「ハッハッハ愚かなやつだ。だがこれはいい…!」
| 【名前】 |
ハリガネ邪面 |
| 【読み方】 |
はりがねじゃめん |
| 【声優】 |
大谷秀一郎 |
| 【登場作品】 |
魔進戦隊キラメイジャー |
| 【登場話】 |
エピソード40「痛む人」 |
| 【所属】 |
ヨドンヘイム/ヨドン軍 |
| 【分類】 |
邪面師 |
| 【素体スーツの色】 |
黒 |
| 【手袋/マント/ブーツの色】 |
黒/黒(裏地は赤)/黒 |
| 【邪面】 |
針金→線状に細長く伸ばされた地球の金属 |
| 【担当邪面獣】 |
邪面獣ジイシキシェルガ |
| 【作戦名】 |
純粋な地球人の心につけいる作戦(仮) |
| 【一口メモ】 |
八太の面影を持つジイシキシェルガには攻撃できまい |
| 【モチーフ】 |
ハリガネ、ピエロ? |
【詳細】
長い長いハリガネをピエロの頭のような形に形成したような邪面を被り、自分自身に針金を巻きつけることで自由自在に変装する能力を持つ。
男性体だが、
ヨドンナのような女性にも難なく変装することが可能で、性別まで偽る優れた擬態能力、演技能力を持つ。
邪面以外の素体は黒ベースだが、邪面もまた針金の隙間から真っ黒な芯?が見えるため全体的に暗く不気味な姿をしている。
後述する作戦を考えてみると、いびつなハートマークにハリガネを巻きつけて顔にしているように見えなくもない。
「カロリー君」という子供に化けて漫画家志望の八太三郎という男性に接触し、彼を利用して
邪面獣を作り出そうと目論む。
人間が抱える
闇エナジーを利用し、イリュージョアの力を注ぎこむことで人間を
邪面獣へと変える。
それがうまく行けば
邪面師に
闇エナジーを集めさせる必要もなく、地球にいる人間を利用して
邪面獣を次々に生み出し征服も容易い。
そういった
クランチュラの考えを実行するにふさわしい邪面師として
ヨドンナらの前に現れ、彼女に化けてみせる。
変装の仕組み上、体のどこかに針金の先端がはみ出してしまうという欠点もあるが、絆創膏で隠れるレベルなのでその擬態を見破るのは難しい。
擬態中は声までも変わってしまうため、何も知らなければ目の前の人間が
邪面師と見抜くのも不可能だろう。
「カロリー君」という名前でイラストをアップするサイトに登録し、その絵の美麗さに感動した充瑠と接触を持とうとする一方、
ベチャット達に人間達を集めさせて品定めをしていた。
しかし満足の行く対象が見つからず、当初の作戦に従事しようと立ち去ろうとしたところを駆けつけたキラメイジャー達と交戦する。
ベチャット達に対処させ、そのスキにキラメイブルーに化けると同士討ちを誘発させ、自分自身は隠れてその様子をあざ笑い、充瑠との待ち合わせへと向かった。
そしてカロリー君として充瑠を八太三郎という男性と合わせ、彼が描く作品を充瑠と共に褒めちぎって希望を持たせていき、そして彼の描いた作品を新人漫画家を対象とした賞へと応募させる。
すっかり友達としての信頼を勝ち得ていたハリガネ邪面は、もし賞を取ったのならこれからも友達でいてくれるかという三郎の問に快く応じていたのだが、
彼の作品が落選した上、絵について酷評され激しく傷ついた彼の前に現れると、増大した
闇エナジーとイリュージョアの力を組み合わせることで
邪面獣ジイシキシェルガを作り出すことに成功。
邪面獣の頭に乗って破壊活動を行う様子を笑っていたが、そこへキラメイジンとギガントドリラーが駆けつける。
今までとは違う異様な姿の
邪面獣に面食らうキラメイジャーだったが、邪面に組み込まれた物体から
邪面獣が三郎と関わりがあることを見抜いた充瑠は魔進ザビューンを呼び出してロレンチーニサーチを依頼。
それによって
邪面獣の中心部に三郎が取り込まれていることがわかり、攻撃できなくなる充瑠達だったが、友達として側にいた記憶を守りたいがために
邪面師とわかっても自分を守ろうとする三郎を上述のセリフであざ笑う。
しかしギガントドリラーのドリルで開けた穴からキラメイジンダストンのダストンキューイングで三郎を奪還され
邪面獣が撃破されると共倒れを避けるため、自分だけ近くのビルの屋上へと飛び退る。
三郎を利用していたハリガネ邪面に怒り心頭の充瑠は即座にハリガネ邪面を追いかけ自ら屋上へと移動。
カロリー君として接していた情を利用しようとして、その声色を使って充瑠を懐柔しようと試みるも、その行為は火に油を注ぐだけであり、ゴーキラメイレッドへとパワーアップした充瑠にキラフルゴーアローを突きつけられる。
逃げ場のない状態に慌てふためいていたがそこへ
ヨドンナが現れたことで、自分を助けてくれるのではと淡い期待を抱くも、彼女はイリュージョアを回収しようしただけであり、
石を回収した
ヨドンナから「やくたたずに要は無い」と見捨てられることとなり、希望が潰えた瞬間充瑠が放ったスパークリング
フェニックスに貫かれ爆散した。
偽りの希望を見せ人の心を弄んだ
邪面師の最後は、あるはずのない勝手な希望を抱くもそれはただの幻でそのまま絶望を抱え逝く、という因果応報なものとなったのだ。
【余談】
コレまでの
邪面師と異なり、作戦の都合上ではあるがたった一人に目をつけ作戦を遂行していた
邪面師。
エピソード40序盤で5人ほど人間を捉えていたが、それ以前からカロリー君を名乗って八太三郎の友達として信頼を勝ち得ていたことを考えるとやや矛盾が生じる。
もしかしたら三郎以外にイリュージョアを使えそうな人間を予備として確保しようとしていたのかもしれない。
なお同話の終盤で現れた
ヨドンナを助けに来たのではと勝手に希望をいだいていたが、
これまでのヨドンヘイムのブラックっぷりを思い出すと、
よくそんな希望的観測が出来たものである。
その分、自分自身の行いがブーメランとして刺さる最期になったわけであるが。
最終更新:2023年07月22日 01:09