「何でこんなものばかりなんだ…」
夏油傑は今、F-5の街中にいる。
彼はそこで、自分へのランダム支給品の中身を確認していた。
彼はそこで、自分へのランダム支給品の中身を確認していた。
最初に出てきたものは、額部分に「肉」と書かれて頭頂部にトサカのようなものがついた不細工な覆面であった。
付属の説明書によると、これは本来キン肉スグルという名の人物が身に付けていたものとのことだった。
…まさか名前が同じだからこんなものを自分に支給したんじゃないだろうなと、夏油は少し思った。
この覆面マスクは一応特殊機能は付いており、頭のトサカ部分はキン肉カッターと呼ばれるもので外して武器として使うこともできるらしい。
…けれども、正直な気持ちこの不細工面の覆面は着けたく無いと感じていた。
トサカのカッターにしても、今のギラヒムの身体の魔力で剣を作り出せるから必要無い気がしている。
付属の説明書によると、これは本来キン肉スグルという名の人物が身に付けていたものとのことだった。
…まさか名前が同じだからこんなものを自分に支給したんじゃないだろうなと、夏油は少し思った。
この覆面マスクは一応特殊機能は付いており、頭のトサカ部分はキン肉カッターと呼ばれるもので外して武器として使うこともできるらしい。
…けれども、正直な気持ちこの不細工面の覆面は着けたく無いと感じていた。
トサカのカッターにしても、今のギラヒムの身体の魔力で剣を作り出せるから必要無い気がしている。
次に出てきた2つ目の支給品、それもまた顔を隠せるお面だった。
まさか1つ目と似たようなものが連続で出てきたことには驚かされた。
…けれども、それはお面と呼ぶには少し奇妙な形をしていた。
これは被ると、顔部分はまるでのっぺらぼうのようになり、額の上辺りから謎の人物の小さな頭が生えたかのようなことになる形をしているからだ。
このお面は、カマロのお面という名だった。
カマロとは、このお面に生えている頭の元となった人物の名前らしかった。
被ると、奇妙なダンスが踊れるようになるらしい。
これもまた、デザイン的にあまり着けたいという気持ちにはなれなかった。
殺し合いでダンスをする暇もあるとは思えない。
まさか1つ目と似たようなものが連続で出てきたことには驚かされた。
…けれども、それはお面と呼ぶには少し奇妙な形をしていた。
これは被ると、顔部分はまるでのっぺらぼうのようになり、額の上辺りから謎の人物の小さな頭が生えたかのようなことになる形をしているからだ。
このお面は、カマロのお面という名だった。
カマロとは、このお面に生えている頭の元となった人物の名前らしかった。
被ると、奇妙なダンスが踊れるようになるらしい。
これもまた、デザイン的にあまり着けたいという気持ちにはなれなかった。
殺し合いでダンスをする暇もあるとは思えない。
そして最後に出てきた3つ目の支給品は、2枚の雑巾だった。
これについても、何のために入っていたのか理解できなかった。
殺し合いに役立つ方法も思い付かない。
だから、直ぐにデイパックの奥の奥の方に仕舞い込んだ。
ここにあった雑巾自体はそんなに使われていないのかあまり汚いものには見えなかった。
……だが、雑巾だということで自分が元の身体で呪霊を取り込む時の味を連想して一瞬思い出してしまった。
あの、吐瀉物を処理したかのような味を――
……ともかく、まるでなかったことにするかのように直ぐに仕舞ったのはそのこともあるかもしれない。
これについても、何のために入っていたのか理解できなかった。
殺し合いに役立つ方法も思い付かない。
だから、直ぐにデイパックの奥の奥の方に仕舞い込んだ。
ここにあった雑巾自体はそんなに使われていないのかあまり汚いものには見えなかった。
……だが、雑巾だということで自分が元の身体で呪霊を取り込む時の味を連想して一瞬思い出してしまった。
あの、吐瀉物を処理したかのような味を――
……ともかく、まるでなかったことにするかのように直ぐに仕舞ったのはそのこともあるかもしれない。
(どれもいらないな…)
夏油は自分への支給品に対して、そんな印象を抱いていた。
趣味の悪い覆面が2つにただの雑巾が2枚、どうしてこんなことになってしまったのかと思う。
しかも後から出てくるものにつれて殺し合いに役立ちそうにないものが出てきているとも言える。
趣味の悪い覆面が2つにただの雑巾が2枚、どうしてこんなことになってしまったのかと思う。
しかも後から出てくるものにつれて殺し合いに役立ちそうにないものが出てきているとも言える。
そのことに対し、夏油の中に不満が大きく現れていた。
けれども、そればかりを気にする訳にもいかなくなる。
夏油が自分への支給品を確認した直後のことだった。
チャイムが鳴り、タブレット越しに最初の放送が始まった。
けれども、そればかりを気にする訳にもいかなくなる。
夏油が自分への支給品を確認した直後のことだった。
チャイムが鳴り、タブレット越しに最初の放送が始まった。
◆
「………そうか、君もいるのか。……悟」
放送後、配布された名簿データを確認して、夏油はその名前を直ぐに注目した。
発表された放送前時点での死亡者達については、大きく思うことはあまり無い。
強いて言うなら、呪術界の御三家の一つである禪院家の呪術師が1人、精神側の方で名前が呼ばれたことには耳を傾けた。
非呪術師(猿)ではないが、どうせ自分と敵対するだろうことを考えるとどちらにせよ最終的には殺し合いとして殺害する必要があったことには変わりない。
それに、顔見知りの相手という訳でもないからそこまで気にする必要もあるまい。
他にも呪霊っぽい奴らが死亡者達の中にいたことも同じく、もういないのならあまり注目しなくても良いだろう。
強いて言うなら、呪術界の御三家の一つである禪院家の呪術師が1人、精神側の方で名前が呼ばれたことには耳を傾けた。
非呪術師(猿)ではないが、どうせ自分と敵対するだろうことを考えるとどちらにせよ最終的には殺し合いとして殺害する必要があったことには変わりない。
それに、顔見知りの相手という訳でもないからそこまで気にする必要もあるまい。
他にも呪霊っぽい奴らが死亡者達の中にいたことも同じく、もういないのならあまり注目しなくても良いだろう。
それよりも夏油にとって重要なのは、まだ生きている参加者の方にいた。
その名前を見た瞬間、夏油は脳内に、3年間の青い春が溢れ出したような気がした。
五条悟、それはかつての夏油傑の親友だった男。
そして、現代の呪術師として最強となった男。
最後に、自分を殺してくれた男だ。
その名前を見た瞬間、夏油は脳内に、3年間の青い春が溢れ出したような気がした。
五条悟、それはかつての夏油傑の親友だった男。
そして、現代の呪術師として最強となった男。
最後に、自分を殺してくれた男だ。
(悟……君は今も、最強なのかい?)
ここで気になるのは、今の五条悟がどんな身体になっているかということについてだ。
五条悟は最強になった。
しかしそれは、彼の本来の肉体に宿った術式と六眼ありきのものだ。
この殺し合いのテーマ上、五条悟も別人の身体になっている。
それに、五条悟の本来の肉体もここには存在しない。
現在は精神側の名簿を見ているためまだ後のことにはなるが、身体側の名簿も確認すればそのことも分かる。
ともかく、この殺し合いにおいては五条悟も最強では無いことはほぼ確実だろう。
五条悟は最強になった。
しかしそれは、彼の本来の肉体に宿った術式と六眼ありきのものだ。
この殺し合いのテーマ上、五条悟も別人の身体になっている。
それに、五条悟の本来の肉体もここには存在しない。
現在は精神側の名簿を見ているためまだ後のことにはなるが、身体側の名簿も確認すればそのことも分かる。
ともかく、この殺し合いにおいては五条悟も最強では無いことはほぼ確実だろう。
五条悟が最強じゃなくなったことについての夏油の心情は、はっきり言うと彼自身にもしっかりと言語化することができない。
五条悟が最強ではなくなったことを察した時、顔には笑みが浮かんだ。
だがそれはきっと、喜びのものではないだろう。
何をあんな奴らにしてやられているんだという、そんな感じの気持ちに近い。
こんな状況を作り出した主催陣営に対しても、そう簡単に言い表せない感情が現れてきている。
その感情は、怒りにも近いところがあった。
五条悟が最強ではなくなったことを察した時、顔には笑みが浮かんだ。
だがそれはきっと、喜びのものではないだろう。
何をあんな奴らにしてやられているんだという、そんな感じの気持ちに近い。
こんな状況を作り出した主催陣営に対しても、そう簡単に言い表せない感情が現れてきている。
その感情は、怒りにも近いところがあった。
ただ、自分の感情のことは一旦おいといて、夏油には五条悟について知らなければいけないことができた。
それは、彼が今はどんな姿でいるのかということについてだ。
そしてそのことを把握するための方法は、1つある。
先ほどの連絡で、次の放送までに誰かを殺害出来た者は、次回放送時に参加者の精神と身体の組み合わせの名簿データが配布されると言われた。
しかもそれには、顔写真もついてくるとのことだ。
それがあれば、五条悟が今現在どんな姿をしているのか分かることになる。
一々会う者に対して誰なのかを尋ねなくともよくなるということだ。
どちらにしろ殺し合いには乗るつもりではあったので、入手条件には問題はない。
強いて言うなら、次の放送までに急がなければならない。
それは、彼が今はどんな姿でいるのかということについてだ。
そしてそのことを把握するための方法は、1つある。
先ほどの連絡で、次の放送までに誰かを殺害出来た者は、次回放送時に参加者の精神と身体の組み合わせの名簿データが配布されると言われた。
しかもそれには、顔写真もついてくるとのことだ。
それがあれば、五条悟が今現在どんな姿をしているのか分かることになる。
一々会う者に対して誰なのかを尋ねなくともよくなるということだ。
どちらにしろ殺し合いには乗るつもりではあったので、入手条件には問題はない。
強いて言うなら、次の放送までに急がなければならない。
◇
「禪院家の者達は他にもいるか…あの『猿』も」
五条悟以外にも、精神側名簿には夏油に縁のある者達の名はあった。
なお、直接的にあると言えるのは1名だけだったが。
その者たちは皆、禪院家の者達だった。
自分との縁が薄い2人(扇、直哉)については、ただ禪院家の呪術師とだけ認識している。
しかし残る1人の直接的な縁のある者…禪院真希については、思うところはかなりあった。
それはどちらかと言えば、嫌悪の情であった。
夏油がただ嫌う呪術の扱えない非呪術師(猿)というだけでなく、彼女はフィジカルギフテッドの天与呪縛を持っているからだ。
それは生まれつき呪力を得られない代わりに、超人的な身体能力を得られるというものだ。
しかし彼女は、呪力が全く無い・完全にゼロという訳ではなかったはずだ。
生きているだけで呪霊を生み出す温床である他の非呪術師(猿)と似たようなものだ。
ちなみにそうなっているのは、彼女の双子の妹は呪術師として活動できるくらいには呪力を有しており、呪術的には双子は同一人物として見なされるからということに因を発している。
…もっとも、夏油は知らぬことだが、ここにいる本人にとってそのことは既に過去のことだが。
ともかく、ただでさえ夏油にとってとても苦い思い出を作った「あの男」と同じ呪縛を持っている上に、そんな中途半端な状態の彼女は、夏油とは絶対に相容れない存在と言えるだろう。
なお、直接的にあると言えるのは1名だけだったが。
その者たちは皆、禪院家の者達だった。
自分との縁が薄い2人(扇、直哉)については、ただ禪院家の呪術師とだけ認識している。
しかし残る1人の直接的な縁のある者…禪院真希については、思うところはかなりあった。
それはどちらかと言えば、嫌悪の情であった。
夏油がただ嫌う呪術の扱えない非呪術師(猿)というだけでなく、彼女はフィジカルギフテッドの天与呪縛を持っているからだ。
それは生まれつき呪力を得られない代わりに、超人的な身体能力を得られるというものだ。
しかし彼女は、呪力が全く無い・完全にゼロという訳ではなかったはずだ。
生きているだけで呪霊を生み出す温床である他の非呪術師(猿)と似たようなものだ。
ちなみにそうなっているのは、彼女の双子の妹は呪術師として活動できるくらいには呪力を有しており、呪術的には双子は同一人物として見なされるからということに因を発している。
…もっとも、夏油は知らぬことだが、ここにいる本人にとってそのことは既に過去のことだが。
ともかく、ただでさえ夏油にとってとても苦い思い出を作った「あの男」と同じ呪縛を持っている上に、そんな中途半端な状態の彼女は、夏油とは絶対に相容れない存在と言えるだろう。
だがそんな彼女も、ここにおいては別の肉体だ。
もしかしたら、「猿」ではなくなっているかもしれない。
しかしだからと言って、この環境では殺さない訳にはいかない。
前に自分が折本里香を狙って高専を襲撃した時とは違い、しっかりと止めを刺さなくてはいけない。
例え彼女が悟の生徒だとしても。
殺すこと自体は、他の禪院の呪術師達に対しても同じことだ。
彼ら彼女らについて思うことはやはり多々あるが、結局やることは変わらない。
もしかしたら、「猿」ではなくなっているかもしれない。
しかしだからと言って、この環境では殺さない訳にはいかない。
前に自分が折本里香を狙って高専を襲撃した時とは違い、しっかりと止めを刺さなくてはいけない。
例え彼女が悟の生徒だとしても。
殺すこと自体は、他の禪院の呪術師達に対しても同じことだ。
彼ら彼女らについて思うことはやはり多々あるが、結局やることは変わらない。
◇
次に夏油は身体側の名簿データの確認を行おうとした。
そしてそこでもまた、大きく注目してしまう名前が存在していた。
そしてそこでもまた、大きく注目してしまう名前が存在していた。
「伏黒、甚爾…!?」
伏黒甚爾、それは前述した禪院真希と同じく例のフィジカルギフテッドの天与呪縛の持ち主。
真希とは違い、呪霊を絶対に生み出すことのない完全なる呪力ゼロの肉体の持ち主。
そして、ある意味夏油が今のようになるきっかけを作った、あのとても苦い思い出の原因となった男。
真希とは違い、呪霊を絶対に生み出すことのない完全なる呪力ゼロの肉体の持ち主。
そして、ある意味夏油が今のようになるきっかけを作った、あのとても苦い思い出の原因となった男。
「………死者の肉体も扱えるということか」
伏黒甚爾は本来、死んだはずの人物だった。
殺害したのは、五条悟だった。
もっとも、そうだということについては自分も同じと言えるものだったが。
違うのは、夏油は精神の方がここにあり、伏黒甚爾は肉体の方があるという点だ。
殺害したのは、五条悟だった。
もっとも、そうだということについては自分も同じと言えるものだったが。
違うのは、夏油は精神の方がここにあり、伏黒甚爾は肉体の方があるという点だ。
夏油は伏黒甚爾の肉体の強さはよく分かっているつもりだ。
かつては自分も敗北した相手だ。
五条悟も最強ではなかった頃に敗北し、死に瀕した。
むしろ、そこで生死の境を彷徨ったことをきっかけに、五条悟は本当の意味で最強になれた。
かつて夏油と五条悟が受けたある任務、それを『失敗』させたのが伏黒甚爾だった。
だが結果的にそのおかげで、夏油は非呪術師(猿)の醜さを最初に大きく実感する機会にもなった。
伏黒甚爾の存在は、夏油と五条悟の人生を転換させるきっかけになったとも言える。
かつては自分も敗北した相手だ。
五条悟も最強ではなかった頃に敗北し、死に瀕した。
むしろ、そこで生死の境を彷徨ったことをきっかけに、五条悟は本当の意味で最強になれた。
かつて夏油と五条悟が受けたある任務、それを『失敗』させたのが伏黒甚爾だった。
だが結果的にそのおかげで、夏油は非呪術師(猿)の醜さを最初に大きく実感する機会にもなった。
伏黒甚爾の存在は、夏油と五条悟の人生を転換させるきっかけになったとも言える。
「……まさか、悟がこいつの中身になっていないよな?」
伏黒甚爾の強さはただフィジカルギフテッドの力にかまけたものではなく、本人の戦闘センスもあってのことだとは前に戦った時にも感じた。
何も知らない者なら、使いこなせない可能性はある。
けれども、そうでなければその力を活用できるかもしれない。
それこそ伏黒甚爾の本来の生まれである禪院家の者達や同じ呪縛持ちの真希、
そして自分と同じく彼と戦った五条悟ならば、力を上手いこと使いこなせる可能性も考えられる。
ここで感じるべきは、ただそうなっている可能性を警戒することだけであるべきだ。
ただ、夏油はどうも、五条悟が伏黒甚爾になっている可能性について「嫌」な感情も少しあった。
悟にだけはあの男になって欲しくない、無意識的な部分もあったがそんな風に思いかけているところもあった。
何も知らない者なら、使いこなせない可能性はある。
けれども、そうでなければその力を活用できるかもしれない。
それこそ伏黒甚爾の本来の生まれである禪院家の者達や同じ呪縛持ちの真希、
そして自分と同じく彼と戦った五条悟ならば、力を上手いこと使いこなせる可能性も考えられる。
ここで感じるべきは、ただそうなっている可能性を警戒することだけであるべきだ。
ただ、夏油はどうも、五条悟が伏黒甚爾になっている可能性について「嫌」な感情も少しあった。
悟にだけはあの男になって欲しくない、無意識的な部分もあったがそんな風に思いかけているところもあった。
「…いや、どちらにしろ殺すことには変わらない。……あの時のリベンジとでも思っておくか」
夏油は一旦自分の思いを振り払い、何にせよ伏黒甚爾の肉体の参加者を倒すための覚悟をしようとする。
相手との因縁は肉体だけで、自分も全く違う肉体での戦いをしなければならないが、もし戦うことがあればそれはリベンジマッチだ。
よっぽどの相手で無ければ中身が何者であろうと苦戦するかもしれないことを考えながら、夏油は戦うために精神を整えようとした。
相手との因縁は肉体だけで、自分も全く違う肉体での戦いをしなければならないが、もし戦うことがあればそれはリベンジマッチだ。
よっぽどの相手で無ければ中身が何者であろうと苦戦するかもしれないことを考えながら、夏油は戦うために精神を整えようとした。
◇
次に夏油は何処に向かうかを決めようとした。
地図のデータを見ながら現在地を確認し、目的地となる場所を探した。
なお、夏油は今のところ「精神を入れ替えられる施設」を探そうとは思っていない。
地図を開いてみたら施設は数多くあり、この中からすぐに探すのは難しそうであった。
そして今のところは、その施設を利用する理由も無い。
五条悟を始めとした自分の知る者達の肉体次第では、話は変わるかもしれないが。
地図のデータを見ながら現在地を確認し、目的地となる場所を探した。
なお、夏油は今のところ「精神を入れ替えられる施設」を探そうとは思っていない。
地図を開いてみたら施設は数多くあり、この中からすぐに探すのは難しそうであった。
そして今のところは、その施設を利用する理由も無い。
五条悟を始めとした自分の知る者達の肉体次第では、話は変わるかもしれないが。
ともかくとして、夏油はまず自分の現在地を把握した。
この話の一番始めの方で述べた通り、彼は今F-5の街中にいる。
そして次の目的地を、同じエリアの街中にある「ゲント鉄砲店」にしようと考えた。
施設名からして、この場所は鉄砲…銃の専門店であり、そういった武器の類が多く置かれていると思われた。
その武器類を使えるかもしれないと夏油は考えた。
この話の一番始めの方で述べた通り、彼は今F-5の街中にいる。
そして次の目的地を、同じエリアの街中にある「ゲント鉄砲店」にしようと考えた。
施設名からして、この場所は鉄砲…銃の専門店であり、そういった武器の類が多く置かれていると思われた。
その武器類を使えるかもしれないと夏油は考えた。
今の夏油の身体であるギラヒムは、保有する魔力から魔物を作り出す力があるようだった。
どんな魔物が出てくるかは既に試してある。
その魔物達にも、施設で入手した武器を持たせてみるのはどうだろうとも考えた。
魔物達の基本の武器は刀剣類や槍といったものなのだが、これに遠距離攻撃のできる銃を持たせてみて戦略の幅を広げるのも手の1つかもしれないことが考えられた。
元々の支給品があまり良くないものばかりだったというのも、新たな武器入手を目指す理由の1つではある。
そのことに対する不満を晴らしたいような気持もあった。
ちなみに、夏油の残された身体(死体)を使っているはずのある呪詛師も、術師相手なら通常兵器も積極的に取り入れるべきといった発言をしている。
F-5には他にも警察署があり、武器等はそちらでも入手できる可能性はあるが、とりあえずは専門店だと思われる方に行ってみることを決めた。
どんな魔物が出てくるかは既に試してある。
その魔物達にも、施設で入手した武器を持たせてみるのはどうだろうとも考えた。
魔物達の基本の武器は刀剣類や槍といったものなのだが、これに遠距離攻撃のできる銃を持たせてみて戦略の幅を広げるのも手の1つかもしれないことが考えられた。
元々の支給品があまり良くないものばかりだったというのも、新たな武器入手を目指す理由の1つではある。
そのことに対する不満を晴らしたいような気持もあった。
ちなみに、夏油の残された身体(死体)を使っているはずのある呪詛師も、術師相手なら通常兵器も積極的に取り入れるべきといった発言をしている。
F-5には他にも警察署があり、武器等はそちらでも入手できる可能性はあるが、とりあえずは専門店だと思われる方に行ってみることを決めた。
◆
「さて、そろそろ行くか…」
ある程度行動指針を決めた夏油は移動し始めた。
(悟…君は今、どうなっているのかい?)
色々と考えることはあったが、その思考の中心近くには、彼のかつての親友の姿が今もまだ色濃く存在していた。
【一日目/F-5 街/深夜】
【夏油傑@呪術廻戦】
[身体]:ギラヒム@ゼルダの伝説 スカイウォードソード
[状態]:健康、五条悟が巻き込まれていることに少し動揺
[装備]:召喚した剣@現地調達
[道具]:基本支給品、キン肉マンのマスク@キン肉マン、カマロのお面@ゼルダの伝説ムジュラの仮面、雑巾2枚@ボボボーボ・ボーボボ
[思考・状況]
基本方針:優勝し、世界の清浄・非呪術師(さるども)の絶滅を望む
1:参加者は殺す。ただし争いに使えそうな者は生かしておく。
2:悟を探す。
3:組み合わせ名簿を手に入れるために次の放送までに誰かを殺しておきたい。
4:伏黒甚爾の肉体の参加者に警戒。
5:禪院家の落ちこぼれの猿(真希)は、今度こそ殺害する。次はしっかりと止めを刺す。
6:他の禪院家の呪術師達(扇、直哉)も、大義のために殺す。
7:この身体で出来ることをもっと試したい。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。
※召喚術で、魔物を一度に召喚できる数は限られています。また、全て殺されると、再召喚まで時間を要します。
(ボコブリン(赤)×5 モリブリン×2 スタルフォス×2 青ボコブリン×1)
瞬間移動(大)(原作で剣を回して消える技)は、一度使うとしばらくは使えません。
[身体]:ギラヒム@ゼルダの伝説 スカイウォードソード
[状態]:健康、五条悟が巻き込まれていることに少し動揺
[装備]:召喚した剣@現地調達
[道具]:基本支給品、キン肉マンのマスク@キン肉マン、カマロのお面@ゼルダの伝説ムジュラの仮面、雑巾2枚@ボボボーボ・ボーボボ
[思考・状況]
基本方針:優勝し、世界の清浄・非呪術師(さるども)の絶滅を望む
1:参加者は殺す。ただし争いに使えそうな者は生かしておく。
2:悟を探す。
3:組み合わせ名簿を手に入れるために次の放送までに誰かを殺しておきたい。
4:伏黒甚爾の肉体の参加者に警戒。
5:禪院家の落ちこぼれの猿(真希)は、今度こそ殺害する。次はしっかりと止めを刺す。
6:他の禪院家の呪術師達(扇、直哉)も、大義のために殺す。
7:この身体で出来ることをもっと試したい。
[備考]
※参戦時期は死亡後です。
※召喚術で、魔物を一度に召喚できる数は限られています。また、全て殺されると、再召喚まで時間を要します。
(ボコブリン(赤)×5 モリブリン×2 スタルフォス×2 青ボコブリン×1)
瞬間移動(大)(原作で剣を回して消える技)は、一度使うとしばらくは使えません。
[支給品紹介]
【キン肉マンのマスク@キン肉マン】
キン肉スグルが普段から被っているマスク。
頭のトサカはキン肉カッターという武器にもなるらしい。
額の肉マークはオナラー・タイマーというニンニクエネルギーを量を表す指標になり、肉マークは剥がすと数分で死に至る設定もあったが、現在もこれらの設定が存在しているかは不明(pixiv百科事典によればもうその設定は忘れ去られたもので、今はただの模様らしい)。
ちなみにキン肉スグルが出身の一族であるキン肉族は生まれたら直ぐにマスクを着け、最初に着けたマスクを一生身に付けるという風習があるのだが、このマスクは父親のキン肉真弓が間違えて選んだものである。
その真弓は幼少期の頃のスグルをこのマスクの容姿が元でブタと間違えて地球に捨ててしまった。
また、キン肉族にはマスクを取られて素顔を見られてしまった場合は死ななければならないという掟も存在する。
キン肉スグルが普段から被っているマスク。
頭のトサカはキン肉カッターという武器にもなるらしい。
額の肉マークはオナラー・タイマーというニンニクエネルギーを量を表す指標になり、肉マークは剥がすと数分で死に至る設定もあったが、現在もこれらの設定が存在しているかは不明(pixiv百科事典によればもうその設定は忘れ去られたもので、今はただの模様らしい)。
ちなみにキン肉スグルが出身の一族であるキン肉族は生まれたら直ぐにマスクを着け、最初に着けたマスクを一生身に付けるという風習があるのだが、このマスクは父親のキン肉真弓が間違えて選んだものである。
その真弓は幼少期の頃のスグルをこのマスクの容姿が元でブタと間違えて地球に捨ててしまった。
また、キン肉族にはマスクを取られて素顔を見られてしまった場合は死ななければならないという掟も存在する。
【カマロのお面@ゼルダの伝説ムジュラの仮面】
ダンサーのカマロの霊から貰えるお面。
被るとカマロ直伝のダンスを踊れるようになる。
本ロワにおいては被れば誰でも踊れるようになるものとする。
ダンサーのカマロの霊から貰えるお面。
被るとカマロ直伝のダンスを踊れるようになる。
本ロワにおいては被れば誰でも踊れるようになるものとする。
【雑巾2枚@ボボボーボ・ボーボボ】
ボーボボがキバハゲとの対決(通称:キバハゲデュエル)で発動した2枚の雑巾。
首領パッチ曰く、ボーボボが対決中にこれを使っていなければ首領パッチやビュティ、ヘッポコ丸も含めて全員死んでいたらしいが、何故そうなるのかは不明。
ボーボボがキバハゲとの対決(通称:キバハゲデュエル)で発動した2枚の雑巾。
首領パッチ曰く、ボーボボが対決中にこれを使っていなければ首領パッチやビュティ、ヘッポコ丸も含めて全員死んでいたらしいが、何故そうなるのかは不明。
32:抗うためにエスケープ・フロム・ゲンジツ | 投下順に読む | 34:「最強」なのだった |
時系列順に読む | ||
登場話118:もうやめろ、私はお前が嫌いだ | 夏油傑 |