JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part4×東方Project
東方天国扉(とうほうヘブンズ・ドアー)
第5話 岸辺露伴が(八雲家に)やってくる!?
第5話 岸辺露伴が(八雲家に)やってくる!?
貴方は人間と妖怪の関係を知っているだろうか?
本来ならば妖怪は弱い人間を食べ、そして強い人間…博麗の巫女などの力ある人間に退治される筈である。
…妖怪達が人里に遊びに来ていたりする現代の幻想郷では、既に薄れている関係ではあるのだが。
本来ならば妖怪は弱い人間を食べ、そして強い人間…博麗の巫女などの力ある人間に退治される筈である。
…妖怪達が人里に遊びに来ていたりする現代の幻想郷では、既に薄れている関係ではあるのだが。
それを考えたとしても、今のこの状況は如何だろうか。
空も飛べない『外の世界の人間』が『妖怪』…しかも妖怪の賢者たる紫を負かしたという『異常』な状況。
空も飛べない『外の世界の人間』が『妖怪』…しかも妖怪の賢者たる紫を負かしたという『異常』な状況。
「弾幕ごっこはいい経験になったが…どお~れ、お前がこれ以上僕に危害を加えないよう書き込まなくては。
何にしろお前はこの岸辺露伴にとって危険な奴だからなッ!
『文面』は……【岸辺露伴に逆らえなくなる…】【境界を操れなくなる】……だ!」
何にしろお前はこの岸辺露伴にとって危険な奴だからなッ!
『文面』は……【岸辺露伴に逆らえなくなる…】【境界を操れなくなる】……だ!」
その負かした人間―――岸辺露伴は、悠々と紫に歩み寄っている。
傍らには彼のスタンド『ヘブンズ・ドアー』を携えて。
勝者の余裕、凄み。今の露伴にはそれが溢れ出ているッ!
傍らには彼のスタンド『ヘブンズ・ドアー』を携えて。
勝者の余裕、凄み。今の露伴にはそれが溢れ出ているッ!
そう、露伴が優勢。
それも圧倒的、絶対的に。
だというのに…
それも圧倒的、絶対的に。
だというのに…
「いった~…まさか、私が撃ち落されるなんて」
紫は『ちょっとゲームに負けちゃったZE☆』という雰囲気で座っている。
余裕。まるで現役東大生が小学1年生の100点満点のテストを「ラクショーだぜ!」と5分で解き終わったような余裕。
まさに今、能力を失いかねないというのに!
如何してそんな余裕が有るのだろう。
呆れたように露伴が喋りかける。
余裕。まるで現役東大生が小学1年生の100点満点のテストを「ラクショーだぜ!」と5分で解き終わったような余裕。
まさに今、能力を失いかねないというのに!
如何してそんな余裕が有るのだろう。
呆れたように露伴が喋りかける。
「お前…自分がどんな状況にあるかわかってないのか?」
「【分かってるからこそ】よ。だって…」
「【分かってるからこそ】よ。だって…」
ズヒュゥーン!
「何だとォ―――ッ!!バ…バカなッ!」
突如、紫のペラペラしていた皮膚が身体に張り付く!
顔の真ん中から割れたページも収まる。
やがて、紫の身体が完全に元に戻った!
顔の真ん中から割れたページも収まる。
やがて、紫の身体が完全に元に戻った!
「こいつ、ヘブンズ・ドアーを無力化しやがったッ!?あの小僧…大柳賢と同じように!」
「これが理由。私は境界を操れる。
本にされたら【生き物と本の境界を操ればいい】、ただそれだけのことよ。
この八雲紫を舐めないで頂きたいッ!」
「これが理由。私は境界を操れる。
本にされたら【生き物と本の境界を操ればいい】、ただそれだけのことよ。
この八雲紫を舐めないで頂きたいッ!」
埃を掃いながらズアッ!と立ち上がる紫。
「なら…再びか?再びかァ―――ッ!」
「いや、一応私の負けってことにしてあげる。危害は加えないわよ」
「いや、一応私の負けってことにしてあげる。危害は加えないわよ」
ずるっ。露伴の力が抜ける。
「何?…何を企んでいるんだ?さっさと言えよ」
紫をいつでも本に出来るよう、スタンドを準備する。
「そんなに構えなくてもいいじゃない、別に隙を狙って喰う訳じゃないんだから。
とりあえず貴方は私の屋敷に来てもらうわ。元々そうするつもりだったし」
「屋敷…マヨヒガとか言う場所だな」
「そう。ほら、此処よ」
とりあえず貴方は私の屋敷に来てもらうわ。元々そうするつもりだったし」
「屋敷…マヨヒガとか言う場所だな」
「そう。ほら、此処よ」
マヨヒガまでのスキマを開き、露伴に見せる。
「…へぇ、良いところじゃあないか」
「じゃ、行きましょう」
「じゃ、行きましょう」
「だが断る」
「この岸辺露伴が数分前まで戦っていた奴の家にホイホイ従って行くようなマヌケだと思っているのか?
更に言うなら僕は猫が嫌いなんだよ、ガン飛ばすからなぁー」
「そんなに言うなら、何処なら来るのかしら?」
更に言うなら僕は猫が嫌いなんだよ、ガン飛ばすからなぁー」
「そんなに言うなら、何処なら来るのかしら?」
露伴に尋ねる紫。
「……せめてもの『礼儀』とか『態度』とかがあるだろう?あとはお前が僕に危害を加えないという証拠は?」
「わかったわよ。岸辺露伴、貴方を私の屋敷に招待致しますわ。
それにしても証拠ったってねェ……」
「わかったわよ。岸辺露伴、貴方を私の屋敷に招待致しますわ。
それにしても証拠ったってねェ……」
紫は露伴に大事さが伝わるもの、伝わるもの…と、考え、
「あ、じゃあこれでも渡しときましょうか」
別のスキマを開き、鈴のついた首飾りを取り出す。
それを露伴の首に掛ける。
それを露伴の首に掛ける。
「何なんだ?この薄汚い物」
汚いものを摘まむように首飾りを持ち上げる。
「私の記憶を読んだんでしょ?ならわかる筈よ。もう何百年経ったかしら…」
「…成る程。でもいいのか?こんな大切な物なんて渡しても。仮に僕がゴミ箱に捨てたりしたら…どうするんだ?」
「貴方の性格なら大丈夫だと思うわ。人の秘密は暴くようでも、中身は大丈夫みたいだし。
あ、でももし捨てたらコンマ001秒でスキマ送りよ」
「信用されてるのかされてないのか…よくわからん奴だな。まあいい、客人と扱われるし。行ってやるよ」
「…成る程。でもいいのか?こんな大切な物なんて渡しても。仮に僕がゴミ箱に捨てたりしたら…どうするんだ?」
「貴方の性格なら大丈夫だと思うわ。人の秘密は暴くようでも、中身は大丈夫みたいだし。
あ、でももし捨てたらコンマ001秒でスキマ送りよ」
「信用されてるのかされてないのか…よくわからん奴だな。まあいい、客人と扱われるし。行ってやるよ」
そう言うと、露伴はマヨヒガへのスキマに入っていった…。
To Be Continued...
第5話NGシーン
「どお~れ、お前がこれ以上僕に危害を加えないよう…書き込まなくては。
お前はこの岸辺露伴にとって危険な奴だからなッ!
『文面』は……【人間の場合での年相応の姿になる…】【加齢臭が漂うようになる】……だ!」
「『命令』を書かせるなァ――――ッ!!!」
「いいや限界だね!書く!『今だ』ッ!!」
「どお~れ、お前がこれ以上僕に危害を加えないよう…書き込まなくては。
お前はこの岸辺露伴にとって危険な奴だからなッ!
『文面』は……【人間の場合での年相応の姿になる…】【加齢臭が漂うようになる】……だ!」
「『命令』を書かせるなァ――――ッ!!!」
「いいや限界だね!書く!『今だ』ッ!!」