[AWS]「CodeCommit」Git for Windowsのインストール
CodeCommitのGitリポジトリにアクセスするために、Git for Windowsをインストールします。
1. Git for Windowsのインストール
(1) ダウンロード
- 公式サイト にアクセスし、「Download」ボタンをクリックします。インストーラが自動的にダウンロードされます。
※執筆時点でのバージョンは、「2.29.0」です。
(2) インストール
- ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして実行します。
■Information
■Selcet DestinationLocation
インストールフォルダは任意で構いません。
ここでは、デフォルトのままとします。
■Select Components
インストールするコンポーネントを選択します。
任意で構いませんが、ここでは「Additional icons」にチェックを付けておきます。
■Select Start Menu Folder
■Choosing the default editor used by Git
デフォルトのエディタを指定します。
任意で構いませんが、ここではデフォルトの「Vim」を使用します。
■Adjusting the name of the initial branch in new repositories
これはVer.2.29.0からの新機能です。
Gitではbranchのデフォルト名が「master」となっていますが、「Override the default branch name for new repositories」を指定すると、「main」など任意の名前に変更できるようになります。
ここでは、デフォルトのままとします。
■Adjusting your PATH environment
コマンドラインの環境変数にGitのパスを通す方法を指定します。
ここでは、Git BashとWindowsコマンド・プロンプトの両方にパスを通します。
■Choosing HTTPS transport backend
HTTPS接続を行う場合のSSL/TLSライブラリを指定しますが、ここではデフォルトのままとします。
■Configuring the line ending conversions
テキストファイルの改行の変換方法についての設定を指定します。
ここではデフォルトの「チェックアウト時にCRLFに変換、コミット時にLFに変換」を指定しておきます。
■Configuring the terminal emulation to use with Git Bash
Git Bashに使用するターミナルコンソールの指定をします。
デフォルトのままでも良いですが、ここでは特にテキストが見やすいので、Windows標準のコマンドプロンプトを使用します。
■Choose the default behavior of `git pull`
引数なしで「git pull」を実行したときの挙動を設定します。
ここではデフォルトの「可能ならfast-forward、不可ならmergeを実行」を指定しておきます。
■Choose a credential helper
外部のパスワード認証システムを使用するかどうかの指定です。
ここではデフォルトの「Git Credential Manager Core」を指定します。
Gitの認証情報がWindowsのコントロールパネルの「資格情報マネージャー」に保存されるようになります。
■Configuring extra options
Gitでシンボリックリンクが使用できるように、「Enable symbolic links」にもチェックを付けます。
■Configuring experimental options
ここはデフォルトのチェックを付けないままとします。
- 「Install」ボタンをクリックして、インストールを実行します。
■Installing
■Completing the Git Setup Wizard
Git for Windowsのインストールが完了しました。
「Launch Git Bash」にチェックを付けて、「View Release Notes」のチェックを外します。
- 「Next >」ボタンをクリックすると、Git Bashが起動します。
(3) Git Bashのディレクトリの色の変更
Git Bashのコンソールのディレクトリの色が青色で、大変見にくいので、色を変更します。
任意の色で良いですが、ここでは紫色としてみます。
Gitのインストールディレクトリの設定ファイルを変更します。
■(Gitディレクトリ)\etc\bash.bashrc
「DIR_COLORS」ファイルが使用できるように、以下の行のコメントを外します。
【変更前】
# Uncomment to use the terminal colours set in DIR_COLORS
# eval "$(dircolors -b /etc/DIR_COLORS)"
【変更後】
# Uncomment to use the terminal colours set in DIR_COLORS
eval "$(dircolors -b /etc/DIR_COLORS)"
■(Gitディレクトリ)\etc\DIR_COLORS
directoryの色の数値を変更します。
【変更前】
【変更後】
ちなみに、色の番号は以下の通りです。
【ISO 6429 (ANSI) カラーシーケンス】
00 |
デフォルトカラーを保存 |
01 |
明るい色 |
04 |
アンダーラインされたテキスト |
05 |
フラッシュするテキスト |
30 |
前景色:黒 |
31 |
前景色:赤 |
32 |
前景色:緑 |
33 |
前景色:黄 (もしくは茶) |
34 |
前景色:青 |
35 |
前景色:紫 |
36 |
前景色:シアン |
37 |
前景色:白 (もしくは灰) |
40 |
背景色:黒 |
41 |
背景色:赤 |
42 |
背景色:緑 |
43 |
背景色:黄 (もしくは茶) |
44 |
背景色:青 |
45 |
背景色:紫 |
46 |
背景色:シアン |
47 |
背景色:白 (もしくは灰) |
2. Gitの初期設定
(1) ユーザ、emailアドレスの登録
デフォルトのユーザ、emailアドレスを登録します。
CodeCommitのGit認証情報のユーザおよびAWSに登録したメールアドレスを登録します。
$ git config --global user.name "(ユーザ名)"
$ git config --global user.email (メールアドレス)
Gitの認証情報をWindows Credential Store(資格情報マネージャー)に保存します。
$ git config --global credential.helper wincred
改行コードの警告が毎回表示されるので、OFFにしておきます。
$ git config --global core.autoCRLF false
(2) Gitリポジトリの取得
CodeCommitに作成したGitリポジトリをローカル環境に複製します。
Git用のフォルダは任意ですが、ここでは「Git_Works」フォルダとします。
$ cd /c/Git_Works
$ git clone https://git-codecommit.ap-northeast-1.amazonaws.com/v1/repos/(リポジトリ名)
Git Credential Managerの認証情報を入力するダイアログが表示されます。
ここで、CodeCommitのGit認証情報を入力します。
Windowsの資格情報マネージャーにGit認証情報が保存されます。
最終更新:2020年10月30日 08:01