藤堂高虎

武将名 とうどう たかとら 流浪の士
藤堂高虎 浅井家臣。「七度主君を変えねば武士とは言え
ぬ」との言葉を残し、浅井滅亡後も秀吉や
家康など主家を転々とした。築城の名手でも
あり、宇和島城、今冶城、津城など数々の築
城に携わった。


「犬のように忠義を尽くして、何になる。
もう、そんな時代は終わったんだよ」
出身地 近江国(滋賀県)
コスト 1.5
兵種 槍兵
能力 武力6 統率4
特技 攻城
計略 流転の構え すべての計略効果を消し、武力が上
がる。計略効果を消した場合、さら
に武力が上がる。
必要士気3
Illustration : タカヤマトシアキ
武勇に優れ、築城に精通し、天下に名だたる名将の下を転々とした戦国武将の鏡とも言うべき名武将の若かりし頃。
既にその才の片鱗を見せてか、武力6かつ攻城の特技を持つハイスペックな武将である。
他のコスト比武力の高い武将は浅井朝倉においては騎馬の磯野、槍足軽の真柄直澄、足軽の富田しか居ないため非常に重要なポジションに居る。一人だけ1.5コストなのも大きい。

浅井朝倉家のスペック要員としてお呼びがかかることが多い一方で、同じく人気の雨森弥兵衛がメインとして採用される場合は
攻城の特技が重複することと朝倉家との連合を強めたい思惑によりC宮部継潤やC河合吉統が優先されることも多い。

計略の流転の構えは何も掛かっていない状態だと+2であるが、妨害や強化が掛かった状態で使用すると+8になる。
単色ならば力萎えの呪いを持つ山崎吉家や、金縛の呪いを持つ河合吉統などと相性が良い。
また妨害も無効化できることから相手の妨害を誘い士気3を払うことで簡単に武力14の攻城持ちが現れることは終盤、相手にとっては脅威であろう。
しかし、妨害を2回重ねられると浄化できない事と、妨害陣形には無力という事は注意しておきたい。

尚、計略の統率依存が並の単体強化より高く統率1につき1cほど伸びるようである。
統率強化計略からの流転の構えであれば武力14が戦場に長時間居座る事になるので覚えておくと役に立つかもしれない。
ただしわざわざ強化した統率が再び元の値に戻る為、使用時は良く考えて。

はまれば強力なのだが、通常の使い道では相手に依存してしまい、
罠など自軍の計略とコンボさせたとしても、所詮は中コストの単体強化に過ぎないので使い勝手は悪い。
流転系の計略としては采配のUC赤尾清綱、投げ計略のSRお市の方など、より効果の高い計略と被ってしまうのも欠点。
素のスペックが優秀なので、計略はあくまで保険程度に考えておこう。

優秀なスペックに、1.5コストで攻城を入れられる手軽さ、史実の武将としての人気から、
浅井朝倉単はもちろん、混色でも新Rながら高い人気となっている。
また罠計略の人気が高く、その相方としては士気の重い采配やSRお市の方と違い手軽にデッキに入れられることも一因のようだ。

ちなみに「七度主君を~」というのは武士道精神に反しているようだが、一人の主君に仕えるというのは江戸時代以降に生まれた考え。
当時は主君を何度も変えるのは、現代で例えるとヘッドハンティングを受けたようなものとして、有能の証とされていた。
事実、実力を認められ家柄の後ろ盾が無いにもかかわらず当時の天下人である秀吉や家康に重用されている。
ただし忠義立てした数多くの武将もまた美談美徳として後世にその名を残しており、安易に主君を変えて立場をなくした武将も多くいる。
何処の家風にもいち早く溶け込める才能が無ければ高虎のような大成は為せなかったのだろう。
最終更新:2011年09月09日 13:53