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三時間目:東叙学園(主に五組)の日常

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shinatuki

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だれでも歓迎! 編集
【登校時間】
リゾット・ネエロは学生である。ゆえに、学校に通わなければならない。
今日も朝早く、パッショーネから割り当てられたマンションを、彼は出た。
彼は学校のある幻想郷町から離れた拿破里(ナポリ)町に住んでいる。
実家のある細々里(シシリー)島で問題を起こし、パッショーネにもみ消して貰う代わりにディアボロ先生の手下となっている。
といっても普段は非常に平和な日常であり、組織には感謝している程だった。
「あ、リゾット先輩。おはようございます。」
道を歩いていて、後ろから話しかけてきたのは五組の後輩だった。
「ハルノか。」
「違います!ジョルノ・ジョバーナと呼んで下さい!!」
金髪の特徴的な前髪の後輩は、リゾットに対して自分の名前の呼び方を改めるよう求めた。
「・・何故だ?綺麗な名前だと思うが・・・・・。」
「だって五組の中で唯一日本っぽい名前ですよ?!兄弟でも同じ日本名仲間の咲夜姉さんは紅魔組ですし・・・・。」
「まぁ、構わないが・・・・・・・。」
リゾットは、思わずジョルノから目をそらした。
(不憫な子だ・・・・・・・・・。)
ジョルノは知らなかった、彼がその名前を名乗っている事から他の生徒からひそかに「中二病扱い」されている事を。

【食堂の一角での会話】
「・・・ブチャラティ、どうかしたんですか?」
「ジョルノか。」
食堂でたぬきうどんを運んでいたジョルノは、ある一点を見つめるブチャラティを見つけた。
「あれは・・、トリッシュと同じ部活のパチュリー先輩ですね。」
「あぁ。」
一方、食堂の職権売り場ではナランチャがフーゴにたかっていた。
「フーゴ!財布忘れたから奢ってくれよぉ~ッ!!」
「先生にたからないでください!!まったく・・・、明日返してくださいよ。」
「サンキュー!」




「今年も部員が増えたわね。」
「パチュリー、あなたがとにかく廊下を仲良さげに歩いている二人組の男子に話しかけまくったからよ。
 自分がモテるからっていたいけな少年騙して萌え補充してるんじゃないわよ。」
「あら、トリッシュ。五組にいるあなたは男子分を好きなだけ補給出来るからいいだろうけど、私はそうもいかないのよ。
 漫画研究部のみんなも確かに個性豊かで萌えるけど、私はよくばりなの。」
「元東方学園の生徒は仕方がないじゃない、まぁ、確かに五組は萌えの宝庫だけどね。最近はジョルノとミスタが仲がいいのよ。」
「ふーん、個人的にはジョルミスね。あ、その玉子焼き美味しそう。一口頂戴。」
「いいわよ、どうせ親父が作った奴だし。」
「何?トリッシュのお父さん毎日お弁当作ってくれてるの?」
「まぁねー、でも未だに見たことないのよ。同じ家に住んでるのに。」
「そうなの?トリッシュの家も結構大きかったわよね?」
「パチュリーの下宿してる紅魔館ほどじゃないけどね、ドッピオと・・・あと親父が家政婦代わりに雇ってる親衛隊とか。」
「えっ?!じゃあティッツァーノくんとスクアーロの絡み見放題?!」
「そうっ!!そうなのよ!!チョコラータ先生とセッコもなんかいい感じだし!其処ばかりは親父に感謝ね!!」
「いいわよねぇ、紅魔館女しかいないから・・・・。まぁ、咲夜とレミィを男体にして楽しんでるけど。」
「黒執○ね、それ。」
「内心そう思ってるわ、だがそれがいい、そこに妹様を弟様に変換するとさらに美味しい。」
「あぁー、いいわねー。今度の新刊のネタにしない?オリジュネでイベントでるつもりなんだけど・・・・合同で出さない?」
「あ、ごめん無理。漫研の方でちょっと忙しいのよ。それにあんたはスパイス・ガールに手伝ってもらえるから作業効率二倍でしょ?」
「むー、ならしょうがないわねー。あ!そうだ!!この間のボランティア部の活動のビデオ!持ってきたわよ!!」
「マジで?!ここで見れる?!」
「見れる見れる!」
                      • 少女鑑賞中-------------------------
「あー!いいわー!何がいいって顧問のフーゴ先生が生徒のブチャラティ先輩に怒られたりするのが!!」
「まぁ、天才って言っても年は私達とあんまり代わらないしねー。あっ!今アバッキオがジョルノに!!」
「あれね!これはジョルノの復讐して鬼畜攻めフラグね!!」
「それでね!ナランチャが問題を分かったときのフーゴ先生がね!!」
「うはwwwギザ萌えすwwwwwねぇ、トリッシュはナラフー?!フーナラ?!」
「そうねー。個人的には・・・・・。」




「会話の内容は聞こえないが、やはり女の子同士はああやって話しているのが楽しそうだな。」
「そうですね、うちのクラスはトリッシュ以外男子ですから、寂しいんでしょう。」
そう言ってブチャラティとジョルノはふっと笑った。

「・・・フーゴ、何か俺、すっげぇ寒気がするんだけど。」
「・・・僕もです。」
その頃、フーゴとナランチャは顔を青ざめていた。

【学園祭の計画だよ!!漫画研究部!!】

「さて・・・・、今年も学園祭の季節がやってきた・・・・。」
部室の、落書きだらけのホワイトボードを消してリゾットは告げた。
「一年生である小悪魔とペッシにも説明しておくが、うちの部活はイラストの展示、部誌の配布・・の他にも色々やるぞ。」
「色々・・ですか・・。」
「あぁ、何せ稼ぎ時だからな。」
リゾットの背後に、ドドドドドドドドド・・・と効果音が現れる。
「何せうちの部活は顧問は冷蔵庫に引きこもって滅多に出てこない、ディアボロ先生は任務の時以外、金を出してくれないからな。結構部費が少ないんだ。・・・・ゆえに、ここで金を稼ぐ。」
まるで、リゾットの姿がどこかの貧乏巫女みたいだ、と魔理沙は内心思った。
「まず!我々は貸衣装屋をする!!」
バァンとリゾットがホワイトボードを叩く。
「いいか!まず原型をアリスとテレンスが人形サイズで作り!それ元にベイビィ・フェイスの息子が人間サイズの服を作る!
 もしいらない布地とか古い服とかあったら持ってくること。それを元に服を作る。」
「待ってください、私はDIO様のお屋敷での仕事があるので申し訳ありませんが・・・・・。」
「そうか、なら仕方がないな・・・・。」
「ちょっと待って!つまり私一人で作れって事?!」
アリスはリゾットとテレンスの会話に、異議を唱えた。
「あ・・・何なら、俺てつだ・・・・。」
「魔理沙、手伝ってやってくれるか?」
名乗り出ようとしたイルーゾォを遮って、リゾットは魔理沙を指名する。
それに、アリスが反応したのを、彼は見逃さなかった。
「えー?確かに一人暮らしだから裁縫ぐらいはできるけどよー、タダじゃなぁ・・・・。」
「あら、じゃあこの間貴方が欲しがってた魔導書をあげるわ。この間写本にする作業がうちの部活で終わったから。」
渋る魔理沙に、報酬を名乗り出たのはパチュリーだった。
「いいのか?!」
「構わないわ・・・。」
そう言ってパチュリーは、リゾットを見つめた。
「・・・・・分かっている、約束は守る。」
「うふふふふふふ・・・、よろしくね・・・・。」
パチュリーはリゾットの全身を、嘗め回すような視線で見つめながら、よだれを垂らす。
『お・・おい!リーダーは一体パチュリーに何を約束したんだ?!』
ホルマジオがスタンドをだし、それで会話を始める。
リトル・フィートは彼の意識を反映して、おろおろとうろたえる。
『・・・・まさか・・、暗い体育倉庫に呼び出されて大勢の男に・・・。』
メローネがベイビィ・フェイス越しに物騒な発言をした。
『もう、メローネってばエロゲのやりすぎですよ。精々猫耳、猫しっぽをつけられて写真をとられるくらいだと思いますよ。』
やれやれと、ハイエロファント・グリーンが肩をすぼめる。
『いや、流石にそれは生ぬるいな。コスプレさせられるんじゃないか?あぁ!いっそ女装とか?!
 この間「女装っ子だのなんだの言ってるが真髄は似合わない女装にあるのよぉぉ!!」とか主張してたし。
 その割にはこの間、はぴね○っ!欲しいって言ってたけど。準にゃん目当て?』
マン・イン・ザ・ミラーが甘いなーと指を振りながら主張する。
『むしろ全国一万のリゾットファンの女子(腐)が焦がれるという、あの大胸筋をもみしだくとか・・・。』
グレイトフルデッドが、片手をガシンッと上げて主張した。
「お前ら・・・・・・・・・。」
だが、彼らはパチュリーにきかれない事ばかりに集中して、リゾットに聞かれる可能性をすっかり忘れていた。
「メタリカァッ!!」
「「「「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」」」」
部室が、血の色に染まった。


パチュリー:リゾットを一日専属執事にした。
リゾット:一日、パチュリーの専属執事になった。
小悪魔:執事リゾットを思う存分堪能した。
魔理沙:アリスの手伝いをする事になった。
アリス:魔理沙と一緒にたくさん服を作る事になった。
ペッシ&ギアッチョ:スタンドで会話をしていないので助かった。
ソルベ&ジェラート:二人そろって遅刻したので助かった
テレンス:屋敷の仕事があるので帰った。
その他:再起不能

【鏡、一方通行~文化祭の準備中】
漫画研究部の部室。
部員は文化祭前の原稿の締め切りということもあり、ほとんど家出作業をしているのかそこにはアリスと魔理沙しかいなかった。
既に下校時間が迫っており、外は暗くなり始めている。
二人は隣に座りあいながら、小さな服を縫い続けていた。
「ほら、アリス。こっちのフリルつけ終わったぜ。」
「あ・・、ありがとう。魔理沙。」
僅かに顔を赤くしながら、アリスはフリルのついたスカートを受け取る。
「えーっと、メイドはこれで完成だから・・・・。今日はあとチャイナのデザインを見直して・・・・」
「おう!資料は・・・らん○でよかったか?」
「そうそう、男性用と女性用、二つ作るから・・・あ!でもふしぎ○戯のほうがデザイン凝ってていいんじゃないかしら?」
「確かに・・・・。私さ、柳○が好きでさー。」
「えー?私翼○ねー。あれさ、サクラ○戦みたいにキャラクターの過去が小説版で出てるんだけど読んだ事ある?」
せっかくのいい雰囲気が、とある一つのきっかけで漫研にふさわしい雰囲気になる。
だが二人はコミックスを広げ、真面目に作業を始める。
「あんまり派手だったり露出度が多いのは文句がくるよなぁ、上から。」
「うちの学校だったらあんまり文句はこないと思うけど、一応ね。」
そう言って二人が話していると、突然ドサッと言う音が聞こえた。
「あれ?何か落ちたか?」
そう思って魔理沙がキョロキョロと見渡すと、イルーゾォが普段使っている鏡の前に、コンビニの袋が置いてあるのを見つけた。
魔理沙が袋をあけると、そこには温かいペットボトルのお茶と、中華まんが何個か入っていた。
「おっ!イルーゾォの奴から差し入れだぜ!アリス!!」
そう言って魔理沙は、アリスの下へその袋を持っていく。
「何よあいつ・・・。普通に渡しなさいよ引きこもり。」
アリスはそう言いつつコンビニ袋の中を覗く。
そして二人は、重要な問題に気づいた。
「あ!あんまん一個しかないじゃない!!」
「何だと?!あいつ私もアリスもあんまん好きだって知ってるくせに・・・!!」
クソッ・・と魔理沙が悪態をついた。
「仕方がない・・・、半分こしようぜ。アリス。」
「え・・・・?」
魔理沙の言葉に、思わずアリスは顔を赤くする。
「駄目か?これが嫌なら弾幕ごっこで決めてもいいけど・・・・。」
「う・・・うぅん!!全然大丈夫よ!!」
魔理沙とはんぶんこ・・・・とアリスは小さく、嬉しそうに呟いた。


「な?一個で正解だったろ?」
そう、鏡の向こうで、イルーゾォは笑った。
幸せそうに笑うアリスを見て、彼はくるりと後ろを振り向く。
「・・・・・・帰るか。」
暗くなった空を見てイルーゾォは呟いた。
鏡の中の、誰もいない廊下を、イルーゾォは一人で歩いていった。

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