでの経緯を知って、彼を絶対に死なせないと決意した。
奇城の最奥ではついにヤーロと再会したが、城の崩壊によりまたも分かれる結果になった。
《黒迷奇城》の先にある《水の都》に辿り着くが、この都の主である
シュプララプセールの《女王種》との話が終わった途端、血筋を理由に半ば拉致に近い形でシェラと引き離されてしまう。心身の疲弊と、いつもそばにいた相棒がいない喪失感が加わって一時的に無気力状態に陥ってしまうが、カルベルティと結ばれたことで元の行動力を取り戻し、シェラの奪還に乗り出す。しかしシェラは既に《空中祭壇》と接続されて
《皇帝騎》を解放に利用されてしまっていた。
《皇帝騎》の圧倒的な力によってマタイオスの指揮する飛空要塞でも歯が立たない状況の中、
ネーエルの情報で《皇帝騎》の右目部分に
緑色秘本の代替装置があることを伝えられ、それを破壊するためウルメンシュで飛び立つ。その時、コニーの耳にはバイロンの声が響く。恐怖そのものである彼の声に錯乱状態に陥ったが、仲間の声と
マウマウの助けによって自分を取り戻し、加えて《皇帝騎》の内部で助けを求める
ジェライラ・ロムの声を聞いたことでウルメンシュのシリンダー圧100%を解放した突撃衝角で右目に突貫、
《ふるきもの》をも味方に加えて《皇帝騎》を守る三十三枚の装甲全てを貫通し、その先で泣くジェライラに
右手を伸ばした。
《皇帝騎》が停止した後は一度ダイラスに戻り、そして再び《未知世界》の青空へ飛び立った。
セレナリアFDでの活躍
白光のヴァルーシアでの活躍
声のみ登場。砂漠都市に行ったカルベティと連絡が取れなくて相当心配していた様子。最終章でやっと連絡が繋がり、彼から優しい言葉を掛けられた時には思わず泣いてしまった。
会話から察するに
レオとは交流があるらしい。その後は
アスルたちを船に乗せ、
クセルの両親を救出するために行動する。
セレナリアSFF
1908年についにカルベルティと結婚。盛大な結婚式が開かれ、多くの人に祝福される。
この時に撮られたコニーの笑顔は《プリンセス・スマイル》として帝国だけでなく西享の国々にまで知れ渡ることになった。
エリーによればたくさん子供を生むとのこと。
ちなみにカルベルティと婚約していたせいか「コーネリア・イル・リクール」として貴族令嬢扱いされている。
ドラマCD
備考
- まぶたを閉じるとすぐに寝れる。寝ることは好きだが、空の上で寝るのは内臓が揺れて気持ち悪いのであまりしない。
- 飛空艇乗りだが高所恐怖症ぎみで、高い場所(飛空挺に乗ってる時以外)に行くと途端に声が小さくなり、土の匂いが恋しくなってしまう。
- 下戸であり、酒は嗜む程度にしか飲めない。
- 1905年時点で既にトートさんが認めるほどのナイスバディであるにも関わらず、そのバストサイズは今も発展途上。セレナリアFDの時にはインナーがきつくなってきたので胸の部分を無理やり伸ばして着用しているのをシェラに目撃されている。
- シェラか性に奔放なことは知らず、そういった話題が出た時はシェラの耳に入らないよう配慮している。だがシェラからは逆に「コニーはまだそういうのは早い」と思われている。
登場作品
関連人物
- 一番好き -- 名無しさん (2013-02-14 04:16:39)
- 最初に諦めないと叫んだ少女。俺も好きです -- 名無しさん (2013-02-15 02:09:48)
- 少女… いや、なんでもない。 -- 名無しさん (2013-02-15 14:02:51)
- ごめん -- 名無しさん (2013-02-16 02:22:32)
- ごめん。小さくはなかったねw -- 名無しさん (2013-02-16 02:22:45)
- 当時は少女やったんや! 今は流石にもう年齢的に無理スw -- 名無しさん (2013-06-17 03:33:53)
- 結局ローラと誰の子孫なんだろうな。チャールズかバイロンか。娘って言ってるから老師は違うのだろうけど -- 名無しさん (2013-06-17 16:31:15)
- ジャイアニズムによると、ローラの姿はコニーに酷似してるらしい -- 名無しさん (2013-06-19 19:20:43)
- セレナリア持ってないんだよなあ…。カルベルティに項目作ってやりたいのに…。 -- 名無しさん (2013-06-20 10:03:35)
- 母親が西亨二世だけど、ローラの子孫ってガイドだともう四世ぐらいまでいるっぽいんだよな。しかもアマルティア以降は16歳ぐらいで子供産んでるペースで……。ガイドのミス? -- 名無しさん (2013-07-11 19:08:25)
- 誇り高き原人間(ウルメンシュ)と樹人に言われている。「誇り」はトート・ロムと会ったローラが発言していたキーワード -- 名無しさん (2013-07-15 04:28:43)
- セレファイスで超極悪人になっとるがな……w> 《結社》の魔人。これまでに二〇の都市を破壊し尽くした。プセールを異常なほどに憎んでいる。 -- 名無しさん (2013-08-14 01:23:14)
- この娘がどうなったら悪墜ちするんだか… -- 名無しさん (2013-08-20 22:36:51)
- シェラ殺された状態で迷彩回路を告げられたとかじゃね -- 名無しさん (2013-08-20 22:51:59)
- ↑迷彩回路? -- 名無しさん (2013-08-21 13:15:45)
- ごめん間違えた。誘導暗示 -- 名無しさん (2013-08-21 20:57:43)
- SNでチャールズが最後に言ってた(?)のはコニー達のことかな? -- 名無しさん (2013-08-30 21:52:07)
- いや、SNで「プレイヤーが見た」学園都市の学生たちのことだろう -- 名無しさん (2013-08-31 04:26:09)
- 冒険物の主人公としては理想的な性格してるよな。おせっかいで行動力あるところとか -- 名無しさん (2013-10-29 22:08:45)
- 主人公として主人公力を遺憾なく発揮してくれた 代償にカルベルティの見せ場は死んだ -- 名無しさん (2019-03-20 03:44:17)
- ↑そんなコニーさんを助ける王子様役はいつもカルくんなんだから問題ない -- 名無しさん (2020-03-12 23:05:58)
合計: -
今日: -
昨日: -
最終更新:2025年01月11日 18:21