プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
【ぷろじぇくとせかいからふるすてーじふぃーちゃりんぐはつねみく】
ジャンル
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ボーカロイド、リズム&アドベンチャーゲーム
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対応機種
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iOS/Android
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配信元
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セガ
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開発元
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セガ Colorful Palette
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配信日
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2020年9月30日
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価格
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無料
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判定
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良作
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ポイント
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初音ミク初の音ゲースマホアプリ化 多種多様なボカロ曲 魅力的なキャラと良質なストーリー
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概要
いわゆるバンドリのようなリズムゲームで、この手のゲームには珍しく、ボカロキャラがサブキャラであることに不安の声もあった。しかし蓋を開けると...
システム
バンドリのようにライブを行う、操作方法は画面の奥から手前に向かってくるノーツを判定ラインに来たタイミングでタップ操作するという形式。ノーツにはタップ、ホールド(長押し)、スライド(なぞる)、フリック(弾く)の4種類。ライフが無くなったら失敗ただし他の音ゲーとは違い、ライフブーストは無くならない。
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ライフボーナスドリンク
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いわゆるスタミナ、これを消費することで、報酬を倍にすることが可能、なお
電池ではない
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MV
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3DMV、2DMV、原曲MVの3つもちろんオフも可能、また、3DMVは、キャラを好きなように変えることも可能、ちなみにキャラを変えても歌声は変わらない、そのため男性キャラがとんでもなく高い声を出したり、女性キャラが低い声を出したりなどシュールな光景を作ることも可能。
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オートライブ
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オートライブは音ゲーとしてスコアは残らないが、イベントポイントをかぜくのにはもってこい、またアップデートで、自動周回機能も実装、ただし10回までの制限付き。
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本作の課金アイテムはクリスタル1500個で10連ガチャ150個で1回回せるまた、10連ガチャは一枚だけ星3確定である。
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カードシステム
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バンドリのようにカードを集めていく、当然だが星4が最高ランクさらに衣装が付いてくる(衣装については後述。)。
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基本システムはシンプルでノーツをタップすることがおも赤色のノーツは、フリックで上か横に指をスライドさせる。体力がなくなると失敗。
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衣装、ヘアスタイル
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3DMVでキャラごとに着せ替え可能、またアップデートでヘアスタイルも追加された。
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キャラ、ユニット
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本作のユニットはそれぞれ5つに分かれているバンドユニット「Leo/need」、アイドルユニット「MORE MORE JUMP!」、ストリートユニット「Vivid BAD SQUAD」、ショーユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」、正体不明の音楽サークル「25時、ナイトコードで。」に分かれておりどれもが魅力的、またキャラも可愛らしくいわゆる「推し」も見つけやすい。
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カードについて
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カードはそれぞれ属性があり、属性は「ハッピー」、「ピュア」、「クール」、「ミステリアス」、「キュート」の5つ。レアリティは星2、3、4の3つ。
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「練習用スコア」を使うことでレベルを上げることが可能。また、他のゲームで言うところの、「進化」を「ジェム」と言うアイテムを消費することで可能。なおイラストも変わる。
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先述した「ジェム」に加えて、「ピース」も存在し、こちらは後述のサイドストーリーの解放または、エリアアイテムの強化に使用する。
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また、被ったカードを変換することで出てくる、思いのカケラで「マスタートレーニング」が可能、1カード5回まで、能力を上げることができる。
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また、先述の「思いのカケラ」、もしくは「スキルアップ用スコア」によりスキルレベルを4まで上げることが可能。
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キャラカードにはそれぞれ「サイドストーリー」があり読むことで、能力が上がる、こちらは、先述した、「ピース」と、「ジェム」が必要。
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エリア会話
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新しい会話を発見すると10個クリスタルがもらえる。
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ストーリー解放
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メインストーリーは、ユニットごとにランクを上げることで解放可能、ランクは、そのキャラでライブを行う、エリア会話を読むの2つ。
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イベント
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イベントスコアを集め相手と競い、また、イベントポイントを報酬と交換する。また特定のキャラと特定の属性を合わせることでイベントポイントの獲得数を増やす。
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アップデートでチアフルライブが追加されたこちらは、2つのチームに分かれ全員でライブを行い稼いだスコアが多い方が勝ち。そして最終的にに2つのチームのうちでポイントが多い方の勝ち。
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バーチャルライブ
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いわゆるVRライブで、キャラたちが歌ったり踊ったりするのだが何と自分の好きなキャラを追いかけたりいろいろな遊び方ができる。またペンライトを振ったりアクションも可能。
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ランクマッチ
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アップデートで追加、判定で、勝敗を決めそれでも決まらない場合は最大コンボ数で決まる。勝つごとに「クラス」を上げ一定以上上げることで、「ランク」が上がる、「ランク」は、ビギナー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド、マスターの順に高い、しかし....(問題点に続く)
評価点
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初心者に配慮したチュートリアル
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チュートリアルは初心者でも簡単に音ゲーのやり方を知ることが可能もちろんスキップも可能である。
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良質なストーリー
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ストーリーはとても評価が高いまたイベントストーリーはメインストーリーの後の話が描かれる。
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鬱展開や、社会風刺、泣けるストーリー、熱いストーリー、ギャグストーリー、などさまざまなストーリーが楽しめる。
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もちろん急ぎたい人のためにスキップ機能も付いている。
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良質なMV
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MVのクオリティは高く、また原曲のMVもしっかり収録されている。ただし一部MVは権利面などで修正されている部分もある。
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魅力的なキャラ
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オリジナルキャラはどれも個性的なので愛着を持ちやすくなっている。以下はその一例。
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クール系に見えるが実際は、友達思いの優しい少女である、「星野一歌」
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天真爛漫ではちゃめちゃなことを言いまくる「鳳えむ」などなど....
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カードイラストは好評
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カードイラストはどれも可愛らしいものやカッコイイカードまでさまざま。時には、「これ本当に星3か?」と思うほどクオリティも高い、イラストもある。
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多数のカバー曲、書き下ろし楽器
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ボカロ曲のカバーはもちろん書き下ろし楽曲、さらには、
アニソン
まで実装されている。
問題点
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ノーツ速度について
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ノーツの速度を下げると、ノーツ間の距離が近くなってしまい余計難しくなるのだが、本作では10以上が理想とされるノーツ速度が、本作はデホォルトで「6」であるため、結果非常に難易度が高いままになってしまう。
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使えないカード
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中でも属性一致かつ同じキャラのカードの場合にはそのカードを使う必要がない。
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その後アップデートで、特定のカードを使えば、スコアをさらにかさ増しできるようになりこの問題点は解消された。
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イベントが単調
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同じ、音ゲーの長寿シリーズである太鼓の達人などは音ゲーのスコアで敵と戦うなど、新鮮なイベントが開催されている一方で本作では、イベントはただ単に音ゲーを繰り返すだけ、おまけにオートライブは1日10回までの制限までついている。
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露骨な課金誘導
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本作ではバーチャルライブはペンライトも変えられるのだが何と
課金しなければ変えられない
おまけに星4カード確定ガヂャなどとにかく課金を進めてくる。ソーシャルゲームなので仕方ないととはいえ、いくらなんでも酷すぎる。
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ログインボーナスのクリスタルの数
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ログインボーナスで貰えるクリスタルは、50個程度...せめて毎日無料1回ガチャを常設にするなど無課金の配慮も多少出来そうなのだが...。
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落ちやすい
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容量の都合上やはり落ちやすい本作では3Dモーションを多用しているため、容量も馬鹿にならないのは、確か、しかしながら軽量モードは実装されていないそのため、不評を買っている。
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ボカロキャラがフルボイスじゃない
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予算がかかるのか会話パート、ボカロキャラ主役のストーリーはフルボイスではない、会話パートはまだしも、ボカロキャラ主役のストーリーくらいは、フルボイスでよかっただろう。
会話パートがフルボイスじゃないゲームもあるにはあるが
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一部のバーチャルシンガーの扱い
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本作に登場するバーチャルシンガーであるルカ、MEIKO、KAITOの所謂大人組のオリジナル楽曲及び書き下ろし楽曲数がミク達と比べると少なく、特にMEIKOとKAITOは1.5周年までに追加されたオリジナル楽曲(アナザーボーカルを除く)が本作に(キャラクターとして)登場しない他社のボカロオリジナル楽曲よりも少ないという有様であった。
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MEIKOに関してはプロセカの宣伝大使に選ばれながら、リリース直前カウントダウンイラストで唯一描かれなかった、1.5周年までにメインのセカイでのオリジナル楽曲及び書き下ろし楽曲の追加なし、3DMVが1年以上追加なし、(メインのセカイでの)コネクトライブ開催決定の書き下ろしイラストでも描かれない(これはリンもそうだったが)といった具合に扱いの雑さが目立ち、これらの点に関してはファン内外からも問題視された。
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問題だらけのランクマッチ
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音ゲーでは珍しいランクマッチなのだが、その環境は魔境もいいところ、最底辺の「ビギナー」、「ブロンズ」ですら昇格するのが難しく、オールパーフェクトが当然のようにくる為、なかなか上のランクに上がれない。
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ただし運営もこの難易度を理解しているのか「EXPERTかMASTER楽曲を合計10曲以上フルコンボ」と言う条件を満たさないとプレイできない。なので良くも悪くも上級者向けモードと言える。まあ上級者でもやっていない人は多いが....
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上記の点からそもそも実装しない方が良かったのでは?とよく言われる。
総評
初音ミク初のスマホ音ゲーにより成功を収めた作品、初音ミクが好きな人はやっても損はない。
最終更新:2022年08月15日 15:59