| 渡し手 | シィーラ |
| 品物名 | お洋服 |
| 相手 | 颯姫ちゃん |
| 詳細 | 「姫ちゃんっていつも和服じゃん?勿論似合ってるんだけど、たまにはこういう洋服も悪くないんじゃないかなーって思うんだけど、どう?~~………落ち着かない?うーん、あ!じゃあさ、今度一緒に買い物に行かない?そこで姫ちゃんの好みとか教えて欲しいなー、なんてね!」 |
【『桜園・颯姫』にて―――】
「姫ちゃん!このお洋服着てみて!」
部屋の戸を開け放つと同時に、そんなことを言われた天気の良い桜園。
颯姫は未だ残る眠気を追い払いつつ、部屋へと侵入してきた元気な子―――シィーラに返事をする。
颯姫は未だ残る眠気を追い払いつつ、部屋へと侵入してきた元気な子―――シィーラに返事をする。
「シィーラさん……まだ朝ですよ…」
「朝じゃないよ、お昼だよっ!おーきーてー!! それと「さん」付け禁止ー!」
「ふぁい…シィーラ……おやすみぃ」
「あ、寝ないでっ!姫ちゃん二度寝だめー!」
「朝じゃないよ、お昼だよっ!おーきーてー!! それと「さん」付け禁止ー!」
「ふぁい…シィーラ……おやすみぃ」
「あ、寝ないでっ!姫ちゃん二度寝だめー!」
今日の『桜園』はシィーラのおかげで楽しい日になりそうです。
「改めて、おはようございます。シィーラ」
「おっはよー、姫ちゃん!もっと気楽なしゃべり方でいいのにー」
「いえ、私はこのしゃべり方が合っていますので…」
「ぶ~…」
「おっはよー、姫ちゃん!もっと気楽なしゃべり方でいいのにー」
「いえ、私はこのしゃべり方が合っていますので…」
「ぶ~…」
たしかにアークスの時の私は気楽なしゃべり方だった。その後桜園に引越してからは丁寧なしゃべり方を基本としたのだ。
来客に対して失礼があっては困るからね。この世界消されたくないし。
来客に対して失礼があっては困るからね。この世界消されたくないし。
「それでシィーラ。今日は何の用で?」
「ハッ! そうだよ姫ちゃん、これを見よっ!」
「ハッ! そうだよ姫ちゃん、これを見よっ!」
シィーラが鞄から取り出したのは俗世でいう「洋服」というものですね。
世界を観測しているときによく見かけます。私は合う洋服がないので着ようと思ったことはありませんが……まさか?
世界を観測しているときによく見かけます。私は合う洋服がないので着ようと思ったことはありませんが……まさか?
「姫ちゃんに似合いそうな服を持ってきたよ!!」
あぁ、やはり…
「姫ちゃんっていつも和服じゃん?もちろん似合ってるんだけど、たまにはこういう洋服も悪くないんじゃないかなーって思うんだけど、どう?着てみない?」
「シィーラ。申し訳ないのですが私には似合わないですよ…」
「シィーラ。申し訳ないのですが私には似合わないですよ…」
もちろん、断固拒否です。私には洋服なんて似合いません。私のような堅物は着物が一番なのです…少しかわいいとは思いますが、それでもです。
「ふふふ…そういうと思ってたよ姫ちゃん。ラクカちゃん!出番だよ!」
「承ったぞ、シィーラ様!主様よ、少々御免!」
「承ったぞ、シィーラ様!主様よ、少々御免!」
ラクカの声がすると思ったらいつの間にか背後を取られていた…不覚。
普段からその隠密性を生かしてはくれないのね…トホホ
諦め半分でラクカの為すことを受け入れる。ラクカの手元からカタナが伸び、私の首元を薄く斬る。
それだけで私はラクカの狂化に染まってしまうーーー
普段からその隠密性を生かしてはくれないのね…トホホ
諦め半分でラクカの為すことを受け入れる。ラクカの手元からカタナが伸び、私の首元を薄く斬る。
それだけで私はラクカの狂化に染まってしまうーーー
「ラクカちゃん、ありがとねー!これで着せ替え出来るっ!」
「くふふ…主様のかわいい姿のためならばこれしき……シィーラ様、ご褒美の飴ちゃんは!?」
「はいはいー、飴ちゃんねー……はい、あーん♪」
「あむっ……うまいのじゃっ♪」
「喜んでもらえてよかったよー♪ さて、メインの姫ちゃんお着換えですよー」
「んむ。主様は動かないようにしてあるからの。自由にするがよい!」
「ありがとうっ!ではさっそく脱がせちゃおう…ふふふ」
「くふふ…主様のかわいい姿のためならばこれしき……シィーラ様、ご褒美の飴ちゃんは!?」
「はいはいー、飴ちゃんねー……はい、あーん♪」
「あむっ……うまいのじゃっ♪」
「喜んでもらえてよかったよー♪ さて、メインの姫ちゃんお着換えですよー」
「んむ。主様は動かないようにしてあるからの。自由にするがよい!」
「ありがとうっ!ではさっそく脱がせちゃおう…ふふふ」
「姫ちゃーん?意識あるー?」
「…おはよう、シィーラ。ラクカはどこに?あの子は少し説教しなければ……」
「あー待って待って!」
「…おはよう、シィーラ。ラクカはどこに?あの子は少し説教しなければ……」
「あー待って待って!」
ラクカを探そうとするシィーラが私を必死に止めます。
止めないでください。あの子には私を狂化したことと、あんな隠密性があるのなら何故普段使わないのかを問い詰めに……
そう足を踏み出した私の視界に、鏡が映りました。そうでした、今は洋服に着替えさせられているのですね。
止めないでください。あの子には私を狂化したことと、あんな隠密性があるのなら何故普段使わないのかを問い詰めに……
そう足を踏み出した私の視界に、鏡が映りました。そうでした、今は洋服に着替えさせられているのですね。
「あ、気づいたー?どう?どうどう?結構かわいいと思うんだけど、姫ちゃんどうかなー?」
絶句です。
「あれ?姫ちゃーん?おーーーい?」
この人は、誰でしょう。
「かわいい…」
「でしょー!?やっぱり姫ちゃん洋服似合うよ!」
「でしょー!?やっぱり姫ちゃん洋服似合うよ!」
鏡に映っていた私は、とてもかわいい洋服を着ていました。
洋服だけが栄えて見えるだけでなく、私の印象に似合った可愛さがありました。
この洋服は世界観測の時は見たことがありませんでした。
洋服だけが栄えて見えるだけでなく、私の印象に似合った可愛さがありました。
この洋服は世界観測の時は見たことがありませんでした。
「シィーラ…これは?」
「ふふふー♪ 地球に行ったときにお店で見つけて、買っておいたんだー。シィーラちゃんの目に間違いはなかった!」
「…ありがとう、シィーラ。この服はとても良いです…かわいいです。」
「ふふふー♪ 地球に行ったときにお店で見つけて、買っておいたんだー。シィーラちゃんの目に間違いはなかった!」
「…ありがとう、シィーラ。この服はとても良いです…かわいいです。」
私は感動で涙がこぼれてしまいました。
これではシィーラに迷惑をかけてしまいますね。困りました。
これではシィーラに迷惑をかけてしまいますね。困りました。
「本当にありがとうございます…」
「泣かないでよお!かわいい服着てるんだから笑わなきゃ、ね?」
「はい、シィーラ…少し失礼しますね」
「姫ちゃん……っ!?」
「泣かないでよお!かわいい服着てるんだから笑わなきゃ、ね?」
「はい、シィーラ…少し失礼しますね」
「姫ちゃん……っ!?」
泣いてる顔を見られるのが恥ずかしくて、思わずシィーラに抱き着いてしまいました。
今回だけは許してくださいね。
今回だけは許してくださいね。
「姫ちゃん、そんなにうれしかったんだねー。よしよし…」
シィーラは泣き止むまで、ずっと背中をさすってくれました。私の、大切な友達です―――。
【次回予告】
「………落ち着かない?うーん、あ!じゃあさ、今度一緒に買い物に行かない?ウインドウショッピングっていうやつ!そこで姫ちゃんの好みとか教えて欲しいなー」
「『ういんどうしょっぴんぐ』?それはどんな敵さんなんですか?」
「違うよー! 地球の町にある洋服屋さんを巡って、似合う洋服を探すの!」
「敵さんじゃないのは残念ですが…それは楽しそうですね!」
「うん、ぜったい楽しいよ!それに、姫ちゃんに似合う洋服をもっと見つけられるよ!」
「ありがとう、シィーラ。ぜひともご一緒させてください!」
「うん!!」
「………落ち着かない?うーん、あ!じゃあさ、今度一緒に買い物に行かない?ウインドウショッピングっていうやつ!そこで姫ちゃんの好みとか教えて欲しいなー」
「『ういんどうしょっぴんぐ』?それはどんな敵さんなんですか?」
「違うよー! 地球の町にある洋服屋さんを巡って、似合う洋服を探すの!」
「敵さんじゃないのは残念ですが…それは楽しそうですね!」
「うん、ぜったい楽しいよ!それに、姫ちゃんに似合う洋服をもっと見つけられるよ!」
「ありがとう、シィーラ。ぜひともご一緒させてください!」
「うん!!」