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東方暗殺団 その一

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shinatuki

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だれでも歓迎! 編集
「うぅ・・・・、何で俺がこんなことに・・・・。」
彼の名前はイルーゾォ、空気とか呼ばれてる暗殺チームの一員である。
空気って言うな!結構女子人気はあるんだぞ!と何処からとも泣く涙目で声が飛んでくるが無視しよう。
彼は任務を遂行していた。
だが、それは暗殺でもなんでもなく、ただ書類を届けるだけの仕事である。
何故暗殺の為のチームに所属している彼がそんな事をしているのだろうか?

当然である、ここは【幻想郷】、平和な箱庭の楽園なのだから。





彼がこんな事をしているのは訳がある。
彼ら、暗殺チームは死んだ、誰一人ボスを倒すことなく。
そして、あー地獄に落ちるわー、えーっと人殺しが落ちるのは何処だってダンテのおっさん言ってたっけ?と考えていた。
しかし彼がいざ地獄に落ちてみると・・・・。
「あー・・・・、お前らみたいなタイプの犯罪者って裁くのに時間がかかるんだよな、いい面がある分。悪いがこっちは忙しい、こっちの方に回すから、そっちの方へ行ってくれ。」
となんかごっつい黒い鎧を来た冥界の裁判官に追い払われた。
メローネは冥闘士だ!!本当にいたんだ!とテンションを上げていたのはいつものことなのでもちろん無視。
そんな厄介者扱いされた彼らは、なんと遥々日本の地獄までに飛ばされたのだ。
渡し守が美人のお姉ちゃんだったことに一同が微妙に浮かれていたのも束の間、いよいよ裁かれる段階となった。
落ちるときゃ俺達一緒だぜ・・・と覚悟を決めていた彼らに話されたのは、非常に以外な罰だった。
少女の姿をした閻魔様は、彼らにこう告げる。

「ただいま、こちらは非常に人材不足なのです。死人の数が増えていますからね。
 あなた方の能力は【こちら】でも十分通用する能力ばかりです。
 なので、あなた達にはかりそめの肉体を持ってもらい数百年間労働をしてもらいます。
 もちろん、衣食住は保障しますし、僅かながら給料も出しましょう。」

ただし、と彼女は付け加えた。

「あなた達は他人の命を奪いすぎた、なおかつ自分の命を無駄にしすぎた。
 よってあなた達にはいかなる理由があろうとも罰が終わるまで死んではなりません。
 罰を与える数百年間の間、もし一人でも命尽きるような事があれば、あなた達は地獄の最下層に落ちる事でしょう。」

なんてこった!と全員心の中で叫んだ。
彼らだって死にたくなかった、しかし、それでもいざとなったら命を投げ捨てる覚悟は十分に考えていた。
『何が何でも死なないように過ごす。』
暗殺者だった自分達に、なんて難しい課題を神様は押し付けるんだろう!!

そんな訳で、リゾット率いる暗殺チームは幻想郷の閻魔様 四季・映姫・ヤマザナドゥの部下として働くことになったのだ。
 「まぁ、地獄に落ちるよりはいいけどさ。きっついよなぁ、数百年間ってどんだけだよ、曖昧だし。」
あの時、数百年間と言う微妙に曖昧な表現に切れかけたギアッチョの事を思い出しながら彼は宙でくるりと回転する。
彼らが与えられた体には、それまでになかった能力が与えられた。生身で空を飛ぶ能力である。
この能力は幻想郷で、時には戦闘も行うであろう彼らには必要不可欠であるため、映姫が気を利かせたのだ。
始めこそ全員慣れなかったものの、徐々にコツを掴み、ある程度の距離をうまく飛行できるようになっていた。
そして、たまたま上達が早かったイルーゾォがこのように使い(パシリ)に出されたのだ。
 「まぁ、何だけどなぁ。けどさ・・・・・・。」
彼は遥か下の大地に目を向ける。


「魔界・・・か、俺の能力も大概ファンタジーやメルヘンの世界だと思ってたんだけどな・・・・・。」


妙な鳥の鳴き声を聞いて、彼は少し泣きそうになった。

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