ハイラルという王国に、オコバという女性がいた。
彼女は、花がとても好きな人物だった。
歴史的にも重要そうで、何か役割がありそうな祠の周りに、勝手に花畑を作ってしまうほどに。
そして、その花を何度も踏みつけるような人は、絶対に許さないほどに。
それ故に、祠に用事のある"英傑"とは、トラブルを起こすこともあった。
彼女は、花がとても好きな人物だった。
歴史的にも重要そうで、何か役割がありそうな祠の周りに、勝手に花畑を作ってしまうほどに。
そして、その花を何度も踏みつけるような人は、絶対に許さないほどに。
それ故に、祠に用事のある"英傑"とは、トラブルを起こすこともあった。
◇
そんな彼女は今、この殺し合いの舞台にいた。
そして、とても大きな恐怖を感じさせられることになった。
そして、とても大きな恐怖を感じさせられることになった。
殺し合いに巻き込まれたから…と言うと、少し違うかもしれない。
最初の説明でいきなり知らない女に殺し合えと言われた時は夢の中にいるようで、現実であるという感覚が無かった。
状況をいまいち理解しきれなかった。
最初の説明でいきなり知らない女に殺し合えと言われた時は夢の中にいるようで、現実であるという感覚が無かった。
状況をいまいち理解しきれなかった。
また、後で現れた子供に関しては、被っていた仮面に見覚えがあるようなないような気がした。
その仮面を見た時、何故だか怒りの感情を少し抱いた。
おそらくは、過去にオコバの花畑を踏んだ人物の中に同じ仮面を被っていた者がいたのかもしれない。
その仮面を見た時、何故だか怒りの感情を少し抱いた。
おそらくは、過去にオコバの花畑を踏んだ人物の中に同じ仮面を被っていた者がいたのかもしれない。
明確に恐怖を感じ始めたのは、空を見た時だ。
彼女もまた、夜空に浮かぶ人面月を見た。
これこそが、先ほど夢の中で女が説明した三日後に落ちてくる月であることを察した。
元から魔物が存在する世界に住んでいた彼女は、あの恐ろしい顔の月が落ちてくるというのは本当のことなのではと感じた。
彼女もまた、夜空に浮かぶ人面月を見た。
これこそが、先ほど夢の中で女が説明した三日後に落ちてくる月であることを察した。
元から魔物が存在する世界に住んでいた彼女は、あの恐ろしい顔の月が落ちてくるというのは本当のことなのではと感じた。
しかし、彼女に本当の意味で大いなる恐怖を与えたのは、その月というわけではなかった。
目が覚めてからしばらくして、意識がはっきりしてきた彼女は、まず自分の体躯が本来のものよりも大きいものであることに気付く。
自分の右腕を見てみると、肌は白く、黒い線が入っていることに気付く。
ちなみに、左腕の方は何故か布に覆われていた。
自分の右腕を見てみると、肌は白く、黒い線が入っていることに気付く。
ちなみに、左腕の方は何故か布に覆われていた。
オコバは恐る恐る、近くにあった自分のデイパックに手を伸ばし、中を探って手鏡を取り出す。
鏡を覗き込み、今の自分の顔を確認する。
鏡を覗き込み、今の自分の顔を確認する。
『きゃあああぁーっ!!?』
そこに映ったのは、両目があるはずの部分から木の枝が飛び出たかのような容姿をした、怪物の姿だった。
今のオコバは、人が森を畏怖する感情から生まれた特級呪霊、花御の姿をしていた。
『何よこれぇ!?』
オコバが恐怖したのは、今の自分の姿であった。
彼女は、魔物に対しては普通に恐怖を抱く。
それこそ、逃げるために大切にしているはずの花畑を自分で踏みつけてしまうほどに。 ※なお、通常プレイではその姿を見ることはできない。
それこそ、逃げるために大切にしているはずの花畑を自分で踏みつけてしまうほどに。 ※なお、通常プレイではその姿を見ることはできない。
そんな怪物に、彼女自身がなってしまっていた。
その事実を、受け入れられなかった。
直接的な音ではなく、無意識のテレパシーのような形ではあったが、彼女は悲鳴を上げた。
その事実を、受け入れられなかった。
直接的な音ではなく、無意識のテレパシーのような形ではあったが、彼女は悲鳴を上げた。
どれだけ嘆いても現状は変わらない。
けれども彼女は、この場ではただただ混乱し、恐怖することしかできなかった。
オコバは手鏡を放り投げ、どこに向かうのかも考えないまま逃げるよう駆けだした。
けれども彼女は、この場ではただただ混乱し、恐怖することしかできなかった。
オコバは手鏡を放り投げ、どこに向かうのかも考えないまま逃げるよう駆けだした。
はたしてこれは、自分勝手な理屈で人を傷つけるようなことをしていた彼女に対する、呪いだろうか。
【オコバ@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】
[身体]:花御@呪術廻戦
[状態]:恐怖、混乱
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:現状を受け入れられない
1:何で私がこんな目に…私はただ、お花が大好きなだけなのに!
[備考]
※手鏡を失いました。
[身体]:花御@呪術廻戦
[状態]:恐怖、混乱
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:現状を受け入れられない
1:何で私がこんな目に…私はただ、お花が大好きなだけなのに!
[備考]
※手鏡を失いました。
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