JOJO'S BIZARRE ADVENTURE Part4×東方Project
昼過ぎの八雲家の屋敷、紫の寝室。
そこの襖を開けて驚いている女性が一人。
…いや、正確には人ではない。
頭にはZUN帽に覆われた三角の耳を持っている。
尻には九つのふさふさした尻尾を生やしている。
そこの襖を開けて驚いている女性が一人。
…いや、正確には人ではない。
頭にはZUN帽に覆われた三角の耳を持っている。
尻には九つのふさふさした尻尾を生やしている。
「居ない……紫様が早起きしている?有り得ん」
紫を起こしに来た、式・八雲藍の第一声がこれだった。
東方天国扉(とうほうヘブンズ・ドアー)
第6話 岸辺露伴が(八雲家に)やってくる!?
第6話 岸辺露伴が(八雲家に)やってくる!?
いつもの紫様の睡眠時間は知っている人は知っているだろうが、12時間以上。
毎日滅多な事が無い限り昼以降まで寝ている。
寝すぎて逆に不健康になるくらいの睡眠をとっているだろう?
冬なんて冬眠などと言って、昆虫か小動物かはたまたクマかのように布団に潜り込んで春まで起きやしないんだ。
その紫様が朝から外出なんて…おおっと自己紹介が遅れたな、私の名は八雲藍。
紫様の式をさせていただいている…って、誰に語っているんだ私?
「まあいい、布団を洗っておこう…夏だしな、すぐに乾くだろう」
毎日滅多な事が無い限り昼以降まで寝ている。
寝すぎて逆に不健康になるくらいの睡眠をとっているだろう?
冬なんて冬眠などと言って、昆虫か小動物かはたまたクマかのように布団に潜り込んで春まで起きやしないんだ。
その紫様が朝から外出なんて…おおっと自己紹介が遅れたな、私の名は八雲藍。
紫様の式をさせていただいている…って、誰に語っているんだ私?
「まあいい、布団を洗っておこう…夏だしな、すぐに乾くだろう」
準備してあった盥に布団をブチ込み、慣れた手つきで洗い出す。
きっかり5分後に水を絞って、先に洗った洗濯物と一緒に庭に干す。
その手際の良さ、家政婦の中の家政婦にも負けてはいない。
きっかり5分後に水を絞って、先に洗った洗濯物と一緒に庭に干す。
その手際の良さ、家政婦の中の家政婦にも負けてはいない。
「よし、次は昼sh「藍さまぁー!」」
屋敷から聞こえる元気な声に、ピクリと藍の耳が動く。
がらっという襖の開く音。
その部屋から出てくる猫耳を生やし、これまたZUN帽を被った少女。
服は少女の元気さを現すようなオレンジ。
藍は「ちぇえええええええん!」と飛びつき頬擦りをし、更には(###この文章はスキマ送りにされました###)
をしたい衝動を押さえ、少女に話しかける。
がらっという襖の開く音。
その部屋から出てくる猫耳を生やし、これまたZUN帽を被った少女。
服は少女の元気さを現すようなオレンジ。
藍は「ちぇえええええええん!」と飛びつき頬擦りをし、更には(###この文章はスキマ送りにされました###)
をしたい衝動を押さえ、少女に話しかける。
「橙、勉強は終わったか?」
「はい!そろそろご飯ですよね?」
「ああ、ちなみに今日はソーメンだ。
この時期だ、暑いだろうと思ってな…」
「いいですねー!」
「はい!そろそろご飯ですよね?」
「ああ、ちなみに今日はソーメンだ。
この時期だ、暑いだろうと思ってな…」
「いいですねー!」
藍と他愛の無い会話をするのは紫の式の式、つまり藍の式の橙だ。
八雲橙ではなく、橙だ。苗字は無いらしい。
八雲橙ではなく、橙だ。苗字は無いらしい。
「ところで紫様は如何したんですか?」
「さあ……朝から外出中だ。異変みたいなのは無いみたいだが…。
もしかしたら、逆に異変の原因を作っているかもな」
「あっははは、そうかもしれませんね~」
「「あっははははははははははははw」」
「さあ……朝から外出中だ。異変みたいなのは無いみたいだが…。
もしかしたら、逆に異変の原因を作っているかもな」
「あっははは、そうかもしれませんね~」
「「あっははははははははははははw」」
「あら、貴女達自分の主人や主人の主人にそんな事思ってたの?」
ビクリと身を震わせる2匹。
2匹の前方に見ゆるは毎度お馴染みのスキマ。
スキマから聞こえるは紫の声。
多分怒っている。
2匹の前方に見ゆるは毎度お馴染みのスキマ。
スキマから聞こえるは紫の声。
多分怒っている。
「ひ!?あはははは…じょ、冗談ですよ…」
「そっそそそうです!別に紫様が異変を起こそうとか思っているなんて全っ然思ってませんよ!?」
「ちぇ、橙!」
「そうかしらねぇ…まあそれはいいとして。今日は客人を連れてきているわ」
「そっそそそうです!別に紫様が異変を起こそうとか思っているなんて全っ然思ってませんよ!?」
「ちぇ、橙!」
「そうかしらねぇ…まあそれはいいとして。今日は客人を連れてきているわ」
パッチンと指を鳴らすと、別のスキマが現れて誰かを落としていく。
今度は華麗に着地をしている。
今度は華麗に着地をしている。
「着いたか…ん?君達は?」
「…紫様、また外来人ですか?」
「でも藍さま、何処かで見たことあるような…」
「見たことあるって、これで?」
「…紫様、また外来人ですか?」
「でも藍さま、何処かで見たことあるような…」
「見たことあるって、これで?」
何処からか分厚い『週刊誌』を取り出す。
それを見て三者三様の反応を見せる。
それを見て三者三様の反応を見せる。
「それは…今年の新年号の【ジャンプ】?」
「…ハッ!まさか、この『バンダナ男』はッ!!」
「…ハッ!まさか、この『バンダナ男』はッ!!」
「どうやら知っているみたいだな。僕は岸辺露伴、漫画家だ。
代表作は勿論【ピンクダークの少年】だ、此方にいる間宜しく頼むよ」
代表作は勿論【ピンクダークの少年】だ、此方にいる間宜しく頼むよ」
「…で、その結界を管理しているのが博麗の巫女と紫様なんです」
「その結界、役に立ってないんじゃあないか?
僕以外にも外の世界の人間がけっこー来ているような口ぶりだったしな」
「その結界、役に立ってないんじゃあないか?
僕以外にも外の世界の人間がけっこー来ているような口ぶりだったしな」
メモ帳とにらめっこしながら露伴が尋ねる。
「ですねー、何ででしょーかねー?」
橙は頭に「?」マークを出して首を傾げる。
あの後、露伴は居間で雑談をしていた。
話し相手は橙のみ。
紫は「朝から起きてるの辛い…寝るからあと宜しく~」などと藍に言って寝室に入り、
藍は昼食を作りに台所に入ったので、消去法で自動的に橙となる。
露伴は猫が嫌いではあるが、橙は外見はほぼ人なので嫌そうではない。
話し相手は橙のみ。
紫は「朝から起きてるの辛い…寝るからあと宜しく~」などと藍に言って寝室に入り、
藍は昼食を作りに台所に入ったので、消去法で自動的に橙となる。
露伴は猫が嫌いではあるが、橙は外見はほぼ人なので嫌そうではない。
「……それにしても、何で僕の漫画が『こっち』で読まれているんだ?
普通はさっきの…ええとなんていったかな、そう『幻と実態の境界』で引き寄せられて来ているわけじゃあない筈だ。
僕のファンのおかげで【ピンクダークの少年】の第1部も忘れられてないからな」
「あ、それは…紫様が毎週ジャンプを持ってくるんです。単行本も全巻揃ってますよ」
普通はさっきの…ええとなんていったかな、そう『幻と実態の境界』で引き寄せられて来ているわけじゃあない筈だ。
僕のファンのおかげで【ピンクダークの少年】の第1部も忘れられてないからな」
「あ、それは…紫様が毎週ジャンプを持ってくるんです。単行本も全巻揃ってますよ」
何故か露伴の脳裏に、紫がコンビニ『オーソン』で最新のジャンプを立ち読みしている姿が過ぎる。
あれ?そういえば本当に見たこと有るような…とまで考え始める。
其処へ、ソーメンを持った藍が混ざる。
あれ?そういえば本当に見たこと有るような…とまで考え始める。
其処へ、ソーメンを持った藍が混ざる。
「さ、お喋りはまた後だ。貴方もお腹も空いているだろう、一緒に食べないか?」
「そうだな…お邪魔じゃなければ、食べさせてもらおう」
「客だし、それ相応のもてなしをしたいが…すまないが昼はそれで我慢してくれ」
「そうするさ。ただし、夜は豪勢に振舞ってくれるんだろう?」
「勿論。期待してくれても構わないぞ?」
「さぁね…お、美味い」
「そうだな…お邪魔じゃなければ、食べさせてもらおう」
「客だし、それ相応のもてなしをしたいが…すまないが昼はそれで我慢してくれ」
「そうするさ。ただし、夜は豪勢に振舞ってくれるんだろう?」
「勿論。期待してくれても構わないぞ?」
「さぁね…お、美味い」
暫くして。
「ところで…お前達の耳とか尻尾、どんな感じに生えているんだ?」
「ところで…お前達の耳とか尻尾、どんな感じに生えているんだ?」
食事を終えた露伴が、鼻血を出しながらほお擦りをしている藍とされている橙に聞く。
しかしこの狐、ベタベタである。
しかしこの狐、ベタベタである。
「?尻尾をモフモフさせろとならよく言われるが…さあな、見せたこともないし見たこともないからな。
それにしてもなんで急に?」
「そーだなぁー…僕は犬や猫の生え際は見たことがある。人間の耳の生え際もだ。
だが、人の外見に動物の耳が生えるんだったらどんな風に生えているんだろうか、と。少しばかり興味を持ったんだ。
それと…今から言ってしまうが、7部辺りで半人半獣のようなキャラを出そうと思っているからな。
そのキャラに『リアリティを吹き込むため』に観察しておきたいんだ」
それにしてもなんで急に?」
「そーだなぁー…僕は犬や猫の生え際は見たことがある。人間の耳の生え際もだ。
だが、人の外見に動物の耳が生えるんだったらどんな風に生えているんだろうか、と。少しばかり興味を持ったんだ。
それと…今から言ってしまうが、7部辺りで半人半獣のようなキャラを出そうと思っているからな。
そのキャラに『リアリティを吹き込むため』に観察しておきたいんだ」
「リアリティ…ですか?別に露伴先生の画力なら想像でも十分じゃあないですか?」
橙の言葉にうんうんと頷く藍。
だが、露伴はそうは行かない。
だが、露伴はそうは行かない。
「あ?何だとォ~~?きさま、ド素人の小娘がこの岸辺露伴に意見するのかッ!!!」
橙の何気ない一言に怒り隠さず怒鳴る漫画家。
当然その声に驚く二人。
先程の新年号を掴み、二人に見せる。
当然その声に驚く二人。
先程の新年号を掴み、二人に見せる。
「見たまえ、10週連載の質の悪い漫画を。絵の荒さもあるが、蜘蛛の死んだ様子の書き方がまるでなっちゃあいないッ!
逆に人気のある、(ま、僕ほどじゃあないが)細やかな絵が評判の漫画を読んでみたまえ」
逆に人気のある、(ま、僕ほどじゃあないが)細やかな絵が評判の漫画を読んでみたまえ」
こ○亀のページが開かれる。
「どうだ?書き方が良く、『リアリティ』があるだろう。この作者は『実体験を基に』書いているからだ!」
ジャンプを閉じ、部屋の隅に放り投げて二人に向き直る。
「わかるか!?
『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり!
『リアリティ』こそが最高のエンターテイメントなのだッ!!
漫画は想像や空想で書かれているんじゃあなく、作者の体験が基になっているんだ!
面白い漫画を描くには『リアリティ』が必要不可欠なんだッ!!
それを肝にでも銘じておくんだなァッ!!!」
『リアリティ』こそが作品に生命を吹き込むエネルギーであり!
『リアリティ』こそが最高のエンターテイメントなのだッ!!
漫画は想像や空想で書かれているんじゃあなく、作者の体験が基になっているんだ!
面白い漫画を描くには『リアリティ』が必要不可欠なんだッ!!
それを肝にでも銘じておくんだなァッ!!!」
あまりの熱弁にポカーンと露伴を見つめる二人。
ええ、それはもう口をあんぐりと開けて結構なマヌケ顔で。
…時が停止していた。
別に年中学ランの某大男や最高にハイ!な某吸血鬼、紅い館で働いている某メイド長が時を止めたわけではない。
そしてきっかり5秒が経ち、時は動き始める。
ええ、それはもう口をあんぐりと開けて結構なマヌケ顔で。
…時が停止していた。
別に年中学ランの某大男や最高にハイ!な某吸血鬼、紅い館で働いている某メイド長が時を止めたわけではない。
そしてきっかり5秒が経ち、時は動き始める。
「……露伴先生、凄いです!」
「ええッ!!?ちぇ橙!?」
「ええッ!!?ちぇ橙!?」
橙は目をキラキラと輝かせ、尊敬の眼差しで露伴を見る。
「先生の『信念』が!言葉でなく心で理解できました!
『1+1=2』が当たり前であるように、リアリティが大切なのは当たり前だと言う事を!
素晴らしいです!私、先生についていきますよ!!」
「フフフ、一漫画家として読者に分かってもらえて嬉しいよ」
『1+1=2』が当たり前であるように、リアリティが大切なのは当たり前だと言う事を!
素晴らしいです!私、先生についていきますよ!!」
「フフフ、一漫画家として読者に分かってもらえて嬉しいよ」
「えええ!?おい、ちょ、橙!洗脳されるな!確かにいいことは言った気はするが!
でも可愛いなぁ橙…えへへへ……じゃない!おい!?」
でも可愛いなぁ橙…えへへへ……じゃない!おい!?」
今一瞬親馬鹿になったが、兎に角正気(?)に戻そうと説得を試みる藍。
だが、藍の言葉は橙には届かない。
だが、藍の言葉は橙には届かない。
「おい橙!?橙!!?ちぇ――――――――――――――んッ!!!?」
露伴が藍の仮ブラックリスト入りした瞬間であった。
To Be Continued...