この場に降りてからの身体の違和感。
長い髪が身体に触れる感覚、普段絶対に履かないスカートの違和感、声も自分らしからぬ高めの声。
何より、胸元にある確かな重量感。
長い髪が身体に触れる感覚、普段絶対に履かないスカートの違和感、声も自分らしからぬ高めの声。
何より、胸元にある確かな重量感。
「う~~~あ~~~っ」
高校生活を送る青年デンジにとってそれは違和感どころでは済まない事態であった。異性の胸を触る経験なんて、かつての同居人の偽乳をカウントしようともたったの一回。それ故目の前どころかもはやゼロ距離にある胸を触ってみたくて仕方がない。
「オレんだよな!?今は!オレん胸を触るだけだよな!?」
しかしやはり本人の許可を取っていない以上かなりの躊躇いが生まれてしまう。その許可もとれない為これは仕方ないことだと言わんばかりに何者かに確認を叫ぶ。
「触っちまうぜ~!良いのかああ~~っあああ~~~」
転送され身体の確認をした瞬間からデンジはずっとこの様子である。デンジに与えられた身体は頭に浮かぶ輪っかだとか背中の羽だとかもっと気になる場所もある筈だが異性の胸の魔力というものに囚われてしまってはデンジの精神力じゃ抜け出すことはできなかった。
しかしいつまでもそうしてはいられない。
しかしいつまでもそうしてはいられない。
「くふふ、面白~!触っちゃえ触っちゃえ!」
「応!!……おあ?」
「応!!……おあ?」
背中越しに聞こえた声。かけられた言葉そのものはデンジが求めていたそれであったが、それどころではない問題が今生じたのだ。
デンジは脳に浮かんだものを確認をするように背後を振り向く。
デンジは脳に浮かんだものを確認をするように背後を振り向く。
「…………レ、ゼぇ?」
そこに居た存在は、脳に浮かんだ人物と完全に一致した。忘れたくとも忘れられない、ひと夏の恋の記憶。少女、そして爆弾の悪魔、レゼが姿形変わらずそこに立っていた。
「あ、もしかして身体の子と知り合いだった?」
しかしそれを訂正するよう、記憶の中のレゼにはあまり似合わない可憐な動作を彼女は魅せる。
「でもごめんね!今この身体に居るのはムツキちゃんでした!」
呆気にとられたデンジの前にいつの間にか移動していた『ムツキちゃん』はそう言い悪戯に両指を頬に当てた。
◇◇◇
「レゼん身体がある以上、結構ワケわかんねえことになってんのか」
記憶の中のレゼと目の前の彼女をなんとか切り離し、デンジは座り込み考える。レゼは自らと似たような性質の存在、それをわざわざ捕まえて他人の身体に入れ換えるのは至難の技だろう。そもそも自分だってチェンソーマン。世間の風潮からするとたまたま誘拐した学生がチェンソーマンならば殺し合いなんてさせてる場合じゃないほどには大騒ぎになる筈だ。しかしそんな騒ぎが起きることもなく他人の身体へと入れ換えられてしまっている。
「それを言うとこっちもなんだけどー、その身体さ、結構ヤバい人のものなの」
その隣にムツキちゃんこと浅黄ムツキも座り込んだ。互いに名前の交換をした後はムツキが色々と身体のことについて聞いてきたのだ。デンジも自身に特に損はないと考えレゼの変身能力等を伝えた。
「んあ?」
「トリニティ最強の兵器、剣先ツルギ。最初見かけた時は私もビックリしちゃったよ」
「トリニティー?」
「あー、レゼちゃんのプロフィール読むにデンジくんもキヴォトスの外の人だよね、ごめんごめん」
「きぼと……なんだ?」
「ま、剣先ツルギはとにかく強い人」
「トリニティ最強の兵器、剣先ツルギ。最初見かけた時は私もビックリしちゃったよ」
「トリニティー?」
「あー、レゼちゃんのプロフィール読むにデンジくんもキヴォトスの外の人だよね、ごめんごめん」
「きぼと……なんだ?」
「ま、剣先ツルギはとにかく強い人」
そしてムツキはデンジの肉体についても知ってる限りを伝える。トリニティ学園正義実現委員会の剣先ツルギ。別学園のムツキでも知っている程には有名な人物であり、何より化け物と形容するしかないフィジカルから彼女を知る大抵の人間は姿を見かけるだけで倒れてしまう程。
そんな人物の身体がここにあることも、ムツキからして異常事態でしかなかった。
そんな人物の身体がここにあることも、ムツキからして異常事態でしかなかった。
「(レゼちゃんもキヴォトスの外の人だけどヤバい能力持ってるみたいだし、剣先ツルギの身体を持ってくるなんて普通に考えたら無理。デンジくんの言うとおりワケわかんない状況……エンムって何者、どうやって誘拐を、顔の付いた月、というか身体を入れ換える方法…………あーもうあれこれ考えるのは無理!)」
ムツキは頭を抱える。彼女もキヴォトスの中でも実力者が集う便利屋68というグループのメンバーであるのだが、彼女の役割は罠の設置や直接の戦闘。ブレイン担当ではない上あっけらかんとした性格からして頭を使うことは好きではない。
「(私がレゼちゃんの身体になってるのは多分私が爆弾好きってところからだと思うけど……趣味まで知られてるとなると気味悪いなー)」
何事も楽しもうというスタンスのムツキだが、この異常事態の中何も考えずにはしゃげる程図太い訳ではない。何よりそういうスタンスで居られるのは便利屋の仲間、それに愛する幼なじみの陸八魔アルが隣に居るからこそ。皆の安否もわからない今楽しめる状況ではない。
「取り敢えずわけわかんないし……ここから出る方法探すためにその辺ぶらぶらしよっかデンジくん」
「んーああ」
「んーああ」
対するデンジも、今は公安の下で自由に暴れまくる犬ではない。こうしている今もナユタという同居人が何よりも心配でたまらない。
「(とっとと帰る方法見つけて……胸ちょっっっとだけ触って、帰らねえと)」
少しの邪な心を含みつつ、デンジもムツキの方針に賛成。
「(ただ……ムツキ……レゼの身体なのがな~)」
思い出の存在がまた目の前に居る状況にはまだ慣れそうにないデンジ。ムツキはムツキで彼らの関係の全てを察せられるわけもなく、いつも通りの行動しかできない。
ただ、二人とも目的は一致。帰る場所へ帰るため、自由人二人は歩き出す。
ただ、二人とも目的は一致。帰る場所へ帰るため、自由人二人は歩き出す。
【デンジ@チェンソーマン】
[身体]:剣先ツルギ@ブルーアーカイブ -Blue Archive-
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品 ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:帰る。
1:ムツキと行動。
2:レゼ……何で?
3:胸って揉んでいいよな!?
[備考]
※第二部開始以降からの参戦です。
※ヘイローは視認可能、基本干渉不可とします。
※ツルギ、及びブルーアーカイブの世界の生徒に関する(銃弾への耐性程度などの)情報を得ました。
[身体]:剣先ツルギ@ブルーアーカイブ -Blue Archive-
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品 ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:帰る。
1:ムツキと行動。
2:レゼ……何で?
3:胸って揉んでいいよな!?
[備考]
※第二部開始以降からの参戦です。
※ヘイローは視認可能、基本干渉不可とします。
※ツルギ、及びブルーアーカイブの世界の生徒に関する(銃弾への耐性程度などの)情報を得ました。
【浅黄ムツキ@ブルーアーカイブ -Blue Archive-】
[身体]:レゼ@チェンソーマン
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品 ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:便利屋に帰る。
1:デンジくんと行動。
2:後で変身?を試してみたい
[備考]
※メインストーリー対策委員会編終了後より参戦です。
※レゼの能力についての情報を得ました。
[身体]:レゼ@チェンソーマン
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品 ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:便利屋に帰る。
1:デンジくんと行動。
2:後で変身?を試してみたい
[備考]
※メインストーリー対策委員会編終了後より参戦です。
※レゼの能力についての情報を得ました。
| 182:変・身 | 投下順に読む | 184:盲目の剣士 |