「わけがわからないの……」
殺し合いの会場のどこかに、一人の少女が佇んでいる。
その少女は頭につけた大きなリボンとゴシックロリータ的な服装に金髪の髪色で、例えるならお人形さんといえるようなかわいらしさが特徴的だ。
しかし、彼女を見て一番目を引くのは、手に携えている包丁だろうか。
その少女は頭につけた大きなリボンとゴシックロリータ的な服装に金髪の髪色で、例えるならお人形さんといえるようなかわいらしさが特徴的だ。
しかし、彼女を見て一番目を引くのは、手に携えている包丁だろうか。
彼女の名前はメリーさん。
電話を掛けながら少しずつ電話先の相手に近づき、最後には背後に立つ都市伝説でお馴染みのメリーさんである。
もっとも、彼女は元々の話とは違い少女ではなく、埼玉に上京してきた男子大学生、内原平和の命を狙っているが。
電話を掛けながら少しずつ電話先の相手に近づき、最後には背後に立つ都市伝説でお馴染みのメリーさんである。
もっとも、彼女は元々の話とは違い少女ではなく、埼玉に上京してきた男子大学生、内原平和の命を狙っているが。
メリーさんは元々、平和に捨てられた人形として彼の命を狙うべく、電話を掛けながら少しずつ彼に近づいていった。
そして紆余曲折の末彼が住むアパートにたどり着きそうになったその時、彼の隣の部屋の邪教の信者たちが生贄として彼女を捧げた結果、なぜか彼女は異世界に転移していた。
その世界はいわゆるファンタジー世界で、レベルとかもあるテンプレなナーロッパだった。
そこで彼女は強くなり、魔王を倒して元の世界に帰り今度こそ平和の寝首を掻くと決意した――
そして紆余曲折の末彼が住むアパートにたどり着きそうになったその時、彼の隣の部屋の邪教の信者たちが生贄として彼女を捧げた結果、なぜか彼女は異世界に転移していた。
その世界はいわゆるファンタジー世界で、レベルとかもあるテンプレなナーロッパだった。
そこで彼女は強くなり、魔王を倒して元の世界に帰り今度こそ平和の寝首を掻くと決意した――
ところでこの殺し合いだ。
メリーさんも当然の如く困惑し、平和に電話したが繋がらない。
異世界に行っても通じたのに、と思ったが彼女は即座に思考を放棄し、とりあえず殺し合いに優勝することにした。
彼女ははっきり言って根本的に知能が低く短絡的で、おまけに基本的に問題を皆殺しで解決しようとする質だった。
もし平和と電話がつながっているなら、彼が何とか主催を倒すように誘導で来たかもしれないが、そんな未来は多分ない。
メリーさんも当然の如く困惑し、平和に電話したが繋がらない。
異世界に行っても通じたのに、と思ったが彼女は即座に思考を放棄し、とりあえず殺し合いに優勝することにした。
彼女ははっきり言って根本的に知能が低く短絡的で、おまけに基本的に問題を皆殺しで解決しようとする質だった。
もし平和と電話がつながっているなら、彼が何とか主催を倒すように誘導で来たかもしれないが、そんな未来は多分ない。
そんなメリーさんだから、ルールもロクに把握していない。
自身のスマホの代わりに入っていたSA・ホットラインを見て怒りを覚え、奥に自身のスマホが無いかと漁ったデイパックの中に見つけた、元々持っていたものより出来がよさそうな包丁を見つけ、満足してしまった。
おかげでルールすら読んでおらず、彼女はある勘違いをしていた。
それは――
自身のスマホの代わりに入っていたSA・ホットラインを見て怒りを覚え、奥に自身のスマホが無いかと漁ったデイパックの中に見つけた、元々持っていたものより出来がよさそうな包丁を見つけ、満足してしまった。
おかげでルールすら読んでおらず、彼女はある勘違いをしていた。
それは――
「とにかくレベルアップしたいの……」
この殺し合いの世界にも、さっきまでいた異世界と同じくレベル制が採用されていると思い込んでいた。
だがこの殺し合いにそんなルールはない。
特別な支給品の効果で強くなることはあるかもしれないが、ただ敵を殺すだけで強くなるようなルールなどない。
だがこの殺し合いにそんなルールはない。
特別な支給品の効果で強くなることはあるかもしれないが、ただ敵を殺すだけで強くなるようなルールなどない。
かくして、勘違いしているメリーさんの殺し合いが始まる。
手にあるのは武器としては強い包丁だけ。
知能も勇気も持ち合わせない、ただ攻撃性だけは高い少女の殺し合いは、はたしてどうなるのだろうか。
手にあるのは武器としては強い包丁だけ。
知能も勇気も持ち合わせない、ただ攻撃性だけは高い少女の殺し合いは、はたしてどうなるのだろうか。
【メリーさん@あたしメリーさん。いま異世界にいるの……。(漫画版)】
状態:正常
服装:普段着
装備:包丁@ファイナルファンタジーシリーズ
令呪:残り三画
道具:基本支給品、ランダム支給品1~2、ホットライン
思考
基本:優勝して元の世界へ帰って、今度こそあの人を殺すの
01:とりあえず見つけた人を殺すの
02:レベルアップしたいの
03:私のスマホは返して欲しいの
参戦時期:1話終了後
備考
※参加者に限らず生き物を殺せばレベルアップできると思い込んでいます。
状態:正常
服装:普段着
装備:包丁@ファイナルファンタジーシリーズ
令呪:残り三画
道具:基本支給品、ランダム支給品1~2、ホットライン
思考
基本:優勝して元の世界へ帰って、今度こそあの人を殺すの
01:とりあえず見つけた人を殺すの
02:レベルアップしたいの
03:私のスマホは返して欲しいの
参戦時期:1話終了後
備考
※参加者に限らず生き物を殺せばレベルアップできると思い込んでいます。
【支給品解説】
- 包丁@ファイナルファンタジーシリーズ
メリーさんに支給。
FFにおいてトンベリが使う包丁。
作品によって即死攻撃であることも多いが、このロワでは攻撃力高めの包丁として扱う。
FFにおいてトンベリが使う包丁。
作品によって即死攻撃であることも多いが、このロワでは攻撃力高めの包丁として扱う。