名前:デスペラードリリィ
本名:リリィ•トラファルガー•フォルトナ
年齢:73歳
身長:199㎝
体重:レディに聞くんじゃないよ!
本名:リリィ•トラファルガー•フォルトナ
年齢:73歳
身長:199㎝
体重:レディに聞くんじゃないよ!
見た目
恰幅のよい筋肉質な老婆。
赤い髪を可愛らしく二つのお下げに結い、ふさふさとした羽飾りのついたトリコーン帽を被り、真紅の海賊服、装甲板のついたブーツを纏う。
一見、手にはカトラス、マスケット銃を持っているように見えるが、それはガタイのデカさによる目の錯覚。
実際には右手に青龍刀、左手にグレネードを構える。
恰幅のよい筋肉質な老婆。
赤い髪を可愛らしく二つのお下げに結い、ふさふさとした羽飾りのついたトリコーン帽を被り、真紅の海賊服、装甲板のついたブーツを纏う。
一見、手にはカトラス、マスケット銃を持っているように見えるが、それはガタイのデカさによる目の錯覚。
実際には右手に青龍刀、左手にグレネードを構える。
キャラクター概要
少女時代にとある"空賊"の女性に憧れ、自分もあんな女性になりたい、そう思っていた、気も体も弱かったかあの頃•••
今はこんなに立派になりました。
男すら恐れおののく強靭な巨体。素手で数多の戦車をねじ伏せるパワー。戦闘機なんざ石ころ一つで何のその。誰もがお嫁さんにしたいと思える女子力(?)を備えたパーフェクトレディ。
少女時代にとある"空賊"の女性に憧れ、自分もあんな女性になりたい、そう思っていた、気も体も弱かったかあの頃•••
今はこんなに立派になりました。
男すら恐れおののく強靭な巨体。素手で数多の戦車をねじ伏せるパワー。戦闘機なんざ石ころ一つで何のその。誰もがお嫁さんにしたいと思える女子力(?)を備えたパーフェクトレディ。
帆船型次元航行船「ゴールデンフォーチュン号」の船長にして、「ノーブルプリティ界賊団」の首領。
世界を渡っては悪党のねぐらをぶち壊し、その財を振り撒く義賊行為をしてきた。
世界を渡っては悪党のねぐらをぶち壊し、その財を振り撒く義賊行為をしてきた。
趣味は裁縫と料理。
武器
超硬質合金青龍刀
刀身に百合の花のレリーフを施し、柄には海賊らしいハンドガードや装飾を施した青龍刀。
特殊な加工がされ、太陽に投げ込まない限りはまず溶けることはない。
超硬質合金青龍刀
刀身に百合の花のレリーフを施し、柄には海賊らしいハンドガードや装飾を施した青龍刀。
特殊な加工がされ、太陽に投げ込まない限りはまず溶けることはない。
65㎜グレネードキャノン
銀の装飾が施され、回りを木製の外装で囲い、マスケット銃風にデコレーションされた、リリィこだわりの総弾数7発のグレネード。
普通の人間が撃つと反動で吹っ飛び、最悪命を落としかねない口径だが、強靭なその肉体で、反動を感じさせずに片手でぶっぱなす。
(MPを使用せずに残弾を消費)
銀の装飾が施され、回りを木製の外装で囲い、マスケット銃風にデコレーションされた、リリィこだわりの総弾数7発のグレネード。
普通の人間が撃つと反動で吹っ飛び、最悪命を落としかねない口径だが、強靭なその肉体で、反動を感じさせずに片手でぶっぱなす。
(MPを使用せずに残弾を消費)
必殺技:
「若くて旨そうじゃないか、食っちまおうかねぇ」
デスペラード•リリィの若さの秘訣。
敵にアツーい口付けをして○○○○○○○○○(センシティブなワードを検知しました。)することで、相手の生命力を吸いとり、若々しさを保つ(見た目が変化するわけではない)。
相手のHPとMPを大量に吸収する。
(描写はピー音が多用されて何が起きてるかわからないが、攻撃対象の顔色が青く、げっそりする。)
「若くて旨そうじゃないか、食っちまおうかねぇ」
デスペラード•リリィの若さの秘訣。
敵にアツーい口付けをして○○○○○○○○○(センシティブなワードを検知しました。)することで、相手の生命力を吸いとり、若々しさを保つ(見た目が変化するわけではない)。
相手のHPとMPを大量に吸収する。
(描写はピー音が多用されて何が起きてるかわからないが、攻撃対象の顔色が青く、げっそりする。)
「派手に行こうじゃないか!!界賊の時間だよ!!」
ゴールデンフォーチュン号の側面に装備された1000㎜4連装ビームキャノンの援護掃射。
船員たちがこれでもかと言わんばかりにノリノリで撃ちまくる。
ゴールデンフォーチュン号の側面に装備された1000㎜4連装ビームキャノンの援護掃射。
船員たちがこれでもかと言わんばかりにノリノリで撃ちまくる。
「これがアタシのやり方さ!ド派手にぶちかましな!!」
ゴールデンフォーチュン号の全砲門を開き、全弾を叩き込みつつ、自分が爆風に巻き込まれようがお構い無しに、砲撃に紛れて追撃をする。
ゴールデンフォーチュン号の全砲門を開き、全弾を叩き込みつつ、自分が爆風に巻き込まれようがお構い無しに、砲撃に紛れて追撃をする。
スキル
パーフェクトレディ
攻撃、防御、全てにおいて完璧な戦略を誇り、何があっても素肌を晒すことは無い。
ダメージを負っても全てが戦略。まさにパーフェクト。
パーフェクトレディ
攻撃、防御、全てにおいて完璧な戦略を誇り、何があっても素肌を晒すことは無い。
ダメージを負っても全てが戦略。まさにパーフェクト。
レディに触れようだなんて躾がなってないね
掴む(捕縛、拘束等、ありとあらゆる数秒以上触れる)行動にたいしてカウンター攻撃を仕掛け、相手の行動を阻害する。
掴む(捕縛、拘束等、ありとあらゆる数秒以上触れる)行動にたいしてカウンター攻撃を仕掛け、相手の行動を阻害する。
性格:
豪胆にして豪快、大胆不敵、無私無偏、全てにおいて彼女は細かいことは気にしない。
そう、何故ならパーフェクトレディであり続けようとする努力を続けているから。
豪胆にして豪快、大胆不敵、無私無偏、全てにおいて彼女は細かいことは気にしない。
そう、何故ならパーフェクトレディであり続けようとする努力を続けているから。
好きな食べ物
話し方:
一人称「アタシ」
常に堂々とした態度で豪快に喋る。
変な気遣いはしない、だって世界で一番素敵なアタシが喋ってるから。
誰もが自分の背中を追えるように弱音を捨てた、暗い考えも踏み潰した、己の最期まで豪快に笑い、全ての困難をねじ伏せる。
一人称「アタシ」
常に堂々とした態度で豪快に喋る。
変な気遣いはしない、だって世界で一番素敵なアタシが喋ってるから。
誰もが自分の背中を追えるように弱音を捨てた、暗い考えも踏み潰した、己の最期まで豪快に笑い、全ての困難をねじ伏せる。
事件開始:
三角ファイナンスが運営する公共遊戯都市《トライアングル・ガーデン》。
そこは、表向きには「大人も子供も遊べる健全なカジノ」として宣伝されている巨大娯楽施設だった。
本格的なカードテーブル、ルーレット、スロット、景品交換所を備えながらも、子供向けには玩具チップ、確率学習ゲーム、マスコットショー、景品付きミニゲームが用意されている。
公式の売り文句は、こうだ。
館内アナウンス:
「ようこそ、公共遊戯都市《トライアングル・ガーデン》へ。ここは幸運を学び、夢を遊び、未来の経済感覚を育む、すべての世代のためのエンターテインメント施設です」
だが、どれほど綺麗な言葉で飾っても、ここは三角ファイナンスの庭である。
人の熱狂、期待、後悔、欲望、勝利の快感、敗北の悔しさ。
そうした感情のすべてが、チップと数字と売上へ変換される場所だった。
そんな場所に、今日ばかりは場違いなほど派手な一団が来ていた。
ノーブルプリティ界賊団。
そして、その船長――デスペラードリリィ。
真紅の海賊服を揺らし、羽飾り付きのトリコーン帽を堂々と被った巨躯の老婆は、青龍刀とグレネードキャノンを一時的にクローク係へ預け、団員たちと共にカジノフロアを練り歩いていた。
デスペラードリリィ:
「ハッハァ! たまには悪党の金を派手に遊び散らかすのも悪くないねぇ! どうせ後腐れのない金だ、今日は景気よく行くよ!」
その言葉通り、彼女たちが使っている資金は、過去に別世界の悪党どもから巻き上げた財である。
盗んだ金ではある。
だが、泣くような持ち主はもういない。
元の持ち主が悪党だった以上、リリィにとっては綺麗さっぱり気兼ねなく使える遊興費だった。
問題は――リリィだけが、壊滅的に負けたことである。
団員たちは勝っていた。
ある者はブラックジャックで連勝し、ある者はスロットで大当たりを引き、ある者は子供向け景品ゲームで妙に高価な記念メダルを当てていた。
船員たちは笑い、騒ぎ、景品を抱え、チップを増やしていく。
だがリリィだけは違った。
ルーレットでは賭けた番号の隣に落ちる。
カードでは勝負どころで必ず一枚足りない。
スロットでは大当たり演出からの最低配当。
子供向けの幸運くじですら、参加賞のキャンディ一個。
しかも、そのキャンディは嫌いなレモン味だった。
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長、こっちまた勝ちました!」
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長! 景品のトリッピィくんぬいぐるみ取れました!」
ノーブルプリティ界賊団員:
「あ、船長……その、元気出してください。あ、オレが貰ったの船長の好きなオレンジのアメだったんです、交換…します…?」
リリィは笑っていた。
笑ってはいた。
だが、その笑顔は明らかに怖かった。
デスペラードリリィ:
「ハッハッハ……いいじゃないか。団員が勝つのは船長の運が良い証拠さ。アタシの負け? 負けじゃないよ。これは……そう、戦略的な資産再分配ってやつさ」
そう言いながら、リリィの指先はカジノテーブルの縁を握り潰しかけていた。
ディーラーが青ざめる。
近くにいたマスコットのトリッピィくんが無言で一歩下がる。
警備ドローンが一瞬だけ反応しかけたが、三角ファイナンス側の管理AIは即座に判断を保留した。
対象は明らかに危険。
だが、まだ暴れてはいない。
そして何より、目立つ。
とてつもなく目立つ。
館内の来場者たちは、リリィを遠巻きに見つめていた。
三島カケル:
「なんか、あの海賊のおばあちゃんだけ負けてない?」
雨宮リナ:
「言っちゃ駄目だよ。絶対聞こえるよ」
星野ユウト:
「でも船員さんたちは全員勝ってるの、ちょっと面白いな」
黒田マキ:
「面白いけど、あの人の機嫌、今かなり危なくない?」
そして、その危ない機嫌のまま、リリィは歩き出す。
団員たちの勝利を祝うべきなのは分かっている。
悪党から巻き上げた金が多少減ったところで痛くも痒くもない。
カジノに負けた程度で、本気で怒るような器の小さい女ではない。
だが。
自分だけ負けた。
しかも、自分史の中でも歴史的敗退。
それが、どうにもむしゃくしゃする。
デスペラードリリィ:
「……ちょいと風を浴びてくるよ。アンタたちは好きに遊んでな」
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長、お供しますか?」
デスペラードリリィ:
「いらないよ。パーフェクトレディには、一人で気分を整える時間ってもんがあるのさ」
そう言って歩くリリィの進行方向に、運悪くプレイヤーが立ってしまう。
偶然だった。
通路の混雑か、館内案内を見ていたのか、警備誘導の流れに押されたのか。
理由はどうあれ、プレイヤーは機嫌の悪いデスペラードリリィの真正面に立つ形になってしまった。
リリィの足が止まる。
周囲の空気が、ぴたりと固まる。
遊戯機の電子音だけが、場違いに明るく鳴り続けている。
リリィはプレイヤーを見下ろした。
その目は、怒っているというより、むしゃくしゃした気分の置き場を見つけた女の目だった。
デスペラードリリィ:
「……おや」
彼女は口元を吊り上げる。
だが、その笑みは優しくない。
デスペラードリリィ:
「ずいぶん堂々とアタシの前に立つじゃないか。いい度胸だねぇ」
通路の左右から、来場者たちがじわじわと距離を取る。
カジノスタッフは止めに入るべきか迷っている。
警備ドローンは起動準備に入り、館内カメラは一斉に二人を捉える。
三角ファイナンスの管理システムは、この異常事態を即座に「突発イベント」として処理し始める。
注目度上昇中
来場者滞留率増加
館内配信視聴数増加
対象:デスペラードリリィ
対象:プレイヤー
危険度:中〜高
興行価値:極めて高
リリィはそんな裏側の計算など知らない。
知っていたとしても、今の彼女にはどうでもいい。
彼女は肩を鳴らし、背筋を伸ばし、堂々と胸を張る。
パーフェクトレディとしての威厳を取り戻すように、そして今の苛立ちを全部踏み潰すように、一歩前へ出た。
床が軋む。
デスペラードリリィ:
「そこを退きな!! デスペラードリリィのお通りだよ!!」
その声が、トライアングル・ガーデンの華やかなフロア全体に響き渡る。
勝者の歓声と敗者のため息が渦巻く公共カジノの中心で、偶然のすれ違いは、最悪の遭遇へと変わろうとしていた。
三角ファイナンスが運営する公共遊戯都市《トライアングル・ガーデン》。
そこは、表向きには「大人も子供も遊べる健全なカジノ」として宣伝されている巨大娯楽施設だった。
本格的なカードテーブル、ルーレット、スロット、景品交換所を備えながらも、子供向けには玩具チップ、確率学習ゲーム、マスコットショー、景品付きミニゲームが用意されている。
公式の売り文句は、こうだ。
館内アナウンス:
「ようこそ、公共遊戯都市《トライアングル・ガーデン》へ。ここは幸運を学び、夢を遊び、未来の経済感覚を育む、すべての世代のためのエンターテインメント施設です」
だが、どれほど綺麗な言葉で飾っても、ここは三角ファイナンスの庭である。
人の熱狂、期待、後悔、欲望、勝利の快感、敗北の悔しさ。
そうした感情のすべてが、チップと数字と売上へ変換される場所だった。
そんな場所に、今日ばかりは場違いなほど派手な一団が来ていた。
ノーブルプリティ界賊団。
そして、その船長――デスペラードリリィ。
真紅の海賊服を揺らし、羽飾り付きのトリコーン帽を堂々と被った巨躯の老婆は、青龍刀とグレネードキャノンを一時的にクローク係へ預け、団員たちと共にカジノフロアを練り歩いていた。
デスペラードリリィ:
「ハッハァ! たまには悪党の金を派手に遊び散らかすのも悪くないねぇ! どうせ後腐れのない金だ、今日は景気よく行くよ!」
その言葉通り、彼女たちが使っている資金は、過去に別世界の悪党どもから巻き上げた財である。
盗んだ金ではある。
だが、泣くような持ち主はもういない。
元の持ち主が悪党だった以上、リリィにとっては綺麗さっぱり気兼ねなく使える遊興費だった。
問題は――リリィだけが、壊滅的に負けたことである。
団員たちは勝っていた。
ある者はブラックジャックで連勝し、ある者はスロットで大当たりを引き、ある者は子供向け景品ゲームで妙に高価な記念メダルを当てていた。
船員たちは笑い、騒ぎ、景品を抱え、チップを増やしていく。
だがリリィだけは違った。
ルーレットでは賭けた番号の隣に落ちる。
カードでは勝負どころで必ず一枚足りない。
スロットでは大当たり演出からの最低配当。
子供向けの幸運くじですら、参加賞のキャンディ一個。
しかも、そのキャンディは嫌いなレモン味だった。
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長、こっちまた勝ちました!」
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長! 景品のトリッピィくんぬいぐるみ取れました!」
ノーブルプリティ界賊団員:
「あ、船長……その、元気出してください。あ、オレが貰ったの船長の好きなオレンジのアメだったんです、交換…します…?」
リリィは笑っていた。
笑ってはいた。
だが、その笑顔は明らかに怖かった。
デスペラードリリィ:
「ハッハッハ……いいじゃないか。団員が勝つのは船長の運が良い証拠さ。アタシの負け? 負けじゃないよ。これは……そう、戦略的な資産再分配ってやつさ」
そう言いながら、リリィの指先はカジノテーブルの縁を握り潰しかけていた。
ディーラーが青ざめる。
近くにいたマスコットのトリッピィくんが無言で一歩下がる。
警備ドローンが一瞬だけ反応しかけたが、三角ファイナンス側の管理AIは即座に判断を保留した。
対象は明らかに危険。
だが、まだ暴れてはいない。
そして何より、目立つ。
とてつもなく目立つ。
館内の来場者たちは、リリィを遠巻きに見つめていた。
三島カケル:
「なんか、あの海賊のおばあちゃんだけ負けてない?」
雨宮リナ:
「言っちゃ駄目だよ。絶対聞こえるよ」
星野ユウト:
「でも船員さんたちは全員勝ってるの、ちょっと面白いな」
黒田マキ:
「面白いけど、あの人の機嫌、今かなり危なくない?」
そして、その危ない機嫌のまま、リリィは歩き出す。
団員たちの勝利を祝うべきなのは分かっている。
悪党から巻き上げた金が多少減ったところで痛くも痒くもない。
カジノに負けた程度で、本気で怒るような器の小さい女ではない。
だが。
自分だけ負けた。
しかも、自分史の中でも歴史的敗退。
それが、どうにもむしゃくしゃする。
デスペラードリリィ:
「……ちょいと風を浴びてくるよ。アンタたちは好きに遊んでな」
ノーブルプリティ界賊団員:
「船長、お供しますか?」
デスペラードリリィ:
「いらないよ。パーフェクトレディには、一人で気分を整える時間ってもんがあるのさ」
そう言って歩くリリィの進行方向に、運悪くプレイヤーが立ってしまう。
偶然だった。
通路の混雑か、館内案内を見ていたのか、警備誘導の流れに押されたのか。
理由はどうあれ、プレイヤーは機嫌の悪いデスペラードリリィの真正面に立つ形になってしまった。
リリィの足が止まる。
周囲の空気が、ぴたりと固まる。
遊戯機の電子音だけが、場違いに明るく鳴り続けている。
リリィはプレイヤーを見下ろした。
その目は、怒っているというより、むしゃくしゃした気分の置き場を見つけた女の目だった。
デスペラードリリィ:
「……おや」
彼女は口元を吊り上げる。
だが、その笑みは優しくない。
デスペラードリリィ:
「ずいぶん堂々とアタシの前に立つじゃないか。いい度胸だねぇ」
通路の左右から、来場者たちがじわじわと距離を取る。
カジノスタッフは止めに入るべきか迷っている。
警備ドローンは起動準備に入り、館内カメラは一斉に二人を捉える。
三角ファイナンスの管理システムは、この異常事態を即座に「突発イベント」として処理し始める。
注目度上昇中
来場者滞留率増加
館内配信視聴数増加
対象:デスペラードリリィ
対象:プレイヤー
危険度:中〜高
興行価値:極めて高
リリィはそんな裏側の計算など知らない。
知っていたとしても、今の彼女にはどうでもいい。
彼女は肩を鳴らし、背筋を伸ばし、堂々と胸を張る。
パーフェクトレディとしての威厳を取り戻すように、そして今の苛立ちを全部踏み潰すように、一歩前へ出た。
床が軋む。
デスペラードリリィ:
「そこを退きな!! デスペラードリリィのお通りだよ!!」
その声が、トライアングル・ガーデンの華やかなフロア全体に響き渡る。
勝者の歓声と敗者のため息が渦巻く公共カジノの中心で、偶然のすれ違いは、最悪の遭遇へと変わろうとしていた。