システム
プレイモード
新規でゲームを始める際、下の2つから一方を選ぶことになる。
今作からは最大9つまでのセーブデータを作ることが出来るようになったため
(本体に1つ、SDカードに8つ)、異なるモードでの同時進行も可能。
ストーリーモード
- 物語の舞台は『世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯』と同じ"ハイ・ラガード公国"だが、ストーリーモードの主人公たちは本作で初登場。
- 世界各地の謎や伝承を調査している"ミズガルズ図書館"の調査隊に属する主人公とフラヴィオが、"カレドニア公国"からの依頼を受け、公女のアリアンナを護衛するため、世界樹がそびえ立つハイ・ラガード公国へ旅立つところから物語は始まる。
- パーティは前作と同じく5人固定制。場面によってはゲストキャラの参戦もあり。
- キャラクターボイス、イベントムービーにより彩られたキャラ重視のストーリーとなっている。
- 今作初登場の迷宮『ギンヌンガ遺跡』も探索出来る。
クラシックモード
- 「世界樹の迷宮Ⅱ」の内容を再現しつつ、グラフィックやバトルシステムをパワーアップしたモード。
- プレイヤーは自らギルドを結成し、空飛ぶ城の伝説のあるハイ・ラガードの迷宮に挑む。
- 前作と違い、今作では追加ダンジョン「ギンヌンガ遺跡」に、クラシックモードでも入れる。シリーズ中でもかなりボリュームのある作品になっている。
- 新規追加職としては、世界樹Ⅱのペット、ドクトルマグス(、ガンナー)はもちろん、『世界樹の迷宮Ⅲ』から"プリンセス""プリンス"、『新・世界樹の迷宮』から"ハイランダー"も登場する。
- ただし、ハイランダーの入手はDLC限定なので注意。
- ファフニールも含めると総勢15職と、シリーズ最多のラインナップとなるため、パーティー構成が楽しくも悩ましいところ。
難易度
ゲーム開始時に3つの難易度から1つを選択してスタートする。
変更は街にいる間のみ可能。
ピクニック
- 全滅してもその場から再開でき、一部のアイテムが使っても減らないモード。
- 戦闘の難易度も非常に低いので、気軽な冒険が出来る。
スタンダード
- 全滅時、一度だけその場から再開できる。
- シリーズ初挑戦であればこちらを選ぶことをオススメする。
エキスパート
- 熟練プレイヤー、原作にとっての「普通」(あるいはそれ以上の)モード。
- プレイ中は常に全滅の危険が付きまとう。
- バトルプランナーの江波戸氏によれば、今作は平均的に難しい、易しいのではなく、
時期によって緩急をつけ、きつい所はきつく、楽な所は楽に、と調整しているとのこと。
新・世界樹の迷宮Ⅱのデータ(ダメージ・回復計算)
+
|
... |
|
ピクニック |
スタンダード |
エキスパート |
味方の与ダメージ |
300% |
100% |
66% |
味方の被ダメージ |
25% |
100% |
166% |
味方のHP回復量 |
300% |
100% |
100% |
|
※参考 新・世界樹の迷宮Ⅰのデータ(ダメージ・回復計算)
+
|
... |
|
ピクニック |
スタンダード |
エキスパート |
味方の与ダメージ |
133% |
100% |
66% |
味方の被ダメージ |
33% |
100% |
166% |
味方のHP回復量 |
150% |
100% |
100% |
|
ダウンロードコンテンツ(DLC)
- 今作では、追加データとして過去作のキャラクターイラストや、
限定クエスト、限定職(ハイランダー)などが配布されている。
一部は無料で入手出来るものもある。
詳しい内容は専用ページへ。
迷宮探索
基本的には世界樹Ⅳや前作(新Ⅰ)のシステムを引き継いでいる。
オリジナル版の世界樹Ⅱと比べると格段に便利になっている。
マッピング・移動
- 今作のマップはオリジナル版とは全く異なる。新鮮な気持ちで探索しよう。
- 地図を書くのが苦手な人は、オプション(キャンプメニューでYボタン)から
オートマッピングに変更してもいい。
- Bダッシュ、フロアジャンプで快適な探索を。
- ただし、後者は地図をきちんと書いて階段を登らないと解禁されない。今作は壁も描かなければ解禁されない模様?
- 地図のペイント色が8色に増加。アイコンなしでも様々な地形を表現できる。
また、抜け道や宝箱アイコン等が、踏破状況に対応して変化するようになった。
(同時期に開発していたペルソナQからヒントを得たそうである)
- 移動の自動化が可能なオートパイロットは、アイコンから線引きタイプにマイナーチェンジ。
地図のズーム時に見える三角ボタンで起動・停止が出来る。
その左にある3つのボタンの役割は以下の通り。
矢印(実線) |
ルートを書く。色違いの複数のルートを書ける。 |
矢印(点線) |
書いたルートの最後から逆になぞって消去。長押しで一括削除。 |
両矢印 |
書いたルートの両端から延長。 ルートをタッチして、実行するルートの種類や向きの切り替え。 |
- 矢印は1フロア5本まで、1本の矢印の方向転換は18回まで
(180度転回も1回でカウント)の制限がある。
1本の矢印の長さの制限はない。
- 往復するように書くと矢印が太くなり、一本道の行き来や8の字ルートも書ける。
地図をズームすると、パイロットの経路が光って表示されるので分かりやすい。
- FOEに近づくと足音が聞こえ、接触すると鳴き声を上げるようになった。
また、ダンジョン内のギミックにより、FOEを罠にはめる事も出来る。
これにより、戦闘前にダメージを与えたり、状態異常にしたりも出来る。
君はそんなFOEを尻目に探索を続けてもいいし、好機と見て襲いかかってもいい。
動けないFOEを眺めて悦に入るのも自由だ。
戦闘
- 敵モンスターはオリジナル版でのモンスターに加え、新たなモンスターも登場する。
マップと同様、過去作の知識をあてにして油断しないように。
- いわゆる必殺技にあたるフォースシステムはフォースブースト&ブレイクにグレードアップ。
詳細はこちらのページの項を参照。
- 世界樹Ⅳ以降は敵も前後列の概念が加わる一方で、
味方の隊列変更にターンを消費しなくなった。
今作で言えば、中衛職のドクトルマグスが自由に動け、
プリンセスが列単位の強化やHP回復を効率良く行える、などの利点がある。
- 今作では戦闘中にRボタンを押して閲覧出来る敵の情報ページも大幅強化。
敵の強化・弱体の種類と効果ターン、さらにはバッドステータス(バステ)との相性も分かる。
初見の敵には解析グラスを使えば判明するので、常に一定数を確保しておこう。
- 序盤で稀少個体についてのチュートリアルもある。
敵が大幅に強化される為、特に未踏破地区での遭遇は危険。
- なおオリジナル版とは違い、FOEを倒すとちゃんと経験値が入るので安心して欲しい。
施設
フロースの宿
- 宿泊・セーブの他、戦闘不能を含めた治療が出来る。
序盤のあるクエストの完了後は、話し相手や担当の切り替えが可能。- 預かり所はギルドハウスに設置されるため、こちらでは削除。
シトト交易所
- 冒険に必要な道具を販売する商店。
樹海で入手した素材を売ると種類が増えていく。- 素材を売却する際、クエストで必要なアイテムには
専用のアイコンが付くようになり、分かりやすくなった。
公国直営料理店(ギルドハウス)
- レジィナが切り盛りする樹海料理の専門店。
料理を食べてパーティーを強化したり、街で販売して利益を得たり出来る。
店名はプレイヤー側で自由に決められる(6文字まで)。
- メニューからギルドハウスにも移動できる。
こちらはアイテムを預ける倉庫や、グリモア関連の設備(装備、トレード、リサイクル)の他、
ギルドカードやデータの管理が出来る。冒険の拠点として存分に活用しよう。
鋼の棘魚亭
- 街の人々からの依頼に応える「クエスト」を受注できる酒場。
樹海について他の冒険者から情報を入手することも出来る。
新しい階に到達したら、依頼がないか覗いてみよう。
冒険者ギルド
- キャラの作成、転職、引退やパーティー編成を行う施設。
ギルドメンバーは30人まで(内5人はストーリーメンバー)登録可能。
- ギルドの名前は8文字まで、キャラクターの名前は6文字まで。
ギルド名は変更ができないので、よく考えて付けるように。
キャラ名は、ストーリーメンバー以外は自由に変更できる。
ラガード公宮
- メインストーリーに関わる「ミッション」を受けるための施設。
- 図鑑はキャンプメニューから閲覧可能となり、こちらでは削除された。
その他
- 前作と同様、公国薬泉院の機能は宿屋に吸収されて消滅した。
原作では先生とその助手が登場するクエストもあったが、残念ながらそれらも無しに。
- また、街の人々には名前とボイスが付いた。詳細はストーリーの項を参照されたい。
キャラ育成
以下の3つは冒険者ギルドにて行えるコマンドである。
スキル、
グリモアについてはそれぞれの項目を参照。
休養
- Lvを2下げる代わりに、SP(スキルポイント)を振り直すシステム。
レベルアップによるニーズの変化や、グリモアを幅広く手に入れる目的で、
積極的に使うことになるだろう。- 装備品やグリモアも同時に外されるため、そのままうっかり探索に行かないように。
転職
- グラフィックとステータスを引き継ぎ、別の職業としての道を歩むシステム。
キャラが固定されるストーリーに合わせたものだが、クラシックでももちろん可能。
- 今作ではレベル制限が無く、Lv5ダウンで実行出来るため、
休養と同じくらい気軽に行えるようになった。
- ただし、ストーリー主人公のファフニールと人間ではないペットについては、
このシステムは適用されない(転職出来ず、転職先に選べない)。
- 引退に近いシステムだった前作とは全く違うシステムで、転職によってSPにボーナスがつくことはない。
- 転職前と同じ職にも転職可能だが、レベルが下がるだけで利点なし。
- 引退(修行)してから転職すると、引退のSPおよび能力値ボーナスは消えること無く引き継ぐ。安心して転職しよう。
引退・修行
- 引退はギルドメンバーと別れ、優秀な新人をギルドに迎えるシステム。
Lv30より可能で、引退時のレベルに応じて
SPと基礎パラメータが強化された新人を登録できる。
- ストーリーキャラクターには、代わりに「修行」コマンドが用意されている。
キャラ削除が無く、グラフィックが変わらない以外は引退システムと同様である。
- 引退ボーナスは前作と同じならば以下の通り。
引退者のLv |
SP上昇 |
総SP |
能力値上昇 |
30~39 |
+4 |
LV+6 |
ALL+1 |
40~49 |
+5 |
LV+7 |
ALL+2 |
50~59 |
+6 |
LV+8 |
ALL+3 |
60~69 |
+7 |
LV+9 |
ALL+4 |
70~98 |
+8 |
LV+10 |
ALL+5 |
99 |
+10 |
LV+12 |
ALL+10 |
- 繰り返し引退させてもボーナスは累積しない。直前の引退時のボーナスのみ反映。
- 引退ボーナスは引退後のキャラで休養をしても維持される。
- 引退前と同名のキャラクターを採用することも可能。
- 引退したキャラクターはグリモアトレードに現れることがある。
- 同名キャラを続投させたいがこれが気になる場合、引退前に改名する方法が考案されている。
- アップデート前のバージョンに、クラシックキャラでも修業できるバグが存在。ただしこの現象で他にどんな不具合があるか不明なので、試す場合は自己責任で。
冒険者(
キャラクター)の最大レベルは、初期で70。
後に発生する
クエストで「偉大なる赤竜」「氷嵐の支配者」「雷鳴と共に現る者」をそれぞれ初撃破した際にレベル上限が10ずつ上がり、最大で99まで上げることが可能になる。
最終更新:2024年10月03日 17:19