[AWS] 「SES」Amazon Simple Email Serviceの設定
SES(Amazon Simple Email Service)は、Eメールの送信サービスです。
- 「サービス」→「ビジネスアプリケーション」→「Amazon Simple Email Service」をクリックします。「SES Home」が表示されます。
1. ドメインIDの作成と検証
(1) IDの作成
(a) Identity details
- 左側のメニューの「Configuration」より「Verified identities」をクリックします。
- 「Create identity」ボタンをクリックします。
- 「Create identity」画面が表示されます。
Idnetity type
Domain |
検証したドメインおよびそのサブドメインのすべてのメールアドレスから送信できます。 |
Email address |
検証したメールアドレスのみ送信できます。 |
Domain
上記でドメインを指定すると、表示されます。
Optional
Assign a default configuration set |
デフォルトの設定セットを割り当てる場合、チェックボックスをオンにします。 |
Use a custom MAIL FROM domain |
カスタムの MAIL FROM ドメインを使用する場合、チェックボックスをオンにします。 |
- ここではとりあえずどちらもチェックオフにしておきます。
(b) Verifying your domain
Advanced DKIM settings
Identity type |
Easy DKIM |
DKIM signing key length |
RSA_2048_BIT |
Publish DNS records to Route53 |
DNSサーバにRoute53を使用している場合には「Enabled」にチェックをONにすることで自動的にDNSレコードを追記してくれます。 |
DKIM signatures |
「Enabled」にチェックをONにしたままにしておきます。 |
(c) Tags
任意のタグを登録します。
- 「Create identity」ボタンをクリックします。
しばらくすると、「Identity status」が「Verified」に変わります。
2. テストメールの送信
ドメインIDが検証されたのなら、テストメールを送信します。
- 左側のメニューの「Configuration」より「Verified identities」をクリックします。
- ドメイン名を選択して「Send test email」ボタンをクリックします。
Email format |
Formatted |
From-address |
(任意のアドレス) |
Scenario |
Custom |
Custom recipient |
(任意のメールアドレス) ※テストの段階では検証済みのドメインしか送信できません。 |
Subject |
(任意の件名) |
Body |
(任意の本文) |
Configuration set |
(空白のまま) |
- 「Send test email」ボタンをクリックします。
3. 送信制限の緩和申請
未登録のメールアドレスにも送信できるように、送信制限緩和の申請を行います。
- 右上の「?」マークの「サポートセンター」を実行します。
- 「Create case」ボタンをクリックして、サポートケースをオープンします。
- 「Service limit increase」を選択します。
■Case details
Limit type |
SES 送信制限 |
メールの種類(オプション) |
(任意のメールの種類を選択) |
ウェブサイトの URL(オプション) |
(外部から参照できるURLがあれば記入) |
あなたのメールを明確にリクエストした受信者のみに送信する方法を詳しく説明してください(オプション) |
(例)お問合せを受けたユーザー、登録済みのユーザー、担当者が必要と思われるユーザーのみに送信します。 |
バウンス通知、および苦情通知を受け取った場合に従うプロセスを詳しく説明してください(オプション) |
(例)SNS通知の設定を行い、バウンスや苦情通知が発生した場合には即座に原因究明および解消に努めます。 |
AWS サービス条件 と AUP を順守しますか? (オプション) |
はい |
■Requests
Request 1
リージョン |
Asia Paciffic (Tokyo) |
制限の名前 |
Desired Maximun Message Size (MB), including atachments, for Email Sending |
申請する上限数 |
(例)10000 |
■Case description
Use case description |
(例)サイト利用者の問合せの対応、メールマガジンの送信、システム通知の送信にのみ使用します。 |
■Contact options
Preferred contact language |
日本語 |
Contact methods |
Web |
4. SNS(Simple Notification Service)との連携
Simple Notification Serviceを利用して、SESにイベントが発生した場合、指定のメールアドレスにメールを送信するようにします。
- AWSコンソールの「サービス」メニューより、「アプリケーション統合」-「Simple Notification Service」を実行します。
(1) トピックの作成
- 左側のローカルメニューより「トピック」をクリックします。
- 「トピックの作成」ボタンを実行します。
※メールの種類により、それぞれ作成します。
■Bounceメール(不達メール)
タイプ |
スタンダード |
名前 |
SES-Event-Bounces(※名前は任意です) |
表示名 |
BounceMail(※名前は任意です) |
■Complaintメール(苦情メール)
タイプ |
スタンダード |
名前 |
SES-Event-Complaints(※名前は任意です) |
表示名 |
ComplaintMail(※名前は任意です) |
■Deliveryメール(配送メール)
タイプ |
スタンダード |
名前 |
SES-Event-Deliveries(※名前は任意です) |
表示名 |
DeliveriesMail(※名前は任意です) |
- それぞれ「トピックの作成」ボタンをクリックします。
(2) サブスクリプションの作成
- 作成した「トピック」画面で「サブスクリプションの作成」ボタンをクリックします。
プロトコル |
E メール |
エンドポイント |
(任意のメールアドレス) |
- 「サブスクリプションの作成」ボタンをクリックします。
- ここで、作成したサブスクリプションのステータスは「保留中の確認」になっています。
- 指定したメールアドレスに「AWS Notification - Subscription Confirmation」というメールが送信されますので、「Confirm subscription」のリンクにアクセスします。
- 該当のサブスクリプションの画面を更新し、ステータスが「確認済み」になっていたら、OKです。
(3) SES(Amazon Simple Email Service)での指定
- SES(Amazon Simple Email Service)のサービス画面をオープンします。
- 左側のメニューの「Configuration」より「Verified identities」をクリックします。
- 「Notifications」の「Edit Configuration」を実行します。
- SNSのトピックをそれぞれ割り当てます。
Bounces |
SES-Event-Bounces |
Complaints |
SES-Event-Complaints |
Deliveries |
SES-Event-Deliveries |
※「Include original headers」はチェックオフのままです。
最終更新:2022年01月25日 08:50