⚠︎このSSには卑猥なホモ表現が多少含まれています!注意してください⚠︎
会場のある一画、顔が存在する異質な月の下にて戦闘が起こっていた。
「っ!なんなんだよ、オマエは…!」
「…」
「は、っぐ…!?」
「…」
「は、っぐ…!?」
片方の既に傷だらけな青年は、パッと見では誘導棒のような剣を振りもう片方の相手である、装甲を纏った戦士の打撃を受け止めようとする…も、戦士は無言のまま押し切り青年を吹っ飛ばす。
受け止めたのもあり威力こそだいぶ減衰したとはいえ、地面に叩きつけられ打ちのめされた青年はうめき声と共に血反吐を吐いた。
青年の肉体が曲がりなりにも剣士だったのもあって、有無を言わさず襲いかかられたにも関わらずここまで耐える事は出来ていたものの、斃れるのも時間の問題といった所であった。
受け止めたのもあり威力こそだいぶ減衰したとはいえ、地面に叩きつけられ打ちのめされた青年はうめき声と共に血反吐を吐いた。
青年の肉体が曲がりなりにも剣士だったのもあって、有無を言わさず襲いかかられたにも関わらずここまで耐える事は出来ていたものの、斃れるのも時間の問題といった所であった。
血を口から零しながら、立ち上がろうとする青年を尻目に戦士は、右手に身に付けていたウォッチの形をした機械からメモリを取り外し、ベルトの携帯に挿れる。
『Complete.』
機械音声の後、戦士の胸部の装甲が肩部のアーマーへと変質し、赤目に銀色のラインの姿へと変わる。
「オマエ…姿変えて胸見せつけるとか、俺のペットみたいな淫乱さだな…!」
などと傍から見たらワケわかんねーことを息を荒らげ叫びながらも、青年はなんとか防御…剣を用いた体勢に立て直した…と同時に、再び機械音声が響く。
『Start up.』
青年がそれを聞いたすぐ後、戦士は加速し……蹴られたような感覚を感じた直後気付くと青年はまたふっ飛ばされていた。剣は手元になく折れてはないが吹っ飛んでおり、胴体に穴が開けられている。
『Time out.』と、そんな機械音声が聞こえたような…と思うと同時に、穴から血が噴出する感覚を感じ取り青年は再び倒れる、うつ伏せだ。
(…まったく、よぇーよな…)
身体側が持っている技術である全集中の呼吸とやらで止血を試みるも、命が消えるまでの時間が少し伸びるのみ、結局逃げる事すら出来ずに、ここで死ぬ事に対し自嘲する青年に対し…沈黙を保ってきた戦士が近付く。
「…ごめんね。私の世界のために…死んで行ったみんなの、ために…私を探して、必要としてくれてるみんなのために…この身体の持ち主の子のために……立ち止まることも、容赦も出来ないんだ。
…私が優勝したその時は……願いで生き返らせるから」
(…ほんとよぇーな…こんなメスガキに…殺されるのかよ…)
…私が優勝したその時は……願いで生き返らせるから」
(…ほんとよぇーな…こんなメスガキに…殺されるのかよ…)
戦士から出て来た声は、少女のそれである。少し震えた声で、罪悪感に潰れそうになっているのが何となくだが察せられる物だった。
「…オマエはその、『みんな』や…身体の、持ち主が…殺し合いなんて手段で願いを叶えて、喜ぶような…ヤツだって…そう思って、るんだな…マジ、おもしれー……」
息も絶え絶えになりながらも青年はそう呟く。
血を失いすぎたのか、意識が薄れ、眠気に襲われながら音も声も耳に届きづらくなっていく。少女がなにか反論しようとしているが、もはや青年には良く聞こえない。
血を失いすぎたのか、意識が薄れ、眠気に襲われながら音も声も耳に届きづらくなっていく。少女がなにか反論しようとしているが、もはや青年には良く聞こえない。
「…知らねーよ、そんな……の……」
そう返す他無く、口を動かすことももはや不可能となった。
(…深夜、だったな今……朝が早いから、寝ないと……じゃあ、おやすみ……拓也)
走馬灯が流れる中、大量に飼ってる自分のペットの内1人、人懐こいけどちょっと足りなさそうなマジ狂いの男の事を最期に脳裏に浮かべる。
サングラスを掛けながら男が、笑顔でこちらに手を振ってる幻覚を見ながら…何処か安らいだ顔で、青年は息絶え屍となった。
サングラスを掛けながら男が、笑顔でこちらに手を振ってる幻覚を見ながら…何処か安らいだ顔で、青年は息絶え屍となった。
【センパイ@AI拓也(身体:累に切り刻まれた隊士@鬼滅の刃) 死亡】
⚠マジおもしれーは原作の原作(怪文書)ではセンパイの台詞ではありません!サーファー二人組の台詞です!⚠
「…わかってる…わかってるよ、そんなこと!!」
戦士への変身を解除した後、現れた栗色のロングヘアーの少女はそう、言いたい事を言うだけ言って反論すら聞かないまま死に逃げした形の相手に怒りと悲しみが混じった叫びをあげた。
少女の肉体に放り込まれた精神の名はアリカ。13班としてスカウトされ、仲間たちと共に過去や未来へ赴き竜を狩ったものの、黒幕の掌の上から抜け出せないままに守りたかった物を殆ど全て奪われ、或いは自らの手で葬った…その上で、人類の進化の果てといえる第7真竜候補へと至った少女。
少女の肉体に放り込まれた精神の名はアリカ。13班としてスカウトされ、仲間たちと共に過去や未来へ赴き竜を狩ったものの、黒幕の掌の上から抜け出せないままに守りたかった物を殆ど全て奪われ、或いは自らの手で葬った…その上で、人類の進化の果てといえる第7真竜候補へと至った少女。
(この身体の持ち主や、ミオやみんなはきっと喜ばないだろうし、殺し合いに乗るのは…力が全てなんて思い詰めちゃって、暴走したキミと同じ轍を踏んじゃってることになるのも…わかってるよ、ユウマ…)
「…でも、他にどうしろって…私だけじゃなく、この子の命まで握られて…こんなこと出来る相手に…どう抗えって…!!」
「…でも、他にどうしろって…私だけじゃなく、この子の命まで握られて…こんなこと出来る相手に…どう抗えって…!!」
殺し合いに巻き込まれたのがよりにもよって、自身が13班として戦うきっかけでありずっとナビとして共に戦ってくれていた少女ミオが、事切れている様を見てしまった後、シン・ドラゴンクロニクルによる宇宙との統合が始まる直前からだったのもあり、アリカの精神は焦りもあって不安定極まりない状態であった。
なまじ同じく第7真竜候補となったユウマや、黒幕と呼べる第2真竜NDに仲間込みとはいえ勝利を遂げてしまっていたが故に…そんな自分に勘付かせないまま拉致と肉体の交換を行った主催側を彼女はそれら以上に強大な物と認識してしまい、アリカの心はひしゃげてへし折れてしまった。
なまじ同じく第7真竜候補となったユウマや、黒幕と呼べる第2真竜NDに仲間込みとはいえ勝利を遂げてしまっていたが故に…そんな自分に勘付かせないまま拉致と肉体の交換を行った主催側を彼女はそれら以上に強大な物と認識してしまい、アリカの心はひしゃげてへし折れてしまった。
これが宇宙との統合を果たした後なら、そもそも殺し合いに巻き込む事はまず出来ず、もう少し早い時期からかもしくは全てが終わった後ならば、殺し合いに抗う決断をして戦っただろう。
或いは…時期が今の最悪な時だとしても他人の肉体を与えられなければ、他参加者との遭遇時にいきなり奇襲なんて真似をする事はなく、遭遇した相手次第では殺し合いに抗う方向に向かったかも知れない。
或いは…時期が今の最悪な時だとしても他人の肉体を与えられなければ、他参加者との遭遇時にいきなり奇襲なんて真似をする事はなく、遭遇した相手次第では殺し合いに抗う方向に向かったかも知れない。
──しかし結局、それらは仮定の話である。
(…この子にはまだ、家族が残ってる…私と違って…タブレットのファイル通りなら、赤ちゃん産んだ直後に若くして死んじゃうみたいだけど…だからって…せめて、返してあげなくちゃいけない、でしょ…!!)
アリカに与えられた肉体の名は、菜花黄名子。サッカーを消す為に未来からの歴史改変を行う組織エルドラドに対抗する為、雷門イレブンの一員として過去に赴きサッカーで戦った少女。そして方向性こそ違えど、アリカと同じく人類が進化した先の存在と言えるセカンドステージ・チルドレンの1人フェイ・ルーンの母親になるも、出産直後に早逝する運命にある未来人。
既に自分達以外の生命が全て絶えた状態にあり、家族も例外ではない状況なアリカからすれば、過去へ赴いたという共通項と声が似ているという親近感も込みで…例え書かれている通り早逝する未来しかないとしても、せめて身体を返してあげたいと、そう思い覚悟をしたまま青年を襲撃したのだ。
…最も、身体を返すつもりかつ、最期には願いで犠牲者を生き返らせるつもりとはいえ、彼女の身体で人殺しを行った事、それも蹴りで殺してしまった事には罪悪感を強く感じているのだが。
…最も、身体を返すつもりかつ、最期には願いで犠牲者を生き返らせるつもりとはいえ、彼女の身体で人殺しを行った事、それも蹴りで殺してしまった事には罪悪感を強く感じているのだが。
「…今更、1人殺したくらいで…!…怖気付いてる暇なんて、ない…罪を背負ってでも、私は…私は!!」
罪悪感で立ち止まりそうになるも、今更止まるわけには行かないと、自分に言い聞かせアリカは青年の持っていた剣とバッグを回収する。
(…止まったら、止まってしまったら私は何のために…何のためにキミを…!!)
外見だけは自分よりよっぽど年上のカッコいいお兄さんって感じなのに、実年齢は自分よりも下で、自分の存在意義に付いてずっと悩み思い詰めてた事に気付けず、知らない間に追い込んでしまっていた少年。
そして最期は暴走した末…アリカ自身の手で殺し止める事しか出来ず、自分なんて生まれてこなければよかったとすら言い放つも、最期にはやり直せるなら友達になりたいと彼女に言い遺し散った男の子、如月優真。
そして最期は暴走した末…アリカ自身の手で殺し止める事しか出来ず、自分なんて生まれてこなければよかったとすら言い放つも、最期にはやり直せるなら友達になりたいと彼女に言い遺し散った男の子、如月優真。
(私はもうとっくに友達だと、仲間だと思ってたんだよ…いや、それ以上に……キミの事が、好きだった。気付いた時にはもう…何もかも手遅れだったけど)
「……今の私をキミが見たら、否定しに来るんだろうなぁ…」
つい内心を、まるで願望かのように口に出しながらも、アリカは先に進む事を決める。
罪を背負って突き進もうとするその先は地獄だと知りながら、それでも少女は歩みを止めない。
なまじ年相応よりも聡いが故に、一度でもそれを止めてしまえば──進めなくなって崩れ落ちて、何もかもが無意味になってしまうと、そう悟ってしまっているから。
罪を背負って突き進もうとするその先は地獄だと知りながら、それでも少女は歩みを止めない。
なまじ年相応よりも聡いが故に、一度でもそれを止めてしまえば──進めなくなって崩れ落ちて、何もかもが無意味になってしまうと、そう悟ってしまっているから。
【アリカ(ノーティスタイルA♀)@セブンスドラゴンⅢ code:VFD】
[身体]:菜花黄名子@イナズマイレブンGOシリーズ
[状態]:健康、焦り、罪悪感、情緒不安定気味
[装備]:ファイズエッジ@仮面ライダー555、ファイズギア@仮面ライダーディケイド、ファイズアクセル@仮面ライダー555
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1、センパイの基本支給品とランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:優勝して犠牲者を蘇らせ、身体を返した後で元の世界へ帰る
1:周辺を探しながら名簿を待つ。
2:参加者がいたら殺しに行く。立ち止まるわけには行かないから…。
3:罪は全部背負う、優勝出来たら生き返らせる。
4:月が落ちる前に決着を付けないと…。
5:…もし、みんなが巻き込まれてたら……ごめん、それでも容赦は出来ない。
6:どうやって、主催側に勝てって云うの?他に手段なんて…!
[備考]
※参戦時期はChapter6 此ノ花、咲ク刻/Time has Comeにて、シン・ドラゴンクロニクルにより宇宙と統合される寸前からです。
※ミオの遺体を目撃しています。
※職業が何なのかや、スキルをどれだけ習得しているか、また転身を行ってるかは採用された場合後続にお任せします。
※台詞や一人称などは、女性のボイスタイプGを参考にしています。
※アリカという名前は、公式サイトや動画でのノーティスタイルA♀の名前から来ています。
※肉体の参戦時期がいつなのか、またゲーム版とアニメ版どちら順序にするか等は後続にお任せします。
[身体]:菜花黄名子@イナズマイレブンGOシリーズ
[状態]:健康、焦り、罪悪感、情緒不安定気味
[装備]:ファイズエッジ@仮面ライダー555、ファイズギア@仮面ライダーディケイド、ファイズアクセル@仮面ライダー555
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1、センパイの基本支給品とランダム支給品0〜2
[思考・状況]基本方針:優勝して犠牲者を蘇らせ、身体を返した後で元の世界へ帰る
1:周辺を探しながら名簿を待つ。
2:参加者がいたら殺しに行く。立ち止まるわけには行かないから…。
3:罪は全部背負う、優勝出来たら生き返らせる。
4:月が落ちる前に決着を付けないと…。
5:…もし、みんなが巻き込まれてたら……ごめん、それでも容赦は出来ない。
6:どうやって、主催側に勝てって云うの?他に手段なんて…!
[備考]
※参戦時期はChapter6 此ノ花、咲ク刻/Time has Comeにて、シン・ドラゴンクロニクルにより宇宙と統合される寸前からです。
※ミオの遺体を目撃しています。
※職業が何なのかや、スキルをどれだけ習得しているか、また転身を行ってるかは採用された場合後続にお任せします。
※台詞や一人称などは、女性のボイスタイプGを参考にしています。
※アリカという名前は、公式サイトや動画でのノーティスタイルA♀の名前から来ています。
※肉体の参戦時期がいつなのか、またゲーム版とアニメ版どちら順序にするか等は後続にお任せします。
【ファイズギア@仮面ライダーディケイド】
仮面ライダーファイズへと変身させるアイテム一式。一個のアイテム扱い。
中身はファイズドライバーと光線銃にもなるファイズフォン、クリムゾンスマッシュを放つ際に必要になるファイズポインター、グランインパクトを放つ際に必要になるファイズショットが入っている。
原作では普通の人間には変身できず、進化した人類であるオルフェノクやその記号を埋め込まれた人間のみが変身出来たが、今ロワでは普通の人間でも変身可能。
なおこれはファイズの世界にて尾上タクミが用いていた物である。
仮面ライダーファイズへと変身させるアイテム一式。一個のアイテム扱い。
中身はファイズドライバーと光線銃にもなるファイズフォン、クリムゾンスマッシュを放つ際に必要になるファイズポインター、グランインパクトを放つ際に必要になるファイズショットが入っている。
原作では普通の人間には変身できず、進化した人類であるオルフェノクやその記号を埋め込まれた人間のみが変身出来たが、今ロワでは普通の人間でも変身可能。
なおこれはファイズの世界にて尾上タクミが用いていた物である。
【ファイズエッジ@仮面ライダー555】
仮面ライダーファイズが使う誘導棒に似た形の剣。ミッションメモリーバイクであるオートバジンの左ハンドル部分に普段は装着されていて、ファイズフォンにセットされているミッションメモリーを装填する事で剣として用いることが可能だが、主催の手により単体でも剣として振るう事は可能にされている。
これを持ったままエクシードチャージを行うと必殺技のスパークルカットを放つ事が出来る。
仮面ライダーファイズが使う誘導棒に似た形の剣。ミッションメモリーバイクであるオートバジンの左ハンドル部分に普段は装着されていて、ファイズフォンにセットされているミッションメモリーを装填する事で剣として用いることが可能だが、主催の手により単体でも剣として振るう事は可能にされている。
これを持ったままエクシードチャージを行うと必殺技のスパークルカットを放つ事が出来る。
【ファイズアクセル@仮面ライダー555】
ファイズの強化アイテム。ウォッチ型をしている。
メモリースロットにあるアクセルメモリーをファイズドライバーに挿入する事でファイズをアクセルフォームへと変身させる事が可能。
スタータースイッチを押すと、10秒間のみ通常の千倍の速度で移動可能になるアクセルモードが発動する。
10秒間を超えると同時に強制解除され、通常のファイズへと戻される。
主催の手により、アクセルフォームに一度変身すると次に変身するまで時間を置く必要があるよう制限されています。どれくらい置く必要があるかは後続にお任せします。
ファイズの強化アイテム。ウォッチ型をしている。
メモリースロットにあるアクセルメモリーをファイズドライバーに挿入する事でファイズをアクセルフォームへと変身させる事が可能。
スタータースイッチを押すと、10秒間のみ通常の千倍の速度で移動可能になるアクセルモードが発動する。
10秒間を超えると同時に強制解除され、通常のファイズへと戻される。
主催の手により、アクセルフォームに一度変身すると次に変身するまで時間を置く必要があるよう制限されています。どれくらい置く必要があるかは後続にお任せします。
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