サーベルタイガー・デッドマン フェーズ2

「教えてやるよ、お前は日本一のエゴイストだ!」

【名前】 サーベルタイガー・デッドマン フェーズ2
【読み方】 さーべるたいがー・でっどまん ふぇーずつー
【声】 河相我聞
【登場作品】 仮面ライダーリバイス
【登場話】 第14話「司令官は…デッドマン!?」
第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」
第30話「声優!SAY ME!青春のあとしまつ!」
第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」
【分類】 デッドマン
フェーズ フェーズ2
フェーズ3/ギフテクス
プロトバイスタンプ サーベルタイガープロトバイスタンプ
【悪魔】 昆虫系
【契約者】 工藤康
【特色/力】 牙/幻惑
【モチーフ】 サーベルタイガー、爬虫類、軍服、サイ(角)

【詳細】

工藤康がサーベルタイガープロトバイスタンプを使い、自らに宿す悪魔と上級契約を果たして一体化したフェーズ2デッドマン

軍服を着込んだサーベルタイガーを擬人化させたような外見をし、軍帽に見えるサーベルタイガーの頭部から両腕まで牙が伸び、それを武器とし俊敏な体術を駆使して相手に襲いかかる。
口腔部に赤く染まった単眼を持ち、対象を惑わす他相手の攻撃軌道を撹乱させる能力を持つ。

工藤康はデッドマンズ支持者の一人であり、かつてカンガルー・デッドマンと契約し、その力を悪用して弁護士として勝ち続けてきた。
しかし五十嵐一輝によってそれが明るみとなり失脚した上、フェニックスの保護施設へ確保されていたが、その状況になってもなお一輝を逆恨みし、一方的に憎悪していた。

それを察知したオルテカにより、若林司令官になりすましていたカメレオン・デッドマン フェーズ2の手引で保護施設から逃走。
新たに与えられたサーベルタイガープロトバイスタンプを使って上級契約し、フェーズ1を飛ばしてフェーズ2に到達した。

デッドマンズと合流した工藤は単独で一輝に復讐するべくしあわせ湯を訪れるが、土足だったことから自分のことを無視して靴を脱がせにかかった一輝の態度にさらに逆上。
「お前の大事にしているもの全部ぶっ壊してやる」とデッドマンへと変身して一輝と交戦する。

俊敏な動きで両手から伸びる牙を叩きつけバリッドレックスゲノムへ強化変身したリバイをも圧倒。
「これまでのフェーズ2より断然強え」とバイスから称される力を見せる。

さらに弁護士としての口の美味さから、一輝に対して「本当は人の心がわからない」、「勝手に人助けして自分の欲求を満たしているだけ」、「日本一のエゴイスト」と罵倒し動揺した彼に対し精神的にも優位に立つ。

だがバイスから励まされたことで立ち直った一輝はバリッドレックスゲノムのバリバリスタンプフィーバーでリバイスコング、カマキリ、ジャッカルを召喚。
それらの能力を集中させたリバイスコングカマキリジャッカル(?)に圧倒され、フィニフィニフィニッシュを食らい契約を解除されデッドマンは爆散した。

しかし工藤自身はオルテカに回収され、デッドマンズベースへと戻るとギフの洗礼を受けることでフェーズ3ギフテクスとの資格を得てデッドマンと人間の姿を自由に切り替えられるようになった。

その後カゲロウからデッドマンズベースの場所を聞き出し、フェニックス隊員と共にデッドマンズの本拠地に乗り込んできた五十嵐きょうだいと激突。
やはり一輝に対して憎しみを燃やし挑みかかり、再び罵倒で彼を精神的に追い詰めようとしたが先述のバイスの励ましを受け覚悟を決めた一輝には通用せず、プラナリア・デッドマン フェーズ2諸共リバイ、ライブ、ジャンヌのトリプルライダーキックを受け敗北。

ライダーキックには悪魔との契約を蹴る=無効化する効果があるはずが、フェーズ3となっていた彼には効果がなく、
ギフのミイラに灰谷諸共吸収され消滅してしまった。

東映公式によればギフに吸収され死亡したとされる。

ところが第30話にて再登場。
サッカーグラウンドにいたはずの一輝の前に現れると上述のセリフを再び口にしていたため、既に倒したはずのデッドマンであることも含めて一輝は疑問を抱いていた。

第14話登場時点ではリバイバリッドレックスと互角のサーベルタイガー・デッドマンだったが、今の一輝はバイスと一体化した仮面ライダーリバイスへの変身が可能であり、当時とは比べ物にならないくらい強化されていた。
フェーズ2とはいえ戦闘力では大きく差が開けられており、リバイスと互角の高速移動で食い下がるも連続必殺技を受け続け爆散した。
実は復活したと思われたサーベルタイガー・デッドマン フェーズ2だが、これはラフレシア・デッドマンの能力で一輝の記憶から再現されたもの。
復活したというよりは記憶の再演というのが正しく、劇中のセリフや行動を取っていたのは一輝の記憶にある言動をトレースしていたに過ぎないものだった。

第45話ではギフが直接作り出した個体が出現。
ギフテクスとしてフェーズ3に到達したデッドマン達に混じって出現し、倒されてもギフが再び作り出すことで何度も何度もアルティメットリバイを攻撃し苦しめた。

【余談】

スーツはコング・デッドマン フェーズ2に使われた爬虫類系悪魔フェーズ2の下半身にチーター・デッドマン フェーズ2の上半身を改造して制作されたと思われる。

工藤康が以前契約していたデッドマンは爬虫類タイプのカンガルー・デッドマンだったが、プロトバイスタンプがカンガルーからサーベルタイガーになったことで上半身が変化した。
契約書をアーマーとしてまとうフェーズ1は未登場のためデザインは不明。
スーツはリペイントされファイナルステージに登場したオクトパス・デッドマンへ改造された。

一人の契約者がかつて使用したのとは違うプロトバイスタンプで契約し実体化した初のデッドマンだが、下半身は同一のため根幹となる悪魔そのものは一緒と思われる。
両手に装着した武器で殴りかかるカンガルーと、大型化した牙が両腕まで伸びそれを叩きつけるサーベルタイガーは戦闘方法も似通っている。

『ヒーロー×デビルズ スクリプチャー』によれば、モチーフはベースのチーターが「自由奔放な暴走族」みたいな姿だったので、堅苦しい『軍服』。後頭部にバビルサ状の角を持つ(ただしバビルサの突起は角ではなく、厳密には口内から貫通して突き出た牙だが)。
単眼なのはデザイナー自身もとくに分からないらしいが、「たぶん、同時期に出したカメレオンの方が三つ眼だったから?」らしい。

サーベルタイガーモチーフの怪人はゼロワン Othersに登場したサーバルタイガーソルドマギア以来。
そちらは女性怪人だった。

最終更新:2024年02月13日 01:40