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シン・チェンジロワイアル@ ウィキ

変・身

最終更新:2023年07月22日 12:36

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だれでも歓迎! 編集
「な、なんでさ……なんで、なんで……なんでやねん……」


とある民家の一室で、ブロンドの髪の少女が手鏡で自らの姿を見てわなわなと身体を震わせていた。
無論、少女とは言ってもそれはあくまで肉体、外見上の話。
この殺し合いのルール上、肉体に宿っている精神は全くの別人であることは言うまでもないことだ。


「女の子の身体じゃないか……!?しかもこれ、車椅子だよな?
さっきから足の感覚が全然なくて動かせないし、きっとこの子は歩けないんだな……。
あの野郎、何が殺し合いだ……!こんな身体でどうしろって言うんだよ……!?」


車椅子の少女、ナナリー・ランペルージの肉体に宿った人格の名は衛宮士郎。
数週間前に起きた聖杯戦争を潜り抜けた魔術師、あるいは魔術使いである男子高校生であり、今はこの殺し合いの参加者の一人だ。


誰に言われるまでもなく、士郎はこの殺し合いに乗るつもりはなかった。
唐突に巻き込まれた自分と同じような境遇の参加者がいれば積極的に助けようとも考えていた。
だが、恐ろしく非力で車椅子がなければ移動もままならないような少女の身体で一体誰を救えると言うのだろう?


「―――投影、開始(トレース・オン)。…………やっぱりダメ、か」


念のため、魔術を行使しようと試みたが魔術回路が励起する感覚が一切ない。
魔術回路が一切ない肉体なのだから当然だ。仮に投影を使えたところで、少女の細腕では剣を持つことすらできなかっただろうが。


仕方ないので床に置かれていたデイパックを苦労しながら持ち上げ、近くのテーブルに置いてタブレットを見ることにした。
学校のパソコンの授業でも見たことのないタブレットの操作にやや手こずったものの、説明書のおかげでそう時間をかけずに扱えるようになった。
真っ先に確認したのは今の士郎の身体になっている少女のプロフィールだった。


「……苦労してるんだな、この子。でも良い兄貴がいるみたいだ」


神聖ブリタニア帝国なる国の皇女ながら、母親の暗殺事件で目と足が不自由になり、日本に外交カードとして送られた挙句日本とブリタニアが開戦。
終戦後は後援貴族のアッシュフォード家に身を寄せて兄のルルーシュやメイドで日本人の咲世子と暮らしている女子中学生。
ブリタニアという聞き慣れない国や日本が侵略されたという荒唐無稽な内容の真偽は不明だが、今はそういうものと受け入れるしかない。


「しかし目が見えないって書いてあるけど普通に見えるんだよな……。目の方は心因性ってことだから、別人の俺には関係ないってことなのか?」


プロフィールによると目と足の障害はそれぞれ原因が異なるらしく、目の方はトラウマによるもので足の方は物理的なダメージによるものらしい。
であれば衛宮士郎がナナリーの身体に入っていることで目が普通に見えているのはおかしくはないのだろう。
というかただでさえ歩けないという特大のハンデを抱えているというのに盲目まで加わっていたらそれこそどうしようもないところだった。


「さて、どうしたもんかな……」


自分の身体について一通り把握できたところで考えるべきは今後の立ち回りだ。
仲間を募るにせよ、主催者の情報を集めるにせよ他の参加者との接触が欠かせないが、自衛はおろか逃げることすら覚束ないこの身体では相当のリスクを伴う。
思案に耽っていると、遠くの方から爆音のような音が聞こえてきた。


「誰か戦ってるのか?でも音は遠い、外の様子を見るだけなら……」


彼女と出会った、聖杯戦争に巻き込まれた日の夜を思い出す。
あの日も物音が気になって校庭を見に行って、ランサーに見つかった。
今の士郎には聖杯戦争を共に駆け抜けた剣の英霊も居らず、令呪の兆しも、魔術回路も、それどころか五体満足な身体すらない。


それでも、いつまでも開始地点であるこの民家に隠れ潜んでいることもできない。
誰かが襲われている可能性があるのなら、何かをしなければならない。出来ることなら救いたい。
この身は誰かを救うために在らねばならないという衝動が、自分の精神が宿った少女の身体を傷つけてはならないという理性を上回る。
決意とも焦燥が綯い交ぜになった感情を抱え、慣れない車椅子を動かしながら外へ出た。


「……何だよあの月」




空を見上げると人の顔がついたような月が、鬼の如き形相で地上を睨みつけていた。
あんなものが三日後に落下してくるのか?戦慄するが、今はどうすることもできない。


「音がしたのは確かこっちのはず……アレ、か?」


夜の上に距離があって見えづらいが、遠くで黒煙が立ち昇っている様が見える。
その周辺には破壊された建造物らしきもの、そして、遠目にも僅かに視認できる一体のヒトガタだった。
けれど、有り得ないことにそのヒトガタはどう見ても普通の人間の大きさを逸脱していた。
士郎が隠れるべきか逡巡した一瞬、その間にそいつは不気味な月が浮かぶ空へと大きく跳躍し、士郎がいる民家群の近くに着地した。


「なっ!?何だよ、アレは……!?」


それは全長四メートルほどの、人型のロボットとしか言い表せない存在だった。
白と黄色を基調としたボディに兜を模したような頭部、両脇には剣を収納しており、右手には物々しい銃器を手にしていた。
ロボットの胸部から赤く発光するセンサーのようなものが飛び出したかと思うと、数秒後には士郎へと振り向いた。


(ヤバい!見つかった!)
『汚え人間は滅びろ!!!』


恐らく外部スピーカーのようなものを使ったのだろう、男性の声で周辺全体に響き渡るような罵声が流れる。
士郎を見つけたロボットは迷うことなく右手に持った銃を突きつける。間違いなく殺し合いに乗った参加者だ。
たった一人の人間に向けるにはあまりに大きな銃口、如何なる弾丸が放たれるにせよ衛宮士郎を殺すには十分すぎる殺傷力を有しているに違いない。



―――終わるのか?こんなところで。
わけもわからず聖杯戦争とも異なる殺し合いに放り込まれ、他人の身体に入れ替えられ、挙句何一つ為せないまま、誰も救えないまま死ぬのか?
この手はまだ誰も救えていないのに―――?


「ふざけるな、俺は……!」


突きつけられた銃口を前にして、いつかの夜と同じ言葉が口をついて出た。
けれど、彼女と出会ったあの夜とは何もかもが違いすぎる。
衛宮士郎の精神が宿った少女の身体は魔術師のそれでなく、令呪もそれに代わる武器もない。
だから、あの夜のような奇跡は起きない。







「アクセース、フラーッシュ!!!」





この状況を見かねた、第三者の介入がない限りは。










◆








響裕太にはわからない。
この異様な状況で自分に何ができるのか全くわからない。
人同士の殺し合い。怪獣や怪獣を操る黒幕との戦いとは全く違う、明確に誰かの生命を奪う可能性の高い状況だ。
この場に内海や六花、新世紀中学生やアンチ、蓬たちがいるかどうかもわからない。同時に誰も巻き込まれていないでほしいと願う気持ちもある。
何より、ここにはジャンクもなく、グリッドマンがいない。
グリッドマンとアクセスフラッシュできない裕太に果たしてどれほどのことができるのか?


代わりと呼べる力はないわけではない。
アスミ・カナタ。裕太の精神が入れられたこの身体の持ち主はウルトラマンデッカーというグリッドマンに近しい巨人に変身して怪獣と戦っていたのだという。
ウルトラマンと言えばしょっちゅう内海が口に出していたが、デッカーなんて名前は聞かなかった気がする。
そんなウルトラマンデッカーに変身するためのデバイス、ウルトラDフラッシャーが裕太には支給されていた。
しかし強い光を持つ者でなければ変身する資格がない、と説明書には書かれていた。自分がそうであるという確信など持てるわけもない。


何もわからずどう動くべきか決めあぐねていると、遠くから大きな物音が聞こえた。
何事かと音のした方へ動くと、夜の闇の中でもわかるほど大きな人型ロボットが車椅子らしきものに乗った誰かに銃を向けている光景が見えた。
駆け出した。僅かの逡巡すらもなく、ロボットに狙われた誰かを守りたい一心で飛び出していた。




―――俺に何ができるかなんてわからない。だけど、今、俺がやらなきゃいけないんだ!


その時、アスミ・カナタの肉体に対してではなく、響裕太の精神に呼応してデイパックに入れていたはずのDフラッシャーが右手に握られていた。
直感的にやるべきことを理解し、同時に腰に装備されていたカードホルダーから一枚のカードを取り出し、Dフラッシャーに装填した。


『Ultra Dimension!』


「アクセース、フラーッシュ!!!」


咄嗟に叫んだ掛け声は、きっと本来の変身者であるアスミ・カナタとは違うのだろう。
それでもDフラッシャーは確かに裕太の叫びに応えてくれた。


『Ultraman Decker! Flash Type!』










◆












覚悟していた痛みや衝撃は、何時になっても訪れることはなかった。
あの大口径の銃で撃たれたのだ、もしや自分は痛みを感じることもなく死んだのか?
衛宮士郎が恐る恐る目を開けると、どう見ても人間ではない、仮面のような顔が視界に映った。


「だ、誰!?というか、何だ!?」


驚きのあまり身じろぎして、自分が目の前の存在に抱き上げられている、もっと言えばお姫様抱っこをされていることに気づいた。
乗っていた車椅子は見事にバラバラに砕け散っており、目の前の謎の存在が助けてくれたことだけは理解できた。
だが(精神的には)男がお姫様抱っこをされているという情けなさに思わず赤面してしまう。


「デヤッ!?」(この子が無事なのは良いけど、何これ!?小っさ!等身大じゃん!)


「あー、その、もしもし?日本語、わかりますか?」


「デヤッ!……デヤッ!?」(う、うん!大丈夫!……ってあれ!?喋れてない!?グリッドマンと融合するのとは違うのか!)


一方で士郎から見れば謎の存在、ウルトラマンデッカーに変身した響裕太は変身後の姿が異様に小さく、まともに会話できないことに戸惑っていた。
本来50メートル級の巨体を誇るウルトラマンだが、この場においては変身時の体躯に大幅な制限が設けられ、等身大サイズにしかなれなくなっている。
それにグリッドマンが主体となって身体を動かしていた時とは違い、裕太の意識がダイレクトに動きに反映されるため、危うく士郎を手放してしまいそうになった。
地面に落ちそうになったことなど気にも留めず、士郎が青ざめた顔で前方を指差した。


「前見ろ!来るぞ!」


第七世代KMF(ナイトメアフレーム)、嚮導兵器Z-01ランスロット。
それが今、デッカーに変身した裕太の前に立ちはだかる機動兵器だ。
その鋼の手に持つのは可変弾薬反発衝撃砲、ヴァリス。KMFの装甲を一撃で破壊する威力を誇る、人間に向けるには過剰すぎるほどの装備である。
ヴァリスの銃口から人体を軽く消滅させるほどの威力の弾丸が次々と放たれ、周囲に破壊を齎していく。
デッカーは両腕で士郎を抱えながら、時には単純な跳躍で、時には物理法則を無視した飛行で躱していくが余裕はない。
余裕を持って回避しなければヴァリスの余波だけでも士郎を傷つけかねないからだ。


(このままじゃ躱しきれない!だったら!)


士郎を抱えたままでは戦えないが、間違っても撃たせるわけにもいかない。
ならば方法は一つ。七度目の跳躍の後、士郎を優しく地面に降ろした。
隙だらけの背中を見逃すはずもなく、ランスロットからヴァリスが放たれる。
轟音、衝撃。デッカーは両腕を広げて、背中で士郎を庇いながらヴァリスを受け止めた。




「お、おい!よせ!俺のことはいいから!」


「デヤッ!」(そんなわけにいかないだろ!)


決して勝算のない行動ではなかった。
ウルトラマンデッカーがグリッドマンに近しい巨人なら、ダウンサイジングされていようと相当の力を持っているはず。
事実、デッカーの背中は無防備にヴァリスの直撃を受けたにも関わらず傷一つついてはいない。
さすがに痛みや衝撃はあるが、耐えられないようなものではない。
デッカーは素早く振り向くと、次々と撃ち込まれるヴァリスを腕を振るって弾き飛ばしていく。


想定外のデッカーの戦闘能力にランスロットは動揺したような挙動を見せるが、気を取り直して両腕でヴァリスを構えるとともに砲身が伸びていく。
ヴァリスのフルパワーモードで一気に二人とも仕留める算段だ。
デッカーもまた最大火力の攻撃が来ることを察し、両腕にエネルギーを集中していく。


『人間を守るやつも滅びろ!!!願いはヒューマギアの俺が叶えてやる!!!』


「デヤァッ!」(そんなことさせるか!)


可視化されるほどの紫電を纏った砲身から、それまでのものとは段違いの威力を有する弾丸が放たれた。
最大出力のヴァリスは超人的な力を持つ参加者であっても一撃で粉砕し得る威力を有している。
対するデッカーは両腕で十字を形成し、必殺技・セルジェンド光線を放った。
等身大にまでダウンサイジングされているとはいえ、セルジェンド光線は本来巨大怪獣を一撃で撃破するほどの絶大な威力を有している。
あくまで人間同士の戦争に用いられる機動兵器であるランスロットのヴァリスを一瞬の拮抗すらなく打ち破り、殆ど減衰せずランスロット本体へと突き刺さる。


『なっ、がああああああああ!!!!』


ランスロットを操縦していた参加者、MCチェケラの断末魔が外部スピーカーを通して響き渡る。
彼は政治家と企業の腐敗に激怒し、汚い人類を殲滅することを願い殺し合いに乗った。
滅亡迅雷.netの一人、雷のボディに入れられたチェケラは支給品のフォースライザーとドードーゼツメライズキーで仮面ライダー雷に変身。
同じく支給されていた機動兵器のランスロットに乗り込み、参加者の、人類の殲滅に乗り出していた。


けれど、その終わりはあまりにも早く、呆気なく訪れた。
セルジェンド光線は瞬く間にランスロットの装甲を融解させ、脱出ブロックが装備されていないコックピットへと達する。
ランスロットにはある程度の威力の攻撃を防ぐシールドであるブレイズルミナスが装備されていたが、仮にそれを構える暇があったとしても結果は何も変わらなかっただろう。
KMFの防御システムでは防ぎようのない光の奔流がコックピットを、中にいる仮面ライダー雷ごと貫き、ランスロットはチェケラの憎悪とともに盛大に爆発四散した。


【MCチェケラ@仮面ライダーゼロワン(身体:雷@仮面ライダーゼロワン) 死亡】








◆









「終わった……のか?」


まるで子供の頃にテレビで見たヒーロー番組のような光景だった。
神話の再現たる聖杯戦争とは種類の違う戦い。これが魘夢が仕掛けたゲームにおける戦いなのか。
白兜のロボットを葬り去った謎の戦士、あれも参加者ということなのだろう。
足が動かないこともあり、見ているしかできなかった士郎へと戦士がゆっくりと振り向く。
戦士は無言だったが、「もう大丈夫」と言わんばかりに悠然とした佇まいであった。


有り得ざる月の下、士郎を見下ろす戦士の姿がある。
何故だか彼女と出会った聖杯戦争の夜を思い出す。姿も、地上を照らす月のカタチさえ違うというのに。
戦士が光に包まれると、どこかの制服、あるいは軍服のような出で立ちの青年に姿が変わった。


「君、平気?……って、見た目が女の子でも中身は違うかもしれないんだっけか」


「あ、ああ。俺は衛宮士郎。高校二年生で、あと男です」




いや、あの時とは姿が違うのは自分もだったか。
ナナリーという少女の身体に入れられて多少の時間が経ったが、自分の口から可愛らしい少女の声が出る感覚は当分慣れそうにもない。


「そうなの!?同い年じゃん!……あっ、俺は響裕太です。同じく高校二年の男子。
さっき遠目に車椅子に乗ってるのが見えたんだけど、もしかしてその子の身体って……」


「ああ、見ての通り歩けない。足が麻痺してて丸っきり動かないんだよ」


「そんなに酷いの?……わかった、俺が安全な場所まで荷物と一緒に背負っていくよ!
お互いの情報交換だって安全なところまで行かないとできないだろうしさ」


屈託のない笑顔で手を差し伸べる裕太の手を取るべきなのはわかる。
自力では歩けもしない少女の身体に精神を入れられ、乗っていた車椅子も壊れた以上このままでは文字通り座して死を待つだけ。
この身は誰かの好意に甘えなければ生きていくことさえ不可能。論理的にはそうだとわかっている。
だというのに、胸の奥から剣が生えてきたかのように心がチクチクと痛み、軋む。衛宮士郎が目指す生き方の正反対のことしかできない現実がもどかしい。
おずおずと差し出そうとして、止まった手を裕太が掴んだ。


「あっ、いや、俺は……。大体、俺ごと荷物もまとめて運ぶなんて、いくら何でも無茶なんじゃないのか?」


「それなら大丈夫だと思う。この人の身体、すごい鍛えてるみたいで滅茶苦茶動けるしガッシリしてるのに軽いんだ。
まあ普段の俺なら無理だと思うけど……。よく童顔とか言われるし、背だってその子と同じぐらいしかないし……」


そうして裕太の勢いに押されるがまま、背負われることになってしまった。
幸いにも士郎が初期配置されていた民家は損壊こそしていたがデイパックに損傷はなく、中身を裕太のデイパックに移し替えて移動することになった。
驚くべきことにデイパックは質量保存の法則を完全に無視した作りになっており、中身を移し替えても重さがまるで変わらなかった。
この便利な特性を鑑みて、空になった士郎のデイパックも荷物を分割保持する場合や裕太のデイパックが壊れた場合に備えて入れておくことにした。


「なあ響、本当に大丈夫か?」


「う、うん!今のとこ平気!本当に疲れたら一旦降ろすからき、気にしないで!あと裕太でいいから!」
(ヤバい!女の子の匂いがする!いやいやいや、普通に同年代の男同士なんだから意識なんてする必要ないでしょ!
六花だってきっとわかってくれるって!多分、きっと、恐らく……!)


『ふーん、響君って華奢で中身が男子な子が好きなんだ』
軽蔑の眼差しでそんなことを言う六花を幻視したがきっと気のせいだと自分に言い聞かせる。
肉体の性別の違いにドギマギしている場合ではないとわかっているのに心のGコールが止まらない。
背中に当たる柔らかな感触を努めて気にしないようにしながら移動する響裕太の苦行は始まったばかりだった。


【衛宮士郎@Fate staynight】
[身体]:ナナリー・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ
[状態]:下半身不随・自力歩行不可能(デフォルト)、裕太に背負われている、精神的苦痛(小)
[装備]:
[道具]:
[思考・状況]基本方針:正義の味方として殺し合いを止める。止めたいが……
1:裕太と安全な場所に移動して情報交換をする。
2:こんな身体でどうすればいいんだよ……。
[備考]
※Fateルート終了後からの参戦です。
※ナナリーのプロフィールの経歴欄の情報はTVアニメ一期時点でナナリーが知り得る範囲です。
※士郎の精神が入っているためナナリーがシャルルから受けたギアスは機能していません。
これにより問題なく目が見えていますが、代わりに皮膚感覚の鋭さが低下しています。
※乗っていた車椅子は破壊されました。


【響裕太@グリッドマンユニバース】
[身体]:アスミ・カナタ@ウルトラマンデッカー
[状態]:疲労(中)、ダメージ(微)、緊張、士郎を背負っている
[装備]:ウルトラDフラッシャー&カードホルダー@ウルトラマンデッカー
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~4
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らずに俺に出来ることをする。
0:当たってる……!?いや、気のせい気のせい!
1:士郎を連れて安全な場所まで移動してから情報交換をする。
2:六花や内海たちが巻き込まれていないか気になる。
3:さっき倒した参加者のことは……。
[備考]
※本編終了後からの参戦です。
※肉体側(アスミ・カナタ)の参戦時期はダイナミックタイプを会得してから変身能力を失うまでの間です。

※MCチェケラの支給品は全て完全に消滅しました。


【ウルトラDフラッシャー&カードホルダー】
ウルトラマンデッカーに変身する変身ブレス。響裕太に支給された。
カードホルダーから取り出したカードをDフラッシャーに装填することで変身する。
強い光を宿す、選ばれた者にしか変身できないため悪人がこのアイテムを奪取しても変身することはできない。
制限により等身大サイズにしか変身できず、スペックも殺し合いを破綻させない程度に制限されている。
また怪獣カードは予め主催者によりカードホルダーから抜かれている。


【滅亡迅雷フォースライザー&ドードーゼツメライズキー@仮面ライダーゼロワン】
主に滅亡迅雷.netに所属する仮面ライダーが使う変身ベルトとキー。MCチェケラに支給された。
ドードーゼツメライズキーとの組み合わせで仮面ライダー雷に変身する。
フォースライザー自体の特徴として同作品に登場する他のライダーシステムと比べ攻撃力と機動性に特化しており防御力に劣る。


【ランスロット@コードギアス 反逆のルルーシュ】
ブリタニア軍特別派遣嚮導技術部が開発した第七世代KMF。MCチェケラに支給された。
ユグドラシルドライブをはじめとした当時最新の技術が惜しみなく使われており、火力・防御力・機動性全てにおいて第五世代までのKMFを遥かに上回る。
主な武装としてスラッシュハーケン、MVS、ヴァリスを搭載し、光学シールドであるブレイズルミナスを展開することもできる。


【ナナリーの車椅子@コードギアス 反逆のルルーシュ】
作中でナナリーが使用している車椅子。衛宮士郎の支給品扱い。

181:兄と姉 投下順に読む 183:Unwelcome Battle Royal

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 ・【第一回放送までのSS】

登場話

  • 【登場話候補作01~50】
  • 【登場話候補作51~100】
  • 【登場話候補作101~150】
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  • 【登場話候補作201~】
  • 【登場話候補作(採用)】

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資料

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 ・タイトル元ネタ(候補作201~)
 ・タイトル元ネタ【0~50】

関連リンク

  • 俺ロワ・トキワ荘:http://jbbs.shitaraba.net/otaku/12648/
  • 本スレ①:http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1682166078/l30
  • 本スレ②:https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12648/1690106524/l30
  • したらば掲示板:https://jbbs.shitaraba.net/otaku/18420/
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