【初出】
XIX巻
【解説】
[
仮装舞踏会]の
捜索猟兵である“朧光の衣”
レライエが使用する、防御系
自在法。
彼女の白衣の裾や袖を風に乗せて解き、正面で薄絹で出来た高く広い壁とする。敵の攻撃を跳ね返すのではなく、柔らかく軌道をそらすのが特徴。敵の攻撃が飽和状態になると、壁の縁から溢れ出すこともある。
【由来・元ネタ】
「ニムロデ(Nimrode)」は、『旧約聖書』にある「バベルの塔」の建造を指揮した王。ノアの子孫とされ、狩人でもあり、王としてバビロンを支配した。彼の持つ魔法の衣はリヴァイアサン(レヴィアタン)の皮で出来ていて、着るものを無敵にする力がある。
「綺羅」は、美しい衣服やそうした衣服で着飾った人物のこと。合わせると、「全地を支配した王の美しい衣」のような意味になると思われる。
最終更新:2025年04月24日 07:19