…お宅のぱちゅりーちゃんは本当に天才ですな、しっかりと弦をミュート出来ている
いやはや、これくらいの子でここまで演奏できる子は中々居ないですよ
『神童』
「…」
『どうした、ぱちゅりー? 早く演奏をお始めなさい』
「…おじさん、やだ。お父さんの所に返して」
『なんて事を言うんだっ!』
「きゅっ!」
『…おじさんとは、~~さん?』
『いやはや、お見苦しい場面を見せて申し訳無い。この子はひねくれていましてね、気に入らない事があるとこうして私を他人扱いするんですよ…』
『はっはっは。それは、大変ですなあ』
『ええ。所詮神童とは言え、ゆっくりですからね。我が子をけなす様ですが、種族の差は越えられませんよ』
ゆっくり、だから?
私がゆっくりだから、いけないの?
東風谷さなえのロックバンド!
「ゆっくりというだけでさけずまれる、そんな環境の中で必死に喰らい付いてきた私の気持ちがわかるの!?
技術なんて関係ない! 色眼鏡をかけられて、一定以上の評価をされない世界で、何を見い出せと言うのよ!!!」
その瞳には、涙が溢れだしていた。
乞うご期待!
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