北朝鮮軍装備大全@ ウィキ
Mi-4ハウンド
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機体両脇に武装を懸架したスタブウィングを装備したMi-4/Z-5。2015年の戦闘飛行術競技大会にて(画像出典:KCTV)
外観がシコルスキーS-55に似ていたが故に米軍ヘリの役も務めた(画像出典:KCTV)
- 概要
朝鮮戦争中にソ連のミルが開発した輸送ヘリコプター。NATOコードはハウンド。当時米軍が朝鮮戦争にてシコルスキーS-55を配備したことへの対抗として開発されたため、エンジン配置や高い位置にあるコックピットなど、構造や外観がよく似ている。運用開始は1953年だが、その前年にモスクワ近郊のトゥシノ飛行場で開催されたソビエト航空デーで初公開された。Mi-4は軍民問わず運用されただけでなく、海外輸出も行われ、中国では渡された設計図を元に哈爾浜飛機工業集団がZ-5(直昇-5)という名称で生産し、そこから多数の派生型が生まれた。
- 北朝鮮での運用
北朝鮮は1970年代に導入し、1974年のZ-5導入により最終的に48機を入手したと見られている。通常の輸送任務だけでなく、改修により北朝鮮独自の武装型が確認されている。これは機体両脇にスタブウィングを設けることで、ロケット弾ポッドや9M14マリュートカ対戦車ミサイルを懸架して対地攻撃を行う軽攻撃ヘリとして運用が可能になっている。また、機首に30mmグレネードランチャーの装備が可能と推測される。
前述の通り米軍のシコルスキーS-55に似た外観のため、北朝鮮で制作されたいくつかの映画では米軍のマーキングを施して敵役として出演していた。
前述の通り米軍のシコルスキーS-55に似た外観のため、北朝鮮で制作されたいくつかの映画では米軍のマーキングを施して敵役として出演していた。
朝鮮民主主義人民共和国の陸海空軍(著 ステイン・ミッツァー/ヨースト・オリマンズ 和訳版監修 宮永忠将 翻訳 村西野安 平田光夫) 大日本絵画 ISBN978-4-499-23327-9 C0076
- 要目
長さ:16.8m
主回転翼直径:21m
高さ:4.4m
空虚重量:5.1t
最大離陸重量:7.55t
エンジン:シュベツォフAsh-82V星型エンジン×1
馬力:1675馬力
最高速度:185km/h
航続距離:500km
上昇限度:5500m
乗員:1~2名
ペイロード:兵員16名または貨物1.6t
武装:口径不明のロケット弾ポッド×4、9M14マリュートカ対戦車ミサイル×2、30mmグレネードランチャー
配備期間:1953年~
生産数:4500機以上(Z-5含む)
運用状況:現役
主回転翼直径:21m
高さ:4.4m
空虚重量:5.1t
最大離陸重量:7.55t
エンジン:シュベツォフAsh-82V星型エンジン×1
馬力:1675馬力
最高速度:185km/h
航続距離:500km
上昇限度:5500m
乗員:1~2名
ペイロード:兵員16名または貨物1.6t
武装:口径不明のロケット弾ポッド×4、9M14マリュートカ対戦車ミサイル×2、30mmグレネードランチャー
配備期間:1953年~
生産数:4500機以上(Z-5含む)
運用状況:現役