エラスムスの邂光現象 ◆wqJoVoH16Y
木々を掻き分け、抉られた荒地を避け、また木々を分ける。
延々と続く道なき道を歩みながら、ジョウイ=ブライトは小さく嘆息をついた。
(本当に、どうしようか)
星明りしかない夜の下で、ジョウイは瞼を閉じることなく少し前のことを思い出す。
アキラが倒れ、しばらくしてから放送があった。
ブラッド=エヴァンスの死、魔王達の生存、禁止エリア予定地を筆頭に、驚くに足る情報を黙して受け止める。
どれだけ深い夢を見ているのか、あれだけの放送があってもアナスタシア、ユーリル、アキラは起きる気配がない。
故にどうするかも決めあぐねてイスラと紋切り型やり取りをしているうちに、
ヘクトルというイスラの知人が、マリアベルのメッセンジャとして彼らの元に来た。
マリアベル達が置かれた状況は把握できたが、いかんせん眠り続ける者たちが多すぎた。
3人が3人担いで移動をすれば、鴨がねぎを背負うのとさほど変わらない。
故に、必要以上に向こう側の様子を気にしたヘクトルがマリアベル達を呼びにいくのは至極当然だった。
(それにしても、
ストレイボウさんが……オディオの怨敵だったなんて)
マリアベル達と合流した彼らがまず立ち会った行ったことは、ストレイボウの深い謝罪だった。
何事かと最初は驚きもしたが、その下げられた口から出てきた事実はそれを納得させるに十二分過ぎた。
愚かな男と哀れな魔王の喜劇。この舞台の幕開けとなった撃鉄。
魔術師より綴られた悔恨を聞き終えたとき、ジョウイは不思議と必要以上の怒りを覚えなかった。
無論、必要な分――リオウと
ナナミがこの場所で殺されたことに対する怒りはあった。
だが、それと同時にジョウイにはストレイボウが待ってくれた時間を受け取っていた。
相殺とはいかないが、少なくともニノのように決闘までして清算するほどではない。
(それに、僕は……この舞台にいることを、そこまで嘆かない)
同じ条件で悔恨を聞いていたイスラもそこまで罵声を浴びせなかった。
その理由はきっと、ジョウイと同じものなのだろうと思っていた。
それはマリアベルがストレイボウに語ったものと同じ、ここでしか得られなかったものを得たからだろう。
マリアベルが惜別の友アナスタシアと再び出会えたように、イスラがヘクトルという未知の可能性を見たように、
オディオの憎しみによって生まれたものが、けっして憎しみだけではなかったことを知っていたからだ。
(始まりがなんであれ、もう一度、理想を掴む機を得たのだから)
ただし、ジョウイが得た「失われた機会」は決して眩いものではなかったが。
(だからこそ……その機会が無くなるのは不味いんだ)
暗がりの中では明かりがあれど眼はほとんど使い物にならず、自然と耳と鼻に偏る。
僅かな足音も聞き逃すまいと済ませた耳に、マリアベルの言葉が再生された。
『互いの状況が把握できたところでこの後の動きじゃが……
カエル達を追撃しようと思う』
それは、ジョウイがブラッド達から別れイスラ達の下に来てからのマリアベル達の情勢を聞いた後、
真っ先に思い浮かべたことであり、同時に「どうかそうではありませんように」と希った未来だった。
『無論、ユーリル達が起きて、その結果を占ってからの次第ではあるがな。3人担いで山越えはできん。
だがその結果がどうであれ、早期にカエル達と決着せねばなるまい』
当然ではあった。回復魔法を備えるカエルと魔王に時間を与えることは相手に利しか与えない。
ストレイボウもマリアベルの言葉に光明を拝むかのような顔付きを見せる。
戦闘はともかくとしてカエルとの対話は彼が望むべくものだった。
無論、相手が堂々と篭城かつ迎撃を予告している以上危険は百も承知だった。
遺跡が禁止エリアになるまで待つか、いっそ無視できればまた話は変わるが。
『拙速だと言いたいけど……キルスレスがあるとなると不味いね。
「遺跡」の下にある力ってのが何かによるけど……早々に手を打ったほうがいいのは確かだ』
そこで話に乗ってきたのは、恐らくこの場で一番冷静な判断力を持ったであろうイスラだった。
イスラはそれ以上は言わなかったが、イスラはカエルと魔王を警戒しているというより、
カエルの持つあの紅剣と遺跡そのものを危惧しているという風に感じられた。
ニノとヘクトルは殺し合いに乗るものと決着をつけることに意を挟むことはなく、
マリアベルの提示した案は畢竟、ある程度の先の着地点を見出した。
『それなら……ひとつ、その前に確認しておきたいことがあるんですが』
だからこそ、ジョウイはその言葉を漏らした。
マリアベルの案以上に拙速で、同時にある種のリスクを孕んでいることも承知で、そう言った。
鼻にひくついたものがある。それが塩の匂いであると分かったとき、木々の柵は終わりを迎えた。
ジョウイの耳を迎えたのは微かな潮騒であり、その眼を向かえたのは、微かな灯りを残した座礁船だった。
座礁船に、僕達の力になってくれる人がいるかもしれない。それを確認しておきたい。
ジョウイが申し出たことを要約すればその一言に収まる。
当然、その基点となるのは
ビクトールが別れ際に示した事実に他ならない。
同時に、その事実のさらに基点となるビクトールそして
無法松が既に死んでいることも事実だった。
それでも、その情報を受けて誰かが集まっているかもしれない。
いるにしてもいないにしても、その確認は南下よりも先に済ませておくべきだとジョウイは提案した。
無論、本気で残存者がいるとは思っていない。そう思うには人が死にすぎた。
ジョウイが望んだのは、兎にも角にも一人になりたかったという所が一番大きい。
イスラあたりならば疑念をもってもおかしくはない。だからこそ、信頼という貯金が残っている内に動く必要があった。
『誰か、知っている人間でも死んだのかい?』
放送の後、イスラに問われたことを思い出す。
自分のポケットを確かめるような気軽さで、僅かとはいえイスラは自分の中の動揺を見抜いてしまった。
(本当に、よく似てるよ。まるで自分の抜け殻を見ているようだ)
見抜かれたのが喜悦の無さだけだったことは不幸中の幸いだったと今にして思う。
あの時、ジョウイはあの原初の邪悪が死んだことに喜びも安堵も感じなかった。
自分が願いを達するため打倒すべき相手が死んだことを安堵すらできなかったのは、その時は自分自身でも理由が分からなかった。
その理由が分かったのは、マリアベルが南征を提案したときだった。
(マリアベルさんは知恵者だ。甘い考えで拙速を選ぶ人じゃない。それは、やっぱり)
船への入り口を見つけながらジョウイは思う。
僅かながらにでも「その道」の才があるものならばリスクとリターンの天秤を見誤ることは無い。
マリアベルはあらゆる要素を鑑みたその果てに、それを最良とした。つまり今が賭け時と判断したのだ。
(ルカ=ブライトの死は、あまりに大きい。戦況は収束に向かっているということだ)
ジョウイは脳裏に地図を広げ、評定会議に臨むが如く推移を見極める。
良くも悪くも、ルカ=ブライトは「混沌」そのものだ。その渇望が戦火を広げ、戦乱を招く。
このありとあらゆる力が交じり合う世界においても、序盤からその悪名が轟いたことはその最たる例だろう。
それが討たれた。それは1つの脅威の終焉であり、同時に「より強大な正義」が台頭したことを意味する。
(アシュレー=ウィンチェスター。あの暴君を討ち果たしたのが彼、あるいは彼を中心とした勢力である可能性は高い)
それはマリアベルが至った結論でもあり、そこに異を挟むことは無い。
なぜなら彼らはあの雨の中おおよそルカ以外の脅威と争っていたのだから。
多く見積もっても、4,5人。都市同盟の精鋭30と弓矢の雨霰を
もってやっと討ち果たせる怪物をそれだけの力で討ち果たしたのだ。
(英雄の台頭、か。ただの村人なら美談になるんだろうけど、それじゃ困る)
状況を整理すれば、今この舞台の上には二つの正義が存在している。
アシュレーが率いている(であろう)戦力、そしてマリアベルが中心となっているジョウイたちの戦力だ。
大して、マーダーと目されいる者たちはどうか。問うまでもない。誰が疲弊させ、分散させたかなど。
そう、マリアベルは「現時点で自分達の背後を突ける敵対勢力が無い」からこそ、攻勢を選べるのだ。
ピサロ、
ジャファルの消耗は言うに及ばず、カエル達に至っては自分から休むことを宣言している。
そしてルカが敗れた今、確認される脅威はマリアベルの認識下に置かれた。つまり、主導権は彼らにあるのだ。
(後は各個撃破。どこかで出会えればアシュレーと合流。後は魔王を倒すだけだ)
アシュレーとマリアベルならば無条件で結託するだろう。二虎競食は狙えない。
そうなったら後は本格的に虱潰しだ。いっそアナスタシアかユーリルが暴れてくれた方がよかったかもしれないが、
彼らもそれを一番警戒している。それになにより、ジョウイはそれを良しとは心の底からは思えなかった。
(まるで……ロックアックスだな。落ちたら後はルルノイエか)
都市同盟と王国軍の戦争を思い出す。最初は優勢かと思えば、いつの間にか玄関口まで攻められていたかのようだ。
その先に待つのは、今までと変わらない平和と、似通った秩序だけ。
もっとも、そのとき、ゴルドーを倒したのはリオウと。
(だけど今回は、いや、今回もそれは選べない。安穏と為すがままに与えられた平和なんて)
彼はその選択を選べない。彼の背中にある死体がそれを許さない。なにより、自分が許せない。
軋む木の床を進み、ジョウイは思う。
英雄が既に台頭し混沌が終わりを迎える中、自身が今一度王となるならば何が必要か。
ジョウイは明かりの漏れる部屋の前で、その手のひらを見た。
その手には黒き刃。だが、その刃だけではまだ足りない。
(まだ必要なんだ、僕が理想を掴むためには……僕だけの魔法が)
「こんな場所で思索とは関 心 せ n 」
その時だった。首筋に衝撃を与えられジョウイが気を失ったのは。
「ここに残る「目」に賭けたのは当たりだった、という話でな」
賽をコロコロと碗の中で転がしながら、セッツァー=ギャッビアーニは微笑んだ。
「無法松の話、そしてあの警戒の無さ。ここが参加者の待ち合わせ場所になっているのは間違いない。
とすれば、待っていれば誰かがノコノコ現れるかも……ってのはスリーペアくらいの確率だ」
四五六を出しながらセッツァーはおおっとおどけてもう一度振りなおす。
「ただなぁ、ここにくるためにはC6・C7を通らなきゃならん。
そこでヘクトルに出くわす……ってのは1枚コインを投げて裏が出る確率だ」
その視線は賽の目に注がれているが、その言葉は明らかに視線の外に投げかけられていた。
「でもって、ヘクトルが俺を黒か白、どっちに思ってるか……白だったら配当は1千倍だな。大穴だ」
ピンゾロが出たとき、セッツァーは初めて視線を賽から外し、言葉の向かい先へ向けた。
そこには、手足を縛られ、ジャファルにナイフを突きつけられたジョウイがいた。そしてそこから少し離れた処に回転のこぎりが突き刺さっている。
「となれば、巣にノコノコ入ってきた奴を問答無用で抑えてしまう……ってのが、一番ベターな張り所だと思わないか?」
「……僕の知っていることは、これで全部です。どうか、見逃しては貰えませんか……」
船の灯りは最初から誘蛾灯だった。既にジョウイが船に入った瞬間からジャファルは
ジョウイを補足しており、その背後からいつでも襲える状態だったのだ。
互いに一人では絶対に為しえない、仲間がいるからこその選択肢だった。
そしてその賭けは見事的中し、配当として彼らはジョウイからマリアベルやヘクトル達の情報を得ることができた。
その取捨選択は当然しなければならないが、少なくともあからさまな矛盾は無い。
「両生類と魔王征伐ねえ……暇潰しの与太話なら最高なんだがな。ククク」
意図的な笑みに反し、その瞳は笑っていない。
放送と手持ちの情報、そして今しがたジョウイから得た情報、即ちヘクトル達の陣容と今後の方針は不快を抱かせるに十分だった。
(狩る側と狩られる側の逆転か。しかもこちらの3倍の種銭を持った奴らがいると来たもんだ。
しかも俺を黒で決め打ちしてやがると。笑い話にもなりゃしねえ)
ジャファルを抱き込んだことに不足はない。だが、賭場がそれ以上の金を要求し始めた。
この先、レートは上がり安全な目はどんどん無くなっていくだろう。何処かで勝負を仕掛けないと場にすら立てなくなる。
「ギャンブルはこうでなくっちゃな…!!」
だからこそセッツァーは笑った。やせ我慢などではなく、純粋な気持ちから笑った。
安全な道を進んで得られるのはせいぜい小金だ。それで我慢ができないから、ギャンブラーなのではないか。
「どうする、セッツァー。ヘクトル達の背後を突くか」
ジャファルの提言にセッツァーとジョウイの眉根が動く。
魔王達がダンジョンの最下層で待つと言うならば、ヘクトル達が入った後に入り口を押さえれば容易に背後を突ける。
上手く仕掛けられれば、漁夫の利まで狙える至極全うな賭け所だった。
「悪くない目だ。4:6で配当大なら攻めるのもありだな。ただ……」
セッツァーはそういって立ち上がるなり、ジョウイの眉間に槍を構える。
あわやささるというところでとまった槍先をみながら、ジョウイは息を呑んだ。
「ただしこいつの誘った賭場じゃなければ、の話だ。
答えな、ルーキー。俺達がここにいると賭けてお前はここに来た。ここからお前はどう張るつもりだ」
セッツァーの言葉に、ジョウイはこの場で初めて冷や汗をたらした。
船にいるはずの無法松を殺したのは誰か。そこでジョウイはジャファルとセッツァーが居ると賭けたのだ。
「……そこに僕を、使ってもらえませんか。どうせ張るならば、3分の1の方がいい」
セッツァーたちの獅子身中の虫となり、マリアベル達を壊滅させる。
意を決しカードを切ったジョウイの瞳を見たとき、セッツァーは確信した。
こいつは無法松やあの女とは違う、ジャファルや自分と同じ、夢と明日に向けて自分の命をBETするギャンブラーなのだと。
若きギャンブラーの切ったカードに、偉大なるギャンブラーの出したカードは――――
ぼさ、と肉が砂浜に沈む音が聞こえた。
ジョウイという名の肉が船から落とされる。既にその体は、ちょうど肉を柔らかくするように叩きにされていた。
「う、う……」
ボロボロになりながらジョウイはジャファルに殴られながらセッツァーが言っていた事を思い出す。
『魚ならな、腹が減ってるところに餌をたらせば食いつくさ。
餌をたらせば食いついてくれると思ったんだろ? 俺達ががっつくと、そう思ったんだろ?
お前の舞台でまんまと踊ると、そう思ったんだろ』
呼吸をしようとして喉に引っかかるものを感じ、べっと吐き出す。口の中が切れていた。
『賭けた以上は清算はしてやる。俺達の答えは―――――――――決めない、だ。
お前らのカマを掘るか、何処かへ逃げるか、はたまたここで休むか……それを“決めてやらない”。
残念だったな、お前はこれだけのリスクを積んで張ったが……もう一度ダイスを振らなきゃならない』
よろよろと立ち上がり、船の方を恨めしそうに見る。やはり、一筋縄でいく相手ではなかった。
『その傷は授業料代わりだ。ヘクトル共に俺達の場所を伝えるなりなんなり好きにしろ。
生き延びたお前は、さぞや疑われるだろうがな。帰って、自分の命を買い戻す算段をつけるがいいぜ』
伝えたところで、今度はその後セッツァーたちがいる保証もない。
何から何まで、一から賭け直しとなる。ジョウイにとってそれは悪夢以外の何物でもない。
『じゃあな、この世界に足を踏み入れた新入り<ルーキー>――――あんまり、ギャンブラーを舐めるな』
吐き捨てられた言葉が、何よりも傷に染みた。
そしてトボトボと南へ踵を向ける。一世一代の賭けは、見事破れ――――無一文となった。
なのに、彼の口元は……歪んでいた。
「……生かして帰して、良かったのか?」
静かになった船内でジャファルはセッツァーに問う。セッツァーは再びダイスを転がしながら肩肘を突いていた。
「殺せば仲間が北に探しに来る。今張って勝ち切れるとは、言い切れないぜ」
セッツァーは面白くなさげにそう答えた。
「本当に乗らなくて、良かったのか?」
「全額を積むのは、100%勝ち目があるときだけだ。財布の中身が心もとないからって一発逆転を狙うのは落ち目のやつだけだよ」
確かにな、とジャファルは納得したように言った。だが、セッツァーにはもう1つの理由があった。
(あの小僧、最後まで俺に読み切らせなかった。俺達を誘う罠なのか、仲間を貶める罠なのか、読み切れなかった)
どちらかを見極められれば、それに応じた目に張ることができただろう。
それができなかったからこそ、セッツァーはカードを切れなかった。確信のない張りはただの浪費でしかない。
(さて、実際にどうするかな……)
乗るにしてもせめてもう少し金がほしいのだが。
そうセッツァーが張り所を考えようとしたときだった。ぎしり、と船に体重が乗る音が聞こえる。
「また誰かが来たようだな」
「またルーキーか? 未練がましいな。負けて破れかぶれに突っ込むのは破産の証だぜ」
そう言って再びダイスを皿へ手放したときだった。セッツァーに、そしてジャファルにえもいわれぬ悪寒が走る。
(ルーキーとはいえ、ギャンブラー。わざわざ戻ってくるはずがない――――――こいつは別口だ)
だが、時は既に遅かった。3つのダイスは既にギャンブラーの手元を離れている。
「ずいぶんと楽しそうな話をしているな」
扉がゆっくりと開く中で、ダイスを外しテーブルに落ちる。
そして、パキリと3つの音が鳴った。
「なにやら北に灯りが見えると思って来てみれば……聞かせて見せろ人間」
2に、3に、4に、5に亀裂が走り、真っ二つに割れる。
セッツァーは見知った銀の髪に意識を向けながら、賽の目を見た。
(こいつは、参ったな……俺とあろうものが、降り時を損ねちまったか……?)
「どうせ死ぬのだ。面白ければ、それだけ生き延びるぞ?」
テーブルに残るは1・6、1・6、1・6。賽の目にはありえない777<ラッキーセブン>。
降りることのできないこのゲーム、はたして目の前の魔王は、ワイルドカード足りえるか。
【A-7 座礁船 二日目 黎明】
【ジャファル@
ファイアーエムブレム 烈火の剣】
[状態]:健康
[装備]:影縫い@FFVI、アサシンダガー@FFVI、黒装束@
アークザラッドⅡ、バイオレットレーサー@アーク・ザ・ラッドⅡ
[道具]:聖なるナイフ@ドラゴンクエストIV、毒蛾のナイフ@ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち、潜水ヘルメット@ファイナルファンタジー6
マーニ・カティ@ファイアーエムブレム 烈火の剣、基本支給品一式×1
[思考]
基本:殺し合いに乗り、ニノを優勝させる。
1:ニノを生かす。
2:眼の前の相手(ピサロ)に対処する。
3:セッツァーと仲間として組む。座礁船を拠点に作り替えるorジョウイの提案を吟味する?
4:参加者を見つけ次第殺す。深追いをするつもりはない。
5:知り合いに対して躊躇しない。
[備考]
※ニノ支援A時点から参戦
※セッツァーと情報交換をしました
※ジョウイからマリアベル達の現在の状況を知りました。その他の情報については不明です。
【セッツァー=ギャッビアーニ@ファイナルファンタジー6】
[状態]:好調、魔力消費(小)
[装備]:デスイリュージョン@アークザラッドⅡ、つらぬきのやり@FE 烈火の剣、シロウのチンチロリンセット(サイコロ破損)@幻想水滸伝2
[道具]:基本支給品一式×2、 シルバーカード@FE 烈火の剣、メンバーカード@FE 烈火の剣 、拡声器(現実) 回転のこぎり@FF6
フレイムトライデント@アーク・ザ・ラッドⅡ、天使ロティエル@サモンナイト3、壊れた蛮勇の武具@サモンナイト3
[思考]
基本:夢を取り戻す為にゲームに乗る
1:眼の前の相手(ピサロ)に対処する。
2:ジャファルと仲間として行動。座礁船を拠点に作り替えるorジョウイの提案を吟味する?
3:松から聞いた話を吟味する。特にブリキ大王や用意されているであろう対抗手段は気になる。
4:手段を問わず、参加者を減らしたい
※参戦時期は魔大陸崩壊後~セリス達と合流する前です
※ヘクトル、
トッシュ、アシュレー、ジャファルと情報交換をしました。
※ジョウイからマリアベル達の現在の状況を知りました。その他の情報については不明です。
【ピサロ@ドラゴンクエストIV】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(極大)、心を落ち着かせたため魔力微回復、
ロザリーへの愛(人間に対する憎悪、自身に対する激しい苛立ち、絶望感は消えたわけではありません)
[装備]:ヨシユキ@
LIVE A LIVE、ヴァイオレイター@WA2、クレストグラフ(ニノと合わせて5枚。おまかせ)@WA2
[道具]:基本支給品×2、データタブレット@WA2、双眼鏡@現実
[思考]
基本:ロザリーを想う。優勝し、魔王オディオと接触。世界樹の花、あるいはそれに準ずる力でロザリーを蘇らせる
1:眼の前の男達の話を聞く
[参戦時期]:5章最終決戦直後
[備考]:確定しているクレストグラフの魔法は、下記の4種です。
ヴォルテック、クイック、ゼーバー(ニノ所持)、ハイ・ヴォルテック(同左)。
「はは、勝った……ギリギリだけど、何とか勝てた……」
岩陰に隠れピサロをやり過ごしながら、ジョウイは喉の中でほんの少しだけ笑った。
ジョウイが本当に賭けたのはセッツァー達の助力ではない。
自分がセッツァーの立場ならばこんな怪しい話に首を突っ込まないし、
また、わざわざジョウイを殺してせっかく南に向いている目を北に向けさせることはない。
セッツァーが乗らないことも、自分が生き延びることも、ジョウイは読みきっていたのだ。
「気づいてくれて、本当に助かった。気づいてくれる位置にいて、助かった」
ジョウイはそう言って、自分の手のひらに輝く緑の光を見た。
ジョウイは座礁船に直進することなく、まずB6に来ていた。そしてそこで何度か盾の輝く光を空に示していたのだ。
ジョウイが本当に賭けたのは――――西に逃げたピサロが北に興味を示してくれるか否かだった。
セッツァーたちは絶対に乗らない。こんな怪しい話には乗らない。
「だけど……乗らざるを得ないのは分かってる。後は、そこに一押しを加えることだ」
そこに乗らざるを得ない状況が起これば、話はガラリと変わってくる。
今頃船の中で何が起こっているのかを想像することはしない。
ピサロがどうするのか、セッツァー達がどう出るのか。自分よりも1枚も2枚も上手の相手を推し量ることはできない。
ましてや、ジョウイにとって有利になったともは決して考えない。
「まだ必要なんだ……僕に必要な魔法……唯の平民から僕を一国の王にした魔法が……」
ジョウイが作ったのは、計画でも作戦でも罠でもない。むしろその真逆にあるもの。
ルカ=ブライトならばただそこにいるだけで存在したものを、ジョウイは命懸けで作り上げたのだ。
「戦火が……大きな戦いが必要なんだ……平民も貴族もないその混沌の中でしか……僕が王になる道はない……」
それは火を投じること。一つ一つは小さな火を集め、炎にすること。巻き込んで渦にすること。
戦乱という名の“混沌”。安定を迎えつつある舞台の中でジョウイが欲した、最後の好機だった。
その中でこそ、ジョウイは本当のギャンブラーとなる。
此処こそがジョウイにとって、プロや魔王を相手取る、なによりかつて狂皇を相手取ってきた本当の賭場なのだ。
「その中で、僕は手に入れてみせる。“本当の魔法”を……たとえそれが、血に塗られた、暴君の途であろうともッ!!」
直に明けるであろう夜空に向けて傷だらけの右手を掲げる。闇の中見えぬ、しかし確かに存在する刃に誓った。
今更、恐れるものはない。既に彼は何万もの人間というチップを賭けて敗れる味を知っていたのだから。
【A-7 草原 二日目 黎明】
【ジョウイ・ブライト@幻想水滸伝Ⅱ】
[状態]:疲労(中) 全身に打撲
[装備]:キラーピアス@DQ4
[道具]:確認済み支給品×0~1、基本支給品
[思考]
基本:更なる力を得て理想の国を作るため、他者を利用し同士討ちをさせ優勝を狙う。(突出した強者の打倒優先)
1:生き残るために利用できそうな者を見定めつつ立ち回る。可能ならば今のうちにピサロ、魔王を潰しておきたい。
2:マリアベル達の所へ戻るorもう一度座礁船に入る?
3:利用できそうな者がいれば共に行動。どんな相手からでも情報は得たい。
[参戦時期]:獣の紋章戦後、始まりの場所で
2主人公を待っているとき
[備考]:
ルッカ、リルカと参加している同作品メンバーの情報を得ました。WA2側のことは詳しく聞きました。
※紋章無しの魔法等自分の常識外のことに警戒しています。
※ピエロ(ケフカ)とピサロ、ルカ、魔王を特に警戒。
※制限の為か、二人が直接戦わなかったからか、輝く盾の紋章と黒き刃の紋章は始まりの紋章に戻っていません。
それぞれの力としては使用可能。また、紋章に命を削られることはなくなりました。
紋章部位 頭:バランス 右:刃 左:盾
※ストレイボウの罪を知りました。
【C-7橋の近く 二日目 黎明】
【
イスラ・レヴィノス@サモンナイト3】
[状態]:ダメージ(中)、疲労(中)
[装備]:魔界の剣@DQ4、ミラクルシューズ@FF6
[道具]:確認済み支給品×0~1、基本支給品×2、ドーリーショット@アークザラッドⅡ、
ビジュの首輪
[思考]
基本:感情が整理できない。自分と大きく異なる存在であるヘクトルと行動し、自分の感情の正体を探る。
1:目覚めたユーリル達に対処する。
2:カエル達を追い南下する。
3:次にセッツァーに出会ったときは警戒。
[参戦時期]:16話死亡直後(病魔の呪いから解かれている)
[備考]:高原、
クロノ、マッシュ、ユーリル、ヘクトル、ブラッドの仲間と要注意人物を把握済み。
ストレイボウの罪を知りました。
偵察に出たジョウイについてどう思っているかは不明です
【マリアベル・アーミティッジ@
WILD ARMS 2nd IGNITION】
[状態]:疲労(大)※ただし魔力はソウルセイバー分回復済み、ダメージ(中)
[装備]:44マグナム&弾薬(残段数不明)@LIVE A LIVE、アリシアのナイフ@LIVE A LIVE、ソウルセイバー@FFIV
[道具]:ゲートホルダー@クロノトリガー、いかりのリング@FFⅥ、
基本支給品一式 、にじ@クロノトリガー、昭和ヒヨコッコ砲@LIVE A LIVE、マタンゴ@LIVE A LIVE、アガートラーム@WA2
[思考]
基本:人間の可能性を信じ、魔王を倒す。
1:目覚めたユーリル達に対処する。
2:カエル達を追い南下する。
3:付近の探索を行い、情報を集めつつ、元ARMSメンバー、
シュウ達の仲間達と合流。
4:首輪の解除、ゲートホルダーを調べたり、アカ&アオも探したい。
5:アガートラームが本物だった場合、然るべき人物に渡す。 アナスタシアに渡したいが……?
[備考]:
※参戦時期はクリア後。 レッドパワーはすべて習得しています。
※ゲートの行き先の法則は不明です。 完全ランダムか、ループ型なのかも不明。
原作の通り、四人以上の人間がゲートを通ろうとすると、歪みが発生します。
時の最果ての変わりに、ロザリーの感じた何処かへ飛ばされるかもしれません。
また、ゲートは何度か使いましたが、現状では問題はありません。
※『何処か』は心のダンジョンを想定しています。 現在までの死者の思念がその場所の存在しています。
(ルクレチアの民がどうなっているかは後続の書き手氏にお任せします)
※偵察に出たジョウイについてどう思っているかは不明です
【ストレイボウ@LIVE A LIVE】
[状態]:疲労(大)、心労(大)、自己嫌悪、罪悪感
[装備]:ブライオン@ LIVE A LIVE
[道具]:勇者バッジ@クロノトリガー、記憶石@アークザラッドⅡ、基本支給品一式×2、不明支給品0~1個(ブラッドのもの)
[思考]
基本:魔王オディオを倒す
1:目覚めたユーリル達に対処する。
2:カエル達を追い南下する。
3:勇者バッジとブライオンが“重い”。
参戦時期:最終編
※アキラの名前と顔を知っています。 アキラ以外の最終編参加キャラも顔は知っています(名前は知りません)
※記憶石にルッカの知識と技術が刻まれました。目を閉じて願えば願った人に知識と技術が転写されます
※記憶石の説明書の裏側にはまだ何か書かれているかもしれません
※偵察に出たジョウイについてどう思っているかは不明です
【ニノ@ファイアーエムブレム 烈火の剣】
[状態]:若干持ち直した
[装備]:クレストグラフ(ロザリーと合わせて5枚)@WA2、導きの指輪@FE烈火の剣
[道具]:フォルブレイズ@FE烈火、基本支給品一式
[思考]
基本:全員で生き残る。
1:目覚めたユーリル達に対処する。
2:カエル達を追い南下する。
3:ジャファルと一緒にいたい。
4:
サンダウン、ロザリー、シュウ、マリアベルの仲間を捜す。
5:フォルブレイズの理を読み進めたい。
[備考]:
※支援レベル
フロリーナC、ジャファルA 、
エルクC
※終章後より参戦
※メラを習得しています。
※クレストグラフの魔法はヴォルテック、クイック、ゼーバー、ハイヴォルテックは確定しています。他は不明ですが、ヒール、ハイヒールはありません。
現在所持しているのはゼーバーとハイヴォルテックが確定しています。
※偵察に出たジョウイについてどう思っているかは不明です
【ユーリル(DQ4男勇者)@ドラゴンクエストIV】
[状態]:気絶、疲労(大)、ダメージ(中)、精神疲労(極大)、アナスタシアへの強い憎悪、押し寄せる深い悲しみ
[装備]:最強バンテージ@LAL、天使の羽@FF6、天空の剣(開放)@DQ4、湿った鯛焼き@LAL
[道具]:基本支給品×2(ランタンはひとつ)
[思考]
基本:アナスタシアが憎い
0:気絶中
1:アナスタシアを殺す。邪魔する人(ピサロ、魔王は優先順位上)も殺す。
2:アキラが気に食わない。
3:クロノならどうする……?
[参戦時期]:六章終了後、エンディングでマーニャと別れ一人村に帰ろうとしていたところ
[備考]:自分とクロノの仲間、要注意人物、世界を把握。
※オディオは何らかの時を超える力を持っている。
その力と世界樹の葉を組み合わせての死者蘇生が可能。
以上二つを考えました。
※アナスタシアへの憎悪をきっかけに
ちょことの戦闘、会話で抑えていた感情や人間らしさが止めどなく溢れています。
制御する術を忘れて久しい感情に飲み込まれ引っ張りまわされています。
※ルーラは一度行った施設へのみ跳ぶことができます。
ただし制限で瞬間移動というわけでなくいくらか到着までに時間がかかります。
【
アナスタシア・ルン・ヴァレリア@WILD ARMS 2nd IGNITION】
[状態]:気絶、疲労(大)、胸部に重度刺傷(傷口は塞がっている)、中度失血、自己嫌悪、キン肉マン
[装備]:絶望の鎌@
クロノ・トリガー
[道具]:基本支給品、賢者の石@DQ4
[思考]
基本:生きたい。そのうち殺し合いに乗るつもり。ちょこを『力』として利用する。
0:気絶中
1:……生きるって、何?
2:あらゆる手段を使って今の状況から生き残る。
3:施設を見て回る。
4:ちょこにまた会って守ってもらいたい。
[参戦時期]:ED後
[備考]:名簿を未確認なまま解読不能までに燃やしました。
※ちょこの支給品と自分の支給品から、『負けない、生き残るのに適したもの』を選別しました。
例えば、防具、回復アイテム、逃走手段などです。
尚、黄色いリボンについては水着セットが一緒に入っていたため、ただのリボンだと誤解していました。
※アシュレーも参加してるのではないかと疑っています。
【アキラ@LIVE A LIVE】
[状態]:精神力消費(大)、疲労(大)、ダメージ(中)
[装備]:パワーマフラー@クロノ・トリガー、激怒の腕輪@クロノ・トリガー、デーモンスピア@DQ4
[道具]:清酒・龍殺しの空き瓶@サモンナイト3、
ドッペル君@クロノ・トリガー、基本支給品×3
[思考]
基本:オディオを倒して元の世界に帰る。
1:気絶中
2:無法松の英雄になる。
3:
レイ・クウゴ、アイシャ・ベルナデット(カノン)、
ミネアの仇を取る。
4:どうにかして首輪を解除する。
[参戦時期]:最終編(心のダンジョン攻略済み、ストレイボウの顔を知っている。魔王山に挑む前、オディオとの面識無し)
[備考]:超能力の制限に気付きました。テレポートの使用も最後の手段として考えています。
※カノンの名をアイシャ・ベルナデット、リンの名をリンディスだと思っています。
※名簿の内容に疑問を持っています。
※無法松死亡よりも前です。
よって松のメッセージが届くとすれば、この後になります。
時系列順で読む
投下順で読む
最終更新:2011年12月07日 20:59