「ふざけるな」
やっとの思いで倒したはずの元凶が再び別の身体に乗り移り、このようなふざけた真似をしたという事実に、乙骨憂太は怒りを隠せなかった。
羂索ーー1000年前より暗躍し東京渋谷で死滅回遊と言うゲームを開いた、呪詛師。
かつて、乙骨の恩人たる先生の、その友人だった男の死体に乗り移った。その時は、高羽の術式のお陰で不意を打つ形で倒した、そのはずだ。
羂索ーー1000年前より暗躍し東京渋谷で死滅回遊と言うゲームを開いた、呪詛師。
かつて、乙骨の恩人たる先生の、その友人だった男の死体に乗り移った。その時は、高羽の術式のお陰で不意を打つ形で倒した、そのはずだ。
「乙骨さん……」
「……大丈夫だよ、紅葉山さん。僕は平常です」
「……大丈夫だよ、紅葉山さん。僕は平常です」
今にも震えだしそうな感情を抑えきれない乙骨を、宥めるかのように声を掛けたのは紅葉山輝と言う少女。
本来ならばヒーロー・SHY(シャイ)として人々を救う立場であるが、ヒーローとして戦う力である転身輪は今の彼女は持っていない。
だからといって困っている人は放って置けない、それこそ紅葉山輝としても譲れない信念。
本来ならばヒーロー・SHY(シャイ)として人々を救う立場であるが、ヒーローとして戦う力である転身輪は今の彼女は持っていない。
だからといって困っている人は放って置けない、それこそ紅葉山輝としても譲れない信念。
「……紅葉山さんは、あの梔子ユメさんという人も助けたいんですよね」
「はい」
「はい」
紅葉山輝から溢れた言葉は、乗っ取られた身体の持ち主を助けたいという気持ちから。
彼女がどのような人物だったのかは、紅葉山輝も乙骨憂太も知らない。
でも、それが助けない理由にはならない。
誰かが「余計なお世話はヒーローの本質」と言っていたが、紅葉山輝もまたヒーローの一人。
助けることに、理由はいらない。
彼女がどのような人物だったのかは、紅葉山輝も乙骨憂太も知らない。
でも、それが助けない理由にはならない。
誰かが「余計なお世話はヒーローの本質」と言っていたが、紅葉山輝もまたヒーローの一人。
助けることに、理由はいらない。
「……梔子ユメさんの事は、貴女に任せます。あくまで僕が倒さないといけないのは、あの羂索の本体です」
「……気を使ってくれて、ありがとうございます」
「……気を使ってくれて、ありがとうございます」
乙骨憂太は、敢えてそう告げた。
羂索が梔子ユメの身体を乗っ取った時点で、梔子ユメは既に手遅れなのだろう。
それでもせめて助けたいというヒーローの気持ち、乙骨憂太はそれ以上野暮なことを言わないとした。
おそらく、手遅れなことぐらい、紅葉山輝も本当は分かっているだろうから。
羂索が梔子ユメの身体を乗っ取った時点で、梔子ユメは既に手遅れなのだろう。
それでもせめて助けたいというヒーローの気持ち、乙骨憂太はそれ以上野暮なことを言わないとした。
おそらく、手遅れなことぐらい、紅葉山輝も本当は分かっているだろうから。
(羂索。ーーお前は必ず僕がもう一度殺す)
渋谷事変、死滅回遊から続く悪意の宿業。
再びそれを絶たんがため、現代の異能と言われた呪術師は立ち上がる。
再びそれを絶たんがため、現代の異能と言われた呪術師は立ち上がる。
【乙骨憂太@呪術廻戦】
状態:健康、羂索に対しての怒り
服装:いつもの服装
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム0~3、ホットライン
思考
基本:羂索の企みを阻止する
01:羂索、お前は絶対に許さない
02:
参戦時期:羂索撃破後
備考
※リカの顕現及び領域展開発動には令呪一画が必要となります
状態:健康、羂索に対しての怒り
服装:いつもの服装
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム0~3、ホットライン
思考
基本:羂索の企みを阻止する
01:羂索、お前は絶対に許さない
02:
参戦時期:羂索撃破後
備考
※リカの顕現及び領域展開発動には令呪一画が必要となります
【紅葉山輝@SHY-シャイ-】
状態:健康
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム0~3、ホットライン
思考
基本:殺し合いには乗らない。ヒーローとして出来れば誰かを助けたい
01:梔子ユメさんを助けたい。……手遅れなのかも知れないのは分かってる
02:乙骨さんが優しい人で助かります。
参戦時期:76話終了後
備考
状態:健康
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム0~3、ホットライン
思考
基本:殺し合いには乗らない。ヒーローとして出来れば誰かを助けたい
01:梔子ユメさんを助けたい。……手遅れなのかも知れないのは分かってる
02:乙骨さんが優しい人で助かります。
参戦時期:76話終了後
備考